2002.1.5 (土) 大荒れ釣り始め 【 同船 】

 
 
 
 
浜大津より見たプリンスホテル。
手前の湖面にポツポツ浮いているのはカモ。
 
 
一列に並んだオカッパラー。
何故か港内ではなく、皆外へ向って投げている。
 
 
今日は2002年、平成14年の釣り始めです。
事前に大荒れが予想されていましたが、同船者募集コーナーでご応募頂いたTさんと出撃してきました。
直前の予報では、午前中は何とか天気は持つものの、昼からは雪か雨。風は終始強い、という感じでした。
事実、昼からはみぞれ混じりの雨で、フルパワーでエレキを踏んでもポジションキープが困難なぐらいの強風でしたが、
午前中は曇り時々晴れという感じで、風もそんなにメチャクチャ強くは無かったです。
全般的に、風さえ強く無ければそんなに寒い日では無かったのかな、という印象でした。
 
● 7:30 出撃
マリーナの営業開始時刻は、事前の確認では6:30だったのだが、実際マリーナに行ってみると7:00に変わっていた。
マリーナのスタッフ曰く、この年末年始あまりにも天候が悪く、釣行する方も極端に少ないということで、
急遽本日より7:00オープンに変更したらしい。
開門後早速準備に取りかかり、7:30頃にマリーナを出発することとなった。
この時の天候は薄曇り状態で、風は南西からやや強めに吹いていた。
 
● 7:45 膳所 (水温 : 6.5℃〜8℃程度)
マリーナを出て直ぐは多少波も出ているかな、という感じだったが、南下すればするほど波は立っていない。
事前にキャッチしていた情報では、この年末年始に降った雪の影響で琵琶湖の水温は一気に低下しており、
オープンウォーターでは概ね4℃台にまで下がっているとのことだった。
周囲の水温が下がったということは、安定して温水が供給されている場所には魚がより寄っているのでは、
と勝手な仮説を立て、膳所の温排水エリアを狙うことにした。
まずは排水口のやや下流側、2m程度のエリアから一気に5m程度まで落ちているブレイクを狙う。
昨年もこの季節、同じ場所で良い思いをしていたので、その再来を狙った。
魚影は、ブレイクのショルダー部に密生するウィードに絡みつくように出ている。
とにかくそれを信じてSPミノー、ワンダー、メタルジグなどを投入する。SPミノー、メタルジグには一切反応が無かったものの、
ワンダー80に一度だけバイトがあったがフッキングできずに敢え無くバラシ。
しばらく粘ったが釣果が上がらないので、温排水の排水口そのものを狙うことに変更。
しかし、今日はあまり水が沸いていないようで周囲の水温は6.5℃程度。
取水周辺をメタルジグなどでチェックするが、バイトが無いばかりか、魚探もほとんど鳴らず。
Tさんは、最初はSPミノーなどハードな攻めを展開しておられたが、途中からライトリグ主体に切り返られた。
しかし2名ともその後バイトは無く、この頃から風は完全に西風に変わり、少々強く吹き出した。
膳所の瀬田川でも白波が出る程度。時折突風も伴い、徐々に荒れ模様になりつつあった。
段々釣りに集中するのが辛い状態になってきたので、風裏で見当の付く場所に移動。
 
● 9:30 浜大津 (水温 : 3.7℃〜5.5℃程度)
浜大津港の東壁の外側。この一帯に広がるウィードエリアでは釣果が望めないと判断し、壁際を攻める。
沖側の角あたりから徐々に陸地の方へ攻めて行くが、ルアーにはまったく反応無し。魚探もほぼ沈黙。
徐々に浅い方に向って進んで行くが、岸の際近くまで行くと水温は4℃を切り、3.7℃程度。
風は港の壁に守られてほとんど感じないが、この水温ではやる気も出ない。
11:00過ぎ頃からの昼食の予定に間に合わせるため、アングラーズイン前の杭を打ちに行くことに。
 
● 10:30 アングラーズイン前 (水温 : 4℃〜4.5℃程度)
減水のため杭が大きく湖面に突き出しており、一種異様な風景となっている。
杭に張り付いてみたが、時折突風を伴う強い風が吹いていてなかなかポジションキープができない。
また、強い突風が吹く度に方向が変わり、風が舞っているのかという印象を受ける。
杭の外側を南から北に向って打っていったが一切反応は無く、私がメタルジグを2つ無くしただけだった。
 
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● 11:15 〜 12:45
アングラーズインにて、船頭さん、ななさん、katsuakiさんと供に昼食
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● 12:45 某漁礁 (水温 : 5.5℃程度)
やはり冷たい雪解け水が多く入った影響なのか、シャロー側より沖の方が(表層の)水温が高い。
漁礁周りのウィードエリアで、まだ生え残ったウィードが絡んだ場所で良いサイズが釣れる、
と言う情報を昼食時にキャッチし、早速向って見た。
しかし、釣り始めて程なく、凄まじい突風が吹き、一気に琵琶湖全体が荒れ始めた。
一面に白波が立ち、水が大きく動いているような印象を受ける。
 
風の強さが何mだったのかは不明だが、エレキのフルパワーでも前に進めないほど。
こうなってくるともはや釣りどころでは無くなるのだが、何とか1本という願いが捨てきれず、風に流されながらもしばらく釣りを続けた。
やがてラバージグが根掛かって、リグの作り直しをしている間に一気に沖に流されてしまった。
もはやエレキで元の場所に戻ることなどは、強風のため不可能であると判断し、一気に移動。
 
● 14:45 山ノ下湾内某所 (水温 : 4.5℃程度)
とにかく強風を避けられかつ、マリーナに近い場所を選んだ。
しかし魚探に時折反応はでるものの、ルアーには一切反応が無く、
スピナベを中心にヘビーダウンショットなども織り交ぜながら攻めて行くが、状況は変わらない。
やがてみぞれ混じりの雨も降り始め、風はやはり時折突風を伴い強く吹いていた。
ちなみに、山ノ下湾内も時折白波が立つ大変な天気になっていた。
あまりにもバイトが無いため、普通ならここで場所を変えるところだが、もはやその時間も無く、
マリーナの営業終了時刻まで同所で粘り続けることとし、結局バイトも無いまま、15:30本日の釣りを終了した。
 
 
とにかく風の強い一日でした。あそこまで激荒れの琵琶湖は、私もこれで多分2回目。
もしこれが小船(アルミなど)の12ft艇だったとしたら、、、と想像すると、ちょっと恐い感じです。
バスボートでも相当危険な状態になっていたのは間違い無いと思います。
雪に関しては、やっとおさまったという所らしいですが、また雪が降って水温が下がるかも知れません。
いずれにしましても、新年の初釣りがこの調子では、後々が思いやられますね。