2004.8.6(金) 大失敗 【 プライベート 】

 
 
 

今日は、一人で琵琶湖に出撃です。
果たして南に走って真面目に釣りをするべきか、北に走って水遊びメインにするべきか、
昨晩のうちから散々悩んだ挙句、答えの出ぬままマリーナに着いてしまいました。
マリーナに到着して琵琶湖を眺めますと、波がほとんど立たないほどのベタ凪。
湖南のウィードがある場所で、この水面を利用したトップの釣りを敢行するのか、
ベタ凪のうちにできるだけ北に走っておいて、昼間暑くなれば水遊びをするのか、
この時点でも意が決さないまま、船を出してしまいました。
ワンドの表まで出て、ついに?中途半端な展開を思いつきました。
とりあえず、ラフォーレ前か鮎屋前辺りに入って、トップでの釣りを敢行、
その後日が昇れば一気に北に走る、という作戦です。
少なくとも、ラフォーレ前にはそこそこウィードがあるのも解っていました。
しかし、今から思えばこの選択が今日の大失敗の始まりであり、すべてでした。
今日の天候は概ね晴れ。しかし、夕方に雷雨があるかも知れない、という感じの予報で、
朝の風も無くベタ凪の状況からは想像しにくい予報でしたが、先週に引き続き、
雲の動きと雷には要注意の釣行となりました。

●7:45  出撃
無風状態の湖南も捨てがたかったが、その後の展開を考えて、まずは北へ。
最初に目指したのはラフォーレ前。しかし、近づいて見ると、いつも釣っている
エリとエリの間に漁船がバッチリ陣取っているのが確認できる。
先日見つけた漁師さんの仕掛けを何か作業で触っておられる感じ。
だとすると、私の釣りのポイントと重なっていることになるので、簡単には入れない。
そこで、ラフォーレ前をあきらめて鮎屋前に行き先を変更。
鮎屋前に到着してみると、あろうことか真っ白に濁っている。
実際は本当の白色では無いが、他の場所でここまで濁っているイメージが無かったので、
その白さに驚いた気持ちを表現すると「真っ白」という感じ。
先日来の雨の影響で、野洲川河口付近に濁りが入っているものと想像した。
しばらくデッドスローで流していたが、ウィードはほとんど無く、生命反応も無い。
こうなれば、ウィードが無いのが解っていつつ、ダメもとで一気に北を目指すことにした。
湖北も、どこまで行っても凪の状態。行く気があれば奥琵琶湖を目指せる感じ。
しかし、滑走中に立ち寄ってみたいポイントを思いつく。
ハンドルを左に切り、湖西の目的地を目指した。

●8:30  白髭神社南の浜
浜の名前が解らないが、護岸を国道161号線が走っている場所。
鳥居の前から南に向かって流す。風はわずかに南から吹いている感じ。
しかし、水面には細かな波が出る程度の風は吹いているので、トップは断念。
バイブ、クランク、スピナベなどの巻物を投じながら、魚探を当ててチェック。
ウィードの生え方やブレークの場所を確認するが、やはりここでもウィードは少ない。
新鮮なものは概ね短くて長いものは本数は少なく、昨年の枯れ残りが大量にある感じ。
ブレイクのショルダー部分では時折魚探が反応するが、ルアーを通してもバイトは無い。
鳥居前から南に移動しながら、最初の岬辺りまでの間に、2ヵ所、新鮮なウィードが
そこそこ広範囲に生えているエリアを確認したが、やはり巻物には無反応。
魚の有無をチェックすべくダウンショット投じると、小さいバスがワームを追って来る。
その中でも、やや大きめの?20cm級がヒットしてくる。
しかしそれも1エリアにつき2本ぐらいまで。その後はまったく追っても来なくなる。
SPミノーなども投じてみたが、やはり釣果は得られなかった。
なかなか厳しい感じ。暑さも今日は尋常では無く、既に汗だくの状態。
こうなっては人間の活性が下がって、耐えられなくなる。
結構このエリアで粘っていたが、結局ろくな釣果も無いまま休憩に突入した。

●11:00〜13:00  休憩
北小松の浜の沖。水深5mぐらいのエリアにアンカーを打ってビバーク。
食事をしたり、泳いだり、昼寝をしたり。これぞ、人間のサマーパターン。
しかし、出発時、アンカーを上げてみて改めて気付いたことが。
やはりここでも、ウィードが昨年、一昨年ほどは全然生えて居ない。
魚探に映る湖底のイメージは、ツンツルテン。不毛の湖底に見えた。

●13:30  ラフォーレ前
北から戻ってくると、よく立ち寄る場所。先日も釣果を得ていたので入ってみた。
相変わらず、私が一番オイシイと思っている場所には漁師さんの仕掛けが入っている。
仕方なく、先日同、点々と一列に浮く仕掛けのブイと平行にエリアを流して見る。
しかし、まったくアタリも無く、魚探もほとんど鳴らない。
午前中に行った湖北方面とは違い、例年より少ないもののそこそこ新鮮なウィードがある。
にもかかわらず、先日よりも明らかに生命感の無いエリアになっていた。
よく考えると、先日と違う点が1つ。先日は北風、今日は南風。
南風だと釣れにくくなる、という伝説をにわかに信じたくなってしまう状況。
何かのタイミングなのかも知れないが、結局このポイントでは1本も釣れず。
当然、最後の手段でダウンショットも投入してみたが、それにもほとんどアタリ無し。
この釣れにくさ、でも何とかもう1本獲って終わりたい、という思いから、移動。

●15:00  アクティバはるか沖
木の浜に立ち寄ろうかと思ったが、何艇か船が浮いていたので行き先変更。
いつもながらほとんど船が居ない、アクティバはるか沖のウィードエリアへ。
先日も入ったのでウィードが少ないという状況はいたが、湖北に比べればかなりマシ。
水面には細かくちぎれたウィードの切れ端が漂っている。
それに加えて、どこかで抜けたのか、長いウィードが絡み合って玉状になった塊が
ポツポツと漂っている。まるで嵐の後に釣りをしているような錯覚さえ覚える。
魚探は時折鳴る程度。スピナベ、バイブなどから投じていくが、やっぱりアタリは無い。
南風がやや強くなり始めた感じ。白波が立つ一歩手前、と言う感じ。
この風、普通なら午後一番の時間帯に吹き始めるような気がするが、今日はやや遅め。
そう言えば、予報では雷やにわか雨に注意、と言っていたが、今日はその気配は無い。
とにかく南風に向かいながら、必死に巻物を投げ続ける。飽きてSP系も投げて見る。
しかし、バイトも何も無いまま、30分以上時間が過ぎてしまった。
16:00ぐらいにはマリーナに戻るので、それまでの最後の残り15分、
ダウンショットに本日ラストの1本をかけてみることにした。
風に流されながら、ウィードヘッドを流し続ける。しかし、これでもアタリ無し。
ギルのアタリもほとんど感知しない。果たして南風の影響なのか。
結局、最後の15分でもまったく釣果を得られず、敢え無くタイムアップとなった。

マリーナに戻って、今日の状況を簡単に聞いて見ました。
マリーナの方曰く、今日は午前中に湖南でトップが当たっていたそうです。
40UPを数本獲って来られた方が、何人かいらっしゃたようで、私の読み違いが
明らかに釣果の差に現れた1日となってしまたようです。
釣りに「たら」「れば」は禁物ですが、やはり、午前中のベタ凪を見て、
真面目に釣りに走るべきでした。本当に大失敗、もったいないことをしました。
でもその分、人間のサマーパターンを楽しめたのは確かです。
しかしこれにも懲りず、次回も恐らく、釣りに走るべきか、水遊びに走るべきか
悩むことになるでしょう。夏の琵琶湖には、選択の悩みがつきものです。。。
あれ?私だけですかね、こんな悩みは。(^^;

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