2004.5.29(土) 水質、回復せず 【 同船 】

 
 
 

今日は、会社のF先輩を伴っての出撃です。
中国地方出身のF先輩、昨年関西に人事異動でやって来られたんですが、広島に居られた頃に、
何度か釣行したことがおありとのこと。しかし、「バスをルアーで釣る」ことはできなかった
らしく、そんなことをお聞きして、私としても黙っているワケには行かない所です。
そんなことで、本日の釣行となりました。
天候は曇り時々晴れ。予報では午後から雨だったのですが、ほとんど降らず。
結局日焼け止めを塗り直すほどの天気になりました。

●7:00 出撃
大阪までF先輩を迎えに行き、6:30頃にマリーナに到着した。思ったよりも車が少ない。
これは、湖上も空いていると予測。湖上に船を進めて見ると、水温は22℃程度。
なかなかやる気の出る水温だと思うが、水面に細かいゴミのようなものが確認できる。
一言で言うと水質が悪い、そんな印象を受ける。急に寒い日があった訳でも無く、
冷たい雨が大量に降ったことも無く、この1週間は比較的安定していたはずだが、先週とあまり
変わらず、白っぽい泡がボートの後に残る。一体どうしたのか。
急に温かく、むしろ熱くなったというぐらいの好天だったが、それが何らかの影響を及ぼして
いるのか。疑問符が頭に一杯の状態で、とりあえず南を目指して見た。

●7:15 におの浜
マリーナから滑走中、大量の鯉の死骸を確認。ここにおの浜の沖合いでも何体も死骸が
浮いているのが確認できる。流石に近づくと臭う。昨今ニュースになっている鯉ヘルペスの
影響かと思われた。水が流れていればそんなに水質は悪くない、というイメージを信じて
入ったが、やはり水面には細かいゴミのようなものが漂い、エレキを踏んで進むが
船が通った跡がはっきり解るほどに、白い泡が残っている。
先般の大雨の後とさほど変わらない水質である、と理解。これはツライ。
いつものミオ筋でバイブから投げ始め、スピナベに変更。しばらくして私のスピナベに
ヒットが出て、ジャンプ一発、45cmほどの魚体が宙を舞った後、ラインテンションが
無くなった。バレた。しかし、この1本を見て、F先輩も人生初バスに向けて俄然気合が入る。
私と同じく、スピナベをリグり、スローで巻き始めた。プリンス側の白取水塔の方へ船を
進める。私は引き続いてスピナベを多投。しばらくして、またも私にヒット。
ウィードに絡んで異様に重くなってしまい、必死に上げたが、魚のサイズは30cm級。
ウィードの重さがほとんどであることは解っていたものの、ちょっと拍子抜けの感じ。
そのまま白取水塔まで進み、私は一昨日購入したばかりのニューロッドを投入。
3/8ozラバジをセットし、取水塔をチェック。なかなか良い感じ。しかし、魚は出ず。
バックラなどしてゴチャゴチャしてしまうので、着けるリールを少々考える必要がある、という
結論に達してラバジ終了。再び、クランクとスピナベの巻物にチェンジして、プリンス前を目指す。
取水塔を離れてしばらくして、F先輩の竿が曲がった。ずっと1/4ozスピナベをスピニングで
投げておられたが、それが功奏。F先輩人生初バスは、30cm級。大きくは無いが立派な釣果。
しかし、後が続かない。私にもヒットは出ず、プリンス前で少々糸を垂れて、移動。

●9:00 北山田
様子を見に行った、という感じ。まばらながら船も点々と見える。しかし、水は相変わらず。湖南の
全域がこの状況なのかも知れない。鯉の死骸もそこここに浮いていて、気分の良いものでは無い。
F先輩はグラブのスプリットショットに変更。私はSPシャッドを投じる。
私の方にはまったくアタリも無いが、F先輩のグラブは尻尾が無くなって来る。ギルか、
針までは食べきれないサイズのバスか、そんな感じがする。私はまだ敢えてここではライトリグを
投入せず、ハード系で押して行くが、スピナベのブレードにすらアタリを感知しない状態。
やがてF先輩のグラブにも反応が無くなったとのことで、昼食場所のことも考えて湖西に移動。

●10:00 自衛隊前
自衛隊の岬北側にあるワンドの沖に船をつけた。先般出撃した際、ワンド北側の浅瀬の部分を中心に
大船団になっていたが、今日はほとんど船は見えず。私が船をつけた場所はレンタルが2艇のみ。
様子を見るべく、私はスピナベから入る。F先輩はスプリットショットを投入。
私の方はまったく反応も無いが、F先輩のグラブはまた尻尾が無くなる。グラブの色を変えたり、
シュリンプを付けてみたりと、F先輩も試行錯誤。
こんな時、やはりアタリがあった方が楽しいので、私もいよいよダウンショットを投入。
ダウンショットを投入した途端、激しいギルアタックを感知。
この辺りから、それまで穏やかな北風だったものが、ややきつい南風に変わった。
この変化があって、ギルアタックの中にバスのヒットが混ざり始める。
私が子バスを2本ぐらい上げた頃、F先輩のロッドが激しく曲がった。明らかに40UP。
ボートの下に入ろうとする気合が大物を予感させる。ドラグ調節を指南しようと、私のダウンショットを
巻き上げて見ると、何と私の方にも30cm級がヒットして来た。早く取り込もうとして必死に
巻き上げるが、私が魚を取ったところで、F先輩のラインテンションが無くなった。
痛恨のラインブレイク。まさかダブルヒットが来るとは思いもよらず、非常にもったいないことを
してしまった。その後、気を取り直して私が25cm〜40cm級を3本ほど追加。
F先輩もグラブのスプリットショットで25cm級を追加。まだまだ釣れそうだったが、
午後から雨になると上陸したりするのが面倒なので、まだ晴れている内に食事をとることにした。

●11:00〜12:00 休憩
アングラーズインに上陸して昼食。。。。までは良かったのだが、離岸して滑走を始める前、
バウアイからロープを外そうとした瞬間、シャツの胸ポケットに入れていた携帯がポロッと水中へ!!
これで琵琶湖に献上した携帯は2台目になった。F先輩の初バスの写真は、携帯と伴に湖底へ。
F先輩、スイマセン。。。

●12:30  木の浜
佐川体育館前辺りを、南から北に向かって流される。水はやはりあまり良くは無さそう。
水面に白い泡が残る。水深3.5m〜4mのエリア。先般は多少なりとも生命感があった。
私は底を這う系の、テキサスやラバジを投入する。F先輩はスプリット。
しかし、魚探はタマに鳴るものの、まったくアタリも出ず。
完全にスイッチオフになった感じで、生命感がまったく無い。

●13:30 鮎屋前
湖南より更に広い琵琶湖を体感して頂こうと、琵琶湖大橋をくぐって北へ。先般、水が濁っていて
キャストもせずに通過した鮎屋前へ入った。岸に近いブレイク辺りに船をとめ、魚探を当てる。
映る影を見る限り、底にはほとんどウィードも生えていない感じ。ルアーを投げても新鮮なウィードは
まったく引っ掛からない。そのまま更に浅い所へ船を進め、葦原周りの浅いエリアをチェック。
F先輩はスピナベで、私はテキサスとラバジで。しかし、アタリも何も無く、悶々と時間が過ぎる。
水は湖南ほど悪く無かったが、魚探も鳴らず、ウィードも無いでは、気合を持続するのも難しい。

●14:15 浮御堂沖
湖南に戻った。浮御堂のやや北側あたりから釣り始め、北から南へ進む。
最初に入った場所で、私のダウンショットに激しいギルアタックを感知。2本ほど子バスを上げたが、
その後が続かない。徐々に移動して行くにつれギルのアタリも無くなり、沈黙状態となってしまった。
水深も水温も、底の状況もほとんど同じに見えるのだが、何が違うのか。
アタリの出る場所とそうで無い場所が、明らかに分かれている感じがする。

●15:15 烏丸半島沖〜下物沖浚渫跡
本日最後の魚を触ろうと、ここのところ大船団になているエリアへ行って見る。
烏丸半島のまっすぐ沖から南のエリア。下物の沖の浚渫跡。起伏に富んだ地形が魚探に映し出される。
山状の所は枯れたウィードやトロロ系に占拠されているが、やや浅い穴の底部からは、感じの良さそうな
ウィードが引っかかって来る。しかし、ルアーを投じてもやはりハード系には何ら反応は無く、
ダウンショットに極まれにアタリが出る程度。しかも乗らない。
F先輩のスプリットショットも、アタリが出るものの乗らない状態らしい。
やがて時間がどんどん無くなってマリーナの閉門時間が迫る。時間が経てば経つほど、アタリもどんどん
少なくなって行く感じ。いよいよマリーナの帰着時刻となり、本日の釣行を終了した。

原因が分からないまま、水面を覆い尽くす細かいゴミのようなものに悩まされました。
水門が閉じているのか、とりあえず水質が悪いという印象でした。
はっきり言って、私の感覚としては、釣果は厳しい方だったと思います。
しかしそんな中、F先輩が(ルアーでの)人生初バスを釣られ、しかも2本の釣果とは、初ボートで
何の指南も受けずに釣られたにしては、今日の湖の状況からしてかなり立派です。船頭としても
その点は結構満足なんですが、ラインブレイクで逃してしまった1本が、後々悔やまれます。
次の機会には、是非40UPを釣って帰って頂きたいと思います。
それにしても、湖南では至る所に鯉の死骸が浮いています。気をつけないとボートで衝突してしまいそう
なんですが、恐らく魚体が腐っているでしょうから、あちらが木っ端微塵になると思います。
でも、想像したく無いですよね。。。
ここしばらくは、ちょっと気をつけて操船しないといけなそうです。

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