2002.9.15(日) バーブレス恐るべし【インナー】

 
 
 

今日は久しぶりのインナートーナメント参加です。
最近良く同船している、会社の後輩M君を伴っての参加となりました。
今年私がメインにエントリーしているトーナメントは、普通のトーナメントとはちょっと違う点があります。
各戦ごとに幾つかの制約事項を設け、実践することによって「バス釣りができる琵琶湖」という状況を守る
手段や手法を見つける、もしくは提案できないか、という趣旨で行なわれているのです。
今回の制約は「バーブレス、プラグはバーブレスのダブルフック」縛り。
根掛りによるルアーのロストを減らし、また漁具等に引っかかった場合にはずしやすくする、というのが
今回のルールの目指したところです。もっとも、魚の保護、ということもありますが。
私自身、普段の釣りではバーブレスもダブルフックもほとんど使いませんが、今回のために用意しました。
事前のスイムテストもせず、プラも何も無しでのぶっつけ本番でした。

●6:15 マリーナ出撃
いつもよりやや早い目に出撃。もともと、トーナメントの事務局として名を連ねているのだが、
今回も係船の係りとしての役目があるため、集合場所のイシヅカ・マリンに6:30の到着を目指していた。
マリーナ前のワンドを出て最初は景気良く走っていたが、琵琶湖大橋の手前あたりからうねりが出始める。
天候は曇り、風は北風。琵琶湖大橋を越えて北湖に入ると更にうねりは強くなり、滑走どころか徐行運転に。
何度か舳先から水をかぶりながら、6:40に集合場所にたどり着いた。

2002.9.15-1.JPG
スタート前、集合した各艇
●7:45 スタート
ミーティング後いよいよスタート。私はスタート艇として水路の外でスタンバイ。
やや波のある状態でエレキを踏みながら、くじ引きで引き当てた順番にスタートを確認。
全員のタートを見届けて、いよいよ私もスタート。
集合時よりもやや波風はおさまっているものの、それでも北湖の荒れはあなどれない。
それが分かっていて、チャプター戦で混雑する南湖を避けるため北へ向かった。

●8:30 長命寺川河口
北風を直接受けるのを避ける、という意味でまず最初に入ってみた。
水深3m付近にあるウィードのエッジと、航行可能な程度のウィードエリアを狙う。
ダブルフック(バーブレス)を装着したハードルアーの泳ぎを見るため、まず最初にバイブを投入。
さほど大きな問題も無さそうなので、そのまま投げ続けていると明確なアタリを感知。
すぐさまアワセを入れてみたが、あっけなくすっぽ抜けた。
バックシートのM君はスピンソニックを投げているが、やはりすっぽ抜けたと言って地団太を踏んでいる。
バーブレス、恐るべし。その後、二人とも2〜3回すっぽ抜けを食らってワームに持ち替えた。
M君は小さい目のオフセット、私はワッキー用のマス針、いずれもバーブレスを装着。
程なくM君に20cm程度のバスがヒット。今日のキーパーは20cmなので迷わずキープ。
その後、ワッキーにしていた私にはほとんどアタリも無い状態が続いたが、M君はポンポンと釣っていく。
M君はこのエリアだけでキーパーを4本キャッチ。今日のリミットは5本なのでリミットメイクも近い。
ここで私はクランクを試しに投入。しかし、意外なことに、ダブルフックを装着したクランクは非常に
バランスが悪く、まともに泳がない。CB350がもんどりを打ちながら水面下30cmぐらいをばたばたと
泳いでくるような状態。続いてSPミノーも試したが、やはり思った深度には行かなかった。

●9:30 日野川河口
風裏ではなく、今度は風がもろにあたるブレイクもしくはシャローという観点からこのエリアに入る。
湖上は相変わらずの強風で波も高い。私はここでテキサスをリグる。M君は風に流されるボートから
相変わらずスピンソニックをキャスト。私がルグり終わる前に30cm級をキャッチし、リミット達成。
一方私はまだ1本も獲っていない状態。テキサスをウィードの際に投げ込むが、風と波でまともに釣りが
できる状態では無い。一波超えてはエレキがキャビり、波間に落ちたあと水をかぶる。
しばらく粘ってみたが、エリアには魚の気配を感じるものの後が続かず、天候に負けて移動を決意。

●10:15 鮎屋前
一旦は旧野洲川河口のサンドバーを目指したが、波風の強さとジェットの群れを見て行き先を変更した。
風裏になる鮎屋前は、今まで居たエリアより数段は穏やかな状態。
まずはウィードのエッジからウィードエリアの端辺りを狙う。最初はバイブを投入したがアタリが出ず、
ダウンショットのマス針ちょん掛けに持ち替えた。するとまさに入れ食いの状態が始まり、ものの30分程度で
一気にリミットを達成。しかしサイズが伸びず、同じようなサイズで2回入れ替えを行なっただけ。
ここでバーブレスの新たな問題点に直面。ちょん掛けだとウィードが絡んだ程度でワームが比較的安易に
抜けてしまう。このエリアだけで4〜5本はロストしたと思う。
一方M君はオフセットで粘り通し、1本を入れ替えた。
そのまま野洲川の河口付近まで攻めて見たが、結局鮎屋前の入れ食いだけでその後は釣果が無く、
帰着時の係船を行なうため11:40頃、釣りを終了して帰着に向かった。
●15:00 木の浜
帰着、食事、ミーティングと終わった後、まだ少々時間があったので木の浜に立ち寄り。
1号方水路の前から4号方水路の前辺りまで、少々穏やかになった北風に吹かれながら流してみた。
使ったルアーはバイブのみ。M君はスピンソニックのみ。二人して1時間、ハードルアーを投げまくったが、
得られた釣果は私が釣った20cmあるか無いかの1本のみだった。

今日のトーナメントの結果は、私が1,200グラムちょいで9位、M君は1,000グラムちょいで
12位〜13位程度(10位以下の結果は未発表)。
一時はボウズ状態でどうなることかと思いましたが、リミットも達成でき、入れ替えもしたので
私としてはとても楽しい釣りでした。ちなみに同船のM君、今回が始めてのトーナメントで、
しかも初リミットメイク&入れ替えまでして、楽しんで頂けたようでした。

2002.9.15-2.JPG
ビッグ・ワンとスモール・ワンを持つM君

 
 

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