2004.5.22(土) 雨上がりの湖上で 【 プライベート 】

 
 
 

今日は週末が1回分開いてしまって、2週間ぶりの出撃です。
GW中は色んな方と同行するチャンスが多かったのですが、
今日はまた一人で出撃するパターンに戻った感があります。
昨日午前中まで、丸1日以上降り続いた雨の影響を考慮し、
ゴミや濁りが南に流れているという仮説のもと、今年初めて北を目指しました。
今日の天気予報は曇り時々晴れ。朝から薄曇りの天候でしたが、
夕方に北風が吹き出すまでは、寒くはありませんでした。

●8:30 出撃
今日は相当寝坊。でも、どうしても出撃したかったのでマリーナに出向いた。
最近、どうも同船者が居ると気合を入れて起きる傾向にあるが、
そうでないと大概二度寝してしまう気がする。
やはりトーナメントでも無いと緊張感が無いのかも知れない。
船を湖上に進め、マリーナ前のワンドで魚探のスイッチを入れる。水温は17℃半ば。
決して低いとは言えない水温だと思うが、それも2週間前までの話し。
その後水温は上がっていたと思われるので、それから考えると
昨日までの雨で水温が下がった、と考えた方が良さそうな感じか、と直感。
水は決して良い状態では無いように見えた。引き波の後が白い泡になる。
やっぱり今日は北だな、と変に納得し、進路を北に向けた。

●8:45 鮎屋前
雨が止んでほぼ1日時間が経っていたので、北はもう濁りも無いだろうと思っていたが、
ラフォーレ前のエリの外を回り込み、野洲川に向かって進むとゴミの帯に遭遇。
そのあたりから岸に向かって、水は茶色く濁っていた。
どんどん岸に近づくにつれて、濁りがきつくなり、水質も悪くなっている感じ。
岸まで200m〜300mぐらいまで近づいたが、本日北に向かったのは
こんな水質の場所で釣りをするためではない、と思い、そのままUターンした。
結局、竿もまったく出さず。

●9:00 湖北某所
北に行くと良く立ち寄る場所だが、今回は諸般の事情により、直言は避けさせていただく。
沖で船を停め、岸に向かってエレキで進む。進みながらバイブを投入。
水は断然透明感があってなかなか良い感じ。バイブに引っ掛かってくるウィードも
背は低いながら新鮮で新しいものが生え始めているような印象を受ける。
しばらく進んでいると、バイブにブルブルッという生命感を感知。
アワセて巻いてくると、途中でジャンプした魚体は意外と大きい。
船の際まできて、ドラグを引出すぐらい潜る。案外とやりとりに時間がかかって
しまったが、ハンドランディングであげたバスは47cm。
非常に色もきれいで、いかにもエサをしっかり食べていそうな、湖北バス。
しかしその後、ミノーなどハード系を中心に投じて見たが、後が続かない。
前回の出撃に続き、今日もテキサスで魚を獲って見ようと思っていたので、
ここで目先を変えてテキサスを投入。しかし、あまりアタリも無い状態が続く。
船を進めていくと、妙にウィードの質が良いエリアを発見。
そこにテキサスを通していると、細かいアタリを感知。活性が高いイメージ。
テキサスのワームを食えるぐらいのサイズは居るのかな、とやや疑いつつ、
細かいアタリを感じながらフックが奪われて行く瞬間を待つ。
しばらく我慢していると、いよいよフックが引き込まれた。
すかさずアワセを入れ、巻き上げて見ると25cm級。
待つだけ待ってこのサイズか、という感じだが、狙っている場所が悪いのだろう。
もう少し沖、水深がやや深いところにより大きいのが居るのではないか、と思い、
船を進めて引き続きテキサスを投じて見たが、やはり後はまったく続かなかった。
バイブ、スピナベ、クランクと巻物を投げつつ、時折SPミノーを投じながら進むが、
結局ここではそれ以上の追加は得られなかった。

●11:00 わんわん王国前〜木の浜
わんわん王国前も、非常に久々のポイント。ここは琵琶湖大橋東詰めのポイントから
大橋の下をくぐれば直ぐの場所ので、案外船が浮いていることが多い。
今日も、近づいて行くと既に何艇か船が浮いているのが見える。
岸際にはオカッパリの人と、鯉釣りの人も竿を出している。
しかし、船を停めると水はやや濁っていた。どことなく水中まで白っぽい感じ。
水面も船の後に白い泡が残る感じで、汚れているイメージ。
魚探を当ててルアーを投じながら進むが、魚探にもルアーにも反応は無い。
しばらく投げ、可能性があまり無いと判断してロッドをデッキに置き、
魚探を当てながら琵琶湖大橋の下をくぐり、そのまま木の浜に出た。
エリを回り込んで水深3.5m付近に船をつける。魚探はあまり鳴らない。
しかし、岸から離れているせいか、水質はさほど悪い感じでもない。
やや背の低い質の良さそうなウィードが広く生え始めている感じ。水深があるので、
重い目のルアーを投じる。深めのバイブを投げた後、テキサスで底を探って行く。
しかし、まったくアタリも無く、悶々とした時間が過ぎる。
目先をやや変える意味で、ラバジを投入。
ウィードに埋もれることが無いよう、ツラを弾ませながら引っ張ってくる。
数投目、ブルッという生命感を感知。アワセを入れる。
あまり力の無い感じだが、グリグリ巻いてくるとまずまずサイズはある。
あげてみると35cm級。湖北のバスに比べると元気が無い感じがする。
何がどう違って、バスの元気さや色つやみたいなものに違いが出るのか、
まったくもって解らないが、釣った感じから受ける印象は南北に差がある気がする。
その後、追加を狙ったが、やはり今日は後が続かない。
船上で軽い昼食をとり、更に南に向けて船を走らせた。

●12:00 ミック前〜鐘化前
ここからは、釣りをするというより、水質をチェックして回る、という感じ。
まずはミック前。やや沖めに船をつけ、北から南に向かって動く。
巻物をブンブン投げるが一切反応無し。水はやはり良く無い印象。
濁ってはいないが、船の後に泡が残る状況は他とあまり変わらない。
鐘化ワンドの沖まで来てもまったくルアーに反応は無い。魚探もほとんど鳴らない。
そもそも今日は、フィッシュアラームをほとんど聞いていない気がする。
魚は一体どこに行ってしまったのか、そんな疑問が頭をよぎる。

●13:00 北山田
南に行けば行くほど、状況は良く無いだろうという読みを確認すべく入って見た。
案の定、水はどこよりも白っぽく濁り、船の後ろの泡の量もかなり多い。
ロッドの先で水をかき回して見ても、完全に泡が残る。
沖の取水塔辺りから一文字沖の取水塔付近まで流したが、アタリも何も無い。
予想どおりと言えば予想どおりだが、スピニングタックルに何もリグっていない状態では、
今日の魚は本当に釣れないのかも知れない。

●14:00 競艇場前
あまり普段は行かない場所。プリンス前とアヤハディオ前にやや船が集まっていたが、
その辺りの場所はいつでも行こうと思えば行けるので、あまり釣りモードでは無い
状態の時に、普段行かない場所を見ておこうという腹。
船をデッドスローで流していると、まず水質が極端に悪いことに気付く。
芝生が抜けたような、細かい草状のゴミが水面を覆い尽くしている。
船が通った後は、どこまでもどこまでも、白い泡が続いて残っている。
疎水の取水口(琵琶湖の流れ出し)があるから汚れやゴミが集中しているのか、と
勝手に想像を膨らませる。ここでロッドを出しても意味が無い、と判断して移動。

●14:15 自衛隊前
自衛隊の岬、南側の沖に船をつけた。
ここも、競艇場前と同じように細かいゴミが浮いていて水質が異様に悪い。
しかし、ここらで一応ルアーも投げておこう、と思い、船を停めた。
ここまで湖南の各ポイントとも何艇か船がいたが、極端に少ない感じだった。
ここも同じく、一頃前に大船団になっていたのがウソのように空いている。
船を南から北に向かって進めながら、ルアーをブンブン投げるが、
アタリを感知するわけも無く、生命感をまったく感じることはできない。
魚探もやはり沈黙。ベイトフィッシュも一体どこへ行ってしまったのか。
この辺りで北風が吹いてきて肌寒くなってきたので、ウィンドブレーカーを着る。
いつもこんな時期にウィンドブレーカーまで着ていただろうか。そんな疑問を感じつつ、
時間も段々遅くなってきたので、本日最後の場所を目指して移動。

●15:15 烏丸半島〜名鉄
今日一番気になっていた場所は、烏丸半島沖から下物浚渫跡辺り。
なぜ気になっていたのかと言うと、特に湖南では、どこに行っても閑散とした状態で
船もまばらなのに、烏丸半島の沖だけは異様なほど大船団となっていたから。
他がまったく沈黙する中で、このポイントがどれほど爆発しているのか確認したかった。
船団の一番沖、アクティブ側からゆっくりと入る。半島のまっすぐ沖から北側はウィードの
状態が非常に悪い印象があるので、半島の南側に入る。船団も南側に偏ってできている。
しばらくバイブを投げていたが、ふと気付くと頭上に真っ黒な雲。
ほどなくスコールのように大粒の雨が一気に降り出した。
慌ててロッドをデッキに置き、エレキを上げてエンジンをかけ、逃げる。
周囲も一斉に逃げ始めたので、他の船の進行方向を気にしながら西へ。
たどり着いた名鉄跡前では、雨はまったく降っていなかった。
もうほとんど時間が残っていないので、ここを本日最後の場所と思ってロッドを出す。
最後の20分はテキサスを延々と投げた。しかし、軽いアタリが2回。
ワームの端っこをかじっているイメージ。まったくフックに掛かるふうでは無い。
一応するどくアワセを入れてはみたが、まったくフッキングはしなかった。ギルか。
やがてマリーナの閉門時刻が迫ってきたので、結局午後からは一切追加の無いまま
本日の釣行を終了してマリーナへと向かった。

今日は、思いどおりと言えばそのとおりです。案の定、湖南では釣りになりませんでした。
迷走した訳では無く、自分の状況判断を確認するために、北から南へ結構走り回りました。
マリーナでお聞きすると、良い魚を獲って来た方もおられたようですが、
単発の方が多かったようです。
いずれにしましても、私に釣れる魚は今日は多くは見当たりませんでした。
ライトリグをやらずに、ハードルアーや重いリグを押し通しても、
釣果を得られるということは段々体得できてきましたが、本数を揃えたり、
魚の有無を確認するには、やはりライトリグは有効なのかも知れません。
今日もまた、スピニングタックルは使わないまま終わってしまいましたが、
次回出撃時には、心してライトリグをやってみようと思います。

一つ前のページ   TOPページ