2001.12.28 (金) ボート納めの儀 2001 【 同船 】

 
 
 
今日はマリーナの年内最終営業日。ビデオ撮影隊長のにっしゃんと、極寒の琵琶湖に出てきました。
実は、昨年も同時期の琵琶湖ににっしゃんとご一緒し、同船頂くのはそれ以来。ほぼ1年振りです。
昨年は雪が降った翌日で北風が強く、どんよりと曇りで相当寒い一日だった記憶がありますが、
本日は南西の風が終始強く、アクティバ前以北のエリアでは時折白波が立つぐらいの荒れ具合でした。
天候は晴時々曇りといったところでしょうか。遠く比良山は上半分が薄っすらと雪化粧してました。
 
● 7:50 出撃
冬季の平日、マリーナは7:00〜16:00の営業となっている(通常日)ため、7:00に開門すると同時にマリーナに入る。
準備を整えて出撃したのはもう8:00前。マリーナから見る琵琶湖は水が南から北に向って流れており、既に風は強く荒れそうな気配を漂わせていた。
出撃前に、「今日は最終営業日で14:00で終わりますので、それまでに上がってください。」とスタッフの方に告げられる。
いつもより2時間ほど時間が短くなる訳だが、仮に16:00まで時間があったとしても
寒さと強風でこちらの戦闘意欲がそこまで持続できるのか甚だ疑問でもあったので、納得して出撃。
 
● 8:10 浜大津 (水温:5℃〜6℃程度)
港のすぐ東側にあるウィードエリア。枯れたウィードが水面近くまで残っていて、ごくまれに緑色のウィードも確認できる。
建物のせいなのか、それとも地形の影響なのか、南に来れば来るほど波は穏やかな状態。特に風裏にあたる場所では風もあまり感じない。
まずラバジ、メタジなどから投入を開始し、続いてSPミノーを試して見るがいずれも反応無し。
ジグの重さを買えたりミノーのサイズを変えたり、いろいろ実験してみたが、いずれもヒットは無し。
しばらく流していたが一向にアタリも無いため、場所を移動。
 
● 9:30 膳所 (水温:9℃〜10℃程度)
最近かなり有名になってきた膳所の温排水ポイント。膳所に行くまでに、プリンスホテル前にある赤ブイ付近で水温をチェック。
ここも膳所のポイント同様、比較的暖かい水(排水)が沸いている。しかし赤ブイ付近では様子を見ただけで釣りはせず膳所へ。
まず最初は、排水口南側の水深2m程度のウィードエリアから4m〜5mに落ちるブレイク。魚探を見ていると、深い場所でも所々水中に何かが映る。
それがベイトなのか、ウィードの切れ端が漂っているだけなのかが分からない。映っている状況としては、塊がサスペンドしている、といった感じ。
フィッシュアラームが一番良くなるのは、ウィードのショルダー付近。水温が高いため飛んでしまわずに残っているウィードに絡むように反応が出ている。
様々なポジションから、また角度から、SPミノーでその場所を狙ってみるがルアーには反応無し。
それよりも風が強く、少し気を抜くとすぐにボートポジションが変わってしまうような状況。
ウィードエリアのフラット部にあたる場所は、所々ウィードが残っているもののほとんどが枯れて底に体積しているような印象を受ける。
その中で、まれに緑色のウィードが引っかかってくる。しかしショルダー部ほど魚探に反応は無い。
少々ブレイク絡みの場所で粘ってみたがまったく釣れないので、取水塔そのものを狙うことに。
いつもはレンタル艇などがタイトに張りつき、狙うことさえままならないポイント。
近づいてみると水温は10℃を越えており、勢い良く水が湧き出しているのが分かる。
水が湧き出している場所のごく周辺はウィードも緑色で、枯れたものはほとんど確認できない。
ここではラバジを投入。取水塔の柱をタイトに狙ってみるが、ウィードが引っかかるばかり。
本来ならここで常でも投入し、セコくタイトにとやりたいところだが今日は常用のタックルやワームは一切持っていない。
仕方なく、ここはグッとこらえてラバジを打ち続ける。
バックシートのにっしゃんは、ミノー、スピナベを中心に投げているが、たまりかねたのか常を投入。
しかし、2人とも魚を釣り上げることはできず、この日湖上にでておられたてつさんと連絡を取り合い、昼食場所のアングラーズインに向けて移動。
 
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● 11:00〜12:00
てつさんと合流し、にっしゃん、私と3名で
アングラーズインにて昼食
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● 12:10 木の浜 (水温:7℃程度)
最近仲間内で「かじっちポイント」と呼ばれているポイント。3号方水路の南側、シャローのブレイクがL字型に曲がっている角あたり。
風が相変わらず南西からだったので、ひょっとするとこの角にベイトが集まっているのでは、という読み。
到着してみると意外に波が高く、若干デッキに水をかぶる程度。時折エレキもキャビる。
何とか姿勢をキープしつつ、ショルダー部にラバジを投げ、そこからブレイクを落とす、という方法で岸と平行に北から南に向かって流してみた。
ブレイクの外側に広がる水深4m強のエリアでは、魚探で見る限り水中に何かの塊が浮かんでいる。
時折フィッシュアラームも鳴るが、これがベイトなのかウィードの塊なのか、またまた判別が付けられない。
私はブレイクそのものを狙っていたが、にっしゃんはそちらの深い方も狙っている様子。
しかしルアーには何の反応も無く、魚探に映る塊はウィードの切れ端では無いか、という思いが強まる。
一向に釣れる気配もなく、風も波もおさまる様子が無いので、波が多少ましかと思われる湖西の方へ移動することに。
 
● 12:45 名鉄沖 (水温:8℃〜9℃)
冬の定番の一つと言えるポイント。水深3.5m〜4mのあたりに水温の高いエリアがある。
私のまったくの私見だが、有名な導水管そのものよりもそれよりやや北のエリアの方が水温は高いように思う。
ただし、魚探で見られる水温はあくまでも温度センサーが位置している水深のもので、
より深いところやボトム付近の水温がどうなっているのかは、また別問題かと思われるが、
とりあえず魚探で見られる「見た目」での判断であることをご了承願いたい。
今日も私が思っているその「水温が高いエリア」では水温が9.3℃程度(エレキの魚探による)。
一方、導水管真上付近の水温は8.5℃程度(同前)。0.5℃の差がどれほど魚の動きを左右するのか不明だが、気になる違いではある。
事実、水温の高い方がより水深の深いところまでウィードが残っていた。
しかし魚が釣れない状況であるには変わりないようで、導水管をタイトにラバジで探ってみたりもしたが
結局バイトを得ることはできず、前述のとおり、本日は14:00でマリーナが閉まってしまうため、魚を触ることはできないまま撤収することとした。
 
 
これで今年のボートでの釣りは終わりです。
1年が終わって振り返って見ると、バスボで迎えた初シーズン、
結構新しい発見もあったように思います。
何より、アルミに比べて格段に広い行動範囲と、目的地までの移動時間の短縮が
ポイント選びの選択肢を大幅に増やしてくれたことは間違い無さそうです。
この後、私は大晦日の恒例「オカッパリ釣り納め」を経て、新年を迎える予定です。
 
ランチングに向けてスローで航行するの図。
減水が激しいためトリムを上げて入港中。
PHOTO. BY にっしゃん