
おひつ

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秋田は大館の『栗久』さんの曲げわっぱのおひつです。
「ご飯は釜から直接食べるな!」
炊きたてのご飯をおひつに移すことで、
粗熱が取れ、余分な水分が吸収され、ご飯がずっと美味くなる。
乾いてくれば水分を戻す。冷や飯も美味しい。
杉に含まれるタンニンの防腐作用は、檜のように強すぎることなく程よい。
「夏場でも2日、冬場では3日、ご飯が保ちます♪」
保温を続け、ご飯を不味くしてしまっていましたので、
その言葉に、後ろ髪ならぬ、前髪を引っ張られました。
しかし、お値段にはびっくりです〜!
これは諦めようとしたところですが、
近頃では10万円もする立派な電気炊飯器があることを思うと…
おひつだってその働きは立派な”調理器具”であり、
炊飯器に付随すべきものではないかと…
それも、無償で修理もしてくれる一生ものであり、
秋田杉の柾目板が本当に美しい工芸品であり、
眺めているだけも嬉しい逸品☆ですから…。
で、買ってしまった。。。

で、実際に如何なものかと?
その1☆ 炊きたてのご飯…
確かに粗熱がとれ、程よい水分になり、ご飯がしまり、杉の香りがいい感じです☆
その2☆ 夜炊いたご飯の翌朝は…
冷めているけれど、固まったりもしていないし、杉の香りもして
茶碗によそってチンしてもよいのですが、
冷めた自然な無理のないご飯が好きです☆
(子供の頃はこんなご飯を食べていたのを思い出します)
その3☆ 丸一日たった夜に、さらに次の朝に、恐る恐る食すると…
(夏なので、部屋は暑くならないようにしておきましたが、)
痛んだ感じ、嫌な感じなどはなく頂くことができました。
でも精神的にいい気持ちではないので、
できれば早めに頂いた方がよろしいですね。
ただ、おひつご飯も好き好きです。
ダンナさんは、炊きたて熱々、お粥のように超軟らかめのご飯が好きで、
杉の香りも余りお好みではないようです。
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09/7/27購入 |
3合用浅型脚つき
直径230mm×高さ90mm
厚さは、底板6mm 胴7mm、フタは何と15mm!
脚付きは、持ちやすく、水分の発散・乾燥にもよいです。
内底の角がR仕上げなので、ご飯がよそいやすく、
また、ご飯も詰まらない。
3合用は2合程度のご飯を入れるとよいそうです。
1年ほど使って馴染んだら、酢飯や炊き込みご飯もOKとのこと。
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お手入れは、白木なので黒ずまないようには多少気を遣います。
(黒ずんでも害はないとのことですが。)
早くよく乾燥させることが大事!特にふたは内側を上に向けて乾燥させること!
(下向きでは乾燥しにくいので絶対にダメとのこと。)
それには、ぬれたまま電子レンジに50秒くらいかけると、
熱々の蒸気となるので、はやく乾燥してよいとのことです(^_^)v
ということで、
高かったけれど、購入してよかったです(*^_^*)
ご飯を炊いて、おひつに移し、茶碗によそうのが楽しくなりました。
高級なご飯を贅沢に頂いているような気がします。
ご飯を大切に頂いております。
お弁当箱も買ってみようかなと思っています。
★★★★★
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