6月29日

OLYMPIC NATIONAL PARK


 部屋が暑かったので布団をかけずに寝たら、深夜に寒くて目を覚ます。時間は不明。4時半に目覚ましで起きる。かなり眠い。出発の仕度をしてフロントへ行くと、私服の若いスタッフがチェックアウトの手続きをしてくれた。彼女も寝起きのようだった。食堂を覗くと、既に食事が用意されていた。もう一人の準備していた女性はちょっと不機嫌そう。昨日オバサンが「5時でOKよ」と言ってたのは、この事だったのか?わざわざ用意してくれたのなら、素通りは出来ない。ゆっくり食べていく時間は無いが、マフィンとウデタマゴ、ジャムとフォークだけ貰っていく。

 5時15分、妻の運転で出発。外はまだ薄暗いし、少しモヤってる。すぐに5号に乗って南へ。しばらく勾配のある森の中だったが、バーリントンBurlingtonの手前から平野部に。見渡す限り広大な農地。私は助手席でウデタマゴを食べていたが、運転中の妻はマフィンを一口だけ。

 今日はオリンピック半島にフェリーで渡り、ホー・レイン・フォレストHoh Rain Forestまで行く予定。ハイウェイは通ってないので、長時間のドライブになる覚悟だ。オリンピック公園の他のポイントも出来るだけ行ってみたいが、1日でどれだけ回れるか?

 出発から20分ほどでExit230で下り、交差する州道20号を西へ。標識には「Ferry」も出て来た。鉄道沿いの道だが、ほとんど畑ばかりの風景。麦を作ってる所が多いようだ。こんな田舎でも、道端に「Espresso」の看板が。このペースなら余裕で出航時間には間に合うと思っていたが、州道536号との合流を過ぎて少し行ったところで工事渋滞。早朝でも皆一生懸命働いてるので、文句は言えない。重機などは日本よりもみな大きめだが、一際デカイのがローラー車。すごい迫力。「時間かかりそうだなぁ」と思ったが、途中から2車線になったので、10分くらいで抜けられた。

 右手には海が見えたが、すぐにまた田舎道。少し進むとまた工事をしていたが、こちらは徐行しただけで止まる事はなかった。間もなくして分岐で、左折して南に進む。左折も直進も、道の名前は「West20」なので、行き先がハッキリしてないと分かりにくい。尚、直進するとサンファン・アイランドSan Juan Islなどへのフェリーが出るアナコーテスAnacortes。私達の20号は道が細くなり、カーブやアップダウンも多くなってきた。両脇は殆ど森だが、たまに「Shrimp」(シュリンプ)の看板のホッタテ小屋。「食べたーい」と妻。小さな湖を過ぎると、間もなくデセプション橋 Deception Pass Bridgeが見えてきた。いよいよ大陸側を離れウィッドビー・アイランドWhidbey Islandだ。6時10分。

 ウィッビー島はピュージェット湾の入口に浮かぶ大きな島で、南北に長く、腕を曲げたような形をしているが、ちょうど肘下の部分がフィリー乗場のキーストンだ。島の北端は、大陸とは2〜300メートルしか離れてないので、普通の縮尺の地図では一見半島のように見える。

 橋を越え右手のパーキングに停車。車は私達だけ。フード・スタンドみたいな荷台が置かれていたが、案内小屋として使ってるようだ。勿論、まだ開いてない。オークハーバーOak HarborとクープビルCoupevilleのパンフが置いてあったので1部づつ貰っていく。橋の中間くらいまで歩いて戻ってみたが、両岸とも絶壁で、迫力のある海峡だ。西の海には有名なサンファン・アイランドが良く見える(見えていたのは、たぶん手前のロペス島Lopez Isl. )。橋周辺には海と山の景色が楽しめるトレイルもあるようだが、時間が無いので、少し下まで下りただけで出発。

 森ときどき海、の景色の中をクネクネと進んでいく。さっきまで西の方角は晴れていたのに、空が暗くなり霧雨も降ってきた。エスプレッソ屋は山間部にもたまに出てくる。制限速度は50マイルだが、道幅はそれほど広くない。オークハーバーの街に入ると店舗が並び、セブンイレブンまであった。でも、街の規模はウェナッチーやベリンガムなどよりもズーっと小さい。

 市街地を過ぎると、丘の牧場に、たくさんの馬や牛が放牧されていた。それを過ぎるとペンコーブだ。丘の上を走る道から、左手に美しい湾を見下ろす。次の丘を抜けると、前方にフェリー乗場へ曲がる目印のアーチが見えてきた。周りに何も無いので、かなり手前から確認出来た。ブリッジで貰ってきた地図は、イラスト風に大きく描いてあるので助かる。20号とはここでお別れだが、更に南に進むと野球チームがあると勘違いしてたラングレーLangleyがある。

 アーチを右折してメイン通りMain Stを少し進むと、多少は建物も出てきたが、殆どは牧場ファーム。それも1キロほどで無くなり、また丘をクネクネ進む。やがて眼下に海が広がり、丘の上には十数軒の白い家が並んでいる。別荘か?逆側にはグランドがあり、何故か?20個以上のサッカーゴールが乱雑に立っていた。ちょっと小さ目のもあった。それを過ぎると、ようやくキーストンKeystonのフェリー乗場。6時45分着。

 ワシントン・ステート・フェリーWashington State Ferryは、シアトル周辺の入組んだ入り江や島、半島を結び、観光だけでなく、地元住民の貴重な足にもなっている。15以上の路線があり、一日10便未満から50便近いのまで航路により様々。

 それ以外は何も無い海岸。小さな船着場に、車が通るゲート。舗装された駐車場には30台ほどの車が既に並んでいた。トラックも10台ほどある。手前の小屋で料金(車1台とドライバーで$12.30+追加乗員1名$2.35=$12.65、路線によって違うようです)を払うと、係のオバちゃんは「ライン2に並びなさい」と指示。下には白線と番号が書かれている。走ってる時は霧雨のようだったが、車を降りてみるとそれ程ではない。でも、濃霧で対岸はほとんど見えない。

 私達が乗るのは始発の便。これを逃すと次は1時間半後だ。出向まで時間があるので車内で食事。保存用の氷はけっこう解けてしまっている。昼まで持ちそうもないので、チキンサラダは妻に全部食べさせる。突然、前の車が乗り込み始めたので、妻はカップを私に手渡した。直後に車を動かしたので、足を組んで地図を見てた私は、サラダをズボンにこぼしてしまった。ゲートを潜ると、3つのレーンに分かれ乗船。更に船内で2つに分かれる。左の前から3番目に駐車。すぐ後ろには助手席に犬を乗せたお婆ちゃん。だいぶ高齢そうだが一人で運転してきたようだ。彼女は車を停めると運転席で寝てしまった。犬も慣れているのか大人しい。

 私達は車を降りて2階へ。仕事で利用してる人は、車で待つのが多いと聞いていたが、2階にはけっこう人がいた。ファミレスのようなテーブル席が15ほど、椅子だけのスペースも幾つかあった。他に、同じような待合室が6〜8つあるようだ。大きな窓で外も良く見え、直線距離で約7キロと近いので、ポート・タウンゼントPort Townsendも霞んではいるが確認できた。

 7時15分、トイレに入ってると船が動き出しオットット。甲板に出ると、風がとても冷たかった。海は穏やかだが、天気のせいか濃い灰色。船の上部には「KLICKITAT」と書かれたボード。Tシャツで掃除をしていた女性乗員に船名を聞くと「クリキタット」と読むのだと教えてくれた。「半袖で寒くないの?」と聞くと、「ほとんどボイラー室にいるから」と笑っていた。ポート・タウンゼントの上の方はすっかり雲に覆われている。右の先端にある灯台が目立つ。船の左手にも大きな島が見える。たぶんマロウストーン島Marrowstone Isl。

 7時44分、ポートタウンゼント着。バイクと徒歩の人は降りるのが早い。車は指示に従い2台づつ順番に下船。前の方だったので数分で発車できた。運転は引続き妻。大半の車は、ゲートを出ると左折して20号本線へ進むが、少し街を見たいので私達は右折。オリンピック半島の北東に突き出したポートタウンゼントは「愛と青春の旅立ち」の舞台となった有名な町。人口9000人弱だが、観光シーズンには多くの人が訪れるそうだ。レンガ作りの古い建物が並ぶ小さなダウンタウンには、お洒落なレストランやショップも多いそうだが、時間が早いのでみな閉まってる。

 街を過ぎると、突き当りは小さなハーバーだったが、停まってるヨットやボートはあまり綺麗ではない。車1台やっと通れる小さな橋を渡り、海ギリギリまで出てみる。車を降りるとスゴい磯の香り。スゴ過ぎて気持ち悪くなるほど。流木の上を歩いて砂利の波打ち際へ。浜には無数の貝殻や巨大アワビが打ち上がっていた。100メートルほど突き出した平らな半島(潮が満ちれば消えてしまうような大きさ)には貝類を拾うカモメがたくさん。少し離れて中年夫婦が何か拾ってる。近くに行って「なに取ってるの?」と尋ねると、奥さんが手に持った海草を見せた。「食べるの?」と聞くと、ビックリしたような顔で「ノー、ガハハハハ!」旦那も一緒に大笑い。美術的な目的だったようで「乾かして飾るんだよ」と教えてくれた。良い出汁が出そうだったが、アメリカ人には食べるなんて考えられないのかな。周辺の家はみな寂れた感じだったが、漢字の看板の中華料理店も一軒あった。

 一通なので別方向から戻ると、丘の上に出る突き当りで、野球場を発見。丁度市街地の裏の方だ。古そうだがスタンドもある。エバレット・マーチャンツもこっちに引っ越してくれば良いのに。夏の1〜2ヶ月なら盛り上がるだろうに。

 そのまま丘を上がり、ポツラポツラ住宅もある道をクネクネと北に進む。いくらか森に入ったところで、道端で長い棒を持った男が、ナギナタのような(カンフー映画でも見たような?)練習をしていた。そして、彼から数メートルのところに突然、シカが現れた。「あっ!あっ!何やってるんだ?彼のペットなのか?全然逃げないぞ」ナギナタの彼もちょっと変人っぽいので怖かったが、窓を開けてゆっくり徐行しながらシャッターを切る。シカは全く怖がってる様子は無い。

 少し行くとフォートワーデン州立公園Fort Worden State Parkの東門に出た。そのまま進めば海岸線だが、門は閉鎖されている。塀沿いに西に進むと、数百メートルで正門が見えてきたので、そこから園内に。中にはバス停もあり、大きくて立派な建物が並んでいる。誰か住んでいるのか?一見町のようにも見える。海沿いに出ると、フェリーからも見えた灯台が遠くに見えた。公園内の突き出た半島の先だ。近くまで行こうとしたが、途中で柵があり通行止めになってしまった。手前の松林はちょっと日本的な眺め。広い公園にはキャンプ目的で来ている人も多そうだ。

 8時40分、出発。公園を出てチェリー通りCherry Stを直進し、丘を越えると20号に戻れた。先はまだ長いのに1時間も道草をしてしまった。10分足らずで州道19号と分岐、20号本線は右へ進む。森が深まり、霧雨が少し降ってきた。

 オリンピック公園を取り囲むように走ってる101号に合流したのは9時丁度。道は広くなったが、建物は極々僅か。たまに食堂、土産物屋、ホテル?「MUSEUM」の看板まで(普通の家にしか見えない)。多少アップダウンのある一車線だが道は走りやすい。交通量も程々だ。ブリンBlyn辺りで、トイレ休憩のため道沿いのキャンプ場に入った。車を降りるとMt.レーニアの時と同じような強い森の匂い。木の多さがこれを発するのか?それ以外の場所では、森林部でも決して無かった匂いだ。トイレには更衣室もあり、水着に着替えている親子も。この陽気で信じられない。ここからは私の運転に。

 ポート・エンジェルスPort Angelesが近づき、両脇には大型店や車のディーラーも増えてきた。トヨタ、ホンダ、スバル、日本のメーカーも多い。みな大きくて立派な建物だ。空は少し晴れてきた。道は市街地を通っているので交通量が多く、抜けるのに10分くらいかかった。街を過ぎると、すぐに山道になるが、道は広くスピードも出しやすい。カーブもそれほどでは無い。

 10時過ぎにクレセント湖Lake Crescentへ着くが、先は長いので通り過ぎるだけに。道は湖沿いを走るが、一車線でカーブの連続なのでスピードは出せない。遅い車も多いが、気の利いたドライバーは、路肩の広い所で先に行かしてくれる。しかし途中から、1台だけノロノロ走ってる邪魔な車があり、後ろに長く列が出来てしまった。仕方ないので湖や森を見ながらユックリ走る。この辺りでも木の密度が濃くて、今まで通ってきた場所とは別格と言う感じ。早くもコケの生えてる木も登場した。

 湖沿いの道は意外に長かったが、それを過ぎるとまた走りやすい広い道。登坂車線もあるので、追い越しもしやすい。道沿いには白と黄色の小さな花、時たま大きなピンクの花も。いよいよホー・レイン・フォレストの標識が出てきたが、まだ40マイルもある。手書きのボードを持ったヒッチハイクの人が出てきたが、悪いけど無視。ソルダック温泉Sol Doc Hot Springsを過ぎると、前にも後ろにも車はいなくなった。

 長いピッチでアップダウンになっているが、広くて舗装状態も良いのでスピードも出せる。リミットは60〜70だが、常に10マイルくらいオーバー気味。遅い車に何回か追い付いたが、すぐに追い越し、ほとんど一人旅。景色は、意外にも森の中ではなく、起伏のある原っぱと言う感じ。花や木も多いが乱雑で荒れている所もあった。殆ど同じような景色だったが、たまに小さな鉄橋を超えた。5〜6個あったと思うが、川の名前は最後の1つを除いて、全てソルダック・リバーSol Doc Riverだった。

10時50分、フォークスForks着。思っていたよりも街だ。レストラン、モーテルは勿論、銀行まである。G.Sは少なくなるから気をつけるよう言われていたが、フォークスにもたくさんあったし、途中の山間部にも1軒あった。半島の西側まで来たわけだが、やはりハイウェイではないので、距離以上に時間がかかる。

 フォークスを過ぎると、カーブが多くなりリミットも40〜25になった。スピードは出せない。数キロ走ったところで、工事による一時停止。山側には崩れた痕があり、電柱が倒れ電線が切れていた。スゴイ光景だが、作業員の中には若い女性もいた。周辺の森は苔の付いた木が目立ちだした。しばらく走るとホーレインの標識があり左折。前の車は101号を直進して行ったので、私達だけになってしまった。空は晴れているのに、森の中を走ってると暗くてとても不気味。普通の森とはまるで景色が違う。地図にはアッパー・ホー道路Upper Hoh Rd.とあるが、道路標示は無い。101号と比べると、道幅も舗装状態も落ちるので、ますますスピードは遅くなる。日陰では道路まで苔が生えてる所もあった。

 かなり手前から「Peak6まで○マイル」と言う案内板があり「何だろう?」と思っていたが、現物が見えてきた。山中にある民間のお土産屋のようだ。それを過ぎると間もなく公園入口の小屋が見えてくる。料金10ドル(車1台)を払うと、チケットと地図をくれた。このチケットは、ハリケーンリッヂHurricane Ridgeやソルダックなどの他のエントランスでも有効。エントランスから少し入ったところで妻がシカ発見。しかも、角のあるオスだったようだ。運転中の私には全く見えなかった。スティーブンス峠の仇を討ったと大はしゃぎの妻。

 途中、川沿いの道で、崖崩れしてた箇所もあったが、コケの森をクネクネと進み、最終目的地のビジター・センターには11時38分に着いた。ブリンでトイレに寄ってからノンストップで飛ばしてきたが、予定より1時間以上も遅い到着となってしまった。それだけ遠く、道もハードだった。

 ホー・レイン・フォレストは、世界遺産にも登録されてる原生林の森。全米一の降水量により、北海道よりも北にありながら、温帯雨林のジャングルを形成している。しかも、大部分の木の枝や幹は、大量の苔に覆われてると言うスゴい世界。

 時間が遅くなると、蚊が出てくると言う事なので、虫除けスプレーを首やズボンの裾に念入りに吹付ける。レニアでさえ虫刺されで酷い目に遭ったが、こっちの環境はもっと虫には注意が必要だ。勿論、私達は長袖長ズボンだったが、中には半ズボンでビーサンと言う無防備な人もいて、駐車場から蚊に刺され足をポリポリかいていた。ああなると見学どころではないだろう。

 ビジターセンター横の案内マップを確認し、「苔の殿堂」Hall of Mossesを11時55分に歩き出す。最初に橋を渡ると、小川と池があった。噂通り水はとても澄んでいる。苔が不純物を浄化してしまうそうだ。水底には無数の藻がヒラヒラと漂ってる。池の中へ倒れた巨木には最初から圧倒された。勾配は大した事無いが、すごいジャングルだ。真っ直ぐに伸びた米松Douglas firは100メートル近くあるそうだ。ポプラBlack Cottonwoodにも、苔が生え過ぎて垂れ下がってる。自然と上を見ながら歩いてしまうが、夜だったら怖くていられないかも。

 観光客は程々にいる。他の人に気を使いながら写真を撮るが、子供が近くに来ると大変。まあ、これを見て大人しくしていられる子供は滅多にいないだろう。垂れ下がった枝も、朽ちた切株も恰好の遊び場だ。子供に追いつかれないように歩いたので、30分ほどで一周してしまった。

 大木の倒れた池を通り、ビジターセンターへ戻る手前で、スプルース・ネイチャー・トレイルSpruce Nature Trailの標識があった。地図上で進入路までの距離を推測して「ああ、小さいトレイルもあったはずだよ」とミニトレイルと勘違いして歩きだしてしまう。密集度は「殿堂」よりも、やや落ちる感じもするが、部分的には見劣りしないポイントもたくさんあった。圧巻は倒れた巨木沿いに歩く道。何年前に倒れた木なのか?コケがビッシリ。手前から見ると、丘の向こうまで続いていて先端が見えない。

 人も少ないので途中までは楽しいトレイルだった。しかし、暫く歩いて「まだ着かないのか?」「ちょっと疲れたねぇ」行けども行けどもトレイルは終わらない。ちょっと離れてお爺さんが一人付いてくるだけで、他の人とは誰とも会わない。「殿堂」では抜いたり抜かれたり、擦れ違ったりもよくしていたが、こちらでは全く無い。

 歩き出してどのくらい経っただろう?感覚的には「殿堂」以上に歩いてる感じ。やがて視界が開け、大きな川沿いに出てしまった。規模や景色からして、来る途中で横を流れていた川だと思う。森の中だと木に覆われて気が付かなかったが、かなり良い天気になっていた。歩いてるせいもあり、とても蒸し暑い。道はまた森の中へと続いていたが、先へ進んでも大丈夫なのだろうか?それとも戻った方が良いのか?だとしても楽に30分以上はかかるだろうし。

いつの間にか爺さんもいなくなった。どうしよう…

後半に続く


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