一昨日に引き続き、中1日だけ置いての出撃となりました。 |
そんなに詰めて行く理由は無いのですが、今日を逃すと丸2週間は出撃不能の予定で、 |
しかも明日の日曜日から本格的な雨になって梅雨入りが予想されましたので、 |
爽やかな晴れの日に出撃できる、この春最後のチャンスだと思って出ることにしました。 |
天候は晴れ。雲一つ無い快晴。風は場所によって向きは変わるものの、 |
細かい波が出る程度に、穏やかに吹いていました。 |
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●7:30 出撃 |
昨晩から、まるおさんとメールのやり取りをしていた。本日まるおさんはご出撃らしい。 |
私は、昨晩の段階では出撃しない、と申し上げていたが、 |
急に出ることにしたので連絡しようと思い立つ。 |
マリーナを出て電話をしてみると、木の浜にいらっしゃるとのこと。 |
すぐマリーナの目の前のようだったので、まずはそちらに向かった。 |
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●7:45 木の浜 |
プレーにングでほんの30秒程度。木の浜4号放水路〜赤野井ワンド北端の沖。 |
エリがあるが、その先端よりさらに沖にいらっしゃった。 |
実に久し振りなので、湖上で少々話し込みながらルアーを投じる。 |
まるおさんは一生懸命バイブを投げておられたので、私はテキサスで底を探る。 |
そんなことは全然話題にも出さず、しばし釣り談義に花が咲く。 |
口と頭の半分はそちらに集中しているが、手ともう半分の頭は魚探の映像を分析。 |
水深は3mぐらい。底にはまだウィードはほとんど生えていない。 |
時折ひっかっかって来るウィードも、新鮮なものは少なく、茶色いものが多い。 |
ごくまれに、新鮮なパリパリのウィードを感じるが、あまり成長はしていない。 |
今年の赤野井近辺は、何か例年とは違う感じを受ける。 |
余りにも底に何も無いので、ラバジに持ち替える。 |
小気味良くウィードの上を這わせてくるが、アタリも何も無い。 |
第一、魚探も全然鳴っていない。なのに、周囲には船が結構浮いている。 |
やはり解らない。なぜ、ここにいて釣りを続けているのか。 |
まるおさんにお聞きしたが、やはりアフター狙いでしょう、というお答え。 |
私もそこまでなら想像がつくのだが、これだけ大勢の人々が楽しい釣りをするには、 |
少々場所を選び直した方が良いのでは無いか、とさえ感じる。 |
今日はいつも南ばかりに足が向いているので、思い切って北に行くことにしていた。 |
それをまるおさんに告げて、船を北へ走らせた。 |
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●8:45 北小松 |
昨年夏、泳ぎを含めてかなり遊びに行った場所。 |
こんな季節にこのポイントに入るのは始めてかも知れない。 |
漁港の北側に続く砂浜、そこから続くウィードエリア、その沖にあるブレイク。 |
夏にはそんな風に見える場所が、この季節はどうなっているのか。 |
浜の北の方に船を停めた。水がキレイ。水深4mぐらいだが、底が薄っすら見える。 |
所々、シモリのように何か黒いものが見える。浅瀬に近づくとよりハッキリ見える。 |
深い場所ではバイブをガンガン投げていたが、ウィードなどの引っ掛かりは無い。 |
浅い所に来て、クランクにチェンジ。底を叩いて来るぐらいの深度を狙う。 |
すると、シモリのあたりにクランクが来た時に根掛かり。外れない。 |
シモリの反対側に回り込んだが、それでも取れない。フッキングしている感じ。 |
ウィードか何かだと思っていたものは、どうも岩のよう。仕方なくラインを切った。 |
これが岩だとすると、この辺りは水深4mぐらいまで岩が点在していることになる。 |
面白そうな場所だと思ったが、魚探に何も反応は無く、生命感を感じないので、 |
より広範囲にチェックすべく、岸に沿って水深3.5m〜4mの場所を |
スピナベをガンガン投げながら進む。やがて、漁港に近くなるにつれて |
同じ水深なのに、それまでの不毛の地からウィードが確認できるようになってきた。 |
この辺りから、そこここに半死状態の小魚が浮いているのが確認できる。 |
中には腹の辺りからくの字に体が折れて死んでいるものも居る。 |
恐らく、フィッシュイーターがベイトを食い散らかした後だと思われた。 |
ウィードの中などに、バスがまだ潜んでいるのでは無いか、そんな想像ができる。 |
しかし、魚探は全然鳴らない。スピナベ、バイブ、SPミノーなど、 |
様々なイメージでガンガンルアーを投じて行くが、アタリすら無い。 |
やや深い、なだらかに落ちていく湖底にテキサスを這わせてみたりしたが、 |
これも一向に生命感を得ない。タイミングさえ合えば良かったのか、 |
そもそもこの場所自体が当たりで無いのか、セオリーは判然としないが、 |
少なくとも今、私に釣れる魚は居ないことは解る。 |
キレイな水、穏やかな風、目の前に迫る緑の山、快晴の空。 |
湖北の風情を水上から楽しむ気分とは裏腹に、魚は一向に釣れない。 |
少々粘って見たが、やはり魚を釣りたい、と思い、南へ戻ることにした。 |
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●12:00 プリンス前 |
琵琶湖を一気に南下。今度は琵琶湖の南端に近い場所、プリンスの前に船を停めた。 |
恐らく、北小松から滑走していた時間は30分ぐらいだと思われる。 |
北小松では風は穏やかな東〜南の風だったが、途中、近江舞子辺りで波が交錯し、 |
ここでは風も波も北から南に向かっている。経験則的な感想だが、 |
近江舞子辺りはどうも風向きが変わるポイントになっている印象が強い。 |
船を停めた場所をもう少し正確に言うと、プリンス前のにおの浜側にある、 |
オレンジ色のブイが点在するエリア。その北西沖辺り。 |
そこから、白取水塔の沖あたりにかけてのエリアが今日狙っているポイント。 |
水深は3.5m前後。所々にエビ藻?が成長している。 |
やや外すとトロロ系のウィードがベッタリだが、それを少々我慢する。 |
このエリアで、釣るためにやるのはテキサス。一昨日も良い感じだった。 |
船はレンタル艇とアルミが1艇ずつ。空いている。 |
迷わずテキサスを投入すると、2投目で早くもヒット。サイズは30cm級。 |
その後、入れてはアタり、3回アタリがでれば1本は魚を獲るぐらいのペースで |
どんどん釣果が上がって行く。本数も何も数えていない。 |
ある種、入れ食いの状態となった。途中、40UPも交えてかなり釣ったが、 |
同じワーム、同じリグで釣っていると段々と飽きてくる。 |
しかし、テキサスでワームを替えてもアタリはパタリと来なくなる。 |
スピナベなど巻物を投げても何も反応は無い。が、元に戻すとまた激しく釣れる。 |
何が一体原因なのか、かなり不思議な状態だが、ボコボコ釣れるのは間違い無い。 |
ここで、先日同船頂いた、P1のIT氏がやっておられた、スタッド系ワームの |
ジグヘッドでスイミング、というのをやってみようと思い立つ。 |
すると、これも2投〜3投1回はアタリを感知。3回アタれば1回は釣れる。 |
しかも、またまた40UPが混ざる。これはもう場所の妙としか言えない。 |
しかし、その後漁師さんが網を入れに来たので、明日以後もこの状況が続くかは |
保証の限りでは無いな、という印象を得て移動した。 |
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●15:00 浮御堂前 |
本日最後。一昨日もそう思ってここに入ったが、豆バスしか釣れなかった。 |
今日はどうかと思って、やや船団になっている場所の沖目のところに船を停めた。 |
が、エレキを降ろそうと思ってハプニング発生。エレキが最後まで降りない。 |
良く観察してみると、エレキの蝶番部、扇の要にあたる部分に入っている金属棒が |
抜け出してきていて、それが引っ掛かっている状態。 |
良く見るとその棒も曲がっているようで、蹴っても叩いても元には戻らない。 |
これでは釣りはできないと判断。 |
時間は少々早かったが、なかなかのサイズを交えて数釣りも楽しめたので、 |
今日は撤退する勇気を出して、早めに納竿とした。 |
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今日は北から南まで良く走ったのと、本当の意味で頭に当たった釣りができました。 |
本来、北に行ってビッグワンを引きずり出せばカッコ良いんでしょうが、 |
やはり私には南での数釣りが似合っているようです。 |
しかし、マリーナに戻り、40UPを数本以上含めて、ミニマムは30cm級で、 |
トータル20本〜25本ぐらいは釣りましたよ、と言うと、「えっ!?」という |
感じで、とてもビックリされてしまいました。 |
どうも、皆さんそんなに良い釣果では無かったらしいのです。 |
やはり場所の妙。見つける場所を見つけておくと、楽しい思いもできますね。 |
しかしこの次、少なくとも2週間以上先の話しですが、もう状況も変わって |
またイチから場所探しをしないといけないはずです。 |
まぁ、それだから船を走らせる意味と楽しみがあるんですけどね。 |