| 今日は、GWを利用して九州への遠征です。遠征と言っても釣行するためだけに来たのでは無く、 |
| 仕事の都合で福岡に引っ越した、幼なじみのひろちゃん宅を訪ねる旅がメインです。 |
| もっとも、彼もバス釣りをやりますので、訪ねる旅か、連れ立っての釣行か、どちらがメインなのか |
| 相当に怪しいところは否めませんが。 |
| 実はこのひろちゃん、私の船にも何度か同船していて、当然ながら釣行記にも登場しています。 |
| 一昨年の年末に一緒にオカッパリ釣行をして以来、1年以上振りに彼と同行ですが、 |
| 私にとってはこの季節にオカッパリでバス釣りに行くこと自体が久しぶり。 |
| 当然ながら九州のフィールドも始めてですので、かなり新鮮な気分での釣行となりました。 |
| 天候は晴れ。風も穏やかに吹く程度で心地よい感じ。 |
| 少々気になるとすれば、昨日まで降っていた雨の影響がどう残っているか、ということぐらいでした。 |
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| ●5:00 出発 |
| 福岡のひろちゃん宅を出発。そろそろ外も明るくなりだしている時間帯。 |
| いつもオカッパリがメインだが、このぐらいの時間に出発することが多いとのこと。 |
| 今日はひろちゃんがいつも行く場所では無く、事前に色々と調べてくれた未知のフィールドへ |
| 突撃する予定。国道3号線を一路南へ向かった。 |
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| ●6:00 筑後川 |
| 久留米市内、筑後川と宝満川の合流点。 |
| 護岸された川岸にテトラが入ってる、そんな場所が200m〜300m続いている。 |
| 昨日昼頃まで降り続いた雨の影響か、水はやや濁り気味。ゴミが大量に浮いている。 |
| 特に、川の合流点ではよどんだように手前にゴミが溜まり、釣りにくい状況。 |
| しかしあちこちでライズが起こり、活性は高いように思われた。この状況だとトップウォーター |
| でも投げると面白いかもしれない。そう思っていると、早速ひろちゃんはトップを投じていた。 |
| 私は持ってきた数少ないルアーから、バイブとスピナベをセットしてブンブン投げた。 |
| しかし、いずれもなかなかヒットが出ず、悶々と時間が過ぎる。 |
| やはりオカッパリで届く所にいる魚は相当スレているのか、それとも何かの原因でルアーに対する |
| スイッチがオンにならないのか。私はルアーを5cmミノーに変えてテトラ際を狙った。 |
| ひろちゃんもフローティングのシャッドで水面下の浅いところを狙う。 |
| しばらくして朝の静かな空気にひろちゃんの雄叫び。テトラ際から上がったバスは、35cm級。 |
| オカッパリで釣るバスとしては、そこそこ良いサイズ。本人久々にミノーで釣ったとのことで、大感激。 |
| ここのところ、琵琶湖でハード系にこだわっている私と妙に重なる。 |
| その後、ひろちゃんは追加を、私は九州初バスを狙って釣りつづけたが追加は出ず。 |
| 段々とライズの回数も減ってきたので、次の場所へ移動することにした。 |
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| ●8:00 溜め池@ |
| 行政区分で行くと恐らく筑後市。国道209号線からちょっと入った溜め池。 |
| この辺りまで来ると、ナビで見る限り幾つか池が点在している。 |
| そのうちの1ヶ所に車を停めてみた。フローターが4、ゴムボートが1、浮いている。 |
| 地元の人々が入っているのだから、恐らくバスは居るのだろう。 |
| ここでも私はハード系から入り、スピナベやバイブをブン投げる。 |
| ひろちゃんは早々にダウンショットを手にしていた。 |
| しばらくしてアタリ具合を聞いてみたが、全然反応も無いとのこと。 |
| 私のハード系にも全然アタリが無いので、いよいよダウンショットを投入。 |
| すると、ものの数投で20cm級の子バスが1本釣れてきた。これが九州初バス。 |
| その後、少々場所を変えながらダウンショットだけで20cm級〜25cm級を4本。 |
| やはり、地域が変わってもセコ釣りで釣れる雰囲気は同じだと悟る。 |
| ワームの色も関西の溜め池で使うのと同じく、ウォーターメロン・ブラックシード。 |
| ひろちゃんはあちこち点々と釣り歩いていたが、結局ここでは釣果を得られなかった。 |
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| ●11:30 ダム湖@ |
| ここから先は、八女市、広川町、久留米市周辺を点々と釣り歩いた。 |
| まずは、ナビで探した山間の小さなダム湖に足を向けて見た。 |
| へら釣りの方が1人。オカッパリでバス釣りが1人。水は強烈に茶色く濁っている。 |
| とにかく水辺まで降りてルアーを投じる。予想どおり、何の反応も無い。 |
| この濁りでは、魚が居たとしても釣るのは至難の技か、と思わせるほどの濁り。 |
| 少々竿を出して粘って見たが、まったく生命感が無いため移動。 |
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| ●13:00 溜め池A |
| 次の池を目指して移動中に、ナビに載っていない池を道端に発見。 |
| 思わず車を停めて竿を出してみる。よく見るとベイトになりそうな小魚がスクール状態で泳いでいて、 |
| ヒシ藻が池の3分の1ぐらい生えている。生えていると言ってもまだ密集しているのでは無く、まばら。 |
| その中にスピナベを通して見たりしたが、一向にアタリも無い。ブロックが組まれた護岸際を |
| ダウンショットでチェックしてみても反応は無い。 |
| ベイトがスクールで悠々と泳いでいるということは、フィッシュイーターは居ない、ということか。 |
| いずれにしても無反応のまま、目的としていた池を目指して再度、移動開始。 |
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| ●14:30 溜め池B |
| 実は、上述のダム湖@に向かう途中、道端にあった池。 |
| 気になっていたので戻ってきて立ち寄った。道路沿いの足場の良い所には、既に2名ほど竿を出している |
| 人がおられ、横っちょの方のブッシュへ。私は溜め池にありがちな放水栓?がある場所を確保。 |
| こうした場所は、大概コンクリートの造形物と鉄パイプが水中に向かって伸びており、片側は |
| コンクリートの階段状になっていることが多い。また、こうした施設がある場所の回りは、 |
| コンクリートブロックを斜めに配した護岸になっていて、ハードボトムの条件を満たしている。 |
| 当然ながら、決して栓を調節するハンドルに触れてはいけないが、 |
| 溜め池の釣りでは、私としては結構好きな狙い目。 |
| ロッドを構えてふと見ると、目の前に4本ほど杭が水没しているのを発見。 |
| 早速、ダウンショットで杭周りを探るがアタリも無く、やはりハードボトムか、と思い |
| コンクリートのブロック上をシェイク。そこでとりあえず20cm級を1本確保。 |
| 続いてラバジを投入。やはり杭周りから始めて、足元から水中に続く階段を順に這い上がらせて来る。 |
| すると途中でコツンとアタリを感知。もう一度アタルまで食わせてフッキング。 |
| 上がってきたのは30cm級のバス。この時投げていたラバジは私が自分で巻いたもの。 |
| 良く考えると、自分で巻いたラバジで魚を釣ったのは、これが始めて。 |
| その後、ひろちゃんが私の後ろにやってきて、疲れたので見学させて欲しいとのこと。 |
| セコ釣りのウンチクを垂れながら、根コで20cm級を1本釣り上げた。 |
| もう数もそこそこ釣った気がするので、次の場所に移動することにした。 |
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| ●16:00 溜め池C |
| そこそこ大きな池。ナビで見ていても大きい部類。 |
| 現地に到着したが、誰も釣りをしている人は居ない。イヤな予感がする。 |
| ルアーを投じて見ると、実に底が浅い。バイブが常に底を這ってくる感じ。 |
| どこか深いところは無いかと探して見たが、見当たらず。もう一つ、最後に魚を触るべく移動を決意。 |
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| ●17:00 溜め池D |
| 上記の池からさほど遠くない場所。田んぼと山に囲まれている。 |
| 地図を見ていかないと池があることすら解らないであろうと思われる。 |
| 池の半分には金魚藻のようなウィードが水面近くまで生えている。 |
| ルアーを投じて見ると、深い。私はやはりバイブ、スピナベを多投。 |
| 例のハードボトム&階段の場所がこの池にもあって、そこまで歩いて行き、そこでダウンショットを投入。 |
| しかしまったくアタリが無い。小魚は見えるがルアーに生命感を感じない。 |
| ひろちゃんは金魚藻の周辺を狙っている。程なく私もそちらに移動。 |
| 最後はSPミノーなどでウィードのツラをチェックしたが、そのまま音の無いまま、本日は納竿とした。 |
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| 始めての九州釣行、オカッパリとしてはまずまずの釣果だったと思います。 |
| しかも、昨日まで雨が降っていた割には、案外釣れたのでは無いでしょうか。 |
| 途中で出くわしたフローターの方によりますと、昨日までの雨で水温が急に下がり、 |
| 全体としては渋い状態だ、とのことでした。 |
| ひろちゃんは、結局朝イチの1本に終わってしまいましたが、久々にハードルアーで魚が触れて、 |
| そこそこ楽しかったようです。 |
| 次回、夏に帰省した時は、琵琶湖にボートで出撃しようという話しをしています。 |
| ハードルアーの次は、夏の琵琶湖で、トップウォーターゲームを楽しんで欲しいです。 |
| 普通、オカッパリではあまりトップで釣れないと思いますので。 |