2004.3.6(日) 初獲物!?【バス以外】

 
 
 

今日は、東京に異動した後輩のM君が帰省したのを捕まえ、二人で釣行です。
しかもいつものボートでバス、というのでは無く、この季節にエギ。海へGOです。
昨年より本格的にエギを始めたM君に、シャクリの雰囲気を伝授する、というのが
本日、私の最大の目的でした。しかし、やはり獲物は欲しい。
そこで、海釣り(えさ釣り)には私より数段造詣の深いM君に習い、いざとなれば
えさ釣りも可能な備えでの釣行となりました。
本日の天候は曇り。しかも事前の予報では「荒れ放題なので要注意」という
とんでもない予報が出るほどの強風&悪天候での釣行でした。

●9:30 周参見
とにかく最南端へ。南の方が荒れていないかも、という淡い期待。
しかしそれはもろくも崩れ去る。周参見も波風打ち寄せる最悪の天候。
PEラインは流れまくり、体は風に飛ばされそうになりながら、それでもキャスト。
しかし間も無く、風裏でないと釣りにならないと判断し、より港内の穏やかな場所に移動。
何回かエギをキャストするものの、M君は早々にえさ釣りに転向。
オキアミで護岸の際を狙って釣りを始めた。しばらくするとアタリを感知しているとの申告。
いくらエギを投げてもイカの姿すら見えない状況では、アタリを感知しているというだけで
興味惹かれるものがあるのは間違いない。程なく、私も余ったロッドで置き竿を開始。
しかし限りなくショートバイトらしく、ちょっと竿先が曲がっただけでえさが無くなる状況。
えさを付け替えては竿を置き、時折エギを投げる感じで時間がたおやかに過ぎていく。
我々の陣取った場所は、吹きすさぶ強風下にあって相当に風がさえぎられた状態。
時折顔をのぞかせる太陽にホッコリしながら、えさ釣りの竿先を眺めている。
すると、これは!と思う強烈なアタリを感知。すかさず竿をもってアワセを一発入れる。
上がってきたのは極小サイズのグレ。すぐさまリリースしたが、良く考えると
これが私の今年初の獲物だった。リリース後に写真に収めて損ねたことを後悔する。
その後も時折バイトがあってなかなか乗らない時間が過ぎる。
しばらくして、ようやくM君のロッドにも待望の強烈なアタリが出る。
すかさずアワセを入れたM君だが、何と獲物が根に入ってしまった様子。びくともしない。
明らかに生命反応のあるアタリだったので、とても残念な状況。
しばらく待っていたが、結局魚は現れず。仕方なくラインを切って気を取り直す。
同じ場所を狙って、ひたすらにオキアミを落とし続けるM君。
私はと言うと、やはり見込み薄なエギをあきらめ、持参したワームで根魚狙いのキャスト。
ここまで色々な釣りができるのも、海釣りの楽しみの一つか。
そうこうしているうちに、またもM君に強烈なアタリが来る。今度こそは、と気合充分。
釣り上げて見ると、20cm程度はある立派なガシラ。今年初の釣行で初獲物ゲットのM君。
今晩のおかずができた、と大喜びの状態で記念撮影。

2004.3.6.jpg

ガシラを持つM君。(撮影:au電話A5403CA)

その後、二人して追加を狙ったが、超ショーとバイトが何度かあったが、結局追加できず。
段々空腹が襲ってきたので、一旦撤収して移動しがてら、昼食をとることにした。

●13:00 印南
この港には久々に行った。決して風裏では無いが、多少風が穏やかに見えたので立ち寄った。
しかし、実際波止にあがってみるとさにあらず。やはり波風は相当のものがあった。
護岸の角っこ、吹き溜まりのような場所で少々粘ったが、アタリが何回かある程度で
結局明確なバイトは無く、獲物の無いまま移動。

●15:00 南部堺
ここは来る前から、足元がやや危険ながらも風裏になる良ポイントを思いついていた。
現場に到着して、やや唖然。防波堤の上に立っていられないぐらいの強風。
私は何とかテトラの上を風裏の場所まで歩いていったが、M君はテトラが不慣れな様子。
なかなか思うように歩が進められず、何とか這ってでもポイントに入ろうとしていた。
やがて二人ともキャストを開始。二人とも穴釣りを試みて、そこらの窪みに仕掛けを入れる。
私はルアー、M君はオキアミ。しかしすぐに根がかってしまい、なかなか釣りにならない。
しかも、ややおさまりつつあるかに思えた強風が、ここにきて再び強さを増してきて、
風裏とおもえたテトラの波打ち際にも、強い風が巻き込んでくるような状態になった。
ただでさえ安定しない足場。M君はたまりかねて防波堤の上に撤収。
私は少々粘って見たが、やはり釣り続けるには相当に辛い状態であると判断し、
本日の釣行はここで終了として、納竿した。

思えば、天気予報で注意を呼びかけるほどの悪天候に、よくも釣りに行ったものだと思います。
あまり褒められたことではありませんし、本当に自然相手ですから、充分な注意が必要ですね。
決して無理はせず、危ないと思ったら止める。あきらめるのも、また大切な勇気ですから。
しかし、こんな状況だったにも関わらず、一応二人とも魚を触り、M君はガシラのお土産付き。
いずれもえさ釣りでの釣果でしたが、まぁ釣れただけ良しとさせてください。(笑)
風裏と足場の良い所をイメージの中で探しまくった、そんな一日でした。。。

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