2001.9.23 (日) 第2回 Pカップ 【 ショップ 】

 
 
 
今日はPカップ(ポパイ・バスボート・オーナーズ・カップ)です。
昨年より始まったこの大会、今のところ年に1回の開催で今年が2回目。
ポパイでバスボートを買った人というのが参加資格で、バックシーターを伴い1艇ごとの釣果を競うペア戦です。
昨年の大会は、私はボート購入後2週間という状況でバックシートにオダさんに乗って頂き参戦。
何の下心(?)も無く、ただ単に購入したばかりのボートとトーナメントを楽しむつもりでしたが、
ふたを開けてみると結果は優勝というとんでも無いことになってしまいました。
それを受けての第2戦。当日が近づくにつれて『ディフェンディグ・チャンピオン』とあちこちから言われ、
いやがおでも緊張が高まっていましたが、気負ってもどうせヘナチョコはヘナチョコです。<私のことです
前日プラで当初イメージしていたプランも完全に白紙状態。
ポイントの見当も何も無い状態での参戦となりましたので、タイトルがどうこうとか言うことよりも、トーナメントを楽しむつもりで行くことにしました。
今年のバックシートは、昨年同様オダさん。
優勝カップ返還のセレモニーと、大会の中で「昨年の優勝ペア」ということを打ち出したいという
主催者側からの事前要望もあり、またまた同コンビでの出場となりました。
私としては、大会に勝つとか言うことよりも、日ごろはそれぞれのボートで出ているため
湖上でゆっくり話すチャンスも無いオダさんとご一緒できる楽しみの方が強かったです。
それがたまたまPカップだったというだけで、オダさんの毒舌を聞きながら1日巻物でもグリグリ投げながら、魚が釣れれば良いなぁ〜という感じでした。
 
●6:00 出撃
今日は、南湖では湖南チャプターが開催される予定であったため、マリーナも大混雑かと思ったが意外や意外、さほどでも無い。
この1週間、厳しい残暑から一気に秋めいた状況となり、タフだという情報が流れたためか、
トーナメント以外の出艇者が少なかったのかも知れない。マリーナを出て集合場所のアングラーズインを目指す。
昨日の激荒れのラフウォーターとは打って変わって、そよ風程度の穏やかな天候。ボートを走らせていても快適な状態。
この水面の状態で、昨日泥水状態だった湖東側の各ポイントが回復するのかどうか。まだ判然としていないルート選択に悩みつつボートを走らせた。
 
●6:15 アングラーズイン到着〜ミーティング
昨年同様、スタッフの方が大勢桟橋で待ち受けておられる。
ライブウェルチェックを受け、今日1日エンジンカウルに装着するトーナメントバンド(?)を受け取る。これでいよいよPカップが始まった、という感じ。
 
   
桟橋に集合した参加艇。   リグる人。オダ氏。
 
受付後、しばらく時間があってミーティングとなる。主催者側からの挨拶の後、昨年の優勝カップを返還。
大勢の方の前に出て取材の写真を撮られるのはやはり緊張する。
スタート抽選(じゃんけん)の後、4チームに分けられたチームごとにスタート。
今年の参加は75艇の150名(速報値)。私がじゃんけんで負けたため、スタートは最終フライトとなってしまった。
 
●8:30 スタート
スタート風景。最終フライトだから撮れるこの画像。(笑)
 
70艇以上参加していると、スタートにも30分ほどはかかる。
スタートブイの横を過ぎて一気に加速。一路ディープホール(DH)を目指した。
 
●8:40 ディープホール
前日のプラで、バックシートのこうぞうさんが40UPを獲られたポイント。
デビルズタワーの周りに広がる8メートル前後のフラットエリア。
しかし、昨日の雰囲気ではフラットエリアの中でも、13メートルの底に落ちる南側のブレイク絡みの場所で魚探に良い反応があった。
ここで何とか最初に一発40UPを挙げておきたい、という作戦。何故なら、この場所以外、まったくポイントの見当がついていない。
最初はヘビ常からキャスト。風に流されつつブレイク付近をふらふら攻めてみる。
今日はブレイクのショルダー付近で軽いあたりが出、魚探にも反応が出ている。
ブレイクの上を何回も行ったり来たりするが、一向に釣果は上がらない。
ここでヘビ常を通常の常に持ちかえる。シンカーをやや重めにし、ワームはいつものカットテール。
小細工をするよりもいつも自分が使っているもので勝負し、釣れなければそれで仕方ないという感じ。
豆バスでもギルでも、このリグならそこに居る魚が何かぐらいは解る(釣れる)はずである。
常を底まで落とし、風に流されながらやはりブレイク付近をふらふらと流す。
そうこうしていると待望のヒット。以外と簡単に上がってきたが、キーパーぎりぎりのサイズ。
これでとりあえずノーフィッシュの危機は免れた。引き続いてセコセコやってみたが後が続かない。
今度は台地の北側のブレイクに向かってエレキで移動。3/4ozスピナベを投げながら進む。
時折ライズも見られるため、ひょっとしたら食ってくるかと思ったが流石に不発。北側のブレイクではまったく魚探に反応が無い。
ゆるやかな北風に流され、常の糸を垂れたまま北側のブレイクから南側のブレイクに向かって流される。
台地の真中から南側の方が、底にウィードらしき引っ掛かりを感じる。
しかしバイトもほとんど無く、魚探も鳴らない時間が続く。このままではイタズラに時間だけが過ぎてしまうと判断。
周囲に船も増えてきたので、どこか適当なところへ移動してみることにした。
 
●9:30 プリンス前赤ブイ
レンタルボートにいつも埋め尽くされているという印象のポイント。今日は比較的ボートの数も少ないように見えたので、久々に入ってみることに。
赤ブイ北側、3メートル強のウィードパッチあたりで魚探に良い反応が出る。しかし、常でもスピナベでもルアーに反応は無し。
そのまま湖流と風に流されて近江大橋方向へ。ウィードが段々濃くなっていくが一向にバイトは無い。
しばらく下流に行ったところで今度は西側のシャローへ寄ってみることに。ウィードが切れ、シャロー側の3メートルフラットエリアに入る。
そこからウィードのエッジや更にシャロー側に向かってクランクやスピナベをキャスト。しかしまったく反応が無い。魚探の方もすっかり沈黙している。
ここでオダさんから 「いつもやすぴいが行ってて、よう知ってるところで釣った方がええんちゃう?」 というご提案を頂き、早速これに従うことに。
 
●10:30 におの浜
最近はめっきり魚の反応が悪くなった感のあるポイントだが、それでもポツポツとキーパーぐらいなら釣れることがある。
におの浜にあるマリーナ桟橋の沖、3.5メートルぐらいにあるであろうウィードエッジを目指した。
しかし、現場に着いてびっくり。ウィードエッジが無い。ここ2〜3日の急激な冷え込みと強風のためか、ウィードエッジがかなり後退している様子。
そのまま北風に流されながら、ウィードのエッジを探し当てようという作戦。しかし、流されても流されてもエッジは出てこない。
ここでオダさんがノンキーをヒット。私も超豆サイズをヒット。やはりこのポイントは痩せてしまったのか。。。
ウィードエッジは2.5メートル付近にまで後退していたが、丁度エッジのあたりではギルの猛攻。
結局ここではキーパーを挙げることができず、アタリも遠のいたので移動。
 
●11:30 草津川河口
タフという前日からの前提と、昨日の様子から察する湖東側の水質。
良いと思われる条件は何も無かったが、とりあえずポイントに入ってみることに。
まだ泥水状態で釣りにならないようだったら、そのまま下物のシャローへ動く予定だった。
しかし、河口付近まで近づいて見ると、なんとシャロー側だけ水が澄み始めている。
思わずオダさんと 「よっしゃぁ〜!!」 と雄叫びをあげて早速釣り開始。どシャローを呼べるほどの、水深が1メートルもないエリアに突入。
ウィードの中を強引に進みながら3/8ozのスピナベを投げ続ける。
まったく魚は釣れて来ないが、オダさんが明確なアタリを感知されたとのこと。
遠くに見える下物のシャロー側は水が青く澄んでいるように見えたが、必要以上にウロチョロしては釣れる魚も釣りもらしてしまうと判断。
やはりエリアを攻めるには2時間ぐらいは粘ってみないと優劣はつけられないというのが私の持論。
あと2時間粘ると、もう大会も終わりになってしまうので、ここで最後まで粘り通すことにした。
ウィードの内側、どシャローの方では所々に小さなギルやベイトが泳いでいる姿が確認できる。
しかし、ルアーに食いつくバスの気配は無く、ウィードの外側へ回ってみる。
時折常を持ちながら、またクランクを投げながら、メインはスピナベを多投するという感じ。
ウィードの外側に出てしばらくスピナベをキャストしていると、待望のヒット。大きくは無いがキーパーサイズ。
続いてオダさんのバイブにもヒット。こちらもキーパーサイズ。これでキーパー3本がライブウェルに収まった。
しかしこれではまだウェイトは2,000gもいっていない。まだまだショボい。オダさんが引き続き巻物を投げておられるので、私は常に持ちかえる。
エレキで流しながら水中にあるウィードの周辺を打っていくと、またまたヒット。今度は35センチ程度のバスだが、キッカーというには余りにも小さい。
これで2,000gを超えたと思われたが、やはりキッカーの1本が欲しい。草津川河口のポイントはアングラーズインのほぼ対岸、一直線の場所に有る。
これを考えると、帰着(14:00)に間に合うためには10分前ぐらいにここを出れば大丈夫。
それを逆算しも、4本揃った時点で残り時間は30分程度。
最後のキッカーサイズに希望をかけ、二人して巻物系を中心に黙々と投げ続けた。
しかし残念ながら時間も迫り、再び濁りの入りはじめたポイントを後にした。
 
 
●14:00 帰着
今日参加していた知り合いの皆さんとワイワイやりながら、魚を袋に入れ、ウエイインの順番を待ち。
トップのペアは5,000gを超えるウエイトで、昨年の私達よりも1,000gも重いウエイトでした。
我々のウエイトは2,480g(だったかな?)。順位的には恐らく11位から12位程度でした。
上位入賞の方の多くは、ラフォーレ前など私が事前に目を付けていたポイントが多かったようです。
「たら」「れば」の話しは良く聞きますが、結果釣ってこないとどうしようもありません。
しかも5本揃えられなかった我々は、それでも必死にルアーを投げ続けてこの結果ですから、昨年がいかに出来すぎだったかお解りいただけると思います。
昨年の優勝からは程遠い結果でしたが、たまにこんなトーナメントも良いものです。予定通り、楽しい1日を過ごすことができました。
あ、それと、私のHPに良く遊びに来て頂ける方々の中で上位に入ったのは、
wazさん艇が堂々の4位入賞。だるまん艇が私達の1つ上の順位で10位〜11位。
さて、来年もまた楽しむことができるでしょうか。
 
トップ5のペア。左端は4位入賞のwazさん・あびちゃんペア。