2004.6.3(木) 意外と釣れる?試乗会 【 一部同船 】

 
 
 

この間出撃したばかりですが、またまた今日も出撃です。
今日は単なる出撃とはちょっと趣が違い、P161に展示中の中古艇に試乗させて頂くことに
なっていました。同時に、P1のボートセールスご担当のIT氏にも私の船を体験して頂く
予定にしていました。
早朝の天気予報によると、本日は晴れ。降水確率0%。
数日前は雨の予報になっていましたので、随分予報が変わったという印象です。
確かに、朝イチは薄曇でしたが、雲が一旦切れた後は晴れ。
時間が経つに連れてどんんどん雲は無くなり、夕方には快晴の状態でした。
風も穏やかで、緩やかな北風が吹いたり止んだり。
釣り日和、というよりも、行楽日和の1日でした。

●7:15  出撃
程よい季節だと思うのだが、平日のせいかマリーナから出撃するのは私だけのよう。
もう7時だとだというのに、他に車がまったく停まっていない。
湖上に出たがやはり空いている。ほとんど船影は無い。
マリーナを出て南に向かって滑走を開始する。烏丸半島の方に目をやるが、
船はポツポツ浮いている程度でまばら。休日の大船団がウソのよう。
今日はどこに行ってもプレッシャーは相当低いと思われた。

●7:30  におの浜〜プリンス前西側
またもやいつもの場所。今日は自分としては王道のアヤハディオ前ミオ筋に船をつける。
先日までの出撃では相当に水が悪い印象があったが、案外そうでも無さそう。
船の進んだ後に泡は残るが、どこまでも続くほど残る様子では無い。
ミオ筋の中央部辺りを、沖側から岸に向かって、バイブを投げながら進む。
やがてウィードの濃いエリアになり、スピナベにチェンジ。
水深3m付近で船の向きを変え、プリンス前に向かって東進する。いつも移動しながら
釣っている場所よりやや沖、水深3m〜3.5m付近。白取水塔より沖のラインを進む。
白取水塔の付近までやってきた時、ようやくスピナベにヒット。
5mぐらい手間までは簡単に巻いて来れたが、そこからやや引き込まれる。
ランディングを手間取っていると、船の下に入ろうとする。思っていたよりパワフル。
引き揚げて見ると、40cm級。一発目でなかなか良いサイズが獲れた。
その後、プリンス前にあるオレンジブイの沖辺りまで進む。
深度を確認しながら、ここではクランクを投入。しばらくして35cm級がヒット。
今日もまだ1回もワームを投げていないが、結構面白い釣りができている気がする。
面白い釣りと言えば、最近ディープホール(DH)の壁をチェックしていないな、
と思い立ち、久々にDHに入ってみることにした。

●9:00  DH
北壁に2艇〜3艇張り付いていたので、その横辺りに陣取る。
流石にここはピンポイント系が良いと思い、ラバジとテキサスをスタンバイ。
ラバジは壁の雰囲気がよく伝わってくるが、テキサスにはタマにアタリが出る。
このまま、深度を気にして壁にワームを這わせていれば、ひょっとするとそこそこのサイズが
釣れるかも知れない、そう思って少々同じ場所で粘って見た。
軽いアタリがあったり無かったりが続いたが、明確なアタリをようやく感知。
上がってきたのは30cm級。ここまで粘ってピンでこのサイズなのであれば、
他のウィードエリアで同じサイズがもっとのんびりでも釣れる、と判断。
しかし、ここでP1のIT氏との待ち合わせ時刻が迫ってきたので、
一旦竿を納めてP161の桟橋に向かった。

●10:00  同船開始
売り物の中古艇Ranger518VXに試乗させてもらう。
試乗といっても、試し乗りと試し釣り。IT氏もタックル持参。
YAMAHAのHPDI200馬力を積んだ船だが、滑走するとやはり早い。
環境対策済みエンジンのためか、相当に静か。
IT氏が「今日一番釣れそうな所はどこですか?」と聞いてこられたので、
プリンス前が良い感じだと言うと、ではとりあえず、ということになり、
結果としてもう一度プリンス前のエリアに入り直すことになった。

●10:15  プリンス前西側
今朝方、私は巻物で魚を獲っていたが、ウィードの雰囲気からテキサスが効きそうだと思って
いたので、そのとおりレクチャー。私も少々スピナベを投げた後、テキサスを手にした。
IT氏はテキサスでマキマキを開始。私はポンピング気味にウィードの上を這わせる感じ。
程なく私のテキサスにヒット。サイズは30cm級。
ここで、同じテキサスでも、使っているワームとアクションのイメージをIT氏に伝える。
早速IT氏も同様のリグを投入。程なく35cm級が上がった。
その調子で、ほんの30分程度の間に、35cm級前後を2人で4本〜5本ゲット。
魚探も無し、キャスティングシートは上がらず背もたれも無し。そんな慣れない船で、
ボートのウンチクを語りながらの釣果としては、決して悪くないような気がする。

●11:00  琵琶湖大橋東詰め〜木の浜
IT氏の希望?意見?に従い、大橋料金所前へ。
通常のエリと害魚エリの狭い間を通ってエリアに入る。他に3艇ほどが同じエリアに居る。
もうビッグサイズがサイトで獲れる季節でも無いだろうに、タイミングの問題かも知れないが、
意外と船が多いな、という印象。シャロークランクやスピナベを投げるが、一切反応なし。
IT氏もジグヘッドでチェックするが、反応は無いとのこと。
そのままエリを回りこみ、エリの南側、木の浜へ。水深2.5m付近にあるブレイクを通る。
ブレイクの見分け方をIT氏に語っていると、IT氏のジグヘッドにヒット。
サイズは30cm級ながら、なかなかキレイなバス。
IT氏曰く、ちょうどブレイクの辺りにルアーが来た時に食ったとのこと。
ブレイクについていた魚なのかどうか、それはバスのみぞ知るところだが、
ブレイクに魚が居た、と思い込むのもなかなか面白い。
しかしその後が続かず、一旦P161に戻って昼食を摂ることにした。

●12:00〜13:00  昼食
アングラーズインにて昼食。食後、午後からの出撃は私の船。
IT氏がツイン・ローテーション・プロペラのエンジンに乗ったことが無いとのことで、
では是非同船を、ということになっていた。

●13:15  自衛隊前
IT氏はそもそもお仕事なのでさほど時間もなく、少々試走した後、P161に近い場所で、
そこそこ釣れそうなポイントに入った。
私は相変わらずスピナベを投じているが、IT氏はジグヘッドをセット。
スタッド系のワームをトゥイッチでスイミングさせておられる感じ。
ストップさせるとギルが激しくアタックしてくる、とおっしゃっる。
しばらくして、バスが来た、と言って巻き上げられる。
サイズは25cm級。プリンス前より明らかにサイズダウンしている。
その後も同様のサイズを1本上げられたが、ここでIT氏がタイプアップ。
P161の桟橋にお送りして、私は再び船を走らせた。

●14:15  烏丸半島沖
今日は平日なので多少船は少ないはず。走行中に見た限り、土日より空いている印象を受けた。
ここのところいつも船団になっていがる理由が解らず、それを突き止めたくて、船を停めた。
沖の浚渫後の周辺、浚渫の穴の中など、ウィードが長い所はスピナベ、
ほどほどのところはテキサス、ウィードがほとんど無いところはラバジ、と、
一応私なりに使い分けながら黙々とチェックをして行く。
しかし、一切ルアーに反応も無く、魚探もほとんど鳴らない。
恐らくアフターの魚が溜まっているはず、という読みなのだろうが、
こんな場所で船団に紛れているより、もっと空いているところでのんびり釣った方が
釣果も上がるのでは無いか、と思えてくる。やはりこの場所、私に釣れる魚は居ない感じ。
ダウンショットまでは投入しなかったが、可能性を見出せず移動。

●15:15  浮御堂前
本日の最後、どうあっても1本ぐらいは獲っておこうと思って入った。
どうも今年はこの辺りの場所で良い思いをしていないので、実は半信半疑。
しかし、烏丸半島沖ほどでは無いにしろ、船はポツポツと集まっている。
そのやや沖に船を停め、最初はテキサスで底をチェック。
しかしやはりアタリも何も無く、ただウィードが上がってくるばかり。
そこで、いよいよ本日最後でダウンショットをリグって投入。
細かいアタリは凄まじいものがあるが、何一つフッキングする感じは無い。
こうなれば意地でも口に針をかけてやろうと思い、久々に真剣にアタリをとる。
タダのブルブル感では無く、スッとラインが引っ張られてすかさずフッキング。
上がってきたのは4インチのワームと変わらないサイズの豆バス。
もう一度気を取り直して同じリグを投入したが、また同じようなサイズが釣れた。
これは、いくら頑張ってもダメかな、と思い、時間も結構迫ってきたので、
本日は納竿としてマリーナへ向かった。

最近、どうも釣れる場所とそうで無い場所が限られている気がします。
今、もしトーナメントがあったら、釣れる場所に直行してそこを動かないと思います。
しかし、今日はRanger518に試乗させてもらって、本当に楽しかったです。
しかも、忘れかけてた200馬力のスピード感。なかなか新鮮でした。
釣りをしていても、長さは確かに私の船と同じぐらいだと思いましたが、幅が広い。
デッキの形もあるでしょうが、私の船からほんの何インチか広いだけのはずなんですが、
エレキを踏む位置に立って、明らかにデッキの広さが違うと思いました。
それともう一つ、今日改めて実感したことが。
助手席と運転席(運転している時)では、全然スピード感とか恐怖感とかが違います。
IT氏の運転で自分の船の助手席に乗ったのですが、メーターを覗く限り普段走っているのと
あまりスピードは変わっていないのに、体感速度は凄く早く走っているような気がしました。
いつもは自分の船を自分で運転してしか乗りませんから、タマに目先を変えて、
違う船に乗ったり、運転してもったりするのも楽しいもの。
これからも機会があれば、色々と体験してみたいと思います。

一つ前のページ   TOPページ