2003.9.20(土) 台風前夜【バス以外】

 
 
 

1週間、間が空きました。今回の釣行、実はかなり色んな思惑が交錯してバス以外の釣りになりました。
前日までどこに何を釣りに行くか決まらず、ボート用のバッテリーまで充電していました。
しかし、日本海でイカが釣れているという話しを聞き、10月のバス釣りの日程などを勘案して
今週は海に行かねばっ!という決意を固め、エギタックルを車にほりこんで出発しました。
最初はいつもイカ釣りに行っている和歌山方面を目指して走り出しましたが、
途中で見たテレビの天気予報で、今日一日紀伊半島全域が雨の予報、一方日本海側は曇り、とのことで
急遽方向を転換し、高速道路を予定とは逆の車線に乗り換えて、丹後半島を目指しました。
今日の天候は台風の接近で、暑い雲が足早に飛んでいくような荒れ模様。しかも時折雨。
台風が近畿地方に最も接近するのは明日の午後、との予報が出ている中での釣りとなりました。

●9:30 ポイント@
中国道→舞鶴若狭道→京都縦貫道と乗り次ぎ、かなりの時間をかけて初めての丹後半島に到着。
途中、大江山付近で大雨に降られ、本当に天候は持つのか、という疑念を抱いていた。
現地について見ると、今にも泣き出しそうな空だが一応曇りのまま耐えている感じ。
今日は伊根町側からぐるりと半島を回り、行ける所まで行こう、というつもり。
まず最初に竿を出せる場所を探して、静かな入り江で一投目のエギを投げ入れる。
早速手元まで2〜3バイのイカが着いてくる。何度投げても着いてくる。
ここは、手元に寄せたところでダウンサイズしたエギを投じれば、安易に釣れるのでは、と思い、
2.5号のエギに持ち替えて見るが、ゆっくり動かしても早く動かしても、なかなか釣れない。
一度触手を伸ばしかけたが、結局絡めてくれることは無く、やがて風が入り江に波を立たせ始めて
エギを追ってくるイカの姿が無くなったので、次のポイントを探して移動することにした。

●11:30 ポイントA
某漁港。今日ここまで見てきたほとんどの漁港が「協力金500円」を掲げていた中で、最初に見つけた
「無料」の漁港。これが本当に当たり前の姿なのか。500円を取らざるを得ない状況を作り出している、
釣り人のマナーや倫理観みたいなものについて考えさせられる。
しかし、明らかにここまで見たどの漁港よりも人が多い。
見たところ、エギはおろかイカを狙っているような人は見当たらない。
ほとんどの人が投げ釣りか、サビキに徹している様子。が、車を降りてふと見ると、目の前の人がまさに今
ヤエンを投入しようとしている。思わず「来てますか!?」と声を掛けたが「練習です」と言われた。
確かに、ヤエン投入後巻き上げた仕掛けの先には元気に泳いでいるアジの姿があった。
2〜3投ほどチェックしてみたが、良いブレイクはあるもののまったくイカの気配を感じず、
姿も全然見えないので別の場所を探して移動することにした。

●ロングドライブ
ここから長い旅が続いた。半島を回って湾の外に出ると、台風の影響で凄い波のうねりと風。
とても釣りができる状態では無いと思ったが、とにかく竿を出せる場所を探した。

●点々と
その後、漁港を2箇所、地磯を1箇所チェックしたが、ほとんど2〜3回エギを投じただけ。
強風と高波でとても釣りが出来る状況では無く、初めて行った場所を見て回った、という感じ。
結局、網野町まで海岸沿いを走り続け、兵庫県に入る手前でUターンすることにした。

●17:00 ポイントB
ポイントAの湾内にある別の場所。夜釣りになっていて、場所を知らない私にとっては
とにかく目の前に海があるのでそこにエギを投げている、という感じ。風は相変わらず強い。
ただ、地形的に風裏になるのか、波はやや穏やか。
しかし4.0号のエギを投じても、まったく底が取れず。地形もポイントも何も把握できない。
何とか1箇所引っ掛かりを見つけたが、一度アタリらしきものを感知するも釣果には至らず。
結局悶々とした状態のまま、帰途の時間を考慮して納竿とした。

ある意味散々な釣りでしたが、また一方で新しい場所を発見しできた、楽しい釣りでした。
台風接近は解っていましたので、本当なら釣りなど止めておけば良かったのですが。。。
しかし、無理はせず、あくまでも安全に楽しむことをメインに釣り歩いて来ました。
色々気になる場所もチェックして来ましたので、またリベンジに出掛けたいと思います。
今年は和歌山よりも日本海!? ・・・ま、楽しめれば良いですよね。(^^)

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