4月28日
明方目が覚めて風呂に入る。普段はシャワーで済ませる事が多いのだが、こちらに来てから毎晩、バスタブに湯を張っている。ナイターで体が冷えきっているので、なかなか熟睡できないのだ。再び起きたのは8時半前。今日は私がコーヒーを取りに行く。ドーナツは最後の1個。それとバナナとパンで朝食。初日に買ったパンを丁度食べきった。
9時半にチェックアウトして出発。豪華ではないが、球場も見えてとても良い部屋だった。57号ハイウェイに乗り北上。目的地の町へ行く前に、昨日行ったフラートンにある、トム店長の店に寄って行くのだ。チャップマン通りChapman Av.で下り西に向かう。車の通りは少ない。1〜2キロ行くと街並が賑やかになり、店の住所のハーバー通りHarbor Blvd.を左折。この辺りが町の中心だろうか。数十メートル進んでから、後続車に気をつけて端に寄せ、徐行しながら店を探すが、車に乗っていては見つけるのは難しそうだ。Kさんの話でも、奥に入っていて分り難いと言っていた。ウィルシャー通りWilshier を右折すると、路肩の両脇に斜め駐車できるスペースがあった。20台くらい駐車可能だが、停まってるのは1台だけ。でも、どこかの店の専用なのか?「No Parking」の大きな看板が置いてあるスペースもある。看板から離れた枠に駐車。平日の午前中と言う事もあって、人通りはほとんど無い。
道沿いにスポーツバーのような店があったが開店前と言った感じ。その古くて大きな建物はウィルシャー通りとハーバー通りの角にあって、幾つかの店舗が入っているようだった。グルッと一回りしたが見付からないので、中央の狭い通路から中に入ると、店舗一覧のプレートがあり、トム店長のPast Times collectiblesの名も書いてあった。更に進むと中庭には噴水があり、その奥にドアの開いた店があり、野球のユニホームが何着か掛かっているのが見えたので、近づいてよく見ると、店頭ガラスに店の名前が書いてあった。中に入ると奥からトム店長が出て来て、「よく来たな」と迎えてくれた。
店内はそれほど広くなく、写真、ポスター、看板、ペナント、バット、ボール、ユニホーム・・・などなど、スポーツ関連商品で溢れていた。やはり野球関連の物が多いが、バスケ、アメフト、アイスホッケーの物も置いてあった。胸に「TITANS」の縦じまのユニホームが飾ってあったので、「フラートン・タイタンズですか?」と聞くと「そうだよ。こっちにもあるよ」と別のタイプを出してきた。グレーの縦じまはビジター用らしい。帽子のマークが「F」で、ホームもビジターも縦じま。しかもネームは黒で、縁取りがオレンジ。日ハムにそっくりだ。店頭のショーケースにも一着飾ってあるので、相当な入れ込みようだ。
妻が、上の方に飾ってあったガルシアパーラの等身大?のパネル(サイン入り)を発見して、ジーっと見ていたら、店長が「彼は若い頃よく店に来ていたよ」と言ったので、「最近は来ましたか?」と聞いたら「去年、久し振りに来たよ」と教えてくれた。彼の出身の町は、車なら目と鼻の距離だ。
商品は大きさ、形とも様々なので、並び方も結構バラバラだ。散らかっている訳ではないが、サインボールのケースなどはあちこちに置いてある。個展の最中と言う事もあるかもしれない。「どのくらいの品があるのですか?」と聞いたら、個展に持って行ってるのも含め約800点だそうだ。 個展開催中は店には長く居ないと言っていたから、我々も長居するのは悪いので、「忙しい時なのに、どうもありがとう」とお礼を行って帰ろうとしたら、「ちょっと待って」と言って、個展のチラシに自分のサインをして渡してくれた。何も買ってないのに、旅行のお土産の1つになった。見た目はシブいが、さりげなく優しい店長だ。私らがいる間、お客は一組来たが、店長はとくに接客らしき事はせず、静かに椅子に座っていた。
チャップマン通りを東に戻り、途中道沿いにあったガソリンスタンドで、旅行中初めての給油。しかし、カードもT/Cも不可との事で、仕方なく現金を使うが、所持金を減らしたくないので20ドル分だけ入れてもらう。街中でけっこう綺麗なスタンドなのに、カードも使えないとは・・・。お菓子も買って再び出発。
57号ハイウェイに戻り更に北上。平日でも(平日だから?)交通量はとても多い。でも、スピードはかなり出ているので渋滞の心配は無さそうだ。20マイルほど走り、I-10号ハイウェイの分岐から東に進む。暫く行くとオンタリオ空港の横を通り過ぎる。空港周辺にはモーテルが集中してるらしいが、まずは球場へ行ってからと言うことで、そのまま直進。道は幾分空いてきた。間もなく15号との交差になり、巨大なインターチェンジで北に進む。運転にはかなり慣れて来たはずだが、やはり進路変更などの時は景色を見る余裕は無い。すぐ左手に見えるはずのオンタリオ・ミルズも見逃す。そこから数分走ったところの出口で下り、フットヒル通りFoothill Blvd.を西に。平坦な土地に建物も少ないので、球場の場所も、すぐに「あの辺かな?」と予測する事が出来る。一応地図を見ながら、最初の交差点を左折すると、スポーツ公園RanchoCucamonga Sports Conplexの入口になり、右折して敷地内へ。すぐに駐車場はあったが、広い通路を更に奥に進み、出来るだけ球場の近くに車を停めた。両脇にパームツリーが立並ぶ100mほどの歩行者用道路は、球場の正面ゲートまで続いていた。その外側には綺麗なソフトボール場が、球場を取り囲むように配置されている。更に外側には陸上トラックやサッカー場がある。なかなかのスポーツ公園だ。
球場は、白い外壁に半円の窓が美しく、パームツリー越しの眺めは、まるで南国の王宮のよう。三塁側のピクニックエリア下の出入口が開いていたので、そこから中に入るとスタンドに出られた。場内は清掃とグランド整備の最中だった。ここエピセンターThe Epicenterは、エンジェルス傘下のシングルAチーム、ランチョクカモンガ・クエークスの本拠地だ。周りに高い建物が全く無いので、視界には空がたくさん入ってくる。美しい天然芝のグランドと、カリフォルニアの青い空の最高のコントラストが拝めると期待していたが、今日の空はどんより曇っていたので、感動も半減。三塁側の遥後方で連なっているサンガブリエル山脈SanGabriel Mountainsとサンベルナーディノ山脈SanBernardino Mountainsも霞んでしまっている。少し眺めたあと、外の売場で今晩のチケットを買って再び出発した。
フットヒル通りを来た時とは逆に西に向かい、ランチョクカモンガ市街へ。広い通りの両脇には綺麗な街並が続いていて、所々に大型店も建っていた。地図によるとこの道は州道66号と表示されているが、同時に「U.S. Historic Route 66」とも書かれている。特別なデザインの道路標識にも同じように書かれていた。歌にもなっている有名な、あの道を走れるとは良い気分だ。車の中だと天気もあまり関係無いし。
本当はホテルを探しながら走るつもりだったが、調子に乗って街を通り過ぎてしまった。半分ほど引き返し、ビンヤード通りVineyard Av.からオンタリオ空港方面へ向かう。幾つかのホテルの場所は下調べしてきたので、地図を確認しながら、まず10号を超えて右折してすぐの所にあるラマダ・インへ行ってみた。私は車で待って、妻がフロントに空き部屋と料金を聞きに行く。妻はすぐに戻ってきて「60ドルだって」。調べてきた情報と違う。税金が入るともう少し高くなるだろう。妻に断りに行かせ、他を探す事に。
周囲には2〜3軒のホテルがあったが、建物からしてラマダよりも高そうなので、聞く前にパス。空港入口を右折してホルト通りHolt Blvd.を西へ1マイル。調べてきた中で一番安いゲストハウス・インGuestHouse Innへ。今度は私が聞きに行く。フロントには中近東系の中年女性がいて「55ドル+税です」との事。「部屋を見ていいわよ」とキーをくれたので、一応見に行く。「ちょっと狭いなぁ」と思ったが、これ以上探しても疲れるだけのような気がして、ここに決める事にした。フロントの女性は1ドルチョット値引きしてくれ、税込みで丁度60ドルを前金で渡した。ホテルは2階建てのよくあるモーテルで、駐車場を囲むように、コの字型の客室棟があり、入口横の端っこがフロント。私達の部屋は一番奥から2番目。
観光エリアからはかなり離れたので、もっと安く泊まれるかと思ったが、ここもネットで調べてきたよりも少し高い。そう言えばエンジェル・インでも飛び込みの客に告げられていた料金は、私達(予約)よりも高かった。前もって予約した方が、かなり安くなる傾向なのかもしれない。午後1時。
試合開始まではかなり時間があるので、オンタリオ・ミルズに行く事に。昼食もそこで食べる事にする。ホルト通りを東に向かい、空港を通り過ぎると、そのまま10号ハイウェイに乗れるようになっていた。2つ目の出口でミリケン通りMilliken Av.に下りれば、すぐにオンタリオ・ミルズの駐車場だった。オンタリオ・ミルズOntario Millsは西海岸屈指の巨大ショッピング・モールで、買物だけではなく、テーマ・パークや映画館が何軒も入っていると言う一大スポットだ。
平日だと言うのに、駐車場は大変混雑していたが、どうにか入口の近くに停める事ができた。入口と言っても幾つもあるようで、ここは一番端のEntry10、建物はズーッと向うまで続いている。とてもカラフルな外観だ。入ってすぐに館内マップを見たが、長細いロの字型の通路の両脇に比較的小さな店舗が何十個も連なっていて、その後方に大型店や映画館、キッズコーナーなどがくっ付いているようだ。館内は10のエリアに分かれていて、店の住所もそれに付随して分りやすく書かれていた。私達は10から進み、9→8→7と進んだ。1つのエリアの大きさも結構ある。ゆっくり見ていたら1周するのに何時間も掛かってしまいそうだ。初めはかなりの頻度で覗き込んでいた妻も、よっぽど気になる店以外は素通りするようになった。
エリア5からは反対側の通路から戻る形になり、エリア3のファストフードが集中してる場所で、ようやく昼食に。通路の途中の体育館ほどもある広いスペースに、何百席もあるテーブルが並び、壁際には10以上の店のカウンターが並んでいた。どの店の看板もハデハデだ。そこからセルフで注文し運んでくるので、夫々が好きな物を家族やグループで一緒に食べられるのだ。私達も、エジソンフィールドにもあったパンダ・エキスプレスPanda Expressの中華のセットと、ラ・サルサLa Salsaのタコスのセットを別々に買ってきて食べた。味はそれなりだったが、一風変わった雰囲気の中での食事も楽しかった。隣りのテーブルには、タコスを丁寧にナイフとフォークを使って食べてるキザ野郎が座っていた。
妻が、反対側のエリアにもう一度見たい店があると言うので、トイレがある通路からワープして戻る。メインの通路を戻るのは大変な距離なので、ちょっと分り難いが、ちゃんと近道はあるようだ。その後、時間をかけて見たのは本屋とスポーツストア。MLB関連以外に、なんと大学野球のユニホームと帽子まで売っていた。USC(南カリフォルニア大)、スタンフォード大にフラートン・タイタンズまであった。明日観戦予定のUCLAのユニホームもあったが、「試合の日に買えばイイや」と思い、この時は買わなかった。(実はこれが失敗、ここ以外どこにも売ってなかった。大学構内のショップにも無かった)
酒屋があれば、カリフォルニア産のワインでも買おうかと思ったが、店内では見付けられず。帰りはホテルを通り越し、ホルト通りを少し西の方まで流してみたが、酒屋は見付からなかった。4時過ぎにホテルに戻り休憩。この部屋はなんかポマードの匂いがする・・・
5時20分に球場へ出発。ビンヤード通りからフットヒル通りへ出て、途中ヘブン通りHaven Av.との角にあったスーパーマーケットへ寄る。タバコを切らしていた為だが、ついつい他の売場も見てしまう。結局、ここではタバコは売ってないようで、店員に尋ねたら「次の角のセーブオンにあるよ」と教えてくれた。「オッ、アメリカにもSave onがあるのか」と思って行ってみたら、スペルがちょっと違ったようだ。こちらは日用雑貨も売ってるドラッグストアSav-onだった。ワインも売っていたが、どれが良いかよく分らない。店員はレジに1人居るだけで、忙しそうだったので、取りあえずタバコだけを買った。
そこから球場まではすぐの距離で、6時前に到着した。駐車場入口には昼間とは違い係が立っていて、駐車料金3ドルを取られる。それでも、かなり早い入場者なので、球場の近くに停める事ができた。正面の通路を歩いていくと、ソフトボール場にもラインが引かれていた。こちらでも試合があるようだ。正面ゲートには10人ほどのファンが、開門を待っていた。間もなく開門となり、私達も列に続いて入場した。
スタンドに出ると、グランドではクエークスの選手が軽く練習していた。3塁側ダッグアウトでは数人の選手がこれから出ようとしているところだ。その中に背番号11を発見したので、急いで近くに行き「ミスター・コッチマン!」と名前を呼んだ。彼Casey Kotchman,は気が付かないような感じだったが、隣りの選手が「おい、呼んでるぞ」って感じで教えてくれ、金網のところまでやってきた。昨日Kさんから貰った人形と、サラのボールにサインをして貰って「背番号も書いて」と頼むと、彼は「書いてあるよ」と小さな二本線を指差した。「あっホントだ」11なのでよく見えなかった。「頑張って!」と言うと、手を振ってグランドに走っていった。空は益々厚い雲が立ち込め、風も強くなってきた。まだ明るい時間だが、けっこう寒い。
対戦相手のレイクエルシノア・ストームは旅行初日に観戦したチームだ。15号ハイウェイ1本で40マイルほどの距離だ。私はザ・ダイアモンド(ストームの球場)で拾ったボールを持っていたので、ストームの誰かにサインを貰おうと、1塁側へ移動した。カリフォルニア・リーグのロゴと「LE」の頭文字が入っているので、他球団の選手に使う訳にはいかない。まだ殆ど人のいない1塁側スタンドへ行くと、ちょうど外野から何人かの選手が引き上げてきた。バットを片手に持った小柄な選手がこっちを向いて笑った。バーフィールドJosh Barfieldだ。「やっぱりこの人にしよう」と、金網越しにボールを渡す。握手をしても、一緒に写真を撮っても、常に笑顔で接してくれ、ホントにイイ奴だ。
試合開始が近づいても、観客はそれほど増えてこない。やはり天気や気温のせいだろうか?ネット裏の自分等の席に付くと、係が「ピザは如何ですか?」「コーヒーはどうですか?」とオーダーを取りに来る。客が少ないので何人もの係が入れ代わりで来るのだが、売店まで自分で歩いて買いに行った方が、体も温まるので、可哀想だが断る。グランドではマスコットのトレマーTremorがパフォーマンスしていた。一見ワニのようだが、彼は恐竜なんだそうだ。クエークスの意味は「地震」なので、なんとなく関係があるような感じ。見ている客は少ないが、手を抜かずに頑張っていた。
国家斉唱とともに試合開始となった。バーフィールドとコッチマン、注目の二人はともに3番で出場。殆どの観客がトレーナーやジャンバーで防寒しての観戦なのに、半袖シャツでビールを飲んでるという信じられない奴もいた。うちの妻は初日に買ったストームのトレーナーを着ていたが、私も上に着るものを買おうと、早めにグッズ売場へ入る。しかし、長袖の物はデザインがイマイチなので、半袖Tシャツと、違うタイプの帽子2個を買う。ペナントは折れてしまうので帰る前にまた来る事にする。T/Cは使えるか聞いたら、偉い人を呼ばれたが、事情が分る人が来れば問題なく使えた。ここの球場はメインコンコースがスタンドの下にあるので、買物をしてる間は寒さが防げる。
試合は3回裏にクエークスがスミスCasey Smithのホームランなどで2点を先制した。開始の頃よりも徐々に観客も増えてきたが、3割には満たない入りという感じだ。近いのでストームのグッズを着ている人もけっこう目に付く。昨日までのエジソンと違い、マイナーの球場はスタンドが小さく、風除けになる部分が少ないので、同じくらいの気温でもとっても寒く感じる。1.5ドルのホット・コーヒーが手放せない。
クエークスは4回にも1点を追加するが、5回表ストームはランナーを一人おいて、バーフィールドが左中間にホームランを叩き込み2点を返した。先日の試合でも大活躍だったが、今日も見せてくれた。対照的にコッチマンは未だノーヒット。しつこいようだが、この日は本当に寒かった。当然、試合にも集中できず、気持もどうかしていたのか、売り子からワタアメなんか買ってしまう。このワタアメは3.5ドルもして、ホット・ドッグ(2.5ドル)よりも値段が高い。甘すぎて半分食べて嫌になり、おまけに手はベトベト。
球場全体を写真に撮るのに、スタンド最上段まで上がったら、隣りのソフトボール場が見えた。3面ともナイターで試合をやっているようだ。ライト後方のネオンはオンタリオ・ミルズ周辺だろう。オープンカフェのエリアにもそこそこ人が入っていて、通路では子供が追いかけっこ。
試合は3-2でクエークスが1点リードのまま7thイニング・ストレッチとなった。それまでのイニング間のアトラクションでもそうだったが、ベンチの屋根に上がって音頭を取っている細身の黒人青年は、なんか外し気味だ。照れながらやってるのが駄目だ。7回が終了した時点で席を立つ。これ以上いたら風邪ひきそうだ。出る前にショップへ寄ってペナントを買った。
早く車に乗りたかったが、ソフトのグランド前で立ち止まり、ついつい試合を見てしまった。10人制のスローピッチのようだ。やってるのは20代〜40代くらいの大人の男達。片方のチームは、上はお揃いのユニホームを着ていたが、下は短パンだったり、ジーンズだったりバラバラ。もう片方はバラバラだが、上下野球の格好の人が多い。その辺のオッちゃん野球レベルだが、チームには白人も黒人もヒスパニック系も混ざっていて、みな楽しそうにプレーしていた。
帰り道に、ビンヤード通りの踏切を渡ったところにあったコンビニ&酒屋へ寄る。安いワインもたくさん置いてあった。コルク抜きを持っていないので、詮を捻るだけで空けられるタイプを買おうと思ったが、みな2ドル〜4ドルと超安いのばかり。中近東系のヒゲの店主が「これは美味しくないよ」と近寄ってきた。「コルク抜きが無いんです」と言うと、「1ドルでいいよ」と棚に置いてあった小さなコルク抜きをとって見せた。店主は7ドルの赤ワインを薦めてきたので、「カリフォルニアワインですか?」と聞くと、「そうだ」といったので、それとスニッカーズを買ってホテルへ戻った。
ホテルの駐車場は車が増えていた。高級そうな車は1つも無く、とんでもないポンコツまで停まっている。部屋の前に駐車して、部屋に入ろうとすると、反対側の階段に腰掛けていた女性が、何かこっちに叫んでいたようだった。気にせず部屋に入ってしまったが、すぐにドアが勢いよくノックされ、女の声で何か言っている。ちょっと不信に思ったが、さっきの女性だと思いドアを開けると、小銭を見せて早口で訴えてきた。どうやら電話をかけたいのだが、小銭が足りないらしい。55セント貸してくれと言ってるようだ。「まあ、そのくらいなら」と出してやると、「サンキュー」とフロントへ走っていった。妻は「なんだろね。返してくれるのかしら?」と言っていたが、少額だし返ってはこないだろう。
とても冷え込んだので、今日も湯をはって風呂に入る。部屋は狭いのに、湯船がとても広くて、今日が一番風呂らしかった。12時就寝。
試合結果 ストームは9回に同点に追い付き、試合は延長戦に入りました。延長11回裏クエークスは、コーリー外野手Jason Coulieのサヨナラホームランが出て4−3で勝ちました。勝ち投手シュナイダーScott Schneide 負けガービンRobert Garvin バーフィールド5打数2安打2打点1本塁打、コッチマン5打数ノーヒット。
2004年5月 ケーシー・コッチマンはアナハイム・エンジェルスでメジャーデビューしました。