2004.8.23(月) 東風吹かば 【 同船 】

 
 
 

今日は、またまたM君と同船です。
やはり、同船者募集を止めて以来、彼の同船回数が突出して多いのは間違いありません。
でも、改めて申し上げますが、M君は東京在住です。本当に帰省の度に同船している感じです。
そんな前提条件の中で、今回はサマーパターンを楽しみたいとのたっての依頼がありました。
しかし、人間のサマーパターン(湖北で泳ぐ)を実行するにはややシーズンが進み過ぎた感じで、
しかも今日は曇天から午後には雨、ともすると雷雨もあり得る、という荒れ模様の予報でした。
こんな状況では北に船を走らせるワケにも行かず、湖南で真面目に釣りをすることにしました。

●出撃  7:15
ここに来てようやくマリーナ前のワンドも、ウィードが水面近くまで伸びてきた。
ウィードが濃い部分を避けるように船を進め、ワンドの外に出る。
ひょっとすると、どこに走るよりもこのワンドでトップを投げていた方が
釣りのサマーパターン(トップでゲット)を楽しめるのではないか、と思うが、
悲しいかな、不思議と船を走らせてしまう性。ワンドの外でペラにウィードが無いこと確認。
船を一気に南に走らせた。目指すはウィードエリア、トップの釣りが出来そうな場所。
風は北からの風が吹いていて、湖面にはやや波が出ている感じ。

●7:30  北山田
最初に入った場所は北山田。いつもの年ならウィードがビッシリ生えて、一文字辺りまでは
船ではあまり近づくことができないほどの濃さになるエリア。しかし今年はウィードが全体に
少ない感じなので、普段の夏は近付けないこうしたエリアが意外と良い感じなのではないか、
という読みがあって入ってみた。
果たして、水深2.5m〜3m程度のエリアで、ウィードヘッドまでは1.5m程度。
非常に魚の気配を感じる魚探の画像。風があってやや波が出ているものの、まずはトップを投入。
M君もこの日のために買ってきた新しいルアーを投入する。しばらくアタリも無いまま
時折トップオンリーのルアーチェンジをしながら、風に流されて北から南に向かって進む。
しばらくして、M君がフッキングの動作。なかなか良いサイズが掛かっている感じ。
先日、ランディングネットが壊れてしまったので、ハンドでしか獲れない旨を宣告。
やり取りして、見事M君の手に収まったのは45cm級。いきなりなかなかのサイズ。
ここは粘り続けていれば、トップで遊べるかも、と思わせる釣果。
しかし、なかなか爆釣というほどは行かず、M君はここで1本追加。
私はたまりかねて投げたダウンショットで1本。いずれも30cm〜35cm級。
その後、更なる追加を狙ったが、北風が南東からの風に変わった途端、アタリすら無くなった。
こんなことが起きると、また「南風だと釣れない」の伝説を信じたくなってしまう。
南東の風はどんどん強くなる。アタリも無くまんじりとした時間が過ぎる。
そしていよいよシビレを切らし、次の場所に移動することにした。

●9:00  プリンスはるか沖
とあるポイントを探しに入った。前から気になっていたウワサの場所だったが、時折船団が
できている以外、私もハッキリした場所は認識していなかった。
ハードボトムのそれらしきエリアは何とか発見。早速ルアーを投じてみたが、激しいギルアタリ。
たまりかねてフッキングすると、案の定、ギルや豆バスのオンパレード。
しかし、そういう釣果が出ること自体、魚影の濃い場所が近いことを感じる。
また次回、確実に山立てを覚えているかどうか確認に入ることにして、移動。

●11:00  プリンス前
小移動。すぐ近くのエリアに移動した。
今年の夏前、40UPを結構釣ったエリア。久し振りに状況を確認しに入ってみた。
ウィードはやや成長している感じはあるが、極端に濃くなった印象は無い。
ウィードエリアのタワーの横などを狙って、スピナベなどを投入していく。
しかし、トロロ系のウィードが多く、やや釣りがしづらい状況。
ちょっとチェックするつもりで入っただけだったので、ここは早々に切り上げる。
時間も良い感じになってきたので、昼食に向かうこととした。

●12:00  昼食
久し振りにアングラーズインにて昼食。
午前中、何とか曇天でもっていた天候だが、昼食中に雨が降り出した。
とは言え、スコールのような激しい通り雨。昼食の休憩中にほぼ止んだ。

●13:30  木の浜
2号放水路の沖、エリの先端部から北西側のエリア。
何故かしら、この辺一帯では結構良い思いをしている気がする。
風向きが変わってからやや辛い釣りが続いているので、状況の打開を狙う。
エリアでは魚単に反応が出るものの、アタリはほとんど無い。
私はスピナベを投入するが、ブレードに小さい魚が反応している感じで、フッキングできない。
しばらくしてダウンショットやテキサス、ジグヘッドなどを投入してみるが、これにも
アタリはほとんど無い状態。何故かしら相当に釣り難い状況になっている。
結局、豆バスや子バスを少々触っただけで、さしたる釣果も無く移動。

●15:00  アクティバはるか沖
本日最後にチェックするところに選んだ。午後から時折雨の降る天候で、段々雨の時間が長く
なりつつある感じ。逆に風は段々弱まっている感じで、沖合いでも波風は徐々に気にならない
レベルになりつつある。そんな中、エリアの北の方に船をつけ、風に向かって南に進みながら
私はスピナベやSPミノーをガンガン投げながら進む。M君もハード系をガンガン投げる。
そのまましばらく進んでいると、いよいよ本格的に雨が降り出し、風がほぼ止まった。
その変化を見て、M君がトップを投入。私はSPミノーからダウンショットを握る。
この状況で、魚が反応したのはトップ。M君に更なる40UPを含む2本の釣果が出た。
一方、私のルアーには結局反応無し。私にとっての不毛の時間が悶々と過ぎ、終了となった。

2004.8.23.jpeg

降りしきる雨の中、40UP×2本を含む本日の

主な釣果3本をフンガー持ちしてご満悦のM君。

今日は、結果としてトップウォーターが当たりルアーだったのかも知れません。
しかし、本当に辛い超過でした。もう少し楽に魚が触れる予定だったのですが、完敗気分です。
後で良く考えると、水はどこのエリアも非常に良く透き通っていました。唯一、最後に入った
エリアだけは白い泡が水面にたくさん出て、細かく切れたウィードが水中にも水面にも漂い、
釣りがややしづらい状態になっていました。
以前に、透き通り過ぎた水はプランクトンが死滅するほどのダメージが加わった証拠なので、
湖南の水がキレイに透き通っている時は釣果が厳しくなる、と聞いていたことを思い出しました。
しかし、そんな中でM君はトップで40UP×2本という見事な釣果で、なかなか満足そうな
感じでした。同船者が楽しい思いをするのは、やはりガイド冥利に尽きます。。。
それにしてもM君との釣行は、ここのところ悪天候が続いています。
次回こそは、何とか良い天候の中で釣りを楽しみたいものです。

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