今日は、ポパイ・バスボートオーナーズ・カップ(Pカップ)です。 |
1年に2回、EASTとWESTで開かれるスタイルになったPカップですが、今回は |
WESTの2回目。年々レベルが上がっている感があります。私は、先週と4日前の水曜日の2回 |
プラに出ましたが、先週末は湖北の沖島で、4日前は湖南のにおの浜沖で、それぞれでそこそこの |
魚を釣ってしまい、どこへ走ってどんな釣りをするのか、昨晩まで悩んでしましたが、 |
結局いつも自分が釣っている湖南で勝負することを決意し、今日を迎えたのでした。 |
天候は晴れ。ここのところ比較的穏やかな日が続いています。 |
この天候で果たして湖水の状況はどうなっているのか、4日前よりも釣りやすくなっているのか。 |
とにかく順位は二の次で、魚に触ってトーナメントを楽しみに行くつもりでの出撃となりました。 |
なお、今回はららさんに同船して頂く予定になっていたのですが、ららさんのご都合で |
不参加となったため、いつもどおり私一人同船での出場となりました。 |
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●6:30 出港 |
7:30までが受付け時間で、そこからミーティング開始という予定。 |
それに充分間に合う時刻に出港する。集合場所のアングラーズインでゆっくりし、 |
時間があれば昨晩リグったタックルを結びなおしたりしようかな、という感じ。 |
湖面に出ると流石に寒い。風や波はほとんど無く、穏やかに東風が吹いてる程度。 |
マリーナ前のワンドでは、4日前のプラの時より水温が1℃程度下がっていた。 |
更にその前、先週プラに出たときよりは3℃ほど下がったことになる。意外と急激に下がった |
感じだが、水面の泡はいつもどおり。特に増えた様子は無い。ここ最近、ただでさえ厳しく |
なっていると言われる琵琶湖の釣果。この急激な水温の低下がどう出るのかやや不安を感じる。 |
ワンドを出、登り始めた太陽を見ながら、集合場所のアングラーズインに向けて滑走した。 |
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●8:30 スタート |
7:30からミーティングが始まり、8:00頃には第一フライトから順次スタート。 |
私は第二フライトの11番目。1フライト当たり20艇程度なので、第2フライトのほぼ真ん中。 |
全体からするとやや早い方のスタートとなった。 |
アングラーズイン沖に設置されたブイ横を通過し、一気に南を目指した。 |
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●8:35 におの浜(アヤハディオ前はるか沖) |
まず最初に向かったのは、4日前に40UPを2本釣った場所。ポイントの水の状況は、 |
水温が1℃下がっていることを除いては、先日とほとんど変わりないように見える。 |
その他、4日前と違う状況は、風。今日は風がほとんど無いが、先日は操船がしんどいぐらいの |
風が吹いていた。先日、良い魚の1本目が獲れた、水深4m弱のウィードエリアに船をつける。 |
背の低いウィードがほぼフラットに生えるエリアで、ところどころ山状に起伏がある。 |
まずはバイブやクランクを投げながら、魚探の鳴り具合を見て行くが、驚いたことにまったく |
魚探が鳴らない。先日はウソでもピリピリなっていたのだが、魚探が壊れたのでは無いか、 |
というほど鳴らない。ここより深い場所では、底のウィードが更に薄くなって、替わりにエビ藻の |
パッチがまだ点々と残っているエリアがあるが、そこに行く前に1本釣っておこうというつもり |
だったので、そのままエリアを岸に向かって進む。Pカップの参加艇は少ないようだったが、 |
水深3.5m付近から浅いエリアは船団になりつつあった。50m離れたところでバスボートが |
25cm程度の魚を上げている。ルアーはバイブレーションらしかった。やはり魚は居るのか。 |
とすると、広範囲に探る方が手っ取り早いと判断。一旦はテキサスを握っていたが、再度、 |
バイブに持ち替えてエリアを流した。しかし、魚探も忘れた頃にピリッと鳴る程度で、ベイトの |
群や魚が固まっている所に出くわすことは無い。結局、水深3m程度のエリアまで進んだが、 |
ウィードが濃くなって釣り辛くなってきたので、Uターンして沖に向かって流して行く。 |
行きは巻物が不発だったので、帰りはテキサスを中心に底を探って行く。しかし、ギルの |
当りすらまったく無く、魚探も引き続き鳴らない状況で、まったく釣れる気がしない。 |
こうなると、早々に奥の手を投入するしか無いのか、と思い、最近にしては珍しく、この早い |
時刻からダウンショットを投入。しかし、これにも一切反応が無い。ギル当たりすら無い。 |
ここ最近の釣りで、ここまで生命感を感じないことも珍しい。水深4m程度のエリアに到達し、 |
今度はエビ藻のウィードパッチの際を目掛けて、テキサスやダウンショットを投じて行く。 |
4日前、縦に落とすこの狙いで40UPを1本獲っている。しかし、今日はこれでも |
まったく反応が無い。本当にギル当たりすらも無い状況が続く。これは大変なことになった、 |
と直感。明らかに4日前より生命感が無くなっている。ロッドを振りながらしばらく考えたが、 |
他に目を付けていたエリアを回り、拾える魚を拾って回ろうと決断。早速ロッドを置いて移動。 |
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●9:45 アクティバはるか沖 |
いつも行っている場所。北風の時に良く釣れる気がするが、南風でも決して釣れない訳では無い。 |
しかし、ほぼ無風となると水の動きも感じられず、エレキをまったく踏まなくても船はその場に |
とどまっているほど。スピナベ、クランク、バイブと投げたが、やはりここも先ほどのエリアと |
同じく、先日とは打って変わって魚探が無反応。ほとんど鳴らない。テキサスを落として |
じっくり巻けるほどウィードは薄くなっていないので、テキサスをやや早めに巻いたり、 |
ラバジを同じように巻いて見たり、いろいろ策を試して見るが、一向に気配が無い。 |
たまりかねて、またもダウンショットを投入。エレキを踏みながらダウンショットを引きずり、 |
流しながら様子をうかがっていくが、本当にギルあたりも何も無い。明らかに4日前の |
プラとは状況が変わっていると思われた。少なくとも、活性は下がっている、という印象。 |
こうなるともはや長居は無用。少しでも可能性を求めて、早めに次の場所を目指すことにした。 |
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●11:00 名鉄跡沖 |
名鉄跡沖〜造船所沖あたりにかけてのエリア。水深、4.5m付近。 |
非常に短くなってしまったウィードがショボショボと残っている感じのエリア。 |
ここより浅いとウィードエッジがあってウィードが濃くなっていて、ここより深いとブレイクが |
あって水深6mまで落ちている。その間、わずかだが台地のようになっているエリアを、 |
テキサス、ラバジを中心にチェックする。この秋、何度かラバジとテキサスで魚を触ってきた |
エリア。釣れて欲しいという祈りにも似た気持ちでロッドを振る。しかし、ここでも |
まったく反応なし。魚探も同じくほとんど鳴らず。一体どうしたんだ、という感じ。 |
確かに、この秋は台風が多く襲来し、琵琶湖のコンディションが厳しくなったというのが |
もっぱらの話しだが、本当に生命感が一気に無くなってしまった。何種類か投げた後に、 |
ダウンショットでチェックをしていくが、これもまただめ。ダウンショットがこんなに効かない |
琵琶湖も珍しい、と思えた。ここで、移動するとなると思いつく場所が無いわけではないが、 |
プラでまったく行っていない場所でギャンブルをかけるよりも、プラを信じて何とか |
1本だけでもゲットしようと、南のエリアに入りなおすことにした。 |
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●12:00 におの浜(プリンス沖〜アヤハディオ前はるか沖) |
朝に入った場所とは少々違うところに入る。プリンスの沖、白取水塔の東側。 |
私の経験では、アヤハディオ前に負けず劣らず、このエリアにもエビ藻が多い。 |
あまり良い思いをしたことは無いが、それでも条件は整っているはず、と信じて船を進めた。 |
水深3.5m付近。取水塔よりやや沖合いのあたりをチェックして回る。所々魚探も鳴るが、 |
やはり連続してピリピリ鳴る状況ではなく、いかにも魚影が薄いという印象をうけてしまう。 |
しばらく、取水塔東側のエリアをチェックしていたが、ダウンショットにもほとんど反応が |
無い状態は変わりなく、そのまま朝イチに入ったアヤハディオ前のはるか沖を目指して |
エレキで移動開始。しばらく行くとようやく、本当にやっとこさ、竿先に生命反応を感じた。 |
アタリに飢えていた私はすかさずフッキング。しかし重さなどはほとんどなく、上がって |
きたのは体調15cm程度の豆バス。今日の大会はMINIMAM賞もあるとのことなので、 |
丁寧にキープ。その後、追加を狙って今釣れたエリアを少々往復してみたが、一切続かず。 |
仕方なく、当初思っていたとおりアヤハディオ沖に向けて船を進めた。 |
アヤハディオ沖に着いたが、既に時刻は12:30を回っている。 |
13:10帰着のフライトなので、船を着岸する作業時間を考えると、15分前の12:55 |
ぐらいには撤収しなければならない。つまり、残りはもう30分も無い。今から爆釣しても |
リミットが揃うかどうか微妙な情勢で、しかも魚探に反応すら無い状況は変わらない。 |
一言で言うと、トーナメントとしては絶望的な展開。しかし、まさか15cm旧を1本だけ |
持ち帰ることもできないので、せめてまともなサイズを1本は釣りたい。そう願って |
テキサス、ダウンショットを投げつづける。しばらくして、ようやくダウンショットに |
生命感を得る。フッキングして上がってきたのは、20cm級の子バス。 |
しかし、今日はこれでも涙が出るぐらいうれしい釣果。ミニチュアながら、やっと |
見た目もブラックバスらしい魚をゲット。しかしこの時点で既に残り時間10分程度。 |
エビ藻のパッチ周囲なども再度チェックしていくが、結局後は続かず。 |
子バス1本、豆バス1本の、この上ない貧果でウエイインへと向かった。 |
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やはり、全体として相当に厳しい釣果だったようです。優勝ウエイトは4,000gチョイ。 |
2位以下は3,000g台で、8位か9位ぐらいからは2,000g台。そこから先はほとんど |
グラム単位のバトルになっていました。昨日が土曜日だったのでプラに出ていた方も多かった |
ようですが、表彰式前の談笑では「昨日釣れた場所で全然魚が釣れなかった」という声を |
良く聞きました。私の記録は、相当恥ずかしい状況ですのでここで公表することはご容赦 |
頂くとしまして、とにかく久しぶりのトーナメントに出た感想としては、時間が短い、 |
というのが一番印象的でした。かつてNBCのトーナメントに出ていたころ、もっと短い時間で |
釣っていた気がしますし、時間設定は同じなのでしょうが、以前のPカップはもっと時間に |
余裕があったように思いました。しかし、プライベートでダラダラ釣りをする状況に慣れて |
しまって、時間制限がある中での釣りは随分窮屈な感じに思えました。 |
来年も恐らくPカップには参加すると思いますが、久々に、何かのトーナメントに参加して |
時間感覚を取り戻そうかな、という気にさせられた結果でした。 |