2004.11.21(日) 厳しき晩秋 【 同船 】

 
 
 

今日はまたまた帰省中のM君と出撃です。
今年、本当に月に1回以上のペースで釣りに行っている気がします。晩秋の琵琶湖、先日から
非常に厳しい釣果が続いてますが、シーズンも終わりに近づいてそろそろ最後の「良い釣果」
を得たいところです。事前の天気予報では晴れ時々曇り。風はやや強く、降水確率は30%。
水温がどの程度まで下がったのか少々興味のあるところでしたが、事前の情報では湖北の方が
湖南より水温が高い感じでした。気温がぐんぐん下がってくるこの季節、より浅い湖南の
水の方が早く冷えてしまう、という説がありますが、まさにそんなイメージがピッタリの
状況です。いずれにしても、湖上に出れば陸上よりは寒く感じるだろうと思われましたので、
防寒着に身を包んでの出撃となりました。

●7:30  出撃
湖上に出るとさほどではないが南からの風で、水が動いている感じ。いよいよ冬っぽい
感じか、と思われたが、水温計は11℃。まだまだ暖かい。こんな季節に10℃以上ある
というのも不思議ではある。とにかく、水温が下がり切って魚も人間も活性が下がって
しまう前のわずかな時間。確実な釣果とビッグワンを求めて、船を北に走らせた。

●8:00  沖島
先日同船した、いざわさんから教えて場所。島の南端にある漁礁近辺。マリーナから
15分〜20分程度で到着する。途中、ラフォーレ前を過ぎた辺りから北側のエリアは、
ほとんど無風で波も無く、非常に滑走しやすい状況だった。しかし、沖島付近まで来ると
北よりの風がやや強く、湖南では味わえないうねりに似た波が押し寄せていた。
前回の出撃はPカップだったが、その時、ここでは小バスの嵐だったらしい。
早速、ラバジやメタルジグから投入を開始するが、沈黙の時間が過ぎる。
M君は1投目でアタリを感知したらしいが、その後は同じく沈黙。他にも2艇〜3艇ほど
ポイントに入っていたが、そのうち1艇が40cm前後のサイズをあげていた。タックルを
見るとスピニング。恐らくリグはダウンショット。やはりチマチマしないと釣れないぐらい
活性は下がっているのか。テキサスなども投入し、漁礁や底の岩?などで幾つかロストして、
ついに私もダウンショットを投入。何度が投げているとついに待望のヒット。釣り上げて
見るとサイズは30cm程度ながら、プリプリ。やはり湖北のバスは育ちが良い。
その後も追加を狙って見たが、後が続かず、波も一向に収まらないので南に向かって
戻って行くことにした。

●10:00  ラフォーレ前
一気に湖南まで戻ろうと思ったが、湖面が穏やかなラフォーレ前に立ち寄って見た。
今年は本当にここで当たらなかったな、と思いつつ、ルアーを投じて行く。
鉄板系のサイレントバイブなども多投してみたが、一向に生命感は無い。
魚探も沈黙。これでは人間の活性が上がらない。
ここは長居無用と判断。早めの食事とすべく、アングラーズインに向かった。

●11:00  昼休憩
アングラーズインに上陸し、食事。少々買い物もして、再出撃。
M君はラバジを自作するためのツール一式を購入。

●12:00  アングラーズイン前
昼食後、そのままエレキで沖合いまで出た。沖合いのウィードエリア、南北に帯状の船団が
形成されている。それほど釣れるのか、実践してみようというつもり。
船団に近づきながら巻物をガンガン投げて行くが、魚探にも反応は無く、当然アタリも無い。
船団にまぎれながら、ダウンショットなども投入してみたが、反応なし。
一体何の理由で船団になっているのかまったく理解できず、移動。

●12:30  浜大津〜におの浜
浜大津港の沖合いに船をつける。比叡山方向からの風なので、釣りながらにおの浜を
流されて行こう、という思惑。水は少々悪い感じがする。今日は朝から多用している
ダウンショットを早々に投入。濁った水に所々見えて隠れしている、枯れ残った
ウィードパッチをチェックしていく。生命感無し。今日もなかなか厳しい感じ。
ウィードが抜け残ってるようなエリアを流され、アヤハディオ前辺りまで到達。
この辺りでようやくヒット。上がってきたのはまたも30cm級。
午前中に湖北で釣ったのとほぼ同じサイズだが、体つきがまったく違う。
いかにも元気が無い印象。しかし、ここでも単発。後がまったく続かない。
一方のM君、朝イチのアタリ以来何も感知していないとのこと。これは相当に厳しい状況。
今年の晩秋の琵琶湖は一筋縄では行かない。結局後が出ないので、
ちょっと深場でも覗いてみるか、ということになり、移動。

●13:45  ディープホール(DH)
先日は西壁をチェックしに入ったので、今日は趣を変えて南壁に入ってみる。
DHの周囲には、まだ枯れ残ったウィードが大量にある。ここも然り。
深めに入るルアーなどを投じてぼんやりしていると、ショルダー付近であっという間に
ウィードの玉になってしまう。最初は、ラバジやテキサスでブレイクそのもを狙っていたが、
反応はまったく無く、珍しく魚探も一切鳴らない状態だったので、周辺の枯れ残った
ウィードエリアにライトリグを投じて見た。数投目、軽いアタリを感知。アワセてみると
25cm級の小バス。しかし、前回から続いている貧果の中ではこの1本も正直うれしい。
その後、今度こそはと追加を狙って見たが、やはりここでも単発。
同じようには全然釣れない。マリーナの営業時間がウィンタータイム?になっているので、
もうそろそろ上がることを考えて動く時間となった。本日最後の釣果を求め、移動。

●14:45  名鉄跡前
マリーナ近くのポイント、名鉄跡前。もう水道管はあっても温排水は無いと思われるが、
未だに船が集まるスポット。湧き水があるというウワサもある。
船団になっている、南のエリに近いエリアから浮御堂の方へ流れ、チェックしていく。
先月はラバジやテキサスで良い思いをしたエリアだが、今日は一切反応無し。
唯一、ラバジに反応があったが、トレーラーのシッポが食いちぎられただけ。
ダウンショットも投じて見たが、魚探もほとんど鳴らないエリアに釣果も沈黙。
やがてマリーナの営業終了時刻が迫り、最後のビッグワンも出ないまま釣行を終了した。

前回の出撃、Pカップで散々な結果だったせいでしょうか。今日3本でも釣れて、
数やサイズの割には不思議と充実している感じです。結局M君は水揚げ無し。
何度も同船しているM君ですが、ボウズに終わったのはこれで2回目。とても珍しいです。
それほど、この秋後半の琵琶湖は難攻不落だとうことでしょう。
M君はこれで今年の琵琶湖は終わり、と言っていましたが、私はまだ2回〜3回は出撃したい
と思っています。何とか本格的な冬になってしまう前に、数釣りでもビッグワンでも良いので、
楽しい釣りと釣果を得て、今シーズンを締めくくりたいものです。

一つ前のページ   TOPページ