9月4日

    American League 

OAKLAND ATHLETICS VS LOS ANGELES ANGELS OF ANAHEIM

オークランド・アスレチックス       ロスアンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム

O.co Coliseum Oakland, CA


 4時半頃、ゴミ収集の車がうるさくて起きてしまう。こんな時間に信じられない…その後、ウトウトしているが、気が付くとテレビは6時18分。妻は6時頃に起きていたそうで、シャワーを浴びて戻ってきた。ニュースでは、すでに通勤渋滞となっているベイエリアの高速道路を映していた。アメリカも大変だ…

 今日も“ロンバードのクネクネ坂”に行ってみようと外に出る。昨日の教訓から、予め出易い位置に停めたのだが、ウィークデーなので宿泊者は少なく車も余裕で出せた。それにしても今日も寒い朝だ。東京の11月くらいの感じじゃないか…

 ダウンタウンはガラガラなのでロンバード通りLombard St.にも7時前に着いた。もちろん、誰もいない。邪魔者が居ないので今日は動画まで撮ったw…花も昨日より綺麗に見える。この場所は一般道路のロンバード通りの途中、1ブロック間、約150メートルの短い下り坂に8箇所もの折り返しを付けてしまった、とても変わった道なのだ。坂には花壇が設けられ季節の花々で飾られていて、テレビCMにも使われたサンフランシスコでは有名な観光スポットだ。ダウンタウン北側にはレトロでお洒落な家々が多いが、特にクネクネ坂の周りは、人目に触れるのを意識してか、とても魅力的な建物が並んでいた。

 帰り道はダウンタウンも通勤の人や車が増えてきていた。今日はダウンタウン中心まで雲がかかり、高いビルは頭が隠れてしまっている。もちろん陽射は全く無い。ゲートブリッジへは、はなから諦めてたので向かう事は考えもしなかった。

 7時半前にホテルに戻り朝食。ベーグル、ハム、ピクルスと同じメニューが何回か続いてしまうのが定番だ。これでも少な目の食材を選んではいるのだが、やはり日本に比べると量が多いので、1〜2食では食べ切れないのだ。それでも、これで全て完食だ。無駄にはしないw

 8時半にチェックアウトにフロントに行ったら、いつものSF帽の青年が「ちょっと待ってて」と外に出て行った。気になったので付いて行ったら、外階段のすぐ上の2階の通路で、寝袋に包まってる男を起こしに行ったようだ。最初はホームレスかな?と思ったが、僅かだがお金を払って通路に寝させてもらったらしい…

 チェックアウトの時はSF帽と野球の話になり、私が被っているライオンズ帽(大宮バージョン)を見せ、「これが地元のチームの帽子だよ」と教えると、「野球を見るなら。また来い」とか言われた。早口になると何言ってるか全然分からないが、とても良い奴だった。ティム・リンスカムTim Lincecumの大きなポスターの前で一緒に写真を撮り、握手をして別れた。

 ハリソン通りから7th通りとの交差点にハイウェイの入口がある事は、何回か通って憶えてたので、スムーズに101号ハイウェイに乗り、南を目指す。車は11時にフィッシャーマンズ・ワーフのエイビスAvisに返す事になってるが、時間が少しあるので、一昨日寄れなかったスタンフォード大学のブックストアに行こうと、朝食の時に相談してたのだ。通勤渋滞が心配されたが、空港付近で少し混んだくらいで、ユニバーシティー通りの出口まではすぐだった。そのまま大通りからメインエントランスには一度通ってるのでスムーズに来られた。ブックストアに通じる遊歩道の一番近くに車を停め、急いでストアに向かう。すぐに戻ってくるつもりなので駐車チケットは買わない。

 駐車場からストアまでは500メートルくらい離れてるが、個性的な校舎を眺めながらだと、それほど距離は感じない。しかし時間は無い。早歩きでブックストアに到着。まだ9時半前だが、既に営業中だった(平日は9時開店)。妻が好きそうな赤やエンジのグッズがいっぱい。白やグレーの物も、文字やラインでどこかに学校色の赤が使われている。Tシャツやトレーナーを見ていると、店員のオバサンが話しかけてくるが、比較的上品そうなのでウザいと言う感じは無い。まあ、本来ならゆっくり選びたいところだが、車を返す時間も迫ってるので30分ほどで、トレーナー、Tシャツ、バイザー、キャップ(私)を買う。ここの店は当たり前のようにT/Cが使えた。

 車に戻ると、すぐ近くまで駐車監視係が来ていた。急いで乗込み出発。帰りはサンフランシスコに向かうので、行きよりは混んでいたが、それでも渋滞と言うほどではなく、10時半にはダウンタウンに戻って来れた。高架を下りるとハイウェイの終点で、そのままオクタビオ通りOctabia Blvd.になる。やはり一般道は混雑している。今日のホテルもエイビスも、市街地の北側にあるので、通常ならそのまま大通りを走るのだが…地図では101号(主要道路)となってるのは3本東にあるバンネス通りVan Ness Av.…でも、これまでの経験でその道よりも周囲の道の方が空いていると予想して、裏通りのフランクリン通りFlanclin St.で行く事にした。それほど広くないのでスピードは出せないが、一通なのでスムーズに流れている。急な坂を上って下って上って下って…やはり北側の方が眺めも街並みも綺麗だ。フィルバート通りFilbert Stを右折してロシアンヒル地区からノースビーチ地区へ。ホテルは二つの地区の中間くらいに位置している。メイソン通りMason St.で再び北向きになると、少し進んだ左手に、今日の宿「サンレモホテルSan Remo Hotel」があった。

 レトロでお洒落な外観…ホテルの1階は別経営のイタリアンレストランになっていて、こちらもガイド本に載るような名店だ。建物の真中にあるホテルの玄関は、呼び鈴ボタンを押して鍵を開けてもらう。荷物を持って階段を上がり2階のフロントへ行くと、バイト?のような青年が「チェックインは2時からだよ」と言うので、荷物だけ預かってもらい、エイビスに車を返しに行く…

 ホテルからエイビスまでは車なら2〜3分の距離で、返却時間ギリギリ間に合った。エイビスが入ってるビルには、同じく大手レンタカー会社のハーツも入っている。看板は目立つが、繁華街だからか?広い駐車場は見当たらない。車を横付けして1階のフロントへ行くと、思ったよりも小さなカウンターにオバサンの従業員が一人、その前に2〜3人の列が出来てたので一番後ろに並んだ。でも、順番が来る前に「リターン?」と聞かれたので頷くと、いつの間にか後ろに居た男性従業員に「来い」と言われ、車のところへ。距離とガソリンをチェックしてもらい、立体駐車場の3階に停めるように指示され、建物横の進入口から車で入った。日本と違い駐車エリアそのものに傾斜がありスロープも兼ねているので、3階か4階かよく分からなくなり、取り合えず「Avis」と書かれた赤い札のある場所に停め、キーと登録証を持ち再び1階へ。書類を見ながらオバサンに色々と聞かれるが、なんとか無事に車を返却出来た。レンタル中の総走行距離は1163マイル(約1872km)ちなみに、借りた場所は空港だが、同一市内なら返却営業所が変わっても「乗捨て料金」は発生しない(エイビスの場合)

 時刻は11時半。エイビスのビルのすぐ東の道を挟んで土産物屋の露店が数軒出ていた。この辺りがもうフィッシャーマンズ・ワーフFisherman's Wharfの入口のようだ。デザインも生地もイマイチだが、とても安いTシャツやトレーナー、キャップ、ニット帽などが山積みになっている。1ブロック北へ出ると、その向こうはもう港で、間近に小型ヨットが幾つも停泊している。

 一番先に目に入った店頭販売もやってるレストランで昼食を買う。クラムチャウダー(カップ)4.75ドル、クラブサンド6.25ドル、カラマリのカクテル(イカと野菜のマリネのような感じ)4ドル。

桟橋まで持って行き、係船柱に腰掛け、戦艦を見ながら食べる。多くの観光客が行ったり来たりしているが、歩きながら食べてる人もいるので人目は気にならない。それよりもカモメがすぐ近くまで来て、パンやクラムチャウダーに付いてるクラッカーを狙ってる方が気になる。

 食後はピア39へ歩いていく。途中、ワーフの正面では生演奏の男がいた。ストリートミュージシャンと言うより、ワーフに雇われ交代で演奏しているようだ。気になったのはワゴンで売られている「コーンドッグ」見た目はアメリカンドッグだが…

 フィッシャーマンズ・ワーフは、サンフランシスコでは1番の観光名所なので詳しい説明は省略するがwその中でも、ピア39はワーフの中心なので、多くの人が訪れていた。シンプルだけど魅力的な外観の2階建てくらいの建物が、一見乱雑っぽいが、それなりに適当に立ち並び、面白い空間を作っている。それと色がカラフルで、とてもアメリカ的だと思った。

 調べてきたスポーツ関係のアパレルを取り扱ってる店に入る。アイテムはとても多そうだ。MLBの物はジャイアンツとアスレチックスを中心に満遍なくある感じだが、特に惹かれるような変わった物は無かった。しかし、大学関連の物はかなりの種類のものが安い値段で売っていたので、自分用にもお土産用にも購入した。やはり、CAL、スタンフォード、UCLAが多いが、オレゴン大、ワシントン大、アリゾナ大など比較的近くの大学の物もあり、ビックリなのは、フレズノ大、州立フラートン大など、けっこうローカルなのも売られていた。朝、苦労してスタンフォードまで行かなくても良かったか?と少し思ったが、こちらの店の物はデザインはオーソドックスなのしか無いので、まあ、あっちで買ったTシャツなどは若干カッコ良いように感じるのだが…

アイスクリーム(マカダミア、バニラ)4.95ドルを買って、海を見ながら食べる。すぐ近くの木製の浮島?にアザラシが大量に日向ぼっこしている。それに、カモメも遠くから見てるだけなら可愛いが…陽射はあるが、今日も霧が出てるので、ゴールデン・ゲート・ブリッジは橋桁がチョビっと見えるくらいだ。旅行初日は、ここよりも遠いトレジャー・アイランドからでもよく見えたのに。

 チェックイン出来る時刻になったのでホテルに戻る。ワーフからは10分も掛からない距離だ。預けていた荷物を受け取り3階の部屋へ。エレベーターは無く、通路の幅も狭い。幾つもの部屋が迷路みたいに結ばれてる感じ。しかも、客が入ってない部屋はドアが開けっ放しなので、歩きながら個性的でアンティークな部屋を幾つも見れて楽しい。私達は39号室で、表側に近い奥の部屋だ。窓の外は北側のウォーター通りWater Stに面してる。部屋もベッドも正直狭い感じだが、値段、ロケーション、雰囲気、清潔感は申し分無い。それから、トイレとシャワーは共用。それらも含めてホテル内を探検。壁に掛かるアートもサンフランシスコに因んだものが多い。

 少し昼寝して、近所にあるスーパーマーケット2軒に行く。メイソン通り西側のトレーダー・ジョーズTrader Joe’sは、規模は小さいが、ほとんどオリジナルの高級食材が並び、買物してても楽しい感じ。車椅子用のスロープの上には、ゴールデン・ゲート・ブリッジの模型が設置されていた。本物はなかなか見られないが、ここのもかなり立派な出来栄えだ。

 もう一つ東側のセイフウェイSafewayは大手チェーンで何でも揃っていて安い。同じフロアにクリーニング屋や携帯ショップも入っていた。スマホは49ドル(約3900円)くらいで売られている物が多い。日本では使えないのだろうか…

 午後4時、買った物をホテルに置いて、今夜のゲームへ出発。路面電車とバートBART(ベイエリア高速鉄道)を乗り継いで行くのだが、まずビーチ通りの停留所へ。やはり夕方はダウンタウンへ帰る人が多く、バス停にも多くの人が待っていた。でも、椅子と屋根がある待合所が空いてたので、私達はそこに座った。程なくして路面電車が来た。やはり、屋根の無い道沿いで並んでた人達の方が早く乗込める。私達も後に続いたが、私が乗ったところで定員オーバーで「下りろ」と言われる…「マジかよ!」仕方ないので次を待つ事に…今度は外で待ち、すぐに後続車はやって来てくれた。

 Fラインは路面電車の中でも坂道の無い湾岸沿いを走るので、ダウンタウンに行くには一番早いのではないだろうか?歩きでも車でも通らなかった外の景色。大きなビル群の間にベイブリッジが見える。車内はほぼ満員だ。次の停留所では運転手が乗車してる客に向かって「停まる?行っちゃう?」と尋ねると、乗車客からは「Go!」の合唱。運転手はそれを聞いて、停まらずに通過。日本だと考えられない…マーケット通りが近づき電車はノロノロになった。本来なら、最初に乗ったパス対象路線Muni Passportなのでチケットの日付にチェックしてもらうのだが、超満員なので車掌もノーマークだ。

 エンバーカデロ駅Embarcaderoで下車。結局、最後までチケットを見せる機会は無かった…地下に下り、今度はバートのチケットを買う。自動発券機の使い方はアメリカ人でも旅行者など慣れない人は戸惑っていた。当然、我々もそうなのだが、近くに居たダフ屋のような男(空港行きのチケットを売っている)に教わる。まず、行き先の料金を確認したら、紙幣を入れて、そこからボタンを押して値段を合わせていくのだ。ダフ屋には礼だけ言って乗場へ通じるエスカレーターへ。オークランド方向への電車が来たが、行き先は「PITTSBURG」と電車に書いてある。勿論、同名だがパイレーツの所とは別の町だろう。ホームに居た人に「オークランド・コロシアムには行きますか?」と尋ねると、「次の電車の方が良いよ」
と教えてくれた。次の電車は数分でやって来た。行き先は「DUBLIN」と書いてある。教えてくれた男性も同じ電車に乗った。車内に貼ってある路線図を見ると、ピッツバーグ行きは橋を渡ったら北へ行く路線だったようだ。バートの車内は広くて綺麗だ。

 海底トンネルの区間(ベイブリッジの下)はなぜか長く感じた。オークランド側で地上に出て3つほど駅を過ぎる。「次だぞ」乗った時に教えてくれた男性が、私に目で合図した。最後まで面倒見たいのだろう。以前の旅行でも、こう言うアメリカ人は度々いた。野球帽のツバに手をやり軽くお辞儀をして下車すると、男は満足そうに頷いたw

 高架のホームからはコロシアムが良く見えた。一昨日とは逆の景色だ。球場へ通じる橋には、スタンドや地べたに店を広げ、フード、飲物、Tシャツなどのグッズを売っている。当然、場内よりは安いのだろうが…そのまま橋を渡り球場へ…

 今日も当日券を買う。平日なのでガラガラなのだろうが、チェックが厳しいので良い席を買う事に。でも、さすがオークランド。ネット裏でも35ドルと言う安さ。アスレチックスは一昨日、私らが観戦した試合で9連勝を飾ったが、昨日の祝日のデーゲームでも、動員数はやっとこ2万人だったようだ。10連勝がかかったゲームだと言うのに…ちなみに、その試合はエンジェルスに敗れ連勝は止まった。

 開場はまだなので、いつものように球場の周りをグルっと…一昨日と一緒なので割愛…半周歩いた所で開場時間になったので入場してしまう。グランドではエンジェルズがバッティング練習中だった。まだ、陽は出ているが、スタンドが巨大なので影になる部分が多く、場内の方が寒さを感じる。良い席を買ったと言うのに、日向を求めてライトファールエリアの横や、レフトのブリーチャーへ転々と移動。

 コンコースを歩いていると、カメラを持った女性に声を掛けられた。私達の写真を撮りたいと言うので、断る理由も無いので3枚ほど撮ってもらった。サイトのURLが書かれた名刺くらいのカードを渡され「ここに載せても良いか?」と聞かれたので、カードを見てちゃんとしてそうな感じだったので快諾した。

 アスレチックスの選手が徐々にグランドに出てきたので3塁ダグアウト付近に移動。平日はやはりサインを貰うチャンスが多い。日本から持ってきたボールは全て使ってしまったので、マイナーで貰った少し汚れたボールしか無いが…妻が、若手のミローンTommy Milone(サインではたぶんそう、背番号は46にも見えるが…)にサインを貰ってると、ベンチから昨年の盗塁王ココ・クリスプCoco Crispが出てきた!慌てて妻を呼ぶ。妻は人垣をもぐって最前列に…サインゲット!!…今年の東京開幕ではアスレチックスの中では唯一と言って良いスター選手だったが、残念ながら名前を連呼するだけで終わっていたのでとても嬉しい。ファンタジーでも不調が続いたが最後まで手放さなかった甲斐があった「ココーーー!」

 自分が持ってるのより低いレベルの座席に居ても、どこに居てもチェックが厳しいので、本来のエリアに戻る。ひんやりしてきたが、本格的に寒くならないうちにビールを飲んでしまおうと、お目当てのシェラネバダ・ブルワリーを買った。何日も持ってるが、なかなか無くならないヒマワリの種と、ホテルの部屋にあったホシブドウ(お茶うけ)がツマミだ。ちょっと涼しいが美味い!

 スタンドは2割も埋まってないが、国歌斉唱となり、そのまま試合開始となった。アスレチックスの先発はジャロッド・パーカーJarrod Parker。今年頭角を現してきた若手右腕だ。対するエンジェルスのトップバッターはマイク・トラウトMike Trout。まだ20歳なのにオールスターにも出てしまった超スーパースターの卵だ。いきなりの好勝負を目の前で見られるとは…結果は見送り三振だったが…そのあとはハンターTorii Hunter、プホルスAlbert Pujolsと続々とスターが登場するが、特にこの二人には容赦無いブーイングが浴びせられる。人数は少なくてもオークランドの野次や応援は熱いw

 エンジェルズの先発は、7月にトレードでミルウォーキーからやって来たグリンキーZack Greinke。優勝請負人として獲得された大投手だ。対するアスレチックスのトップバッターはココ・クリスプと、ホントに楽しみな対戦が続いてくのだが、両投手好調で、試合展開はとても早かった。ようやく試合が動いたのは5回表、トラウトのセンター前へのタイムリーでエンジェルズが先制!次の回もにもカヤスポの犠牲フライで追加点をあげ2−0に。それにしてもバーノン・ウェルズVernon Wellsが8番に居る打線って…まあ、それでも無名揃いのオークランドの方が順位表では上なのだが…

 スタンドにジッとして居るとマジで冷えるので、時々、コンコースに避難する。当たり前だが、日曜の一昨日よりはガラガラで買物はしやすい。観客の中には「おい、お茶」(日本語表記、“おーい”ではない)を飲んでる人が多い。スモールポテト、ビーフサンド、計14ドル。

 席に戻る時に、今度は男性カメラマンに声を掛けられた。試合前の女性と同じで、写真の後にカードを渡された。日本に帰ってから、そのサイトを見たら、私達の写真が載っていて、それ以外にも観戦に訪れたファンの写真がたくさんあった。趣味でやってるか、小さなマスコミなのかと思っていたが、球団が許可してる立派な商売のようだ。写真は一部見え難くなっており、料金を払うと完全な写真をダウンロード出来ると言う感じだった。

 試合は、7thイニング・ストレッチ直後のモスBrandon Mossのホームランで、ようやくアスレチックス側も盛り上がるが、8回のエンジェルスの攻撃が長引いて、しかも点が入ってしまうとドッと席を立つ人が…私達もコンコースに居たが帰る事に…寒い。

 9:49発のバートへ。さよならコロシアム…寒さのせいか、光に包まれた円形競技場はどこか寂しい…バートから見るオークランドの夜景はショボくて、さらに寂しくなった。

 パウエル駅には10時10分に着いた。地上に出るとすぐにケーブルカーの乗場。人気の路線で昼間はなかなか乗れないらしいが、やはりこの時間に待ってる人は10人くらいか…球場でもそうだったが、街でも夜は完全防寒の人が多い。でも、半そで短パンもけっこう居るのだから多人種国家は面白い。5分ほどでケーブルカーがやってきた。座席は十分空いていたが、せっかくなのでステップに立つ。夜の坂道も良いもんだ…でも、旅行が明日1日で終わるのも手伝ってか、街並みが寂しく感じられる。

 終点にはケーブルカーが何台か停まってたので、奥の回転盤よりもかなり手前で停車した。お陰で降りてすぐにウォーター通りを抜け3分も歩かずにホテル着。10時40分。冷えたので腰が痛くなってしまった。私が先にシャワーに行くが、妻が戻る前に寝てしまい、朝まで1回も目が覚めなかった。


試合結果  エンジェルズ6−1アスレチックス

勝ち グリンキー 負け パーカー

トラウト5打数2安打1打点 プホルス5打数2安打 モラレスKendrys Morales5打数3安打1打点 アイバーErick Aybar3打数1安打1打点 カヤスポAlberto Callaspo3打数2安打2打点(以上エンジェルズ)

セスペデスYoenis Cespedes 4打数1安打モス4打数1安打1打点 クリスプ4打数ノーヒット(以上アスレチックス)

入場者 11,688,人

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