2001.9.30 (日) 雨の湖北 【同船】

 
 
 
今日は、私がバスボートを買って以来初めて、女性単独の同船者を乗せて出撃しました。船に乗ったのは、会社の後輩?部下?のKです。
実は、バスボを買った頃から同船の依頼を受けていたのですが、なかなか乗ってもらうチャンスも無く、ようやく今になって同船が実現した、という格好です。
本人曰く、今までオカッパリで何度かバス釣りをしたことはあるが未だバスを釣ったことが無いらしく、「とにかく1匹釣らせろ!」 という強いご希望で、
大荒れ&大雨の予報にも関わらず、雨靴とカッパ持参でのバスボ初体験となりました。
結局、天候は午前中が曇りで昼前からポツポツと雨が降りだし、以後は雨の釣行となりましたが、
当初思っていたよりもかなりマシで、荒れもほとんどありませんでした。
 
● 6:30 出撃
当初ビビっていた雨だが、降り出しは昼頃との予報。どんよりと曇ってはいるが、まだ降り出してはいない。
今日は湖北(蓬莱浜沖)でかじっちさんの呼びかけによる「バスボ撮影会」にてボートの写真を撮って頂く予定になっていたため、
取り合えず午前中は湖北を釣るつもりで北に向った。
 
● 6:45 蓬莱浜沖
「バスボ撮影会」の集合予定時刻(7:30)にはまだまだ時間があるので、流れ込みあたりを攻めてみようと思い浜に近づくが
ウェーディング&オカッパリの人があまりにも多く、とてもじゃないがボートでは近づけない状態。
しかも北の方からやや大きなウネリが押し寄せており、撮影に絶えうるほどバスボを滑走させることは難しそう。
そこでかじっちに電話連絡。予定の蓬莱浜にウネリが出ている事を伝え、撮影場所を変更してもらう。
新たな撮影場所は東側の鮎屋前と決まったので、早速そちらに向う事とした。結局、蓬莱浜では釣りはせず。
 
「バスボ撮影会」にて。170枚以上あった写真の中の1枚。
PHOTO. BY かじっち
 
● 7:00 鮎屋前
現場に到着し、早速バスボの撮影を行う。撮影終了後、かじっちから情報を伺う。
かじっちの情報によると、鮎屋前のシャローでトップでも釣れているとのこと。
そこで、バスボ初体験のKに1匹釣ってもらうべく、水深3m強のウィードエッジに移動。
Kにはカットテールの常をリグり、私はスピナベを投げながら徐々にウィードの濃いエリアに突入。
すると、丁度ウィードが濃くなりだす、文字通りエッジに近い付近でKさんに早速のヒット。
上がってきたのは20cm程度の子バスだが、彼女にとっては人生ではじめてのバス。これで約束の 「とりあえず1匹」 という当初の目標は早くも達成。
しかしホッとするのもつかの間、次に彼女の口をついて出た言葉は 「もっと大きいのが釣りたい!」。(笑)
今日の天候を考えると、そんなに大荒れにならない限り、40UPは1本ぐらいなら釣れるだろうと思い、
もしそれが無理でも数つりなら楽しめるはずという判断で、引き続き常を使ってもらうこととした。
一方私は、スピナベやバイブをガンガン投げながら、ウィードのエッジからやや内側あたりを狙い続けた。
しかしほとんど釣果は上がらず、バックシートのKがポツポツと子バスを上げて行くのみ。
彼女本人は大喜びなのだが、私としてはどうもサイズが出ない感が強くなる。
結局エレキでぐるぐると釣り回ったが、スピナベで挙げたのはキーパーぎりぎりのサイズ1本のみ。
他、常で子バス数本という釣果で、次のポイントへ移動。
 
● 9:30 わんわん王国前
東岸を南下しながらわんわん王国前を目指す。
途中、ラフォーレ前が空いていれば立ち寄ろうと思ったが、数艇の船影が見えたためプレッシャーが高そうなのでパスし、一気にわんわん王国前まで走った。
しかし、到着して見るとここもアルミやレンタル艇を含め既に数艇の船が釣りをしている。
水深5m付近にあるウィードエッジにも2〜3艇が張り付いており、釣れる場所が無い。
仕方なくエッジよりやや岸寄りのウィードエリアに入り、様子を伺うことにした。引き続き私はスピナベを中心にグリグリと投げまくる。バックシートのKは常。
ウィードの中からKが子バスを釣る。しかし私のスピナベにはやはり反応は無い。
やがてウィードエッジが若干空いたので船を入れてみる。魚探には時折反応は出るが、あまり魚が釣れているふうは無い。
私も常に持ち替え、エッジ付近を狙って釣って見ることにした。
しかし上がって来るのは20〜25cmの子バスばかり。1本ぐらいはデカイのが混ざるかと思ったがさにあらず。
やがて、ポツポツと雨が降り始めた。雨の降り始めは活性があがると言うが、結局子バスと戯れただけでGOODサイズは上がらず。
時刻が11:00に近くなってきたので、昼食のためリブレに向った。
 
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● 11:00〜12:30
当日出ていたオダさん、せなさん、かじっち、たてちんなどと
情報の交換を行いながらリブレにて昼食。
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● 13:00 マイアミ浜沖
昼食時に得た皆さんからの情報に基づき、40UPを狙いに(笑)ポイントに向った。
天候はすっかり雨模様となっていたが、さほど強い雨ではなく、風もほとんど吹いていない。
ポイントについてみると、若干ジェットが走り回っていたがボートもほとんど居ない状態。
1艇、100mほど離れた所に浮いているボートが居る。リブレの某プロがガイド中らしかった。
しばらくウィードエリアを流しながら、そのボートの通る場所をじっと観察。
その進み方から見て、ウィードエッジやブレイクなど、何らかの地形的変化があるラインに沿って
スピナベやクランクなどの巻物をスローで巻きながら流している様子。<あくまでも推測
私も船をそちらの方向に向かわせながら、ウィードパッチのキワにスピナベを通して見たり
濃いウィードの上をスピナベでバジング気味に流してみたりしながら進む。
バックシートのKは難しいことはできない、とのことで、結局常ONLYで粘り続けて、ポツポツと子バスを上げて行く。
魚探には時折反応が出るものの、事前情報で得ていた 「フィッシュアラーム鳴りまくり」 という状況では無い。
やはり同じ日でも午前と午後ではこんなに状況が変わるのか、という感じ。
雨が降る前と降り出した後ということも影響しているのかも知れない。
やがてKがまたまた子バスをキャッチ。本人は大喜びで私もうれしいところではあるが、狙いに来た40UPには程遠い状況。
また、エリアの雰囲気からいってデカイのが数釣れる感じは無い。私もスピナベ中心に広く探りながら進むが、まったく釣果は上がらない。
やがて、プロ艇(と思われる船)が流していたラインに到着。確かにウィードエッジになっており、
ウィードエリアに北からの湖流(?)が当るような格好になっているエッジであることが解った。
プロ艇らしき船はそのラインを東から西に向って流して行ったが、私は逆に西から東に向って流して見る。
しかし、程なくウィードエリアは忽然と姿を消し、3m程度の不毛のエリアになっていることに気付く。
すぐさまUターンして、今度は東から西に向ってウィードエッジ沿いに流して見る。
すると、先ほどの船が私と同じラインを西から東に向って戻って来た。やはりこのエッジ沿いを集中的に狙っているらしかった。
乗っている3人全員がベイトタックルを持ち、スピナベ、クランク、バイブといったルアーをブンブン投げながらこちらに向って進んでくる。
先ほどからあまり釣れている様子は無く、少々アテが外れている感じを漂わせている。
なるほど、巻物で釣れていないなら、と思い、私の方は常に持ち替える。こちらの船は結局2名とも常で流して行くことになった。
しばらくウィードエッジ沿いに流し続けたが、まったく魚の気配は無く、魚探にも反応が出ない。
雨が降り出して状況が変わったとなれば、もっとシャロー側が良いのか、それとも深い方か。。。
若干深い方にも船を進めてみたが、ウィードが切れた後はほとんど目標物も無く、魚探を覗く限りは生命感が感じられない。
そこで、シャローの方をチェックしてみることにした。
シャロー側に入って気付いたが、先ほどウィードエッジだと思っていたのは、実はウィードが帯状になっている部分の外側のヘリだったらしく、
帯を横断するとその内側はあまりウィードの濃くないシャローが広がっていた。こちら側に入ると、ポツポツと子バスが釣れる。
ここでバックシートのKが彼女の今日イチ、32cmをゲット。
 
   
今日イチの32cmを持ってほくそえむK。
 
ビジュアル的な名誉のために。。。
雨が降り出す前に撮った1枚。
PHOTO. BY かじっち
 
ひょっとするとデカイのが、と思い、再びスピナベに持ち替えて投げていると、程なくヒット。
上がってきたのは35cm程度のバスだが、目指す40UPにはまったく足りていない。
やがて、先ほどまで同じエリアを流していたプロ艇らしき船は、長命寺の方へ走り去った。
デカイ魚は一体どこへ? 午前中の情報では40UPが入れ食いだったらしいのだが??
結局40UPにはお目に掛かる事ができず、35cm級1本を頭に私が20尾程度、Kが12尾という釣果で本日の釣行を終了することにした。
 
 
結局40UPをキャッチすることはできませんでしたが、数はまあまあ出ました。
おかげでKも大満足だったようですが、やはり帰り際に 「次はデカイの釣りたいです。。。」 ですと!(苦笑)
初バスボで、リグもフックはずしも一人ではできないような状態でしたが、
子バス主体とは言え32cmを頭に12尾もゲットできたので、とりあえずは許して欲しいもんですが。。。