Yearning for the old days 
2007/05/01
     

大 家 族
はじめに

   
   
 私が過ごした幼少期、小学生の頃は、父母、私、弟二人、祖父母、叔父三人、叔母一人
とともに総勢11人の大家族で暮らしていた。
住んでいたのは下町は密集地、18坪足らずの敷地に建つ家。祖母がちょっとしたお店も
も営んでいたのでかなり密度の高い窮屈な暮らしだった。今ならば、TV 「改造ビフォー・
アフター」にて匠におすがりするに十分値する家だと思う…。

 我が父は兄弟の中で一番上。私たち姉弟は叔父や叔母のことを「お兄ちゃん」「お姉ちゃ
ん」と(現在でも)呼んでいた。叔父叔母は兄や姉のようでもあり、叔父叔母として姪甥を可
愛がってくれ、ときには父母のようでもあったと思う。
私たちは沢山の大人の中で育まれながら、甘やかされたのではでなく、子どもでも大人で
あることを培ったのではないかと思う。。

 もちろん今は暮らしはみな別となった。一同が会するのは法事や祝い事。それぞれの連
れあいや子どもを連れて集まる。最近は還暦のお祝いが増えた。(笑)
そのうち私やダンナさんのお祝いもして頂けるのかな?

 さて、狭い家での大家族生活はその当時でも大変に思うこともあり、また当時は別段感
じなかったことも今思えばエライことだったということもある。
そう、時代は”昭和”(西岸良平の『三丁目の夕日』よりは少し新しいときだけど)、今のよう
に豊かではないけれど、大勢での暮らしは沢山の出来事があり、今に思えばかけがえの
ないものだった…。当時は他人様に話すのはちょっと恥ずかしいなと思っていたことも、今
では懐かしく思い出として話すことができるようになった。
家族と生活に思いを馳せたい。

 
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