2004.10.31(日) 悩めるプリ・プラ 【 同船 】

 
 
 

今日は、当サイトの10万HITS記念、切り番を踏まれたいざわさんと同船です。
いざわさんとは以前からバス釣りを通じた知り合いで、私のサイトもよくご覧頂いていました。
しかし、実は同船するのはこれが始めて。思いもよらぬことで、初の同船釣行となりました。
昨日までの予報では天候は曇り時々雨。夕方から夜にかけて雨が降りだす、という感じでした。
実際には、朝のうちは晴れ時々曇り。昼からは雲が厚くなり、夕方には雨が降り出しました。

●6:30  出撃
心配していた天気も、出撃時にはまずまず。
湖上に船を進めても、多少冷え込んでいる感じはあるが耐えられないほどではない。
デッドスローでマリーナ前のワンドを進む。水温は17℃強。前回の出撃とさほど変わらない。
ワンド内の水は比較的澄んでいる。伸びたウィードもかなり減った。季節は確実に進んでいる。
週末に迫ったPカップの場所探しを含め、秋の楽しい釣りができるかどうか。
同船のいざわさんのリクエストもあり、私が未知のエリアに向けて船を走らせた。

●7:00  沖島
沖島。当然ながらどこにあるかは知っている。しかし、荒れる湖北の水を乗り越えて
行かねばならないことなどから、実際の距離よりも精神的に遠い存在のように思えて、
今まで行ったことは無かった。今朝はさほど荒れてもおらず、マリーナを出て一直線に滑走。
恐らく10分もかかっていない。分かっていたことだが、実際には安曇川に走るよりよっぽど
近いことは間違い無い。とにかく初めての場所なので、この周囲をホームグラウンドにして
おられるいざわさんに場所の教えを乞う。島の最南端、その沖にある漁礁を教えて頂いた。
実際、魚探を当ててみると、水深12m程度の湖底に何か積み上げられたような山があり、
その上だと水深6m程度になっている。しかし、大きさはさほど大きく無いようで、
少し場所を外すと魚探から姿が消えてしまう感じ。この漁礁以外にも、すぐ近くにもう一つ
小さな漁礁があって、それぞれに絡んだエリアで良い魚が獲れる、とのこと。
早速、私はメタルジグを投入。短いウィードでも生えているのか、時折やわらかい感じの
ものに引っかかる。いざわさんは早々にダウンショットを投入。
するといきなりヒットが出て、魚が目の前まで上がってきましたが外れてしまってバラシ。
プリプリの30cm級。流石に湖北の魚はしっかりしていて力強い、という印象。
しばらくして、大きい漁礁と小さい漁礁の間、水深12mぐらいの場所で再びいざわさんの
ダウンショットにヒット。見るからにすさまじい引きで、ネットをスタンバイしたが、
途中でいざわさんが異変に気付かれる。どうも引きがおかしいとのことで、釣り上げてみると
40cmを超えるニゴイ。なるほど、引きが違うはず。笑いつつ、またダウンショットを
投入されるいざわさん。しばらくして、今度こそは30cm級のバスを見事釣り上げられた。
他にポツポツ船も居たが、あまり釣れている様子は無かったが、私は、このエリアが意外と
釣れるのかも知れない、という印象を持った。しかし、Pカップでここまで走るには、
やや遠すぎる感がある。集合場所のアングラーズインから、平水時に真っ直ぐ滑走しても、
恐らく15分程度はかかるだろう、と想像する。私はメタルジグとラバージグをそれぞれ
1つずつ、漁礁に引っ掛けて失ってしまったので、今度はテキサスでチェック。すると、
数投目にヒット。30cm級のプリプリのバス。湖南で釣るバスの35cm級ぐらいは
ファイトを楽しめた。しばらく周囲を流し、島側の岸辺、波間に見える岩場に向かって、
水深12mから駆け上がっている斜面をチェックしている時、明確なアタリを感知。
最初は軽く巻き上がってきたが、途中から俄然走り出す。ボートの下に潜り込もうとし、
ドラグを緩めて何とか対応。いざわさんにネットをお願いしてすくい取って頂いたのは、
48cmの立派なバス。サイズの割りには機敏な動きという印象で、非常に体格が良い。
その後、いざわさんはニゴイを追加?され、外道対決では明らかに差を付けられた感じ。
もう少し粘っていれば、まだ魚を獲れそうな感じだったが、急に北風が吹き始め、
荒れてしまう前に南にもどろう、ということになって移動。

●9:30  ラフォーレ前
大橋を超えて、一気に南に下ろうと思っていたが、旧野洲川河口のでっぱりを過ぎた辺りから、
急に波が無くなって穏やかになっていた。ここはせっかくなので、もう1箇所北の場所を
チェックしておこうと思い立ち、ラフォーレ前で止まった。タイミングの問題かもしれないが、
今年はここで余り良い思いをしていない気がする。しかし、いつも1年に1回ぐらいは
大当たりを楽しめる場所だというイメージがあって、結構立ち寄ってしまう。
ボートを停めてみると、今年の夏ぐらいに確認して以後ずっと一定の場所に設置されていた
漁師さんの仕掛け(旗が水面に立っていた)場所に、旗が立っていない。
そこが一番釣れるという印象のあるポイントだっただけに、喜び勇んでポジションを取る。
巻物からガンガン投げて行くが、どうも水中の雰囲気が悪い。まず、ウィードが全然無い。
水深4.5m前後。本来なら背の低いウィードがびっしり生えているはずだが、魚探に移る
ウィードの影は背が低すぎる。しかも、水中には切れたウィードが大量に漂い、水面には白い
泡が浮いている。一言で言うと、水が悪い、という印象。バイブやクランクを投げ、
続いてテキサスを入れてみるが、まったく反応が無い。いざわさんはダウンショット中心に
投げておられるが、さほどギルのバイトも無い様子。他にポツポツ浮いている船では、
20cm前後の子バスがたまに揚っている様子だが、今日の釣りはそのサイズを大量に
釣ったところでらちがあかない。しばらく粘ってみたが、ビッグワンの気配も無く、
このポイントはノーバイトのまま移動。

●11:00〜  昼食
アングラーズインにて昼食。
最近は上陸して食事を獲ることが多い。

●13:00  におの浜
食後、今度は湖南の気になるエリアをピックアップして回る。まずはいつものにおの浜。
このエリア、少し粘っているとウソでも魚が触れるイメージがあり、結構好きなエリア。
他のエリアで水が良くなくても、ここだけ比較的良いことが多いように思う。
船の周りに白い泡があまり立たない。しかし、今日は少々様子が違う感じ。
ダウンショットを投入しているいざわさんにもほとんどバイトが無い状態、とのことで、
魚探もまったく鳴らない。私も巻物をガンガン投げるがバイトの可能性を感じられず、
テキサスで少し流した後、早々に諦めて次の場所を目指した。

●14:00  アクティバはるか沖
ここもいつもの場所。最近でこそポツポツ同じエリアに浮いている船が居るが、それでもまだ
他に比べると圧倒的に船の数が少ないように思う。このエリア、秋が深まるにつれてようやく
魚を触れる確立が上がってきたように思う。まだまだウィードが濃いので、スピナベから
チェックを開始。しかしブレードにギルのアタリも無く、生命感を得られない時間が続く。
しかし、いざわさんがヒット。ロッドが大きくしなり必死のやり取りをしておられる。
私がネットをスタンバイしていると、フッとテンションが無くなった。ライブレイク。
いざわさんの感じでは40UPは間違い無かったとのこと。私から見ていても、
ロッドのしなり具合は充分そのサイズはあったように思われた。
私は、投じている巻物に何の反応も無く、ウィードがそこそこ残っていてテキサスでは
シンカーが埋没しそうだったので、最近握ることが少なくなったダウンショットを投入。
たまに握って魚を獲っておかないと、感覚が鈍りそうな気がして、感覚維持のために握った、
という側面もあった。しばらくして、アタリを感じてアワセてみると、小さなギル。
それを釣り上げた私の姿をご覧になって、セコイ釣りは以前と変わっていない、と、
いざわさんも大爆笑。その後30cm級のバスを1本釣ったところでダウンショットが
切れてしまったので、それを契機に本日最後の場所に移動。

●15:00  名鉄跡前
名鉄ホテル跡前。先日は子バスながらラバジでポツポツ獲れた場所。
水深4m〜5m、ともするとそれより更に深い部分が良い感じ、という印象。
大概の船は水深4m付近にあるウィードエッジより浅い部分、つまりウィードヘッドを
釣っている感じだが、私の印象としてはウィードヘッドを釣るにはウィードが少々濃すぎる。
しかも水深が2m程度のため、ウィードがかなりビッシリ生えている感じで、ノーシンカー
でも無ければルアーがすぐにウィードに潜ってしまうのでは無いか、と思う。
今日も釣るのは水深のある方。浅い方には行かない。
しかし、テキサスやラバジのトレーラーに反応は出るものの、乗るところまで行かない。
いざわさんもダウンショットに反応が出ているようだが、どうしても乗ってこない様子。
生命感があるので、何とか1本最後に追加、と思って粘ったが、結局最後の1本には
めぐり合えず、タイムアップとなった。

今日は、初めて行ったポイントで良い釣りができ、新しい場所の開拓になったので非常に
楽しい1日でした。しかも、以前から知り合いの方と久々にお会いし、初めての同船で会話も
弾みましたので、楽しくないはずはありません。
しかし、遠いところに良い場所を見つけてしまって、トーナメント当日に思い切って
走るかどうか、まだ決めかねている状態です。
当日までにもう1回、出撃して様子を見に行くチャンスがありますので、その時の様子を見て
考えたいと思います。思い切って走るべきか、湖南でじっくり粘るべきか。
しかし、こうやってプランを考えているうちから既にトーナメントは始まっていて、
こうやって考えて釣るから、バス釣りは楽しいんですよね。

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