| 今日は2週間ぶりの琵琶湖です。 |
| 今日の課題は、ずばり、夏。果たしてどれぐらい水中が夏の雰囲気になているのか、 |
| それをこの目で確認するというのが主目的です。当然、人間もサマーパーターンをスタンバイ。 |
| 泳げる準備と、トップウォータールアーを持参しての出撃となりました。 |
| 本日の天気予報は晴れ時々曇り。昨日の記録的な大雨がどれほどの影響を与えているのか、 |
| まったく想像できない状況で、とにかく船を進めました。 |
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| ●8:00 出撃 |
| はっきり言って寝坊。さほど深酒をしたわけでも無いのに、つもりより2時間も寝過ごした。 |
| 天気予報では時間を追うごとに天候が良くなっていくはずだが、朝のうちはまだ曇っている。 |
| マリーナに着くと、車の数はさほど多くも無く、少なくも無く。通常の土日という感じ。 |
| 湖上を見ると、やや風があるのか少々波が出ている状況。 |
| とにかく出撃準備を済ませ、湖上へと船を進めた。 |
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| ●8:30 木の浜 |
| 湖上に出てみると風は北から吹いている感じ。波も北から南に流れている。 |
| 水の雰囲気も、見たところ昨日の大雨の影響はさほど無い感じ。濁りも少ない。 |
| マリーナ前のワンドで水温は25℃〜26℃程度。夏っぽい水温になっている。 |
| しかし、いつもならワンドを覆い尽くしているウィードが今年は非常に少ない。 |
| 出撃時もルートを選ぶほどの密集具合だった昨年、一昨年がウソのよう。 |
| とにかく、夏の状況を確かめるため、北に向かって船を走らせた。 |
| 目指すは安曇川、もしくは大溝、北小松のいずれか釣りやすそうなところ。 |
| しかし、琵琶湖大橋を超えて真野川の河口を越えた辺りからとんでもない状況に気付く。 |
| 波が大きくうねり、北から南に押し寄せている。しかも上空には黒い雲。 |
| 北から戻ってくる漁船に乗った漁師さんが、みなカッパを着用している。 |
| 北からの風も強く、とてもでは無いが安曇川までは行けそうも無い。 |
| それどころか、和邇川河口あたりまでもたどり着けそうに無いぐらい荒れている。 |
| 船のスピードを落とし、引き返そうかと考えてる時に大粒の雨が降り始めた。 |
| もう迷うことは無い。船を180度反転させて湖南に逃げ帰り、とにかく木の浜に船を止める。 |
| 朝一番から、デッキに水をかぶってしまった。 |
| 1号放水路沖、水深4mのあたり。魚探を覗くが、今年は本当にウィードの発育が悪い。 |
| いつもの年のように、ウィードエッジもはっきりしない。何となく生えている、そんな感じ。 |
| そんなエリアを巻物から始めて、テキサスなどでチェックしながら流す。 |
| しかしまったくアタリも無く、それどころか魚探も全然鳴らない。 |
| 逃げてきたはずの大粒の雨に打たれながら、1号放水路沖から2号放水路沖に向かって流す。 |
| 周囲に船が居ないワケでは無いのだが、船の数にしては生命感を全然感じない印象。 |
| ふと南側に目を移すと、2号放水路沖と3号〜4号放水路沖の浚渫跡に船団ができている。 |
| また誰かが「釣れてます」情報を流したのかな、と想像される。 |
| ダウンショットを投入しているにも関わらず、私にはアタリすら無い。 |
| ちょっと雰囲気を変えるために、ジグヘッドをトゥイッチしてみる。 |
| 数投目、ようやくラインが横に走った。軽くアワセて巻き上げて見ると25cm級。 |
| 小さいがようやく獲れた1本に感謝。 |
| 周囲の船も同じようなサイズの魚はポツポツ上げている感じ。しかしサイズが出ていない。 |
| しかもみんなスピニングで釣っている。それほど食いが悪いのか。 |
| 確かに、1本獲れた後は全然追加できない状態になってしまった。 |
| ここで琵琶湖大橋の方に目をやると、波は断然穏やかになり、風もさほど感じなくなっている。 |
| やや時間は遅れたが、トップの釣りはできなくても、私のサマーパターンを満喫しようと |
| 改めて船を北に向けて走らせた。 |
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| ●11:00 大溝 |
| 決して荒れていなかったわけでは無い。しかし、さほど無理も無く走ってこれた。 |
| しかし、白髭神社を過ぎた辺りで北風がまた強くなっていたので、北進を中止。 |
| 大溝の護岸沖をチェックしてみることにした。 |
| オカッパリの人が転々と並んでいる。この時期にしては珍しいかな、という光景。 |
| 水深2m辺りまで船を近付けたが、ここもほとんどウィードが生えていない。 |
| オカッパリの人が子バスを釣り上げているが、大きい魚は一体どこに行ってしまったのか。 |
| 巻物で少々粘って見たが音沙汰が無いので、少々沖合いに船を進め、アンカーを打った。 |
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| ●12:00〜14:00 休憩&掃除 |
| お昼の休憩を取り、やや肌寒いながらも強引に泳ぎ、用意してきたお掃除グッズで |
| 船のシート類を漂白?する。防火用バケツで水をかけて洗い流し、掃除完了。 |
| しかし、後でもっと水をかぶることになろうとは、この時点では想像していなかった。 |
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| ●15:30 木の浜 |
| 休憩を終了し、大溝を出発したのが14:45ぐらい。木の浜まで実に45分もかかっている。 |
| それもそのはず、大溝を出発してから南へ向かえば向かうほど波は高く、風は強く、難所の |
| 近江舞子沖では北側から背中を押す強い風と、西から来る波で湖上の波はグチャグチャ。 |
| そんな波とうねりの中でスピードを上げられるはずも無く、おのずと慎重な運転になる。 |
| しかし波間に叩き落され、水の壁に突っ込んで波をかぶり、今までに無く大変な状況。 |
| 結局、木の浜にたどり着くまでに、コンソールの魚探がマウントから外れること3回、 |
| エレキがマウントからずれること1回。頭から水をかぶることは数え切れず。 |
| 木の浜に着いた時、Tシャツのまま泳いだのでは無いかというほど、ずぶ濡れの状態だった。 |
| そして船を止めたのは、午前中と同じ1号放水路沖。北からの風は相変わらずで、残りの時間、 |
| 2号放水路方面に流されながら、チェックできるだけチェックしておこうという作戦。 |
| 今度は、巻物は最初から使わず、テキサスから入ってダウンショット、ジグヘッドと |
| すべてワーム系のタックルを使って、私に釣れる魚の有無を確認して行く。 |
| 結果、佐川体育館沖から2号放水路沖にかけて、ジグヘッドのみに細かいアタリを感知。 |
| しかし、アワセても、じっくり待っても、全然フッキングする様子は無く、ギルと判断。 |
| そんなギルアタックを時折感じながら、マリーナの閉門時刻が迫ったので |
| 超貧果の状態でタイムアップとなってしまった。 |
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| 寝坊したのに、湖北の距離があるところまで走り、しかもじっくり遊んだりして、 |
| これでは釣れる魚もなかなか釣れない、そんな感じの「水遊び」の1日でした。 |
| マリーナに戻って今日の釣果を聞きましたが、皆さんあまり調子が良く無かったようです。 |
| もっとも、昨日は大荒れで全然釣りにならなかったそうですから、それから比べると |
| 釣りができているだけ多少はマシ、ということなのかも知れません。 |
| いずれにしましても、水温は25℃を超えてきましたので、そろそろ夏本番です。 |
| しかし、いつものようにウィードが密生してませんので、少々場所選びを悩んでしまいます。 |
| ウィードの有る無しで言いますと、湖南でも南に行けば行くほど良い感じ、と言うか、 |
| いつもの年と同じような感じになっているような気がしますが、今日は全然行ってませんので |
| 想像の域を出るものではありません。。。 |
| さて、次回は釣りのサマーパターンを求めて南下するか、人間のサマーパターンを求めて |
| 水のキレイな北を目指すか。楽しい悩みは尽きません。 |