2004.9.19(日) 女性に厳しい?秋琵琶湖 【 同船 】

 
 
 

今日は久々の琵琶湖。3週間ぶりです。
同船者は、今週で5週連続となるM君と、今回が2回目の同船となるKさん(女性)。
二人とも会社の後輩ですが、3人連れ立っての釣行は初めてです。
M君との釣行は、ここ最近は天候に恵まれず、釣果もダウンショットで子バスを拾うような、
なかなか厳しい感じになっています。Kさんは、前回同船した時に人生初バスをゲットし、
その時は10本以上の釣果で、この次来るときは大きい魚を釣りたい、と言っていたのを記憶しています。
そんな状況ですので、MM君的にはハードルアーで何とか1本を、Kさん的には何とか大きいサイズを、
というそれぞれを思惑があっての釣行となりました。天候は、午前中を中心に所によっては激しく雨が降る予報
だったのですが、午前中は晴れ間も覗く程度の曇り。午後は一時雨が降ったものの、やはり曇り。
この季節としては気温が高く、蒸し暑い釣行となりました。

●6:45  出撃
久々の3人釣行。いつもは一人か二人がけのところに3人。流石に船もやや重い感じ。
水上に出ると岸際に抜けたウィードなどが漂い、やや水質が悪いという印象。
そのまま進むと、マリーナ前のワンド内は透き通った水になっている。
しかし、船が通った後、微妙に泡が水上に残っているのが確認できる。やや水質が悪いのか。
水温は25℃〜26℃程度。3週間前に出撃したときとさほど変わっていない。
本来であれば、もっと季節が進んで水温が下がっていても良い感じだと思うが、
ここ数日の暑さのせいか、季節の進みがストップしている印象。
湖上に出ると、微風ながら東風。東風と言えばやはり東岸を目指してしまう。
ウィードエリアで魚が獲れそうな場所をイメージするが、頭の中のデータが3週間前のもの。
ともかく季節の進み具合が分からないので、最近よく行っている場所からチェックすることにした。

●7:00  北山田
東風と言えばここに来てしまう。一旦、水深2.5mぐらいのエリアにつけたが、
あまりにもウィードが濃すぎて釣りにならない。しかもウィードはトロロ系。
お盆を過ぎた辺りから、徐々にウィードが濃くなっている感じがする。
季節の進みが逆というか、少々理解しずらい状態。これが今年の季節の流れか。
そんなことを考えながら、風に流されて沖に出る。
におの浜のはるか沖〜北山田の沖にかけて、最近ポツポツ船が浮いているエリアがあるが、
今日はそこが大船団になっている。一体何があるのか。やや気になりつつ、
そちらに恐る恐る近づきながら、M君と私は巻物を中心にガンガン投げ続ける。
Kさんは前回覚えたスピニングを駆使し、スプリットショットでキャストを続けている。
時折ワームに生命感がある、とKさんから申告が出るが、一向に乗らない感じ。
もっとも、アワセるという行為を教えていないので仕方ない。
一方、M君と私には一向にアタリも無く、悶々と時間が過ぎる。
ルアーも、スピナベ、バイブ、クランクなど手を換えながら投げるが、釣果は出ない。
比較的風が穏やかなので、M君は最近お気に入りのトップも投げていくが、これにも魚は出ない。
やがてウィードの少ない、かなり沖のエリアまで進んだ。
その辺りにはウィードパッチが点在していて、そのほとんどが良さそうなウィード。
そこを、私はスピナベで、M君はスピナベとダウンショットなどを持ち替えながらチェックして回る。
朝イチから吹いていた南風はいつの間にか止まり、ほぼ無風の状態。暑い。
雨や寒さをイメージしていたが、薄曇で無風。黙っていても汗が流れる感じ。
やがて、M君のダウンショット、私のスピナベ、Kさんのスプリットにそれぞれギルがヒット。
これで何がしかの魚が居ることを確認。その後も子バスを釣り上げていくが、どうも本来の雰囲気では無い。
ワームには激しいアタリが、スピナベのブレードにも激しいアタリが出るが、恐らくギル。乗らない。
どうしてもまともなバスのアタリが出ない。かと言って、大きいルアーには反応も無い。
M君がダウンショットで40UPを1本、ウィードパッチの横から引き抜いたが、それも単発。
後が続かない。無風の状態で手詰まり感が漂う。10時半過ぎからまた穏やかな南風が吹いてきたが、
手詰まり感を一旦リセットするため、早めの昼の休憩に入った。

●11:00  休憩
アングラーズインで休憩。昼からの部、組み立てに悩みながら昼食。
状況もよく判っていないので結局組み立ても何も無く、
結果として、ただ漫然といつものパターンに乗ることに。

●12:30  烏丸半島沖〜下物沖
昼食後、一旦木の浜を目指して走り出したが、木の浜沖に差し掛かった辺りで雨。
進めば進むほど強く降りそうだったので、4号方水路沖辺りで反転し、雨の降っていない
烏丸半島沖あたりにつけた。ここでは、風は北風。それに流されて船を進める。
烏丸半島沖、南側のエリア。下物沖の浚渫跡の沖側の端あたり。
浚渫跡の穴ぼこ付近は大船団になっていて、その一番沖あたりを流していく。
やや浚渫跡をかすめつつ、その沖側には巨大なウィードパッチが点在。
そのウィードの中や周辺を目掛けて、テキサスやダウンショットを投げ込んでいく。
しかし、やはりアタリが出て魚が取れるのはダウンショットのみ。スピナベやラバジでは
全然アタリもしない。このエリアでも、子バスの追加のみ。Kさんは未だバスが釣れず。

●13:45  木の浜
遠くに見えていた木の浜の雨が止んでいそうだったので、移動した。
北風がやや明確に吹いている。3号放水路の沖、エリの先端部沖あたりに陣取る。
今年、何度となくハードルアーの釣果に恵まれた場所。それを信じて投げつづける。
しかし、魚探もほとんど鳴らず、生命感はまったくと言ってよいほど無い。
試しにダウンショットを入れてみるが、アタリも少ない感じがする。
途中、スコールのような雨に30分ほど降られ、雨具の用意が生きたが、
この雨の前後にも特に目立った釣果は出ず。またもダウンショットで子バスを少々追加したのみ。
本日最後のまともな釣果を求めて、最後のポイントのつもりで次に移動。

●14:45  アクティバはるか沖
北風は相変わらず。この風とこのエリアは私の好み。
しかし、ここも朝の北山田と同じく、ここにきて段々ウィードが濃くなっているイメージ。
ウィードヘッドまでの距離が短くなり、シンカーがウィードに潜る感じも深くなっている。
M君は果敢にもハードルアーを投じていくが、すぐに藻ダルマになってしまう。
むしろ、ノーシンカーでも良いのかな、というぐらいウィードが濃くなっている。
私はスピナベの後、ダウンショットを投入していくが、釣果を得られる感じがしない。
アタリも無く、魚探もまったく鳴らず。このエリアにしては珍しい。
しかし何とか1本、特にKさんには1本は釣り帰ってもらいたいので、早々に見切りをつけ、
残された時間の中で、決して高いとは言えないが、次の可能性にかけて移動。

●15:15  浮御堂沖
漁礁の跡に入るより、ウィードの釣りをやりにいく方のイメージが強い。
一応、漁礁周りのウィードエリアに船を停め、そこから沖のウィードエッジに向かって船を流す。
風は北東の方角から吹いている。明確なウィードエッジは無いものの、濃いウィードエリアから
パッチになっている場所につけ、そこに向かってテキサスを投じていく。しかし、まったくアタリは無い。
このエリアには珍しく、魚探もほとんど鳴らない。またしてもダウンショットに持ち替え、時折出る
ギルアタリに惑わされながら、子バスを釣り上げる。M君と私が1本ずつ子バスを釣った後、
いよいよ一向にアタリも無くなってしまった。Kさんのワームは、今日幾つめか判らないが、
またもシッポを食いちぎられている。バスのアタリは取れていないのか。
ことごとく打ちひしがれつつ、釣果も中途半端なまま、本日は時間切れとなった。

結局、M君の40UPが今日イチの釣果となり、Kさんはバスが釣れませんでした。
その他には30cm級が混ざったものの、子バスのオンパレード。
いや、オンパレードと言うほど数は釣れていない、というのが本音でしょう。
釣れたリグもダウンショットオンリー。タックル使用率は7:3ぐらいでベイトの方が多かったと
思いますが、そちらでは一向に釣れませんでした。3週間振りの琵琶湖。この状況がどういう
位置付けなのか判りませんが、水質はあまり良いようには思いませんでした。湖南ではやや白濁気味で、
南郷洗堰の水門が閉まり気味なのかな、という印象でした。それとともに、3週間前から
変わっていない水温も多少気になりました。水の中はまだ夏なんでしょうか。
いずれにしましても、水は流れるべきところに流れ、季節は進むべきスピードで進んでいくのが
一番なのだと思います。果たして次回、出撃するときはどんな琵琶湖になっているのか非常に楽しみです。

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