Come on JTB B'z WAVE-GYM
第19回(1990.05.10)



稲葉:嘘でもいいから好きって言って

松本:しゅき…(笑) <この笑い方が、うふふってまっちゃん(^^ゞ

稲葉:(苦笑)

松本:というわけで、今日はこういう、男女のね、会話調でやっていきたいと思いますけど。

稲葉:ああ、なるほどね。

松本:ということでこんばんは、B'zのハイウェイストリートギタリスト、松本です。

稲葉:「ハイウェイストリートォ〜?!」(笑)
        オッケー、私はB'zのヴォーカリスト、稲葉です。
         もうツアーも終わりに近づいてきましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
         今日は久しぶりに、名古屋なんですけれども。東海ラジオ本社スタジオからこの放送ができることを
         うれしく思っている次第です。

松本:はい

稲葉:そして、限りなく生に近い録音ということで、この点もね、うれしく思っている次第なんですけども…

松本:ほんとに?(笑)

稲葉:(笑)。ちょっと、硬い前置きが、長くなりましたが…いつものように葉書を一枚、読みたいと思います。
        これは、名古屋市の方から。

       『 松本さん、稲葉さんはじめまして、突然ですが先日の姉の、とんでもない発言を聞いてください。
         稲葉さんのことを稲葉と勝手に呼び捨てにする姉は、それだけの理由があるというのです。
         「稲葉は、まだ坊やだから」がその理由。わけがわからず、ぽかんとしている私に向かって、
         以下の発言「だって稲葉ってまだまばたきが多いでしょ。瞬きの多い男って、キスするのが下手なのよ」


松本:ふははっ

稲葉:…そうかな(ぼそっ)

        「それに稲葉って、女の子の気持ちに鈍感そうだし。だから年の割りに、子供っぽい顔してるんじゃないかしら。
          やっぱり松本さんよね。ぐいぐい引っ張っていてくれそうで、大人の男を感じるわ」ですって

松本:はぁ〜〜〜(しょうがないなぁという、ちょっと得意げなため息(笑))

稲葉:うるさいなぁ…

         「稲葉が本当に大人の男になるのはまだまだこれからね」と、不敵に笑う姉の人物分析は結構あたるんです。』

        …ふーん。[不満気]

松本:やっぱり大人はが大人どうしってことですかね。

稲葉:まぁ、僕まだまだ坊やですから。

松本:でも、稲葉君が女性の心理に関して鈍感ってことはありえないな。

稲葉:いや、鈍感です。これからです、ほんとに。

松本:だってじゃないとあんな詩書けないもん

稲葉:あっ(苦笑)

松本:というわけで今日も30分間よろしくお願いします。


−CM

松本:はい、えー、先週もね、先々週もかけたと思うんですけども

稲葉:はい

松本:僕たちの、5月25日に発売される新曲のBe Thereなんですけども

稲葉:はい

松本:この曲についてほんとにね、たくさんリクエストをいただいたんですけど…

稲葉:いっぱい来てましたねほんとに

松本:なんか、感想なんかをみんな書いてくれてて、ちょっと何枚か読みましょうか

稲葉:はい。これは、えー、…福島県の方から

      『松本さん、稲葉さんこんばんは。Be There、はじめはびっくりしました。いきなりハウスミュージックみたいに始まって、
         ドラムなんてどんな人だ、こんな早打ちできるなんてというほどすごいと思います。
          詩も稲葉さんにしちゃ珍しく…(苦笑)。稲葉さんにしちゃ珍しく女の人に関することじゃないし』

         って…、まぁそうですけど<ちょい不満げ

松本:うん。

稲葉『曲も乗りやすい、でも手を振り上げるような感じじゃないし、暗いような感じ、でもはっきり言って私は好きです。
           5月25日レコード屋さんに走りたいと思います。』

松本:ありがとうございます

稲葉:ありがとうございます

松本:それから、これは三重県の方。
       『新曲Be There聞きました。4/18の夜、テレビをつけたまま弟と大学受験についてえらい真剣に語り合っていたら
         どっかで聞いたことあるような声が聞こえてきて、「ん、稲葉さんに似た声の人もいるもんだなと思いつつ」話し込んでいました。
         でもなんか気になって、画面に目をやった瞬間、『テーマ音楽:B'z』という字幕に、あっと驚き桃の木…』

       …ということでですね。

稲葉:はい。

松本:そうなんです、水曜スーパーキャストというね、割とワイドショーっぽい番組なんですよね

稲葉:そうですね。

松本:水曜日の5時から7時までやってるんだけれどもそれのエンディングテーマになっていてですね、

稲葉:そうですね。

松本:今さっき、葉書読んだときにあったように、割と稲葉君の詩が、今回はラブソングではなく…ダイレクトなラブソングではない…

稲葉:ではないですねぇ。

松本:なんかもっと、…うちにとっては、最もメッセージ色というかさぁ

稲葉:うん。

松本:今までなかった感じだよね

稲葉:だからほんとに、自分の思っていることって言う感じだけど。僕としては。

松本:そうですね。あんまりうちとしてはメッセージソングという感じのは(今まで)全然ないから

稲葉:うん

松本:そういう風に、ぜんぜん思ってないしね。だから、僕らから見た今の世の中って言うか、別に不満なわけじゃないんだけど

稲葉:…そうね。他にも「社会派の詩」とか、そういう風に思っている人もいるみたいなんだけど。
        だから、…社会派なんだけど、個人的なのがB'zの特徴かもしれないなというのが結構自分でも思ってるところなんですが。

松本:そうだね…ということで

稲葉:はい

松本:新曲の5月25日発売の…

稲葉:Be There!


♪ Be There


松本:はい、僕たちB'zのね、新曲Be There聞いていただきましたけど

稲葉:はい

松本:今週は、まったく、あのー、この、大それた…、言い方が山本さん好きなんですね。

稲葉:ふはは(笑)

松本:重大発表。今までいくつもの重大発表があったわけなんですけども。

稲葉:結構ありましたよね。

松本:で、今夜もですね例外ではなく重大発表があります

稲葉:(笑)

松本:今ね、レコーディング日本のアーティストが海外に行くって言うのはこう、多々あることなんですけれども

稲葉:よくありますね。

松本:僕らも例に漏れずというか、次のアルバムを、レコーディングは日本でやるんだけれども、
        トラックダウンをねニューヨークででやろうかと思ってて。

稲葉:うん

松本:以前もね、向こうでレコーディングをするとかいう話も、アイデアの一つとして無きにしもあらずだったんだけど
        僕らもね、アルバムとかミニアルバムとか作ってきて、B'zのサウンドとか固まってきたじゃない?

稲葉:うん

松本:だからこそね、違ったエンジニアリングの人に、僕たちB'zをなんか…

稲葉:まぁ、色づけですね。

松本:うん、色づけ。新たなニュアンスを加えてくれるとすごいいいなということで。
        またこれも僕たちの一つのチャレンジとして、ニューヨークでトラックダウンだけやってみようかなと

稲葉:次のアルバムですね、これは。

松本:うん、次のアルバム。おそらく、今年の秋にね、リリースになると思うんだけど
         今年はとにかく…まぁ、秋の話って言うとだいぶ先の話なんだけど

稲葉:うん

松本:シングルとかも結構続けてでるし、とにかく…

稲葉:今年は、かなりあるんじゃないですか、リリースが

松本:そうだね。ツアーもやって…ちょうど、BREAK THROUGHのアルバム以降すごいアイデアとかたくさんでてきてる

稲葉:そうですね。

松本:ちょうどすごいいい時期なんで

稲葉
:うん

松本:B'zの第一段階が一皮向けていろいろ見えてきた感じだね。

稲葉:うんうん、

松本:だから今年はやっぱり、いろんなところで言ってるんだけど、音楽ってすごい生ものだから
         とにかくいいものができたら出し惜しみせずに、今年はぎんぎん出していこうという予定で

稲葉:なるほど

松本:アルバムをまた秋にリリースしてね、ニューヨークにも行ってみたいなと

稲葉:いいですね。

松本:初めてだよね、ニューヨークね。

稲葉:はじめてです。

松本:僕もニューヨーク初めてなんだけど、すごく楽しみにしてます。
        というわけですね、僕らより一足早くニューヨークで……

稲葉:今のが重大発表だったんですね。

松本:そう、今のが重大発表です、すみません(苦笑)。重大発表です、今のが。

稲葉:はは(笑)

松本:で、彼らはレコーディングもトラックダウンも全部ニューヨークでやったんですよね。

稲葉:ああ、そうなんだ。

松本:はい、じゃあ…

稲葉:はい、じゃあ、Fence Of Defenceですけれども。この曲を聴いてください

松本:はい

稲葉:いつだって君のしてることは



♪いつだって君のしてることは  by Fence Of Defence



松本:はい、Fence Of Defenceでいつだって君のしてることは、これは6/21にアルバムと同時発売ですね

稲葉:うん

松本:すごい、Thousand Time以降のフェンスはすごい明るいですね

稲葉:そうですね

松本:というわけで、別れの言葉…スペシャル!

稲葉:スペシャル、本当にスペシャルですか?

松本:絶対にスペシャル。だって今日は葉書の内容面白いもん

稲葉:スペシャルとか、重大発表とか…

松本:そう、好きなの山本さんそういうのが(笑)

稲葉:(苦笑)

松本:まずは稲葉君…、あっ、僕のほうから今日は行きます。

稲葉:オッケー

松本:これは愛知県のしつこい汚れにマジックリンさん

稲葉:ふっ(笑)

松本『「僕って結局、遊ばれたんだよね」「次の男は誰?」「僕は君のために…」と愚痴ること1時間半』

稲葉:(苦笑)

松本『これでもまだ足りなくて、5日後会う約束をさせられた私はもうげっそり。BUT、神様は私を見捨てていなかった。
          その2日後、車にぶつかり入院してしまったのでした。』

稲葉:あははっ

松本『不幸中の幸いとはこの時のためにある言葉と感じましたが、やつはしつこかった。
          「僕が悪かった、君は僕がついていないとダメだ」とうだうだ一時間』


稲葉:(笑)

松本『普段こういうくさいセリフにめっきり弱い私も、ぼーぜん。
           その後、オーストラリアに行ったとかで、コアラと一緒のエアメールを。昔はこんなんじゃなかったんだけどなぁ』


稲葉:(笑)

松本『おかげで私はおいしいコアラのマーチが大嫌いになってしまいました。
          B'zファンの男の人たちくさいセリフは一瞬でさめるものです。』


稲葉:なるほど

松本:やっぱり、こう…なかなかわかってないんですね、この彼は

稲葉:うーん、でもコアラと一緒の写真を送ってきたときには明るくなっていたんじゃないですか?

松本:そうかなぁ……

稲葉:うー…

松本:まぁ、いいや(笑)

稲葉:ふはははっ(笑)
        えー、僕のほうには2枚葉書があるんですけども、2つとも会話調になっています。

松本:はい

稲葉:そこでですね、僕と松本さんでその会話でちょっと再現してみたいなと思うんですけども
         まずこれは、岐阜県の方から。岐阜県なんで言葉もですね、この…岐阜弁って言うんですか?あ、名古屋弁って書いてある。

松本:ああ、名古屋弁でね

稲葉:それでやってみたいと思うんですけど

松本:はい。


稲葉:「これで終わりにするんかや?」

松本:「これも、人生だわ」

稲葉:「それじゃあ、写真とか指輪とかも捨てんの?」

松本:「えー、そこまでしなくても、思い出だから」

稲葉:「じゃあまた、いつか会えるんかな?」

松本:「終わるんやないの?」      [明るくきっぱり]

稲葉:「終わるんやな…」           [暗っ(笑)]


松本:というわけで、終わったようですけども

稲葉:(笑)。この人こうやって終わったんですね?

松本:ちょっと多めにいっていい?面白いから。…じゃあ、それいこう。

稲葉:これ?短いですよ、これは(笑)。

松本:はい


稲葉:「別れましょうよ」

松本:「てめーにいくら使ったと思ってんだよぉ?!」


稲葉:ははっ(笑)

松本:はい、まだあります。

稲葉:なるほど(笑)

松本:これは熊本のね、はやしみさとちゃん。

稲葉:うん


松本:「君のあの夜の吐息、忘れないよ」

稲葉:「唇も体も重ねたけど、心はかさならなっ(かみました(爆))…心は重ならなかったのね。」


松本:あっ、はははははっ

稲葉:ちょっとまってよぉ、いきなり読ませないでよこれ

松本:なにが、なにが(笑)。これ綺麗ですよ、けっこう。大人っぽい。

稲葉:本当かなぁ、これ


松本:あとね、これ、悲惨なのがあるの。まだ時間大丈夫ですよね。

稲葉:大丈夫、大丈夫。

松本:ペンネーム、私の彼はホモだった

稲葉:ふっはははっ

松本:という葉書を出した人ですね。あ、これペンネームじゃないや

稲葉:(笑)、いいよなんでも。

松本:三重県のおざきさん。
        『最近私の友人は男に振られたのです。なぜふられたのかというと友人(二十歳)はその男性の部屋で
           初めて自分の体をその男性に許すことに…』


稲葉:ほぉー

松本『そして彼に服を脱がしてもらい、いよいよ始まるというところなのに、彼は服を脱がせた後何もせず、
           ただ友人の体を見つめるばかり…』


稲葉:そぉれ、おかしいんじゃないの(笑)

松本『友人が「どうしたの?」と心配そうに聞くと、彼は数秒後「お前、ウエスト細くていいけど、胸ほとんどない上に
          肩甲骨が必要以上にでているんだな」といい。友人は気にしていることを言われ何もいえなくなり、二人の間に一時の
          沈黙が続き、そして最初に口を開いたのが彼の方で、その言葉というのが「俺、体が前か後ろかわかんないやつ抱きたくない」』

稲葉:あはは(笑)

松本:お前っ、ひどいよ、こいつ。はっきりいって(怒)

稲葉:おかしいね、この人、でも。

松本:またこういう葉書を読むとまた番組が下品だって言われちゃうんだよね。

稲葉:変だよ、でも。

松本:これ、でもねひどいっ。こんな男の人は、最低、はっきり言って

稲葉:そうね。

松本:だってこれ女の人にすごい失礼だよね。

稲葉:失礼でしょ、これは!!

松本:これ、山本さんだったら来るもの拒まずで関係ないよね。



♪ ???(曲名不明、洋楽)<いきなり曲に入ってしまいました(笑)


松本:はい、毎週恒例の読みまくりに行きましょう

稲葉:はい。「あやか、潮干狩りになんかいってないでLIVE-GYMに来い」

松本:「青森県のささきみか、まだまだあまい」

稲葉:(笑)
「ひろえ、6月4日のことははあきらめて実習がんばって来い」

松本:「カルテットのみえこ、ともこ、ゆみこ、くみ、18歳のお誕生日おめでとう

稲葉:「たかちゃんお誕生日おめでとう、ドラムがんばれよ」

松本:「きみえ、そんなやつのことは忘れてしまいなよ。もうすんだことじゃん」

稲葉:「ちえこ、5月5日の誕生日おめでとう。しばらくの間だけ同い年だね」

松本:「ともこちゃんご結婚おめでとう。でも嫌なことがあったらすぐに帰っておいで、僕もあずさもも待ってるから」

稲葉:ふははっ(苦笑)
      「ともえ夢が実現するようにがんばるんだぞ。俺がそばにいるからな」

松本:「じゅんちゃんお誕生日おめでとう、もうディスコにいけるね、いいなぁ」

稲葉:「まさこ受験勉強がんばれ、特に数学をがんばらないと大学生になれなくて、
           コンサートに2度と行けなくなるぞ」

松本:「みのり、自分の気持ちに素直になりなさい。もしダメでも、君の悲しみはは僕たちが受け止めてあげるから」

稲葉:なるほどっ

松本:ということでですね今日はなかなかロマンティックに進んでいるような

稲葉:うんっ

松本:気もするんですが。もう一曲、僕たちの大っ好きな!

稲葉:はい

松本:もしかしたらコンサートにいけるかもしんないんだよにぃーーーーーーー(自慢気) <「ね」ではなく「にぃーー」でした(笑)

稲葉:だぁれに言ってんだよっ(笑)

松本:(笑)

稲葉:行きましょうか。MOTLEY CRUEで Slice of your Pie



♪Slice of your Pie  By MOTLEY CRUE



稲葉:はい、というわけで今日もね、早くも終わりに近づいてきましたけれども、いかがでしたでしょうか。
        来週も実は、今日に続いて重大発表が…(笑)

松本:なにぃーー

稲葉:懲りもせず、あるらしいんですけども。その辺またみなさん期待していてほしいんですけれども
        番組のほうにはね、また葉書を募集してるんで、どしどし送ってください。

松本:でも今日の、別れの言葉とか面白かったよね

稲葉:あの、下品といわれるかも知れないんですけど、面白いのを選んでしまうので

松本:そうですね。

稲葉:どんどん、面白葉書をお待ちしています。あて先は、郵便番号461−03、東海ラジオ放送
         Come on JTB B'z WAVE GYMの係りまで。来週も名古屋のスタジオからお送りしたいと思います。

松本:おやすみなさい

稲葉:バイバイ