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当時は「AGS」(オートマチック・ジェネレーティング・メカニズム)と呼ばれていましたが、
現在は「キネティック」と呼ばれているシステムの時計です。
私には詳しいことはよくわかりませんが、腕の振動で発電された電流を充電池に充電して
クオーツ時計を駆動するというもので、”電池交換不要”が謳い文句でありました。
確か1994年頃に購入したと思いますが、現在(2011年2月)までの17年くらいの間に、
初期不良で購入数年後に1回、数年前に2回目のムーブ”充電池交換”をしました。
確かに、”一次電池”は使用していませんので交換のしようがありませんが、”充電池”
(二次電池)だって劣化はしますから、その交換はありえるわけでした。
一般的な一次電池の交換だけならば1,000円ほどで済むわけですが、2回目の充電池
の交換のときに、15,000円ほどかかると言われて、
「AGS」の必要性ってあるのかしら?…と思ったところで、お店の方と話したのですが、
「”機械モノ”にはオーバーホール、メンテナンスが不可欠であすよ。」
「気に入った拘りのモノに手間、お金をかけて大切に使っていくのか、
もし経済性を問うのなら、電池10年保証で2,000円くらいの時計を
使い捨てていけばよいのですよ。」
言われてみれば当たり前のことですが、目からウロコでした。
私たち(日本人?)は、どうもメンテナンスフリーに弱い、手間暇を惜しむ?傾向にあるよう
に思います。メンテナンスの必要性をダイビングやこのスウェーデンハウスから学んできま
したので、AGSの機構の可否はともかくとして、お気に入りの時計が、オーバーホール、
そっくりムーブメントを交換してもらって、15,000円ほどで使い続けられるのなら、お安い
のではないかしら?…と思い直ったわけでした。
そして実は、先々月のダイビングで”水没”してしまって、3回目のムーブ”充電池交換”
を行いました。(今回の交換では値上がっていて16,800円かかりましたけれど。)
「ダイバーズウオッチ」ということで、水に”無敵”のように思ってしまっていたのですが、
ダイビング器材と同様に、パッキンは劣化しますから、定期的なメンテナンスは必要だった
のだと、改めて思い知ったのでありました。
※少し先に購入したダンナさんの時計はちょっと調子良くないようで、先頃3回目?の交換で、
25,000円ほどかかると言われ、悩んだ末、新たな時計を購入してしまったようですが。
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