2003.9.29(月) 湖南の様子はどうだ【プライベート】

 
 
 

先日、来週に予定されていたショップ主催のトーナメントが延期されたのを知りました。
本日は、そもそもこの来週のトーナメントに向けたプラのつもりだったのですが、それが無くなり、
良い意味で気楽な釣行となりました。これまでの2ヶ月間、ずっとマリーナから北側の釣りばかりで
全然湖南に出ていなかったので、久々に南側の様子を見に行こうと思い立ち、南側に出撃しました。
今日の天気予報は、一応晴れ。しかし朝から強風注意報が発令され、相当荒れる見通しでした。

●7:30 出撃
ややゆっくり目か。トーナメントが無くなって、一旦入れた気合をわざと抜くような展開にした。
湖上に出ると既に北よりの風が出ていたが、今のところ恐れるほどではない感じ。
恐らく昼前までこの様子が続くのだろうと予想。まともに釣りができるのはあと3〜4時間程度か。
ひとまず湖南の1級ポイント、ディープホール(以下、DH)を目指した。

●8:00 DH
DHの西壁側の浅い部分に船を着ける。この先に広がる8メートルフラットの台地とその周辺を
チェックしようと言う狙い。既に2艇ほど船が入っている。とにかく久々の湖南。
最近の状況も何も分からないままに出てきたので、何を投げて良いのか見当がつかない。
とりあえずスピナベをリグり、浅い方と深い方に投げ分けながらチェックを進めた。
しかし魚探もピリリとも鳴らず、当然ながらルアーに反応は一切無い。
実はマリーナからここに向かう途中、浚渫エリアより南には激しい濁りが入っているのを確認。
特に浅めの東側がひどいように思われた。近日の強風続きの影響か、水が悪くなっているのか。
いずれにしても水のそこそこきれいな場所が勝負になるな、という想像は即座にできた。
で、ここDHはと言うとこれが案外濁っている。魚探の反応もほとんど無い時間帯が続く。
こんな時に湖南のエリアで良さそうな場所は、、、と想いをめぐらせる。
と、ごく近くに程よい場所を思いついた。早速そちらに移動を開始。
風は北よりの風が徐々に強くなり始めていた。

●9:00 におの浜はるか沖
思いついた場所はにおの浜の沖。岸際は水深2mぐらいだが、そこからなだらかに4mぐらいまで
落ちていく湖底の地形がかなり沖まで続いている。夏の間はウィードが濃すぎて近づけないが、
もう多少はウィードも減っているだろうし、逆に濃い目のウィードが水をきれいに保ってくれる。
私の勝手な思い込みだがそんな印象がある場所。ただ、強い北風が吹くとモロに風表となるため
魚が釣りにくくなるとともに、人間の方もなかなか辛抱が続きずらい場所でもある。
風は幸いまだ辛いほど強くは吹いていない。あと1時間〜1時間半。風が強くなるまでの勝負。
スピナベとダウンショットを使い分けながら、水深3.5m付近のウィードエリアを流す。
しばらくしてウィードの塊と塊の間を狙って落としたダウショットに待望のヒット。
水面近くまで引っ張り出して確認した魚体は明らかに45cmはある。しかも体高がある感じ。
思惑どおり、澄んだ水の中に探していたバスは居た。
スピナベはウィードヘッドをなめるように。水面までウィードがあるところはバジング気味に。
あくまでも一般論的な釣り方を黙々と続けて、40cm級と35cm級の2本を獲った。
結局、ダウンショットでも何本か釣果を得て、約1時間の間に7本ほどのキーパーを掛けた。
ひょっとしたら、やや軽めのテキサスでウィードの中をグリグリ探っても面白かったかも知れない。
しかし案の定、10:00を過ぎたあたりから徐々に北風が強くなり始め、白波が出始めた。
こうなるとヒットの回数も極端に落ち、やっと上がっても豆バスぐらいしか獲れなくなってきたので
やや風裏になると思われる北山田を目指して移動することにした。

●10:30 北山田
行ってはみたが、思ったほど風裏にはなっておらず、風、波ともに少々厳しい感じ。
しかも朝に確認していた濁りがここも激しく、ほとんど茶色い水で生命感ゼロ。
少々魚探を当てて回ったが全然竿を出す気にならず、結局そのまま昼食休憩とすることにした。

●11:00〜12:30 昼休憩
久しぶりにアングラーズインで昼休憩。風は相変わらず吹いている。
昼食をとりにレストランに入ったが、単独なのは私だけで。。。
周囲の方々の話に耳を澄ませていると、今日は全然釣れない、という話題ばかり。

●13:00 下物
昼食休憩で桟橋係留中に、フェンダーの1つが流失してしまうハプニング。
ちょっと湾の中を見て回ったがどこに流されたのかまったくの行方不明に。
このショッキングな状態で昼からの釣行に向かった。しかし風が強い。
琵琶湖の中央部はもううねりが出ていて、一歩間違うと波を頭からかぶる状態。
何とか下物までたどり着いたが、やはりここも北山田と同じく風裏にはなっていなかった。
しかも浅いためかうねりが強く、エレキを踏んでいると舳先(へさき)から水を何度もかぶる。
風も強く、釣りができる状態では無いと判断し、湖西側に戻ることにした。

●13:30 アクティバ沖
湖西に戻るとやはり深いせいか波のうねりはかなりマシ。風は強いものの、釣りはできる状態。
水深5m付近をめがけてルアーを投じる。しかし、魚探はタマに鳴るものの一向にアタリは無い。
やがて湖西側でも風が強くなって波が立ち始めた。もう逃げ道は無い。
そう思い、午前中に楽しい釣りもできたので、少々早めの14:30、納竿とした。

今日はまともに釣りが出来た時間はほんの3〜4時間程度でしたが、とても楽しい釣りができました。
最近の琵琶湖は大きな大会が開催されていないせいか、良いサイズの魚が所定の位置とルアーで
セオリーどおりに釣れる、という評判が高いようです。
ただ、ここ最近の強風はやはり貧果を招いているようで、マリーナの方に今日の釣りを話していると、
ここ何日かの間では、実は凄い釣果ではないか、言われてしまいました。
今日がトーナメント当日だったら、実は結構上位だったのかも知れません。
しかし釣りに「たら」「れば」は禁物。今日1日、楽しい釣りができたことに、ただ感謝致します。

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