2004.11.3(水・祝) 混迷深まるプラクティス 【 プライベート 】

 
 
 

今日は、久々に一人での釣行です。4日後に迫った、ポパイ・バスボート・オーナーズカップ
(Pカップ)のプラクティスのつもりでの出撃と位置付けました。
3日前、いざわさんに教えて頂いた沖ノ島のポイントを念頭に置きつつ、湖南の様子も見て
おこうというつもりです。前日までの天気予報では、晴れたり曇ったりで、午後以後に雨の
可能性もあり、という感じでした。実際、午前中は晴れ、昼過ぎから雲が多くなる展開
でしたが、朝イチの時間帯を除いて終始強い南風が吹き、荒れた中での釣行となりました。

●6:45  出撃
マリーナから眺めるボディーウォーターは、波が南から北に向かって穏やかに流れている感じ。
穏やかな南風が吹いているのが分かる。普通ならここで風裏などのより釣りやすい場所、
と言うことを考えるのだろうが、今日の出撃目的はPカップに向けた湖南ポイントのチェック。
風向きに関係なく、水質もウィードの状況も良く、あわよくば魚が触れる場所を見つける、
ということが念頭にある。早速ながら、先日少し気になっていたディープホール(DH)
をチェックすべく、船を進めた。

●7:00  DH
以前ほど人気は無くなったとは言うものの、やはり常に船が浮いているポイントであることには
変わりない。船を西壁につけ、早速、バイブ、クランクなどの巻物でチェック開始。
DH特有の急峻なブレイクラインも去ることながら、8mフラットのエリアのチェックもしたい
という目的があった。しかし、ブレイク絡みでの巻物も、8mフラットのラバジも、
駆け上がりを狙ったテキサス、ラバジも、まったくのノーバイト。つける壁を間違えたかな、
と思うが、周りの船が釣れている様子も無く、しかも風が相当冷たいうえに、水面は泡だらけで
切れたウィードが漂っている状態。これでは魚も人間も活性が下がる、と思われるほど。
はやりこの場所は、より得意とする方にお任せして、私は別の場所をチェックしに行くことに。

●9:00  プリンス沖〜におの浜
すぐ見えている場所までちょっと船を走らせる。プリンスの沖。いつもなら、最近できた
オレンジブイの集団の更に沖に船を停めるが、今日はオレンジブイ集団の内側に船を停めた。
先日この付近に入ったときに、妙にシャローに船が多いのが気になっていた。
しかし、水深2.5m程度の場所では魚探に反応は一切無く、巻物をグイグイ投げても釣果が
得られるような気がしない。ウィードはショボショボと残っているが、どれも元気は無く
枯れかけている感じ。季節の進みもあるので多少は仕方ないとしても、生命感は無い。
プリンス沖から白取水塔に向かって進むが、ルアーにはまったく反応は無い状態が続く。
白取水塔の周りをラバジでチェックしてみるが、これにも反応なし。そのまま船を浜大津港の
方に向けて進めながら巻物を投げつづけるが、まったくもって反応は無い。
やがてアヤハディオ前の桟橋沖に到達し、そこから沖に向かって流しながらテキサスを投入。
しばらく魚探も沈黙するエリアが続いたが、水深3.5m付近で強烈に魚探が鳴り出す。
そこでまず最初のヒット。力強い引きで、釣り上げてみると40cm級のバス。
やはりこのエリア、魚が触れる。その後も更に沖に向かって進む。小さなアタリはあるものの
なかなか乗らない時間が続き、水深4mを超えた辺りで魚探にウィードが映らなくなった。
所々にウィードのパッチが残っているだけの場所。そのウィードパッチ際にテキサスを
投げ入れると、いきなりヒット。少々やりとりがあって上がってきたのは、これまた
40cm級のバス。意外と粘れば良い思いができるのかも知れない、という印象を持つ。
しかし、このあたりから、朝から吹いていた南風が強烈に吹き始め、ボートポジションを
取ろうにも見る見る流されてしまう状況になる。
今日は特に1箇所で長居するのが目的では無いので、次の場所を求めて小移動。

●10:00  競艇場前〜浜大津港前
一応チェックしてみたかった場所。京都疎水の流れ出しがあるので、ひょっとすると水質が
良いのではないか、という予想。しかし水面には泡が大量に浮き、枯れたウィードが
ボソボソ立っていて、あまり良い状況とは言えない感じ。スピナベを投げながら、
浜大津の防波堤沖に向かって進む。浜大津周辺、よく見ると水はかなり白濁している。
魚探もたまには鳴るが、巻物に反応は無い。白濁した水の中にウィードパッチを発見するが、
周囲をテキサスでチェックしてみても何の反応も無い。ここは長居は無用と判断し、移動。

●11:00  自衛隊前
先日も船団になっていた。聞くところによると水もかなりきれいで、巻物でポツポツ良い魚が
獲れる、とのことらしかったが、果たして本当なのかどうか、この目で確認しに入ってみた。
柳ヶ崎の砂浜から自衛隊の岬、自衛隊北側のワンド沖にかけて船団になっている。船を停めて
みると水面には白い泡が浮いている。これならば、におの浜の方がよっぽど水がきれい。
ただし、白濁の具合はこちらの方が少ないような感じ。しかし、しばらく船を流していたが、
魚探が一向に鳴らない。水深3.5m付近、一番船団ができている水深付近だが、ピリリとも
鳴らない。本当にこのエリアで巻物が効果を発揮するのか、甚だ疑問。念のためバイブを
ひたすらに投げてみた。自衛隊のスロープ前辺りから、岬の沖、北側のワンド沖までバイブを
投げながら進んでみたが、アタリはおろか、やはり魚探すらまったく鳴らない状態が続く。
周囲の船も釣れいてる様子は無い。何かキモを抑えた人にはおいしいエリアなのかも
しれないが、私に釣れる魚は居ないと判断し、移動。

●12:00  若宮漁港沖〜アクティバはるか沖
いよいよ南風が強く吹き始め、沖合いはうねりと白波が出始めた。もはや風に向かってエレキを
踏むと、水はかぶるは、リップの着いたルアーは投げられないは、という状況。
一言で言うと、相当に荒れている。そんな中、先日船団ができていた若宮漁港の沖に船を
停めてみた。激荒れの中、沖合いで釣りをしている船などほとんど無い状態だったが、
場所の状況を見ておこう、という気持ちが先行した。ウィードは良さそうな感じだが、
いかんせん魚探に反応が無い。テキサスを投げてみたが、まったく反応も無い。
そのままエレキを踏みながら、大きなエリを沖側から回りこみ、南から北に、風に流され
ながらエリアを進む。この沖合いのエリア、どういう具合になっているのか詳細は
分からないが、いつも入るアクティバのはるか沖とつながる、南北に長い広大な
ウィードエリアであるように思う。今日は風が強いので、このまま流されてそのエリアの
様子をチェックしてみよう、と思い立った。強風で、投げられるルアーはテキサスぐらい。
それでも急速に流されているので、底を取れるかどうか微妙な感じ。鐘化ワンド北側にある
赤取水塔のはるか沖を過ぎたあたりで、魚探の反応も激しく、バイトも無数に感知する
エリアがあったが、ここぞとばかりにキャストに力が入り、テキサス用タックルのリールに
ライントラブルが発生。必死にほどくが、釣りができないまま船はどんどん北に向かって
流されていく。ようやくトラブルを解消してふと頭を上げると、船はもはや雄琴港の沖まで
到達していた。そのまま進路を北に取り、引き続き流されながらテキサスを引きずる。
流される方向を調節し、いつものアクティバはるか沖まで流されてきて、魚探の反応が比較的
激しくなりだした。やはりこの周囲は一段と魚影が濃いように感じる。
そして、ようやく引きずっていたテキサスにバイト。35cm級のバスが上がってきた。
本当にこの場所に魚がよっているのかどうか、その状況も原因もわからないが、何となく
釣れる気がする、というのが正直な感想。船が急速に流されないよう、また水を大量に
かぶらないよう、エレキで必死に操船しながらテキサスのキャストを続ける。
すると、しばらくしてまた35cm級がヒット。なるほど、ここなら私にも釣れる魚が居そうな
感じがする。それを確認し、本日最後の場所に移動。

●14:00  名鉄
いつも残り時間がぎりぎりになってから、ちょっと立ち寄ってみる程度しか釣りができて
いないため、たまにはゆっくりチェックしてみよう、とやや早い時刻に入ってみた。
エリのすぐ北側に船をつけ、また風に流されながら浮御堂沖に向かって流されていく。
しかし、今回は単に流されるのではなく、水深4.5mから5m付近にあるウィードエッジを
見ながら、急速に流されてしまわないようエレキ操船を行って流されていく。
他にも船がポツポツいるが、ちょっと釣ってはすぐに移動して行く、という感じで、
ゆっくりエリアを見ているは私ぐらい、という感じ。しかも、釣れてる姿を見ない。
先日、ラバジで子バスを数本釣った時は、この水深、このウィードの状態でも魚探が頻繁に
鳴っていたが、今日は全然鳴らない。バスはおろかベイトも居ないのか。いずれにしても
魚探が鳴らないと、なかなか釣れる気がしないのも正直なところ。そのまま浮御堂沖の
手前ぐらいまで流し続けたが、結局ここではバイトも無いまま、タイムアップとなった。

今日は晴れてはいましたが、非常に風が強く、とても釣りづらい状況でした。
しかも、琵琶湖の流れに反する南風。信じる、信じないは別にして、南風が強いときは
良い釣果は難しい、という説もあります。もう少し風の状況が良ければ、湖東側の木の浜や下物、
草津川河口、北山田なども見て回りたかったのですが、水の白濁した状況が未だ続いているのを
確認したことと、より水深が浅い東側は風が強いと高い波が立つ、という状況を考えて、
今日の釣行を断念しました。恐らく、Pカップ当日も湖東エリアに入ることは無いと思います。
しかし、先日は北の沖島で良い魚を獲り、今日は南のにおの浜で獲り、トーナメント当日、
私は一体どこに向かって走れば良いのでしょうか。。。

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