速く・上手く・楽しく泳ぐために
上級者編
さて、平泳ぎ上級編。鬼に上級編を教わってしまう、そんな不幸はおそらくこの世に比類なき者でしょう(変な日本語)。これは嘘でも、謙遜でもなんでもなく、まぢで〜キャミソールって何?・・・・ぢゃなくて、まぢで鬼は平泳ぎ進みません。自分でも悲しくなるくらい、間違いなく進まないのですよ、ええ。
そんなわけでですね、中級編を書けるはずもなく、一応、本当に一応上級編です。間違った泳ぎ方を皆様に教えないように・・・それだけを祈りながら、鬼も勉強しながらの平泳ぎ上級編です。
その1 プルをもう少し頑張ってみよう
初級者編で鬼は書きました。平泳ぎにおいては
プルよりキックが大事
であるから、プルはとりあえずおいておこう。呼吸ができればいいじゃないか、と。さすがに上級者編でそれをやるわけにもいかないので、より速く、よりうまく泳ぐために必要な技術を解説しましょう。
かき始めるところから考えてみましょう。まず、壁を蹴って、ストリームラインを作り水中を進んでいるところをイメージしましょう。手は前にしっかりと伸びています。
ここから、水をかき始めますが、平泳ぎは他の泳法と異なり最初に外向きに水をかき始めますね。手のひらを少し外に向け、水をキャッチしますがそのとき、ほんの少しだけ上向きに水をかいてください。上向き、つまり外側の斜め上側の水をキャッチするようなイメージです。そして、肩幅より少し腕が広がったあたりから水を後ろに向けてかき始めます。つまり、手のひらが自分の方、進む方向と逆側を向くってことですね。
そして、水を後ろに持っていくわけですが、このとき肘から引かないように(これはクロールなどと一緒)肘をたて、そして腕全体で水を抱え込むようなイメージです。つかんだ水を逃がさないようにすることが一番大事ですね。
さて、平泳ぎのプルのフィニッシュは他の泳法と違い、身体の後ろまで腕をかきません。肘をたててかいてきた腕がちょうど胸の横より少し前にきたあたりになるでしょうか、後ろにかくのをやめ内側に水を抱え込むようにするのですが、このとき大事なことは、
肘を抱え込まない
ということです。かき終わりの時に腕が身体の前で合わさりますよね?そのときに、必要以上に肘を脇の下に抱え込むイメージを持たない方がベターです。肘が胸の前でぶつかるくらいのイメージでよいかと思います(当然、肘が身体に全くくっついてはいけない、と言う意味ではありません)
そして最後、腕を前に戻すリカバリーの部分ですが、ここでは、肘が水面を滑るような気持ちで前に腕を戻してください。水中を通って腕を前に戻そうとすると抵抗大きいですよね。水と空気と抵抗の少ない方を通った方がリカバリーの時は良いというのは自明のことかと思います。必要以上に空中に腕を投げ出す必要はありません。肘が水面を滑るくらいのイメージで前に持っていきましょう。
さて、ご理解頂けましたでしょうか?かき始めから順にポイントをまとめますと
外へかき始めるときは、少しだけ斜め上の水をつかむ
肘から引かず、肘はたてて水を抱え込む
かき終わりの時は、あまり肘を身体に密着させるイメージを持たない
リカバリーはなるべく空中を通る
となります。さてさて、練習してみましょう!・・・鬼も練習してみよう(ぉぃ
p.s. ぢつは今日のこの講座、教育テレビでやっていた平泳ぎ講座を参考にしてます、ええ。元平泳ぎの日本記録保持者高橋繁信さんが講師でやっていたんです。いや〜、勉強になりました(^^)
その2 キックをもちっと頑張るべ
その3 プルとキックのタイミングは実はこうなんだな
その4 スカーリングしてみよう
・・・とかく予定