2005.2.5(土) 釣り初めの儀、2005 【 プライベート 】

 
 
 

今日は、今年初めてのまじめな釣りです。
とは言え、主目的はエンジンに火を入れること。
何せ、年末に出撃して以来、丸1ヶ月以上船を動かしていませんでしたので、ここのところ
ちょっと気になっていたのです。
今年の釣り、実は年初の2週間ほど前、ロッドを持って日本海に出向いたのですが、
年末に購入したシーバスロッドに軽いジグを装着し、2〜3投しただけでグルメツアーに
変更してしまいましたので、今日は気合を入れ直しての出撃となりました。
事前の天気予報も良く確認せず、とにかく先週までのような大雪&大荒れの天気で無いこと
だけは確認していました。

●8:00 出撃
かなり遅い目。早く出撃しても寒いだけだろう、という読み。
しかし、マリーナに到着すると出撃する人は私だけ。客よりスタッフの方が多い状態。
荷物を積み込みいざ出撃、と思ったとき、携帯電話を自宅に忘れたことに気づく。
仕事用とプライベートと、2台の電話を常に持ち歩いている状態なので、かなり心細い。
しかし、たまには何の連絡にも拘束されない1日も良いかも、と発想を転換し、冬の湖上を
楽しむぐらいのつもりで船を進めることにした。
マリーナ前の水温は4℃程度。目指すは、私の冬の定番。
やや強い南風が吹く湖上を一路南へと船を走らせた。

●8:15 膳所
近江大橋を超えて南へ。料亭千松沖にある排水口。
しかし、いつもなら湖底からドブ臭い排水が沸いていて水温10℃程度はあるところが、
排水が沸いておらず水温は8℃程度。もっとも、エレキにつけた魚探振動子についている
水温計の表示なので湖底の水温は分からないが、イメージとしてはいつもより冷たく感じる。
最初につけたのは排水口のある取水塔?のすぐ南。瀬田川の流れで言うと塔の下流。
冬でもそこそこ新鮮なウィードが残り、付いているときはそこそこのサイズが居る感じ。
年末、ここで40UPを2本獲っている。
取水塔の際はやや掘り下げてある感じで、そのブレイクに絡んでウィードがある。
水温が総じて高いせいだと思われるが、冬でもそこそこ元気なウィードに会える。
そのブレイクとウィードを狙って、ラバジを中心にガンガン打ち込んで行く。
時折、取水塔の柱などにもチェックを入れていくが、一向に生命感は無い。
やはり、温排水が沸いていないのが影響しているのか、全然魚が寄っている気配を感じない。
とは言え、他にこれと言って狙う場所も無く、しばらく粘ってみる。
取水塔から20mぐらい下流にある、水深2mから4mぐらいまで落ちるブレイクに船を進め、ラバジや
SPミノーのロングステイなどでチェックを入れてみたが、そこでも生命感を得ることはできなかった。
エリア全体として、いつもより水温が低い印象。相変わらず温排水は沸かず。
この場所でこれでは、今日に釣果を得るのは難しいな、と思い始める。
やがて、南西の風が段々強くなりだし、寒さも倍増されてくる。
辛抱たまらず、少しでも風の弱いエリアを探して、湖西岸を目指して移動。

●9:30 紅葉パラダイス跡地前
2年ほど前、このぐらいの季節に同船いただいた、こうちんさんが見事に初バスを釣られたポイント。
あれから遊園地跡の遊具は撤去され、取水塔も無くなり、わずかなゴロタ石と杭の跡、桟橋とそれに絡む
ブレイクが残る。水温は4℃代後半程度。決して他より暖かい水、という訳では無さそう。
時折ブレイクに絡んだウィード近辺で魚探に反応が出るが、果たして魚なのか、枯れ残ったウィードの
誤反応なのか不明。時折緑色のウィードが引っかかってはくるが、ドロドロのものも混じっていて、
際立って生命感を感じる、というほどでもない。やはりこの季節、オープンウォーターで魚に触ろう
ということ自体、無理があるのかも知れない。取水塔の跡を探しながら、気になるストラクチャーなどを
ラバジでチェックして回ったが、ルアーへの反応は一切無く、取水塔跡も発見できず、次の場所へ移動。

●10:00 柳ヶ崎沖〜自衛隊北側ワンド
紅葉パラダイス跡地前からエレキで移動できる範囲。岬を回りこんで、柳ヶ崎沖へ。
いつもならジェットがブリブリ走り回っているエリア。こんな季節を除いては、ゆっくり釣りが
できるような場所では無い。しかし、沖合いの湖底はウィードも無く、水温は4℃代前半。
生命感は全然無い。次の岬も回りこみ、自衛隊北側ワンドまで船を進めた。
やや強い南西風に押されているので、さほど時間もかからずに移動できたが、途中、魚探の画面を
眺める限り生命感はまったく感じられなかった。自衛隊北側の杭一文字は既に他のボートが張り付いて、
ライトリグでチェックしている。その杭一文字のすぐ横。私の経験上比較的早くにきれいなウィードが
生えるエリア。しかし、まだ枯れ残ったウィードがあり、ルアーを投げてもそれが引っかかるばかり。
風に流されながらワンドを進むが、ここでも結局生命感を得ることはできず。水温は5℃〜6℃と
やや高めだったが、この季節に魚がつれる要素は、やはり水温だけでは無いのだろう、と勝手な想像を
しながら、次の場所に移動。

●11:00 若宮漁港沖
なんとなく立ち寄った、と言うのが正解だろう。特に何の狙いがあったわけでも無い。
ただ、南西の風が強く、若宮漁港沖のエリアなら、岬状になっている川の流れ込みでちょうど風裏に
なるのではないか、という単純な思いつきで立ち寄った。船を停めて魚探を当ててみると、意外なことに
水温が高い。概ね6℃程度はある。鉄板系のサイレントバイブを投げながらエリアをウロウロするが、
時折新鮮なウィードが引っかかって上がってくる。魚探も時折景気良く鳴っている。
本日ここまでのエリアで、一番生命感を感じる展開になっている気がしてきた。ここで釣らなければ、
今日の釣果は無いと思うが、そもそも釣果を得るよりもエンジンに火を入れ、極寒の琵琶湖がそれらしい
冬の状態になっているのか確認するための出撃だったので、さほどモチベーションは上がらない。
しかし、トロロ系では無い、緑色のウィードが点在していることは間違い無さそう。
今年の早春、ちょっと通ってみるのも面白いかもしれない、と思わせる展開。
水深3mより深いエリアに船を進めると、水温計は時折7℃を超えている。これは明らかに暖かい。
湧き水でも沸いているのだろうか。少々エリアを移動して回ったが、結局ここでも釣果を得られず。
ただ、生命感を得ただけでも、本日は大満足。楽しい気分で昼休憩に入った。

●11:30 休憩
山ノ下湾北側のエリアでアンカーを打ってビバーク。食後、一時間近くも昼寝に没頭。
携帯電話を忘れて目覚ましも無い状態だったが、湖面を渡る風の音で目が覚めた。

●13:30 名鉄跡沖〜浮御堂沖
風はますます冷たく、いかにも冬の琵琶湖らしい展開。
実は朝から比叡山には雪が積もり、比良山系は雪雲に覆われて姿も見えない状態だった。
そんな状況の中、本日最後のエリアを目指して休憩地点より移動した。
まず入ったのは、名鉄ホテル跡のすぐ沖。水深2m程度のエリア。夏前後になると、水面近くまで伸びた
ウィードなどで、とてもでは無いが、私は釣りをする気になれないような場所。こんな季節ぐらいしか
行くチャンスが無い。生え残ったウィードがあるものの、やはり総じて枯れている感じ。
シャローで水温は6℃程度。このエリアも湧き水なのか。シャローを護岸沿いに、南から北に向かって
流しつつチェック。相変わらず、ラバジを中心に投入。しかしアタリも無く、更に沖合いに移動するが、
時折新鮮なウィードは引っかかってくるものの、それ以上の生命感は無い。
水深4m程度の沖合いまで出たが、結局水温は7℃程度から変わらず、魚探への反応は沖合いに出るほど
減少していくが、生命感は変わらない。万が一の1本を狙って少々粘ってみたが、結局アタリなし。
浮御堂の沖合いまで風に流されつつ、状況を確認して回ったが、それでもダメ。
結局、何箇所か水温の高そうな場所を回ってみたが、釣果を得ることはできず、
少々早い目ではあったが、15:00頃に納竿とした。

今日は、そもそもの目的がエンジンの火入れで、釣果は全然得るつもりではない、という感じで出撃した
のですが、やはり1日竿を握っていて釣果を得られないと結構悔しい思いをするものだ、と認識しました。
マリーナの方曰く、先週末に降った雪が溶けて琵琶湖に流れ込んでいる状況で、ここ数日は相当に水が
冷たくなっている、とのことでした。
しかし、魚が寄っていそうな場所はめぼしがつきましたので、春になるまでの間、是非釣果を得て
おきたいものだと思います。

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