今日は、久々に琵琶湖に出撃です。釣行記によりますと1月9日以来ですから、まる2ヶ月ぶり。 |
こんなに長い間、船を動かさなかったことは無いんじゃないか、と思います。 |
今年の2月、琵琶湖では例年になく暖かい日が続き、水中の季節の進みが早くなっている、 |
という情報を聞きつけ、行く前からイメージはどんどん膨らみ、ポイントを巡る順番も決めて、 |
プランだけはバッチリでした。しかし、なかなか思い通りにならないのが、自然相手の面白さ。 |
実際に船を出し、ルアーを投げ、魚探を眺めて見てみないと、その日の状況は解りません。 |
今日の天候は晴れ。予報では4月中旬なみのポカポカ陽気、ということでした。が。。。 |
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●8:00 出撃 |
本当に久し振りなので、何か重要な物を忘れているような気がしてならない。 |
結果として何も忘れていなかったが、出撃準備の動作一つ一つに時間がかかっている感じがする。 |
船を湖上に進める。日差しはもうかなり温かいが、湖面を渡る風はまだまだ冷たい。 |
当然ながら防寒着を着用。ハンドルを握る手も冷たくなるので、手袋も着用。 |
気温と水温の関係か、湖上に出ると周囲は乳白色で目標物が見ずらい状態。 |
かすかに見える建物の影などを頼りに、一路南へ向けて滑走を開始した。 |
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●8:30 におの浜(水温:沖・6.5℃程度 / 岸・7.0℃程度) |
琵琶湖の春は南から順番に、という私の考えに基づき、一番南の私が好きなポイントに入る。 |
アヤハディオ前、という言い方をする人が多いポイント(だと思う)。 |
かなり沖合いまで続くミオ筋の内側に、例年良さげなウィードが生える。 |
船を沖合いで止め、鉄板系のサイレントバイブを投げながら、ゆっくりと岸に向かう。 |
水は全体的に動いていない、という感じ。濁りもやや強めで水上には泡が浮いている。 |
しばらく温かい日が続いた後、ここ2〜3日で急に冷え込んだのが影響しているのか。 |
時折、ウィードを引っ掛けてルアーが上がってくるが、新鮮なウィードはまったく無い。 |
もう3月なので、そろそろ早いところはウィードが生え始めているはずなのだが、 |
行けども行けども、不毛の湖底が広がっている感じ。枯れて腐ったウィードしか上がらない。 |
当然ながら魚の反応も無く、魚探もほとんど鳴らない。 |
岸近くまで来て、ルアーをやや浅め用のクランクに持ちかえる。 |
しかしここも不毛の地。引っ掛かって来るのは枯れたウィードばかり。 |
時折、トロロのような緑色の藻も混ざるが、生命感は全然無い。 |
ミオ筋のすぐ横にある流れ出しの辺りもチェックして見るが、まったくダメ。 |
ジグヘッドのスイミングも試みたが、ただキャスティングの練習をしている感じ。 |
アタリも何も無い状態が延々と続き、ようやく場所をあきらめて移動することにした。 |
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●10:00 自衛隊北側ワンド(水温:7.5℃程度) |
自衛隊敷地の北側ワンド。まずは杭の付近に船を止めた。北〜東よりの風が吹き始めている。 |
ワンドに入る途中、自衛隊のスロープ前のやや沖合いに数艇の船が固まっていた。 |
良いウィードが生え始めているのか少々気になったが、いつもの場所に入る。 |
杭のやや北側、ここ2〜3年早くウィードが生え始める感じがして、チェックしている場所。 |
ポイントに入ってダウンショットを投じるが、しっかりしたウィードの引っ掛かりを感じない。 |
しばらくしてクランクに持ち替え、ウィードの生え具合をチェックする意味も含めて、 |
徹底的に投げまくって見た。確かに、良さそうなウィードは引っ掛かってくるが、 |
どうも生命感が無い。昨年のウィードが枯れ切らずに残っているような感じ。 |
例年ほど寒くならなかった分、ちゃんとウィードが枯れずに残ってしまっているのか。 |
そんなことを考えながら黙々とクランクを投げつつ、唐崎の方へ船を進める。 |
途中、琵琶湖マリーナ沖からランカーハウス沖ぐらいでも、ところどころ良さそうなウィードを |
引っ掛けたが、やはり根っこに生命感は無く、何の抵抗も無しにどんどん抜けて来る感じ。 |
唐崎の岬付近ではシャローにもルアーを投じて見たが、反応する感じも無い。 |
シャローからはトロロのような藻が上がってくるばかり。 |
日が高くなって水温が上がっていると思われるが、さほど魚の活性は高くないと思われた。 |
唐崎の沖合いでも、ウィードにまだ元気が無いことを確認し、昼食のため移動。 |
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●11:30〜13:00 昼食タイム |
この冬最後になるかもしれない、湖上カップラーメンの儀。 |
段々温かくなってくるので、船上で食事をするとしても、もうカップラーメンである必要は無い。 |
食べ終わってやや昼寝をし、充分休息して午後の部に備えた。 |
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●13:00 赤野井沖〜烏丸半島(水温:7.5℃程度) |
昼前から吹きはじめた風が、やや強くなっていた。正直、寒い。 |
確かに太陽はポカポカなのだが、風が冷たく、防寒着は絶対に手放せない状況。 |
また、風が強く、湖東側では船のポジションキープもやや難しい状態になっていた。 |
ちょっとだけルアーを落として見たが、非常にキツイ濁りも入っていたので、 |
生命感が無いことだけを確認して早々に移動。 |
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●13:30 鐘化前(水温:8.0℃程度) |
鐘化ワンドの方から風に流されつつ、鐘化前の浅瀬付近までをチェックする。 |
北からの風は一団と強く、ライトリグは少々やりずらい状態になってきた。 |
ダウンショットのシンカーを重い設定に変更し、浅瀬の駆け上がり付近を狙って見る。 |
しかし、ここでも一切ルアーに反応は無く、周囲の船も全然釣れている様子は無い。 |
風がどんどん強まっているため、アルミなどの12ft艇が撤収を開始。 |
この前の週末、強風下で転覆死亡事故が起きた記憶が、まだ新しい。 |
しばらくすると急に風向きが変わり、今度南から強烈な風が吹き始めた。 |
時折突風を伴い、見る見るうちに白波が立ち始める。こうなると12ft艇では本当に危ない。 |
私もとりあえずここでの釣りを諦め、本日最後にチェックしたかった場所に向かった。 |
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●14:30 名鉄ホテル跡前(水温:8.0℃程度) |
名鉄ホテル跡前から浮御堂までの間、ゆるやかなワンドになっている場所のシャロー。 |
ちょっとだけ芦原があり、その際からやや沖の水深2mぐらいまでの間をクランクで流す。 |
引っ掛かってくるウィードは、やはりほとんどが枯れて腐った状態。後はトロロ藻。 |
この場所では風はまだ北から。やや強くは吹いているものの、ポジションキープはできる。 |
シャローをひとなめした後、水深4m付近まで移動してダウンショットで湖底の様子をチェック。 |
やはりウィードは枯れたものが多少残っている程度で、新しいものには全然出くわさない。 |
しばらく船を流していると、鐘化前で吹いてきた南風がここでも吹き始めた。 |
見る見るうちに波が立ち始め、エレキを踏んでいるとへ先から波をかぶる状況になってきたので、 |
今日の釣りはここで諦め、15:15頃に納竿してマリーナへ戻った。 |
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今日の釣行を思い起こして見ると、全体的に水の状態が非常に悪かったように思います。 |
広範囲に濁りも入り、水中にはちぎれたウィードのようなものが多数漂い、 |
水面はどこに行っても泡が出ているような状態でした。 |
マリーナに帰着して色々話しを聞きましたが、今日はほとんど釣れていないようでした。 |
先週ぐらい、赤野井では10℃以上の水温があったそうですので、 |
水温計の設定誤差を無視すれば、概ね3℃程度は下がってしまったことになります。 |
また、ここ2〜3日、急に冷え込んだだけではなく、北風が吹き荒れて大荒れの天気が |
続いていたとか。なるほど、水質が悪いのも納得です。 |
しかし、季節は足踏みしても逆戻りすることはありません。 |
先週までは、ごくフツウに巻物でもワームででも釣れていたそうですから、 |
必ず、また温かい日が続いて、釣りやすくなる時が来るに違いありません。 |
今日はたまたまタイミングの悪い1日だった、そう思うようにしたいと思います。 |
後は、釣りやすくなるタイミングと私の休日が一致するかどうか。 |
これが一番大きな問題であると思われます。。。 |