2004.10.11(月・祝) 嵐の後は子バスの嵐 【 同船 】

 
 
 

今日は、またもM君と出撃です。
本当ならば9日に、9月に引き続き、会社の後輩KさんとM君、それに私の3名釣行を
予定していたのですが、台風の襲来で出撃できず、日程を変更してもヒマを持て余している
2人(M君と私)で、本日出撃することになりました。
空は台風一過、気持ちよく晴れて湖面を渡る風が爽やかな感じでしたが、
台風でかき回された水は各所で濁り、想像できたとは言え、なかなか辛い状況でした。

●6:30  出撃
最近に無く、早い時刻の出撃。既に湖上には何艇もの船が浮いているが、いつもの休日よりは
空いている印象を受ける。そう言えばマリーナの駐車場も空いていた。
やはり台風が過ぎ去った後で、水が良くない→釣果が出ない、というイメージで、
比較的釣行者数が少なくなっているのかも知れない。ワンドを出、一路南を目指して滑走に入る。
風はやや強めの南風。まずは風裏をイメージしてにおの浜を目指した。

●6:45  プリンス沖〜におの浜沖
滑走中、水上に浮いているゴミに細心の注意を払う。
台風や大雨の後、廃材や竹ざおなど、思わぬものが流れている可能性がある。
しかし、途中まで走って、そのような心配は意外と少なくて良さそうな感じを受ける。
水は思っていたほど白っぽくも無く、水面を漂うゴミも少ない感じ。ポイントに着くと、
大きな意味で風裏の地形になっているためか、プリンス沖の水面は比較的穏やかな状況。
水はさほど白くはなっていないが、水中のウィードは目視が難しい程度は濁っている。
早速、バイブから投じていくが、ピックアップ寸前までルアーが見えない。
これは、いつもの琵琶湖に比べて相当に濁っている(透明度が低い)状態だと言える。
今日の釣りは、いかにこの濁りが少ないエリアを見つけるか、が勝負だと感じる。
別のセオリーだと、このような状況の場合はじっくりマンストラクチャーを打つ、という
こともあるのだろうが、私はどちらかと言うとエリアを探してしまう。
ルアーを投げ初めて数投目、早くもバイブにヒット。上がってきたのは25cm級。
こんな状況なのに意外と簡単に釣れた感じ。しかしその後、スピナベ、クランク、SPミノーと
投じていくがまったくアタリ無し。M君も巻物中心に投げている様子だが、一向に釣れず。
プリンス沖からアヤハディオ沖まで流すが、水の状況はやや悪い感じ。
ここで船を更に沖へ向ける。ウィードがもう少し少なくなり、パッチ状になっている。
そこへテキサスを投入しながら進む。ここで、子バスながら追加をキャッチ。
追加をとった安心感からか、15分ほどデッキで仮眠。しかし、M君はその間も釣れず。
起き上がり、やや趣を変えるためにポイント移動。すぐ見えてる場所に動いた。

●10:30  北山田はるか沖
ここしばらく、船団ができている場所。
一時の大船団は見られないが、今日も何艇かが集まっている。
その周辺に近づき、エンジンで進みながら水の様子を見る。
しかし、さほど透明度が高い訳でも無く、濁っていて良く判らないが、
船団になっている場所よりやや外れた場所の方が、パッチも多い気がする。
結局集団を外れたエリアに船を停め、パッチを狙ってテキサスを中心にどんどんルアーを
打ち込んで行くが、先程の場所と比べて特別何かが良い、という印象は受けない。
この辺りで風が微風に変わり、漫然と投げ込む状況でやや暑くなってくる。
少々このエリアでルアーを投げてみたが、先程の場所と大差無い感じが更に強まり、
より良いエリアを求めて船を走らせることにした。

●11:30  下物
烏丸半島の手前まで滑走してきて、いつもの風景とは違うことに気付く。
いつもは下物はるか沖に停泊している浚渫船が、今日は無い。
浚渫船が居ないということは、水がいつも茶色く濁っている烏丸半島南側のエリアは、
比較的水が良いのでは無いかという予測ができる。最近余り行っていない、烏丸半島の
定期船航路のシャロー側にある浚渫後に船を停めた。確かに水はいつもよりはマシ。
だが、全体的に白濁している状況はここも同じ感じ。
所々にあるウィードパッチは、まだまだ元気でしっかり濃い。
この状況だとプラグは辛いと考え、スピナベを投じて行くが、全然生命感も何も無い。
魚探が鳴るのも誤反応か。エリアを流しながらM君が昼食を採る。
他にも船が居たので釣れるのでは無いか、という思いもあったが、釣果の無いまま移動。

●13:00  木の浜4号放水路沖
風はここにきて北風に変わっている。北風が吹くと木の浜が釣れる、というセオリーを
やや信じ、M君の希望を聞いて方向を定めた。船をつけたのは、いつもあまり入らない、
4号放水路のはるか沖。方水路のミオ筋南側に広がる、水深3m〜4mのウィードエリア。
浚渫後の複雑な地形をほとんど把握していないが、近くにブレイクのある地形。
漁師さんの仕掛けが入っている旗を目印に、その付近のブレイクショルダーをイメージして
ルアーを投じていく。M君はダウンショット中心。私はSPミノー中心。程なくM君にヒット。
サイズはさほどでも無いが、M君は本日の初釣果。その後もポツポツと釣果が上がる。
しかし、場所を外して3号放水路の沖に向かっていくと、段々とアタリも遠のき、
やがて魚探もあまり鳴らなくなってしまった。そこで、もう一度4号放水路沖に入りなおすと、
やはり子バスならポツポツ釣れる感じ。数を釣るならそれでも良いのだろうが、サイズが
伸びない状況にやや頭を悩ませる。最後にサイズアップのチャンスを狙い、移動。

●15:00  名鉄
名鉄ホテル跡沖。ホテル跡沖にあるエリと浮御堂の間。
少し浅いエリアになるとまだまだウィードも濃く、巻物なども投げると辛い感じだが、
水深4m前後から6mぐらいまでの間は、ウィードも切れて、魚探を見る限り良さそうな
エリアが広がっている感じがする。浅い方にSPミノーなどを投げ込みつつ、ウィードの
無いエリアにラバジを入れていく。M君は相変わらずダウンショットを投入していく。
ここでM君は30cm級を頭に数本、私もラバジで1本をそれぞれ追加。
M君の30cm級は、それでも今日の釣果では大きい方。
かなり辛い状況ながら、魚が獲れなかったわけでも無いので、今日の状況を
後でゆっくり反省、分析しようと思いながら、本日は納竿とした。

全体的に厳しい釣果だったようです。
マリーナの方にうかがっても、ヒミツの場所を持っている人以外は、
全然釣果が上がっていないとのことでした。結局、天候は終日良い感じで、
日焼け止めを塗らないと真っ赤になるほどでしたが、水中は台風の影響が色濃く残り、
透明度が極端に落ちている感じでした。
天候が良いのは何よりですが、水の状況がもう少し改善されないと、
この辛い状態はしばらく続きそうな感じです。
しかし、この状況でヒミツの狙い目とは一体何なのか。
とてもではありませんが、私には想像すらできない状態です。
ひょっとしたら、水の動きがあるような場所に絡んだストラクチャーとか。。。
いや、まったくもって憶測の域を出ません。

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