中国では、高校卒業生を受け入れる教育機関を「高等院校」(広い意味での大学)と呼ばれている。「1997年時点で全国の“高等院校”は1020校あり、やや減少する傾向になっている。その内訳は4年制以上の“大学”“学院”が603校であり、3年制の“高等専科学校(大専)”と“短期職業大学(職大)”が417校である」(講談社『中日辞典』第二版より)。長期留学を考える人には、「大学」「学院(日本流でいうと単科大学)」など4年制大学(これは狭い意味での大学)を薦めしたい。学士号を取れるし、碩士(修士)、博士など大学院への進学の選択肢も増えるためである。
むかし、外国人留学生は中国の大学へはいるには、まず北京語言学院(現在は北京語言文化大学)でしばらく語学の勉強を経て、始めて各大学に専門教育を受けに行ったが、現在は、直接希望大学に行って、語学から専門教育まで受けることが可能になった。ただし、中国の大学への留学に当たり、HSKテスト(漢語水平考試、つまり、中国語レベル試験)が課せられることも多いので、日本でも受験できるから、事前に受けた方がよい。
中国の大学教育に関して、日本語による紹介ページもかなり増えたので、その中の幾つかを紹介しよう。
日本語サイト: 「中国論壇:中国留学信息」 「中国情報局:中国留学ガイド」
中国では、これまで、大学の順位、重点大学や非重点大学などの区別はすべて行政機関(国家教育委員会、現在は教育部)で定められ、民間の調査機関によってランキングを付けることがなかった。いわゆる「211プロジェクト(21世紀に向けて100校の重点大学をつくる計画)」はその代表的な例である。しかし、最近、高校卒業生にもっと選択の余地を与える意義で、民間機関によるランキング結果発表もインターネット上で行われ始めた。その最も有名なのは、「網大」の調査結果である。歴史は未だ短く、調査方法も毎年少しずつ違い、その上、異議を問う動きもあったが、留学先を考えるとき、一つの参考目安としてご活用してください。
1999年度ランキング 2000年度ランキング 2001年度ランキング
なお、これらのホームページを閲覧するとき、「表示」→「エンコード」を「中国語簡体字」に指定してください。