2005.2.18(金) 本年初の獲物は。。。 【 バス以外 】

 
 
 

今日は、P1のIT氏と日本海への旅です。
昨年、和歌山へのイカ釣りもご一緒しましたが、2人で行くのはそれ以来2回目。
今回の釣りは小さなジグで青物か、初体験のメバル。小さなルアーを使う釣りです。
専用ロッドが無いとなかなか釣りづらいという話は聞いていましたが、
バスロッドのライトアクションぐらいで対応できるだろう、との事前情報に基づき、
もう使っていないツーピースのスピニングをひっぱり出しました。
小さなジグ用には、昨年購入したシーバスロッドと、念のためのエギロッドを持参。
事前の天気予報は、朝から曇りで昼ごろから雨。防寒着に撥水スプレーを降れなかったことが
少々気になりつつも、とにかく車に荷物を積み込んで、日本海を目指しました。

●5:00 出発
5:00にP1で待ち合わせ。IT氏の荷物を私の車に積み込み、日本海を目指して出発。
目指すはIT氏が気になっておられる、音海の大突堤。
京都からは、およそ2時間程度の道のり。走行中より徐々に明るくなってくるが、
予報どおりの曇り。この分だと本当に昼過ぎには雨になりそうな気配。

●7:30 音海大突堤
誰もいない。釣り客の車も無い。昨年からエギを投げに何度かやってきたが、
この場所が貸切状態なのは初体験。先月でも寒風吹きすさぶ中、釣り人が居た。
外に出て見ると、気温は以外に暖かく感じる。
しかし、堤防の上に張られた電線は風でうなりを上げている。車を止めた場所が風裏だった
だけであることは、堤防の上に上がってみてすぐにわかった。激しく白波が立ち、水は風に
押されてどんどん動いている。堤防に真っ直ぐ立っていられないぐらいの突風が時折吹く。
ともかく、せっかくの有名ポイント貸切状態なので、防波堤の先端に陣取る。
しかし、気を抜くと突風で防波堤から落ちそうになる。まずは、シーバスロッドに軽めの
ジグを装着。キャストを開始。PEラインは大きく流されるが、周りに人が居ないので
さほど気にならない。軽いジグなので底をとるためにじっくりと沈めるが、それがたたって
1つ、また1つと根掛かってジグを失って行く。アタリは無い。
内海側の防波堤に新たな釣り客を発見。立ってキャストしておられるのでルアーかエギか、
とにかく疑似餌系の釣りをされている様子。私もかなり懸命に投げ続けたが、ジグを4つほど
失った所で、ふと考えた。誰もここに居ないのは、実は釣れてないからでは無いのか、と。
先月、少し様子を見に来たときは、同じ場所からヒラメや青物を釣っておられ、やはり
ここで一生懸命投げると必ず釣れる、という思いがあったが、よく考えるとそれは先月の話。
今の話では無い。IT氏は水中にキラキラ泳ぐ小魚の群れを発見。
ジグで引っ掛け、上げてみると15cm程度のボラの子だった。
なるほど、釣れなくてもやはり生命感に満ちた場所であることは間違いなさそう。
私はここで攻め手を変更。バスロッドに持ち替え、メバル狙いにチェンジ。
しかし、どこをどう狙って釣って良いのか分からず、底を取ってズル引きしてみたり、
中層をゆっくり泳がせて見たりしたが、アタリらしきものは一切無い。色々と場所を
移してみたが、状況は変わらず。IT氏が遠くにやってきていた釣り人に声を掛けられた。
流石に釣具屋。情報収集に余念が無い。声を掛けた相手の方はエギらしく、この内海で
アオリを1杯釣ったとのこと。車で移動する気になっていたのだが、急遽エギタックル出動。
内海に向かってキャストを開始した。場所を移しながら丁寧に底やブレイクを狙っていくが、
エギを失うばかりでアタリは出ず。しかし、しばらくして、ようやくIT氏に待望のヒット。
上がったのは、4号エギとほぼ同じサイズのイカ。種類は不明だがアオリでは無い。
極小サイズのため迷わずリリースされたが、これでボウズでは無くなった安堵感が
感じられた。だがその後は続かず、昼食ポイントを目指して移動。

●13:30 昼休憩
福井方面に移動し、いつも行く三方町のウナギを食す。
IT氏は、実はその店のウナギ初体験。感動して頂きました。

●15:30 常神
常神半島の一番先に先端にある漁港。この半島で一番生命感がある気がする。
漁港中でも一番はずれ、もうそれ以上行くと磯になっているような場所。ブレイクやゴロタ石、
ウィードなどが絡んでいるエリアを狙っていく。少しジグも投げてみたが、ここではやはり
メバル。悪くてもガシラ。小さいワームをつけてキャスト開始。しかし、ここでほどなく雨が
降り出した。予報どおりと言えば予報どおり。だがこの雨の降り出のタイミングで、
IT氏がメバルを3尾ゲットされた。私も狙い方を教わり、そのとおりにやってみるが
どうも感覚が分からない。何度か明確なアタリも感知したが、アワセると抜けてしまい、
向こうアワセにしても掛からない。雨に打たれて粘っているうちに段々と日が暮れてきた。
IT氏、少し離れたところに居た、エギの方にまた声を掛けられたようで、40cmぐらいの
タルイカをゲットしておられた、とのこと。私は迷ったが、もうこうなったら今日は意地でも
メバルを釣ろう、と決意。IT氏は迷わずエギを握ってシャクリはじめた。
雨は一向に止まず、ますます景気良く降るばかり。日は完全に落ちて夜。ここで、本日最後の
場所を求め、IT氏のイメージで明るい外灯のある漁港を目指して移動していくことにした。

●18:30 犬熊(?)
国道162号線を小浜に向かって走る。小浜から高浜あたりを徘徊すれば、外灯の明るい漁港が
きっとあるだろう、という読み。途中までは整備された道だが、道程の半分ぐらいはまだ未整備。
その旧道を行くと、小浜まで行く手前に、船溜まりを白い外灯が照らす漁港を発見。
入り口に「清掃協力金1,000円」の看板があり、土日などは人も多い印象の港。
今まで立ち寄ったことが無かった、恐らく犬熊という場所だと思われる。
冬の雨が降りしきる中、金曜日とはいえ平日、もう日はとっぷりと暮れて夜。
こんな状況で釣りをしている人など私たちの他に居るはずも無く、完全に貸切状態。
雨で手が濡れて冷たいことを除けば、そこそこ釣りやすい環境ではある。
船溜まりに立ち、船の間、外灯の明かりの明暗が分かれる辺りを目がけてキャスト。
程なく、IT氏はメバルをゲットされた。その後もポツポツと上げていかれるIT氏。
ガシラやタケノコメバルなどもゲットされ、そこそこの釣果を得ていかれる。
一方の私は、相変わらずアタリは出るものの一向に乗せることができず。
これは、フックやワームに始まり、ラインやロッドを含めた、トータルなタックルバランスが、
小さな対象魚に合致していないに違いない、と確信。
結局雨の中、20:00頃まで粘り続けたが、私は釣果を得ることができなかった。

帰りの道中、IT氏からしきりにメバルロッドの購入を勧められました。
黙っていてもティップがのめりこむような、極端な先調子。
ルアーを扱い易い、6フィートから7フィート程度の長さ。
確かにバスロッドではまだまだ全体がたわみ過ぎる感じがしました。
しかし、メバルもしくはロックフィッシュを狙うような専用のロッドが私にとってどれほど
利用価値のあるものか見極めもつかず、ただ、IT氏のおっしゃることは単に釣具屋としての
営業活動だけではなく、実際にフィールドに出てみた実感として、正しいと感じました。

★★その後(2月21日)★★
仕事が休みだった月曜日、昼からフラッとリベンジに行ってみました。
行った場所は、舞鶴の青井という道路沿いの海岸と、高浜和田。
青井の方は、全然生命感もありませんでした。夜になって到着した高浜和田の港。
風が非常に強く、外向きには釣りにくい状態で、港内での釣りを敢行。
IT氏の教えに従い、外灯の明暗の境目を狙ってキャストを続け、ついに待望の初メバルを1尾
ゲットできました。IT氏からレクチャー頂いた、ティップの柔らかい6〜7フィートの竿は、
1間竿の船竿(荷重15号〜20号)を代用。ワームとフックはメバル専用のものを行きしに
購入し、それだけを使いました。
しかし、それでもまだアタリのみで逃してしまうことも数度あり、もっと先調子のクイッと
入り込むようなロッドがあれば、更に釣果も上がるものと確信し、この日も帰路につきました。
フックは基本的にジグヘッドを利用していますが、ウィードへの潜り具合などを考えると、
テキサスやキャロなどを試してみるのも楽しそうです。

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