2004.3.10(水) 初マジ、琵琶湖【プライベート】

 
 
 

今日は、久々に琵琶湖に出撃です。釣行記によりますと1月9日以来ですから、まる2ヶ月ぶり。
こんなに長い間、船を動かさなかったことは無いんじゃないか、と思います。
今年の2月、琵琶湖では例年になく暖かい日が続き、水中の季節の進みが早くなっている、
という情報を聞きつけ、行く前からイメージはどんどん膨らみ、ポイントを巡る順番も決めて、
プランだけはバッチリでした。しかし、なかなか思い通りにならないのが、自然相手の面白さ。
実際に船を出し、ルアーを投げ、魚探を眺めて見てみないと、その日の状況は解りません。
今日の天候は晴れ。予報では4月中旬なみのポカポカ陽気、ということでした。が。。。

●8:00  出撃
本当に久し振りなので、何か重要な物を忘れているような気がしてならない。
結果として何も忘れていなかったが、出撃準備の動作一つ一つに時間がかかっている感じがする。
船を湖上に進める。日差しはもうかなり温かいが、湖面を渡る風はまだまだ冷たい。
当然ながら防寒着を着用。ハンドルを握る手も冷たくなるので、手袋も着用。
気温と水温の関係か、湖上に出ると周囲は乳白色で目標物が見ずらい状態。
かすかに見える建物の影などを頼りに、一路南へ向けて滑走を開始した。

●8:30  におの浜(水温:沖・6.5℃程度 / 岸・7.0℃程度)
琵琶湖の春は南から順番に、という私の考えに基づき、一番南の私が好きなポイントに入る。
アヤハディオ前、という言い方をする人が多いポイント(だと思う)。
かなり沖合いまで続くミオ筋の内側に、例年良さげなウィードが生える。
船を沖合いで止め、鉄板系のサイレントバイブを投げながら、ゆっくりと岸に向かう。
水は全体的に動いていない、という感じ。濁りもやや強めで水上には泡が浮いている。
しばらく温かい日が続いた後、ここ2〜3日で急に冷え込んだのが影響しているのか。
時折、ウィードを引っ掛けてルアーが上がってくるが、新鮮なウィードはまったく無い。
もう3月なので、そろそろ早いところはウィードが生え始めているはずなのだが、
行けども行けども、不毛の湖底が広がっている感じ。枯れて腐ったウィードしか上がらない。
当然ながら魚の反応も無く、魚探もほとんど鳴らない。
岸近くまで来て、ルアーをやや浅め用のクランクに持ちかえる。
しかしここも不毛の地。引っ掛かって来るのは枯れたウィードばかり。
時折、トロロのような緑色の藻も混ざるが、生命感は全然無い。
ミオ筋のすぐ横にある流れ出しの辺りもチェックして見るが、まったくダメ。
ジグヘッドのスイミングも試みたが、ただキャスティングの練習をしている感じ。
アタリも何も無い状態が延々と続き、ようやく場所をあきらめて移動することにした。

●10:00  自衛隊北側ワンド(水温:7.5℃程度)
自衛隊敷地の北側ワンド。まずは杭の付近に船を止めた。北〜東よりの風が吹き始めている。
ワンドに入る途中、自衛隊のスロープ前のやや沖合いに数艇の船が固まっていた。
良いウィードが生え始めているのか少々気になったが、いつもの場所に入る。
杭のやや北側、ここ2〜3年早くウィードが生え始める感じがして、チェックしている場所。
ポイントに入ってダウンショットを投じるが、しっかりしたウィードの引っ掛かりを感じない。
しばらくしてクランクに持ち替え、ウィードの生え具合をチェックする意味も含めて、
徹底的に投げまくって見た。確かに、良さそうなウィードは引っ掛かってくるが、
どうも生命感が無い。昨年のウィードが枯れ切らずに残っているような感じ。
例年ほど寒くならなかった分、ちゃんとウィードが枯れずに残ってしまっているのか。
そんなことを考えながら黙々とクランクを投げつつ、唐崎の方へ船を進める。
途中、琵琶湖マリーナ沖からランカーハウス沖ぐらいでも、ところどころ良さそうなウィードを
引っ掛けたが、やはり根っこに生命感は無く、何の抵抗も無しにどんどん抜けて来る感じ。
唐崎の岬付近ではシャローにもルアーを投じて見たが、反応する感じも無い。
シャローからはトロロのような藻が上がってくるばかり。
日が高くなって水温が上がっていると思われるが、さほど魚の活性は高くないと思われた。
唐崎の沖合いでも、ウィードにまだ元気が無いことを確認し、昼食のため移動。

●11:30〜13:00  昼食タイム
この冬最後になるかもしれない、湖上カップラーメンの儀。
段々温かくなってくるので、船上で食事をするとしても、もうカップラーメンである必要は無い。
食べ終わってやや昼寝をし、充分休息して午後の部に備えた。

●13:00  赤野井沖〜烏丸半島(水温:7.5℃程度)
昼前から吹きはじめた風が、やや強くなっていた。正直、寒い。
確かに太陽はポカポカなのだが、風が冷たく、防寒着は絶対に手放せない状況。
また、風が強く、湖東側では船のポジションキープもやや難しい状態になっていた。
ちょっとだけルアーを落として見たが、非常にキツイ濁りも入っていたので、
生命感が無いことだけを確認して早々に移動。

●13:30  鐘化前(水温:8.0℃程度)
鐘化ワンドの方から風に流されつつ、鐘化前の浅瀬付近までをチェックする。
北からの風は一団と強く、ライトリグは少々やりずらい状態になってきた。
ダウンショットのシンカーを重い設定に変更し、浅瀬の駆け上がり付近を狙って見る。
しかし、ここでも一切ルアーに反応は無く、周囲の船も全然釣れている様子は無い。
風がどんどん強まっているため、アルミなどの12ft艇が撤収を開始。
この前の週末、強風下で転覆死亡事故が起きた記憶が、まだ新しい。
しばらくすると急に風向きが変わり、今度南から強烈な風が吹き始めた。
時折突風を伴い、見る見るうちに白波が立ち始める。こうなると12ft艇では本当に危ない。
私もとりあえずここでの釣りを諦め、本日最後にチェックしたかった場所に向かった。

●14:30  名鉄ホテル跡前(水温:8.0℃程度)
名鉄ホテル跡前から浮御堂までの間、ゆるやかなワンドになっている場所のシャロー。
ちょっとだけ芦原があり、その際からやや沖の水深2mぐらいまでの間をクランクで流す。
引っ掛かってくるウィードは、やはりほとんどが枯れて腐った状態。後はトロロ藻。
この場所では風はまだ北から。やや強くは吹いているものの、ポジションキープはできる。
シャローをひとなめした後、水深4m付近まで移動してダウンショットで湖底の様子をチェック。
やはりウィードは枯れたものが多少残っている程度で、新しいものには全然出くわさない。
しばらく船を流していると、鐘化前で吹いてきた南風がここでも吹き始めた。
見る見るうちに波が立ち始め、エレキを踏んでいるとへ先から波をかぶる状況になってきたので、
今日の釣りはここで諦め、15:15頃に納竿してマリーナへ戻った。

今日の釣行を思い起こして見ると、全体的に水の状態が非常に悪かったように思います。
広範囲に濁りも入り、水中にはちぎれたウィードのようなものが多数漂い、
水面はどこに行っても泡が出ているような状態でした。
マリーナに帰着して色々話しを聞きましたが、今日はほとんど釣れていないようでした。
先週ぐらい、赤野井では10℃以上の水温があったそうですので、
水温計の設定誤差を無視すれば、概ね3℃程度は下がってしまったことになります。
また、ここ2〜3日、急に冷え込んだだけではなく、北風が吹き荒れて大荒れの天気が
続いていたとか。なるほど、水質が悪いのも納得です。
しかし、季節は足踏みしても逆戻りすることはありません。
先週までは、ごくフツウに巻物でもワームででも釣れていたそうですから、
必ず、また温かい日が続いて、釣りやすくなる時が来るに違いありません。
今日はたまたまタイミングの悪い1日だった、そう思うようにしたいと思います。
後は、釣りやすくなるタイミングと私の休日が一致するかどうか。
これが一番大きな問題であると思われます。。。

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