つれづれなるままに不定期に記2005

12月30日(金)
 ♪テンテケテケテン
     ミス防止強調月間にミスしたら〜
     顛末書を書かされました〜
               チィーックショウ!

 俺は小さいミスは数多くやるけど、でかいミスはかなり少ない方なんやけど。よくやる奴の五分の一以下だな。でもそれがたまたまなんちゃらげっかんにあたったのと、同僚が同時期に同じミスをやったものだから、職場として連帯責任みたいなモンで顛末書だと。 んで、必死こいて手書きで作って出したら、翌日「やっぱアレいらなかったかもしれない」だと。 なんじゃそりゃ。

 世の中嫌な奴は数いれど、自己中であってさらにそれを認識してない奴ってのは酷くタチ悪いでんな。 まあ自分にも自己中の気があるので反面教師にさせてもろうてるけど、何が悪いって、一言少なくて一言多いってとこやな。 言うべき事をA、言うべきでないことをB&Cとすると、「A→B」と発言するのが《一言多い奴》。 んで、「B→C」と発言するのが《サイアクな奴》。 そんな一年でした。
BGM:裸のままで(スピッツ)

12月11日(日)
 私は俗に言うサンデードライバーであり、だいたい週に一度、それも近場しか使わないのが殆どだ。今のワゴンRになってから県外に出たのは僅かに1回のみ。 てか、車台番号も合致したんだけど、連絡来ねえ…。 まあいいや。

 今日は図書館に行くのに乗車。陽が落ちるのが早く真っ暗な帰り道、渋滞を避け住宅街の細く長い道を家路につくのを常としている。いつもはほとんど車通りがないのに、なぜか今日に限って対向車が5台も。 こちらは急いでないので、全て道を譲ってあげたのだが、その際の相手の礼の仕方がなかなか興味深かった。
 何のアクションもなく通過してった1台目のクロネコトラックは論外。2台目の車は軽くクラクション、これ普通。3台目は一瞬ライトを落とし通過。それ譲るときの仕草? 4台目は運ちゃんと助手席の夫婦が共に手を挙げて応える、これまた普通。 5台目は一瞬のハイビーム。まあ意志は解るのだが、何とも…。地元民しかまず通らない道で、こうも地域性などという概念を無視した現象があるとは面白い。
BGM:青葉城恋唄(さとう宗幸)

11月29日(火)
 え? ウチのワゴンRもリコール対象ですか? まいったね。まあ4年間で7000キロも乗ってないんだが。
 それにしても、クルマ視点とチャリ視点は全く違うということを、乗るたびに痛感するね。チャリの場合、「こんだけ間隔空いてるのに何で追い越さねえのかな」と思うような場合でも、クルマ側は万が一の事を考えて強く出れないんだよね。 チャリに乗っている間は、急いでることが多いこともあり、クルマと闘っているような気分になるのが大抵だが、最近は少し優しくなってきた気がする。

 明日限りで、地元津田沼のダイエーが閉店する。一時期は日本一の売り上げを誇ったといわれるスーパーであったが、本体の巻き添えを喰ったという感がある。 南口側唯一の大型店として君臨し、北口のパルコやヨーカドーと競っていたが、年々にぎわいが失われつつあった。 安売り店としての地位は確固たる物だったが、イオンの進出が痛手となったのだろう。 高架駅の改札から平面で行けるのかと思いきや、なぜか一度地面に降ろされてから入店という不可思議な流れ、これも客足を遠ざけた要因か。
 ともあれ、気になるのは後釜である。津田沼は電気店が弱いので、ヨドバシなんかが来れば大歓迎なんだがなあ。
BGM:ロマンス(ペニシリン)

11月18日(金)
 この秋も出身大学の大学祭があり、例によって参加してきたわけです。
 所属していた文化系サークルは、自分が現役大学生の頃は20〜30人くらいのメンバーがいたモノだが、ご多分に漏れず先細り傾向で、今や4学年合わせても一桁の人数になってしまった。 それでも往時の活動を継続して頑張っているのは頼もしいのだが、やはり人数的制約は如何ともしがたく、こういうイベント時には我々OBも労働力として助勢することになっているのが現状。

 大学を卒業後、こうも予想外に長いこと関与できているという事象は、原因がどうあれ学生時代が一番楽しかった自分にとっては嬉しいことでもあるのも事実。 しかし、およそ自分等の頃はOBの助力など考えもしなかったのが、今やそれがないと伝統行事の継続も危うい状況、というのは好ましくなく感じている方々も現役OB問わずいるだろう。 中止するのは簡単でも、再開するのは非常に困難であることは分野をわかたないし、継続して貰いたいと思うのは身勝手すぎるだろうか。
BGM:ここにしか咲かない花(コブクロ)

10月29日(土)
 予定通り、行って来ました時代祭。これにて京都三大祭はコンプリート。

 見物場所については、当日朝出発だったこともあり、正午に行列が出発する御所付近は捨て。風情を味わうなら平安神宮だろうと、13時前には東山に着いたのだが、予想に反して神宮道には待ち人がまだ誰もおらず。こりゃ急ぐことはないかと三条京阪あたりをブラブラしていたのだが、悪いことに雲行きが怪しい。平安神宮で待ってたら雨に降られかねんということで、東山三条付近でそのまま待機。
 しかし祇園祭でも感じたのだが、やはり風情は大事。いざ行列が来ても、背景がコンビニだのマンションだのでは味気ないこと夥しい。 結局雨には降られたし、やはり平安神宮で待っとけば良かったか。 有料観覧席がウザいんだが、見えないことはないだろ。

 続いて、これまた京都三大奇祭として名高い鞍馬の火祭を目指す。 しかしこれが一筋縄ではいかなかった。 当日の鞍馬は、マイカーはおろかバスやタクシーをも締め出し、叡山電鉄が唯一の交通手段となるのだが、主として観光用の小型車輌が数万もの大群を運びきれるわけがない。始発の出町柳駅に17時頃に行ったら入場規制をしていて、鞍馬行は乗車3時間待ちとのアナウンス。火祭のメインは20時頃からなので、待ってたら間に合わぬ。 そこで一計を案じ、途中の無人駅へ先行して、鞍馬行に何とか乗り込む。 通勤ラッシュ並の混雑を久々に味わったものの、首尾良く18時頃には鞍馬に入れた。
 ところが、狭い鞍馬の町中は、昼間から入山していた連中で既に満員。山門付近など既に近づくことも出来なかった。まあそれでも、街道沿いの家々の軒先には燈が灯り、御旅所には大篝火が燃え、日暮れと共にえもいわれぬ風情を醸し出していた。 相変わらず絶え間なく群衆は増え続け、折から大松明が動き出したのを絶好の位置から見物できたので、これを潮に引き揚げを決定。 20時頃には出町柳に帰ってきたのだが、鞍馬行は未だに乗車制限中。 今から登るなんて、さぞかし祭慣れしてるヴェテランか、機転の利かない観光客か。お疲れさま。

関西行も今年既に6回目。さすがにしばらくはお休みだわな。
BGM:青春生き残りゲーム(スピッツ)

10月17日(月)
      忌中。

 親しき知人が交通事故に遭い、一週間後に大変残念な結果となった。自分より2つ上で、大変世話になった方である。まだ前途が長いというのに、残念でならない。 はるばる島根県まで行って葬儀に参列してきた。他の予定も潰れたし費用もかかったけど、なんとなく漠然と信じられない感じだったのが、対面することにより少し吹っ切れたようだ。
 それにしても、人生突然何があるかわからないという、ある意味厳然たる事実を突きつけられたような気がする。 ただ、だからといって刹那的に生きることなど故人も望んじゃいないだろう。 しかし、火災・盗難・交通事故、ねぇ…。 人間個々の幸運の多少って、人生のかなりのウェイトを占めているのね。

 自分にとって重要なのは、故人が夜間に雨の中カサさして自転車に乗車中であったという点。 俺も常習だよそれ。 人間痛い目を見なければ、とは言うものの、俺の更正にはあまり期待しないで下さい。
BGM:Top Of The World(The Carpenters)

9月29日(木)
 旅行より帰還。
 森憎と木殺と自画自賛万博は、まあ、ジャパニーズとしては行っとくべきかと思ったんだが、なんつーか違ったね。 自然の叡智とか言う割に、お台場やテーマパークにでもありそうな、ヘンテコなパビリオンにばかり皆の注目は集まってた。 なんで、雰囲気だけ味わってきました。

 その後は福井〜富山〜長野とまわった。福井はようやく初宿泊。これで残るは茨城と佐賀のみ。 ところで、以前「温泉は好きだが拘らない」とか書いたような気がするが、今回は図らずも温泉三昧になってしまった。 いや悪いことではないのだが。
 哀地球博の翌日、旅程都合上、岐阜〜福井県境を徒歩2時間で越えた先、九頭竜温泉平成の湯に立ち寄ったのを皮切りに、以降毎日のように温泉が続く。 三日目は福井〜武生市内周遊後、越前海岸で厨温泉道の湯。四日目は永平寺〜東尋坊と巡って芦原温泉セントピア。五日目は富山宇奈月から黒部峡谷を遡って名剣温泉。六日目は立山黒部アルペンルートを越えて室堂みくりが池温泉。七日目は別所温泉でのんびり疲れを癒し、八日目は信州木崎湖温泉に一泊。 われながらよく巡ったもんだ。

 来月は京都三大祭のトリ、時代祭ですな。ついでに鞍馬の火祭も。
BGM:稲穂(スピッツ)

9月10日(土)
 自転車を買い換えて半年、いまだに外装6段変速のタイミングに慣れませぬ。上り坂にさしかかった時点で、既にシフトダウンを済ませていなければならないんだよな。たいてい気づいたときには後の祭。
 まあそんなチャリを使う日常の中、ある夜ゲーセンを出て、チャリの馬蹄錠に鍵を差し込んで解錠し、さあ出発というところで違和感に気づいた。 掛けていたチェーンはどこいった? 取り付けたミラーは? そもそもコレ俺のチャリか? ・・・違うな。1万円程度の量産型チャリではあるが、こうも簡単に鍵が合ってしまうとは。怖くはないけど、何かやだね〜。

 んで、ようやく一週間の夏休みとなったので、EXPO経由で北陸信州方面へ行って参ります。涼しさよりも残暑を気にしたいのだが、室堂13℃ってマジかいな。やっぱ上着いるんかいな。いらん荷物増えるの嫌なんだがな。
BGM:Lonely Woman(竹内まりや)

8月30日(火)
 週末に有休を強引にくっつけて、北海道に行って来た。 最近旅に出てばっかで、2年前の悪夢(旅先で貯金残高が底をついた)が思い出されるが、さすがに二の轍は踏まぬ。 ただ、どうも旅行運なるものが低下しているような気がする。やはり行き過ぎであろうか。

 初日、往復ともヒコーキでは味気ないと思って、キャンセル待ちかけてまで入手したブルートレイン「北斗星」が、台風接近によりあっけなく運休。もちろんヒコーキも飛ばないので、急遽新幹線と夜行急行を確保し、なんとか札幌までたどり着いた。
 翌日はレンタカーを使ったのだが、よりによって台風と同進路を取ったものだから、終日雨。 主に道央の炭鉱地帯に存在する、廃墟・廃線跡・廃坑やその資料展示館などを見て回った。道内は夏休みが終わってるとはいえ、ほとんど他の観光客はおらず、喧噪の嫌いな自分としてはその点ありがたかったのだが、如何せん雨ではクルマから降りる気力も萎む。 見知らぬ地での運転、しかも雨ということもあり、結局早めに引き上げてしまった。

 運転していて感じたのだが、札幌の市街地って、2車線がデフォルトであるかのように広い割に、なぜか右折レーンの整備がイマイチで、右車線を走るとしょっちゅうこれに引っかかり、かといって左車線は路駐と左折車で思うようには進めない。かって知ったる地元の方々は、ウィンカー無しで頻繁に車線変更するので怖すぎ。 以前行った沖縄では、車線変更でウィンカー出すのに、なぜ右左折ではウィンカー出さないのか、と思ったが、やっぱ地域性ってあるんでしょうね。
 なお、上記は私の実体験に基づいた偏見なので、クレーム不可。
BGM:恋人(福山雅治)

8月16日(火)
 週末、今年も甲子園に行って来ました。9年連続9回目でございます。 夜行バスが帰省渋滞と交通事故に巻き込まれて2時間延着。甲子園は何とか観られたものの、その後のいろんな予定は、現地での雷雨で全てメチャクチャ。今回はツイてなかったね。

 ともあれ、今年の観戦結果。
聖光学院 100 100 00 0 |2
桐光学園 000 001 11× |3
 ついに、ついに9年目にして、私の応援した高校が初めて勝利した! よくやった神奈川代表!

 この試合の前評判では、好投手舟田を擁する聖光に、地方大会から逆転勝ちの連続で勝ち上がってきた桐光打線が挑む、といった感じ。私は好投手による投手戦が好きなので、初めは三塁側聖光学院のアルプスに行くつもりだったが、やはり近所のよしみと「逆転の桐光」を信じて一塁側へ。
 実際舟田はリズムを操り桐光打線を抑え続けた。対して桐光先発の山室はピリッとせず、四球で傷口を拡げて加点される最悪の展開。しかし、代わったエース石渡が好投し、さらに舟田が自身の失策や野選で荒れ気味となる。6・7回の好機にも1点止まりでイマイチなムードが漂ったが、最後はホームランで勝ち越し、そのまま逃げ切り。まさに「逆転の桐光」の面目躍如。

 勝利後、沸き立つアルプスのなかで独り、なんか一区切りついたような虚脱感におそわれた。なんでも記録に拘る自分は、負け男というイメージをどこかで期待してたのかもしれない。 まあこれで来年からは素直に勝利を喜べるようになるだろう。  …もちろん今後も行きまっせ?
BGM:Day Dream Believer(ザ・タイマーズ)

7月27日(水)
 というわけで、祇園祭に行って来た。土日とも曇天模様で、暑さが厳しくなかったのが救い。

 土曜の昼過ぎに京都到着。まだ時間がある、ということでJRで御室仁和寺へ向かった。手前に双ヶ岡という曰くありげな地があったので突入したらこれが失敗で、ハイキングコースも同然で汗だくになってげんなり。御室は駆け足で巡る。『源氏物語』中では朱雀帝隠遁の地と謂われるが、どうも2ヶ月前に観た大覚寺と似てるなと感じたのは俺だけ?
 バスで京洛へ向かうと、17時頃四条堀川の辺りで立ち往生。いい地点なのでさっそく下車して山鉾を観て歩く。 いくつかの山鉾は上に登らせてくれると聞いていたので、まずは岩戸山へ。日頃神仏には金を落とさぬ性分だが、最近仲間内で災いが続いているので、今回ばかりはと厄よけの粽を購入。観覧券が付いていて、岩戸山にあがらせてもらった。下から見上げたほどではないが、狭い路地にいると迫力が増す。なにより風が心地よい。
 もう一つ、女人禁制の放下鉾にも登った。やはり鉾は大きく、余裕がある。この頃には徐々に暮れなずみ、鉾にも燈が入り、えもいわれぬ風情である。完全に夜になるまで時間を潰し、人混みのなか宵山をも巡ったが、個人的には暮れきらぬ頃の方が好きだ。

 翌日の山鉾巡業へはのんびり出動し、寺町御池から河原町三条まで移動しつつ、全部眺めた。良いものは勿論良いのだが、やはりバックがビル群だと風情が削がれる。御所内や賀茂川沿いで観た葵祭同様、見物場所にも気を遣わねばなるまい。時代祭はどこで観ようか。
 今旅では、朝食を2度とも「宮本むなし」という関西系定食チェーンにお世話になったのだが、名前の由来を知りたいねえ。

   間違って前々回の消しちゃったよorz
BGM:自由の大地(服部克久)

7月14日(木)
 次の日曜に、京都で催される祇園祭を見物しに行くことにした。今年は京都三大祭のメインが、いずれも土日にあるという希有な年であり、この機会に全て観てしまおうと思う。
 祇園祭は7月いっぱい続く長い祭だそうだが、観光的には16日の宵山、17日の山鉾巡行がメインらしい。となると、土曜の日中には着き、月曜にゆったりと帰るのがベストといえよう。 金曜夜出発の夜行バスは、三連休の初日とあって当然の如く空席皆無。お盆シーズンでも大津や奈良など周辺都市を狙えば何とか確保できるものだが、今回は動き出すのが遅すぎたようだ。 他方、宿泊施設もこの連休は書き入れ時とあって、かなり強気の価格設定を見せる。 まあその辺りをどうにかするのが旅を趣味とする者の手腕であり、結局のところ閑散期平日の格安ツアーと同程度の価格に抑えられたのだから文句はない。

 最近は旅先でも、ファミレスのお世話になることが少なくない。学生時代のコンビニ&駅そばよりは、多少ゆとりが生まれたということなのだろう。 しかし普段の生活において、いろいろと重なったとはいえ、3日で5回とはいかがなものか。
BGM:夕陽が笑う、君も笑う(スピッツ)

6月7日(火)
 今夜から明日朝にかけて雨、という予報がでることがよくある。 チャリ通勤の私としては、今朝の往路と明夜の帰路を自転車とし、他を電車とするのが賢明だ。予報通りにならないこともあるが、たいていは巧くいく。そして翌日夕、雨上がりの道に颯爽とチャリでこぎ出していきたい時に、鍵が前日履いたジーンズのポケットに入れっぱで忘れてきたことに気づいたときの落胆ったらもう…。

 ルーチンワークという言葉がある。 突発性がなく、日々決まって行うことを指す。 好意的に解釈すれば、無意識のうちに行動できること、となろうか。
 わがチャリには馬蹄錠とナンバー式チェーンを使っている。この場合のルーチンワークとは、「鍵を開ける(閉める)」ことではなく、「鍵を操作する」ことである。 たとえば、急いでいて馬蹄錠だけ掛けて離れることも少なくない。戻ると、何も考えずに馬蹄錠とチェーンを操作する。んで、出発しようとすると見事にチェーンが掛かっているわけで。 変人ですか?

 別にめでたいことではないんだが、祝え。
BGM:HOLIDAY(スピッツ)

5月21日(土)
 京都三大祭の一つ、葵祭の見物に出かけた。これで都合3回目である。5年前は午前の部を見て午後雨、2年前は午後から行って雨天中止。今回はようやく午後の部を見ることが出来た。

 鴨川沿いの賀茂街道が見物に好いというので、およそ1時間前から歩道に腰掛けて待機。葵祭や源氏物語に関する書籍を持参したのでさほど苦にならず。目を上げれば鴨川の流れというのもgood。 やがて行列開始。漫然と眺めるよりも、行列の一人一人が持つ意味を知っておくと遙かに見応えがある。所定1時間と聞いていたが、思ったよりもスムーズに流れたので、30分ほどで終了してしまった。
まだ陽も高く、翌日寄る予定だった北大路堀川の紫式部墓に詣ると、地元の方に話しかけられた。源氏関連の書籍には必ずといっていいほど登場する場所だが、訪れる人は少ないとのこと。隣接して冥界と現世を行き来したという小野篁墓もあるんだがねえ。その後、さらに雲林院や大徳寺を巡って終了。

 今旅は翌日も引き続き源氏三昧。まずは冷泉帝行幸の地、大原野へ。神社は平日故静寂に包まれているだろうと思ったら、あにはからんや時代劇の撮影中。内容は判らなかったが、富岡八幡宮の幟が翻っていたって事は鎌倉か? 他方、花の寺として有名な勝持寺は、この季節はひっそり。 さらに松尾大社・大覚寺と廻ったが、疲労困憊のためリタイア。さらに仁和寺・双ヶ岡から金閣寺まで行く予定だったんだが、さすがにもういいやって感じだった。
BGM:星屑のステージ(チェッカーズ)

5月13日(金)
 ボードゲームの名作いただきストリートシリーズの最新作が発売されたのに触発され、ゴージャスキングを入手。3とかスペシャルとかやってみたいんだけど、PS2なき現状ではGKで妥協。2をサルの如くやり込んだ身としては、新MAPに飢えてるのよ。

 まずはなんと言っても宇宙星雲。ココやりたさにFC版の購入を真剣に検討したほどだ。ヘイスケは嫌いだが、ウメは気に入った。ここで一端双六に転舵。隠しキャラを出してからいよいよ新MAPを攻略開始。GKが2に比べて大きく改善された点としては、株数の4桁化と総資産の6桁化。さらに目標額百万G! こりゃ破産スキーな私としては、狙うしかないですな。 他面を経て最後に浮遊大陸。銀行を通らずに延々と続けられるこのMAPで、総資産200万Gを達成。もうおなかいっぱいです。

 それにしても、いたスト2を「イタリアンストライカー2〜ゴールキックはバラ色に〜」と訳した旦那には、いろんな意味で敵いませんな。
BGM:アカネ(スピッツ)

4月27日(水)
 学会への参加を主目的に、またしても関西へ旅行してきた。GWにも旅行予定があり、だいたい毎月旅に出ている。いい感じだ。

 学会の方は期待通りの内容で、その4時間余りのためだけでも、大阪まで行った甲斐があった。大学生時代は不真面目で、学会など参加したこともなかったのだが、久々に学生気分をちょっぴり味わうことが出来た。
 その後、一年に一週間しか公開されない、有名な「桜の通り抜け」に丁度の時期だったので、これは行かねばと足を運んだ。やや盛りを過ぎてはいたが、各種の桜がそれぞれの艶を競う様は圧巻。予想していたほど人の流れは悪くなく、よい宵時を過ごせた。 続いて新世界に向かい、串カツを食す。コストパフォーマンスが良いのか悪いのかよくワカラン。食後、同行者の希望により、なぜかスーパー銭湯へ。
 翌日は妙見山に登った。これでおよそ5年間に渡った関西ツアーにも一区切りついた。まあどうせ甲子園やらなんやらで行くことにはなるんだが。
BGM:HERO(EXILE)

4月14日(木)
 このつれづれの記と共に月日を過ごした自転車が、ついに壊れた。

 雨の月曜日、通勤に使用中のことだった。緩い下り坂、握り続けた前ブレーキのワイヤーが突然破断。左手の傘を放り投げ、後輪ブレーキでなんとか停止したものの、せっかくの高級ビニール傘(大きめだがフレームに軽い素材を多用)が破損。今更引き返せないので、おそるおそる転がし続けたら、今度は後輪がパンク。何の祟りですか(泣)

 次パンクしたらタイヤ交換宣告を受けてたこともあり、月曜日なので悠長に構えている暇はなく、4軒廻って次車を探して購入。中学生以来ずっと内装三段変速に乗り続けていたが、値段を勘案して今回は外装六段変速にしてみた。さすがに3年弱もの間一切手入れしなかった前車に比べ、軽々として快適である。
 しかし、自慢の六段変速にはいささか満足できていない。三段変速の速さを「10−20−30」とすると、六段変速には「5−11−17−23−29−35」を期待したのだが、実際は「4−8−12−16−20−24」くらい。とかくどんな上り坂でも立漕ぎ不要なのは良いのだが、平地でスピードが出ない。せっかく六段もあるのだから、もう少しなんとかならんものか。
BGM:また逢う日まで(尾崎紀世彦)

3月30日(水)
 休日を利用して箱根へ小旅行を試みた。 まあいろいろとあったが、好天の日曜日に路線バスで動き回れる場所じゃないということがよく解った。
 熱海から入ったのだが、いきなり梅園渋滞で市内を抜けるのに時間がかかる。十国峠は施設サービス眺望全てgood。その後芦ノ湖に出たがもはや道路は麻痺状態。大涌谷を目指したが車が全く動いていないのを見て断念。ならばと駒ヶ岳に転進するも、接続バスは来ませんと無情の勧告。必死こいて下山して、親切な車に拾ってもらえましたとさ。
 
 常時4〜5人で顔つき合わせて何年も過ごす職場にとって、人事異動は重大事件であり、人間関係は重要である。特に私のように人見知りが激しいとなおさらだ。 もっとも、自分が異動するよりも、他人が異動してくる方が影響は少ないわな。
BGM:みそか(スピッツ)

3月15日(火)
 こうも旅をし続けていると、旅行記の一つも書きたくなってくるものだが、あいにく私には文才がないので、ろくなものができそうにない。 ならば写真主体に、というやり方もあろう。3年前のデジカメ入手以来撮り貯めた写真が大量にある。 デジカメ入手前は、長い旅でも写スんです1個で済ましていたのだが。
 夏期休暇で一週間程度の旅行をする時には、必然的に撮影枚数も増える。最初の瀬戸内が130枚、翌年の北海道が240枚、昨年の九州が500枚。 …なんなんだこの加速度は。 枚数を稼いだ分は画質を落として妥協したのだが、デジカメの小さい液晶ではまだしも、パソコンに移して見ると画質の悪さが気になるので、結局高画質大量撮影を求めてメディアも高価格大容量化していく。歓迎すべき流れなのだろうか?

 そういえばいかりや長助が亡くなってからもう一年か。我々は全員集合にギリギリ間に合った世代なんだよな。アレを知らない下の世代の人々よりも、ちょっぴり幸せだ。
BGM:Voyage(浜崎あゆみ)

2月28日(月)
 週末に有休をくっつけて近畿地方を旅行した。昨年の甲子園以来半年ぶりだと思うが、近頃は年三回ペースで行っている。我ながら、好きだねえ。

 初日は大阪。雪空の平日、朝7時台から高野山など行く物好きは私ぐらいなもので、奥の院はひっそり。金剛峰寺の前で、氷に滑ってしたたかにしりもちをついたが、誰も見てない。下山後は、『源氏物語』ゆかりの住吉大社に参詣し、通天閣に登り、「大たこ」「神座」のはしごというお上りさんコース。

 翌日は京都。まず鞍馬寺に参詣し、続いて銀閣寺から大文字山へ。夏の五山送り火を眺めたのは一年半前だが、その大文字の火床に立てると聞き「こりゃ行かねば」と思ったのである。標準で片道45分とあったが、登り29分下り23分と、いささか拍子抜け。もっとも鞍馬からの連荘ゆえ足はガタガタ。次いで南禅寺水路閣からインクラインへつなぎ、大阪に戻ってこれまた超有名な「はり重カレーショップ」でカツカレー。

 三日目は兵庫。まず神戸から有馬温泉へ向かい、人大杉の金湯は眺めるだけにとどめ、炭酸ラジウム泉の銀湯へ。湯上がりに温泉街を散策後、ロープウェーで六甲山へ。ちょうど氷の祭典とやらが催されていたのだが、六甲は神戸市街から有料道路を経由してマイカーが上ってくるので、山上は大渋滞。寒風吹きすさぶ中、やっと来たバスは通勤ラッシュ顔負けの長混雑。逃げるように六甲を降り、ならばと隣の摩耶へ転進。ケーブルカーとロープウェーを乗り継いで摩耶山天上寺へ。途中、某筋には有名な摩耶観光ホテルの廃墟を眺めた。自分もだいぶ染まってきたが、元来臆病気質な為、向いていないようではある。 
BGM:ありふれた人生(スピッツ)

2月15日(火)
 いや参った。自転車で転倒しましてな。自分でも情けないくらい見事に。
 歩道から車道へ下りるときだったのだが、歩道と車道が同じレヴェルで、間に縁石があった。対向者を避けようと右へ舵をきったら、夜だったのでよく見えなかったのだが、縁石の高さが想定以上にあり(5p程度)、結構な速度で右に横転。 冬とて厚着だったので大事には至らず、右膝と左小指に負傷したのみ。何事もなかったかのように再スタートしてその場を去ったが、恥ずかしかったね。

 これほどきれいに横転したのは、記憶にある限り3度目。最初は小学校の校門前で、歩道から車道にあがる際に緩やかな角度で突っ込んだ時。次は高校生の頃、大雨の日に前籠に重い鞄入れてS字の下り坂を駆け下りていたとき。しかも傘差して片手運転。アホですな。制動力ゼロの自転車は容易く横転し、摩擦抵抗もなく体もろとも坂の下まで滑り落ちていきましたとさ。 まあ、自転車同士で正面衝突したり、車にはねられたこともありましたが、大したけがもしてないのは運がいいのか悪いのか。
BGM:栄光の架橋(ゆず)

1月30日(日)
 「枕が変わると眠れない」という言葉がある。旅行するにも不自由しそうで、さぞかしお気の毒であるが、実際そのせいで旅しにくいなんて人は僅少だろうし、どこまで本当の事かはわからぬ。 私は勿論そんなことはないが、好むのは柔らかい枕で、ビジネスホテルでふかふかの巨大な枕にあたると嬉しくなる。

 前世紀から使い続けてた自分の枕が、いい加減衰えてきたので替えたのだが、これが失敗で予想外に堅く、朝起きると首が痛い。しからば、とかの低反発枕をついに入手。 これで睡眠環境も劇的に改善されるか、と思いきや意外にそうでもなかった。 頭首部の形に合わせて沈みこむのは良いのだが、それにしては固定されない。疑問を含みつつしばらく使っていたのだが、ある日気がついた。「コレ前後逆じゃん?」 盛り上がり部分は迫り上がり止めではなく、首部安定のためだったのね。 首が圧迫されるようでちと不安だったが、そのための低反発なわけで、今ではすこぶる快適でございます。
BGM:I'm proud(華原朋美)

1月16日(日)
 危ない危ない、あやうく年を越せずに凍死するところだった。

 年末年始の旅行はやっぱり無し。代わりに、3連休で中京へ。4年連続でございます。
 土曜午後の新幹線で入り、友人と合流後、まずは味とボリュウムに定評のある喫茶「マウンテン」へ。変なものを頼むと殺人的な破壊力があるが、ここはみな甘口系には手を出さず、安牌をオーダーして難なく登頂成功。まあその日の宿で食料が不要だったことは言うまでもない。

 翌朝、豊川稲荷参拝後、例によって全員で謎の行動。 夕方、集団を一度抜け出して名駅のゲーセンで開催されてたぷよ通大会を見物。直前に知ったのだが、奇跡的に日程がぴったりで驚喜せり。 その後、仲間と合流して呑んでから宿に向かったわけだが…。 知る人ぞ知る、「大名古屋温泉」。

 三昔前のネーミングが、三昔前の設備と内容にピッタリ。我々は9時半過ぎに到着したのだが、天然温泉にも関わらず、「風呂は10時までですので急いで」だと? 宿泊客をなんだと思ってるのか。あわてて行水してたら、10時2分、打たせ湯やジェットバスなど全ての機能を停止させよった。 んで、とりあえず買い出しにでも、と外出しようとしたら「もう扉閉めてます」だと? 何とか頼み込んで開けてもらったけど、セブンイレブンより営業時間短いのか、ここの温泉は? 名古屋市内なのに門限10時だと?
 翌朝、風呂は7時から。まあ寝坊好きの私には構わんが、なんで相変わらず機能停止状態のままなの? 使う使わないじゃなく、やる気の問題でしょ? あきれていると、8時45分に突然作動し始めたが。 座るとおぼれる深さの風呂はご愛敬として、やたらぬるい露天風呂、まっすぐ噴出しないシャワー…。まいったね。
 部屋にしても、テレビがコイン制、アメニティグッズいっさい無し(歯ブラシはともかくコップすらないとは!)、遮光性遮音性皆無。よくこれで人並みの料金取りますな。 まあ我々もネタとして宿泊してみたのだから、良い経験をしたと言うことで納めよう。
BGM:Hello,Again(MY LITTLE LOVER)

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