2004.8.28(土) 台風接近 【 同船 】

 
 
 

今日も、またまたM君と出撃です。
東京在住のM君、実は先週末から夏休みで1週間大阪の実家に帰っているらしく、
関西に滞在している9日間の間に、同船で2回出撃する予定を立てていたのです。
しかし、何故か7月の桧原湖遠征依頼、同船すると荒れている気がします。
ご多分に漏れず、前例に倣って本日も荒天。何と言っても台風接近がトップニュースです。
今回こそは本当に出撃を諦めようかと思いましたが、前日の天気予報では台風の速度が落ち、
本日はまだ何とか決定的な影響を受けないで済みそうな感じです。
出撃時の天候は曇り。まださほど風は強くない状況でした。
結局終日雨は降りませんでしたが、風が無かったのは朝イチだけ。
後は終始強い東風が容赦なく吹き付ける状況でした。

●7:15  出撃
マリーナに向かう途中で、車のシートにコーヒーをこぼすハプニングに見舞われ、
到着 → 出撃がやや遅れてしまった。天候は曇り。当初の予定より台風の接近が遅れている。
しかし、出撃時、荒れて危険を感じたら早々に切り上げて帰港して欲しい旨の忠告を受ける。
当然我々もそのつもりでの出撃。生命の危険を冒してまで釣りをする気は無かった。
湖上は微風の東風。前回に続き狙いが定めにくい風。
ともかく先週の流れを信じ、船を一路南に走らせた。

●7:30  北山田 シャロー側〜沖の船団エリア  ダメ
穏やかとは言え既に台風の影響っぽい東風が吹いていたので、東風の風裏をイメージした
湖東側のポイントに入った。前回の出撃でも朝イチに入った北山田の一文字沖に船を着ける。
大きなものであれば、トップでも何とか視認できる程度の波が既に出ている。
ハッキリ言って、トップを投げて魚が出るような状況では無いと思われたが、
前回に続いてトップでの釣果を切望するM君と、この夏まだトップで魚を獲っていない私の
思惑が一致し、二人してサイズが大きめのトップを黙々と投げ続けた。
しばらくすると、早くも台風の接近を思わせる強風が吹き始め、周囲に白波が立ち始めた。
こうなると、トップなど投げている状況では無くなり、更に、風に向かってハードルアーを
満足に投げられるような状況でも無くなってきた。東風の強風なので、湖東側に居るせいか
うねりなどは感じられない。しかし、現実的に投げられるルアーは極端に限られて来る。
もはや巻物などの選択肢もほとんど無くなり、ボトムを取るのに苦労はするものの、
確実に投げ入れることが可能なダウンショットを、早々に投入。
しばらく風に流されながら、シャローのウィードエリアを捨て、沖合いのウィードエッジを
狙いに行くことにした。しかし、例年のように明確なウィードエッジは見当たらず、
段々とウィードの背が低くなってやがてウィードパッチのエリアとなり、その沖はほぼ不毛の
湖底が魚探に映し出されるばかり。ところどころギルアタリを感知するものの、強風で
ほとんどアタリも明確にはとれず、魚に触れない時間が淡々と過ぎていく。
そのまま、沖合いで最近船団になっていることが多いエリアまで流されてみる。
魚探に映る湖底は、何の変哲も無い不毛の地が広がっているだけのように思えた。
この辺りになると、あまりの貧果と強風下の釣りに集中力を欠いた状態となってくる。
結局この北山田一帯では魚を触ることすらできず。気を取り直す意味も含めて、移動。

●9:00  帰帆島沖〜プリンス前
更なる風裏を求め、帰帆島の沖に船を移動させた。
ここなら、完全に島影となるため風はかなり落ち着いた状態。ハードルアーも投げられる。
しかし、例年ほどでは無いものの、水面近くまでウィードが生えている感じ。
しかも、投げ入れたルアーにはトロロ系のウィードが大量に引っ掛かってくる状態。
水中に潜るハードルアーでは、非常に釣り難い。ここはまたまたトップを投入。
またしても二人で黙々とトップを投げ続ける。しかし、まったく反応は無い。
帰帆島の北側沖から南に向かって釣り始め、気がつくとほぼ南端までたどり着いていた。
帰帆島南側の水路あたりでは、やはり風が強く吹いているのが湖面の様子から解る。
やはり島影が風裏になっているだけ。風の吹くエリアに入り、再びダウンショットを握る。
近江大橋を目前に臨む琵琶湖最南端、瀬田川の流れ出し部。東風に流されて、
湖東側から湖西側のプリンスホテル前に向かって流される。
昔の浚渫跡など、起伏に富んだ地形にウィードエリアの絡むエリアを進む。
途中、ようやくダウンショットで魚をゲットしたが、まったくサイズは良くない。
ここでの釣果は、二人とも25cm級までが関の山。
作戦を練り直すため、早めの休憩をとることにしてアングラーズインに向かった。

●11:00  昼食
アングラーズインで昼食。
台風の接近で吹いている東風は、当然ながらそんなに簡単に止むはずも無く、
昼食後も容赦なく吹き付けていた。湖西側にあるアングラーズイン付近では、
東風で発生した波が打ち寄せ、うねりになっている。
やはり選択肢として、湖西のポイントはあり得ないことを再認識。
ならばすべて湖東側で勝負、と決め、昼からのポイントに向かった。

●12:30  木の浜
波濤を越え、昼から最初に入ったのは木の浜の比較的浅いエリア。
午前中の帰帆島沖と同じく、水面近くまでトロロ系のものを含んだウィードが伸びている。
二人とも、トップから水面下の深度が浅いハードルアーをエリアをぐるぐると釣り回りながら、
ガンガン投げていく。しかし、ここでもハードルアーにアタリは無い。
釣り歩いているうちに風に流され、2号放水路沖のエリの先端部あたりまで流された。
その辺で確認のダウンショットを投入。細かいギルアタリの中に子バスのアタリが混じる。
何本かフッキングして釣り上げて見たが、やはり20cm〜25cm級止まり。
今日はとことん貧果。しかも、かなりの長時間、M君と二人でハードルアーを投げ続けているが、
そちらの方にはまったくもて反応が無い状態。唯一、スピナベのブレードに反応を感知する程度。
子バスの中にビッグワンが混ざることを期待してみたが、結局かなわず。
次の場所へ移動することにした。

●14:00  下物
非常に久々に入った気がする、下物。琵琶湖博物館の桟橋に向かう水路の、赤ブイより岸寄り。
昔の浚渫跡と思わしき、凹凸の激しい地形にウィードが生えているエリア。
下物内湖の南側水門の沖辺り。何となくだが、比較的良いウィードが生えている印象がある。
とは言え、やはりトロロ系のウィードが大量にあって釣り難いのは、他の浅いエリアと同様。
と言うことは、釣果も同程度ということか。果たして、ハードルアーには一切反応は無く、
水面まで伸びたエビ藻の上をスピナベのバジングで通してみたりもしたが、音無し。
そして、チェックのために投入するダウンショットには子バスが反応するのみ。
本日最後の望みをかけて、先日終わり掛けにM君が40UPを獲ったエリアに移動。

●15:00  アクティバはるか沖  私子バス、M子バス
いつもの夏より断然釣り易いので、今年は良くこのエリアに入っている気がする。
他のエリアに比べて釣っている人が圧倒的に少ないのも、ここの魅力の一つ。
今日も最後の時間、望みをかけてハードルアーをガンガン投げていく。
他のエリアよりプレッシャーも少なく、必ず釣れる魚が居るはず、と言い聞かせながら。
しかし、幾ら投げても今日のバスには完全に無視されている感じ。
バイブやスピナベにもまったく反応が無い、というのが、今日の状況を物語っている気がする。
結局最後の時間もハードルアーには何も反応は無く、私が最後に投じたダウンショットに
30cm級がヒットして、それが今日イチの釣果となった。
前回の出撃に続き、トップで40UPという釣果を目指したM君だったが、私同様に
ダウンショットによる子バスの釣果のみ。
目だった釣果も上げられないまま、タイムアップとなった。

本当に、最近M君と釣りに出ると天候が尋常ではない嵐になります。
結局今日も、満足にルアーやエリアを選択できる状況にはありませんでしたし、
なかなか釣果も厳しい感じで、やや不完全燃焼の状態でした。
琵琶湖の水は、前回の出撃時と同様に異様に透き通っていて、水面は泡だらけでした。
水温は相変わらず27℃前後ですから、急激な水温の低下ということでも無さそうなのですが、
やはりターンオーバーと言われる現象が起きているような気がします。
しかし、釣れない。水や天候のせいにしてしまえばそれまでですが、何か解決策があるはず、
そう信じてルアーを投じ続けましたが、今日は本当にダメな1日でした。
M君と二人、相当長い時間ハードルアーを投げ続けましたが、二人ともヒット無しなのは
ある意味非常に珍しいことかも知れません。一体何が原因なのか解りませんが、
次こそは何とか良い釣果を得たいと思います。ただし、天気が良ければ。。。

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