2004.4.29(木・祝)Pカップ2004春【トーナメント】

 
 
 

今日は、私にとって昨年同時期以来のトーナメントとなる、ポパ・イバスボート・オーナーズ・カップ
(Pカップ)です。本当に久し振りのトーナメントで、時間配分などがきっと上手く行かないだろうな、
という勝手な思い込みもあり、ちょっと不安もありながらの参戦となりました。
不安と言えば、もっと不安なのはフィールドの状況です。
この間の日曜日、プラのつもりで出撃していたのですが、散々な状況でした。
そして昨日。実は強風注意報が発令されっぱなしだったのが非常に気になって、
たまたま仕事が休みになっていたので、ドライブがてら湖南を一周してみました。
その時に見た琵琶湖の光景は、このうえ無いババ荒れ。
あんなに激しく波が逆巻く琵琶湖を見た記憶がありません。
とりあえず、今日の天候は晴れ。時間を追うごとにうららかな陽気になる、
という予報の元でのトーナメント参戦となりました。

●6:30  マリーナ出艇
とにかく湖上に船を進めれば昨日見た恐ろしい光景の影響が多少は解るかも知れない、そう思って出撃する。
ワンドを出ると穏やかな南風。湖上にはウィードの切れ端が漂っている。水温は相変わらず15℃台。
先日のプラの時と同じ。水面は所々に白い泡が浮いている感じ。直感として、厳しそうだ。
そんな印象を持って、集合場所のアングラーズインを目指した。
途中、通過した湖南の水域は、大きなゴミや葦の切れ端が浮いていて、水も全般的に濁っているような状況。
白い泡も浮いている。今日のトーナメントは、オープンウォーターでウィードに絡んだ場所を
一生懸命見つけに行っていた私には、間違い無く厳しいと思われた。

●8:00  トーナメントスタート
集まった船は50艇程度か。
若干参加艇が減った気もするが、桟橋や会場に非とや船があふれる程では無く、実はこれぐらいが
丁度良いのかも知れない。非常に気持ちが良い。桟橋でもりもりさんとこうぞうさんに出会った。
琵琶湖でお会いするのは実に久し振り。ひょっとしたら去年のPカップ以来かも知れない。
やがてミーティングが始まり、スタート順抽選が行われたが、私の組は第一フライト。
しかも順番が3番だったので、先頭から3番目のスタートとなった。
ミーティングが解散して早々に桟橋に出る。ほとんど待つことなく、かなり早くスタートできた。

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アングラーズイン桟橋に係留中の、スタート直前の各艇

●8:15  におの浜
昨日のババ荒れを陸から見てしまったが、とにかくプラに入って確実に魚を触った場所なので、
今までの経験から行くと、釣れなくても絶対行かないと後悔すると思って入った。
まずはアヤハディオ前。案の定、水は最高に茶色く濁り、生命感も何も無い。他に船も居ない。
ウィードの切れ端がそこらじゅうに浮いていて、水温も15℃程度しかない。
これはダメだ、と思ったが、まずは巻物からスタート。いつも通り3.5mラインから浅い方へ進む。
しかしあまりにも生命感が無く、早々にダウンショットに持ち替えてしまった。
それでも全然生命感が無い。浅い方へ行ったが一旦また深いほうへ戻る。
すると、3m近辺で激しいギルアタックに遭遇。生命感のある水深はこの辺りか。
アヤハディオ前から白取水塔の方を目指し、同じ水深を追いかけながら向かう。
白取水塔からプリンス前あたりのウィードエリアで、ダウンショットを投じて粘る。
しかし、時折ギルアタックを感知するものの、フックに乗るような魚は居ない。
風が南風で、この場所が風裏になることから、相当粘って見たが釣果は出なかった。

●10:30  自衛隊前
におの浜の状況を見て、もう1箇所念頭に置いていた北山田は諦め、湖西に向かった。
自衛隊前、アングラーズイン前、鳥居前、鐘化〜ミック前、アクティバ前、名鉄前、と頭の中で
候補を挙げてみたが、今までの経験的に、水温やウィード、水質の状況からまずは自衛隊前に入って、
それでもダメなら次の場所を考えようと言う作戦を立てた。
自衛隊北側のワンド南側、自衛隊敷地の前は、風裏になることもあって既に船団になってる。
そこを避けるように、ワンドのど真ん中、水深2.5m前後のエリアに船をつけた。
ワンド内でも南からの強風が吹いていて、なかなか釣りづらい状況。
ポジションを見極めるまで巻物を投げていたが、位置が決まると早々にダウンショット投入。
水温は16℃前後だが、今日いままでの他の場所と、状況的には大差無いと発想し、
ハードルアーは早々に諦めてワームを長時間投入する作戦に出た。
風に流されながらシェイクを続けたが、しばらくはギルあたりもタマに出る程度。
やがて時刻が11:30近くなり、いよいよ時間が無くなって来たな、と思った時、
コツンという軽いアタリとそれに続く異様な重量感を感知。すかさずアワセを入れる。
ドラグが少々出てだましだまし巻き上げてくる。格闘しながらネットを準備し、久々に
ネットランディングした魚は、ちょうど40センチぐらい、重さ1kgチョイぐらいのバス。
今日の状況だと、この1本でも私としてはなかなか満足な出来。
その後、時間のある限りダウンショットで粘り続け、同じような場所で25cm級の子バス2本を追加。
ここでタイムアップとなって帰着に向かった。

結局、優勝ウエイトは8,000gを超えていました。
しかし、2位以下は5,000gも無く、思っていたより厳しい結果だったと思います。
私は、40UP1本を含む計3本を持ち帰ったわけですが、ライブウェルから魚をピックアップした後、
ウエイインバッグに水を入れ過ぎたことに気付き、水を捨てようと思ってボートの縁でウエイインバッグを
傾けた瞬間、あろうことかせっかつ釣った子バス1本を水と一緒に捨ててしまい、結果として2本の
ウエイインとなって1,600gチョイの記録となってしまいました。
順位にすると30位〜35位の間ぐらいだと思われます。
いずれにしましても、この前の週末から続いている冷え込みの影響は甚大で、この季節にしてはウエイトも
全然出ないトーナメントになってしまったと思います。

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