2001.11.17 (土) 風に翻弄 【 同船 】

 
 
 
本日は、会社の後輩で、以前より強い同船希望を頂いていたMY君とOD君を伴っての出撃です。
二人とも専ら 「海で食べられる魚を釣る」 方がメインで、バス釣り歴もそこそこあるらしいのですがバスボートに乗るのは始めてとのことでした。
本日の天候は晴れ時々曇りで風がまぁまぁ強く、場所によっては白波が出ていました。
水温は今日回った南湖各箇所で12℃〜14℃程度と、1週間前よりも更に2℃〜3℃下がっていました。
 
● 7:00 出撃
3人でボートに積み込んだロッドは全部で12本。何とかロッドをフォルダーに納めて出撃。
マリーナから眺める琵琶湖は、沖の方で波が南から北に向って流れている。
予報では北風のはずだったが、まったく逆の方向から風が吹いていた。
 
● 8:00 ディープホール(D.H)
マリーナを出て南へ走る。多少波は出ているが、滑走できないほどでもなく、比較的快適。
しかし、いつも浚渫船(世界湖沼会議の間は何故かしらいつも姿を消す。。。)が浮いているあたりから段々と波が高くなり始め、
草津川を過ぎたあたりから風向きも西風に変わり、波も高くなっている。
DHに到着したが、強い西風で気を抜くとあっと言う間に流されてしまうほど。とりあえず、最近ちょっと気になっている西壁に入る。
何故気になっているかと言うと、今まであまり狙って釣った事が無いから。
他の壁では、釣るとなればそこそこ狙う場所も決まっているのだが、西壁は今年の夏に入ったのが始めて。
トーナメントシーズンも終了し、土日でもめっきり船の数が少なくなってきた琵琶湖。
壁沿いにクランクを投げながらチェックする、ということも可能かな、という期待もあった。
早速ディープクランクからキャスト開始。壁へのコンタクト → 外し ということを繰り返すが、アタリが無い。
ここで、クランクでダメなら常でアタリのある水深を探りたいのが私の本来のスタイルだが、
今日は常用のロッドは持参しておらず、ラバジ、テキサスなどでアタる場所を捜し求めた。
魚探では水深5m付近のブレイクの途中に反応が良く出ているのだが、これが魚なのかどうかが解らない。
同船の2名も、ハードベイトを中心に投げ続けていたが、やがて常を使い出す。
日が昇って気温も少々暖かくなりはじめ、回りにボートも増えてきた。
しかし、一向に魚が釣れてこず、強い風も一旦止みかけたがまた強く吹き始めたので場所を変えることに。
 
● 9:45 自衛隊前
琵琶湖を大きくとらえ、比叡山の風裏(?)で多少風もマシなのでは無いかと思い、湖西側のポイントに入った。
しかし、ボートを走らせていると、湖西のポイント近くまで来て西風が南風に変わっていることに気付く。
どうも今日は場所によってい風向きが違うという状況にあるようだが、とりあえず自衛隊北側のワンドへ。
ワンド内の水温は14℃程度。DHよりも1℃ほど暖かい。
ワンドの奥の杭のあたりは既に何艇かボートが張りついていたので、奥の方はパスし、水深3m程度のウィードエリアをチェック。
魚探にはそこそこ反応があるものの、ここでもなかなか魚は釣れて来ない。
風は南西方向から吹いており、この風に吹かれるがままにワンド北側の岬に向かって流されながら釣って行く。
私はスピナベ、後ろの2人はバイブやミノーを投げている。
岬の手前まで流されたとき、OD君のミノーに待望のヒット。上がって来たのは30cm級。とりあえずこれで1本。
そのまま岬の沖を流され続けている間に、私のSPミノーにヒット。何とスレがかりで30cm弱を1本釣り上げた。
間もなくして再びOD君がヒット。ちょっとサイズダウンの25cm級。
そのまま岬を回り込み、今度はアングラーズインの岬に向って流されて行く。
しかし、ワンドの沖あたりでは一向にルアーに反応が無い。岬状のサンドバーのような地形の場所に魚が寄っているのか。
ワンドの沖ではOD君がまたまたサイズダウンの20cm級を1本あげ、私も20cm弱の豆バスをSPミノーで追加したのみ。
そのままアングラーズインに立ち寄り、ランチタイムの休憩をとることにした。
 
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● 11:00〜12:15 アングラーズインにて昼食
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● 12:30 アングラーズインの岬
午前中に考えたセオリーから行くと、アングラーズイン前の岬でも魚は触れるはず。
しかし、レンタルローボートを含め浮いている船の数が多い。午前中同様、岬のあたりを風に流されながら釣って行くが、OD君が追加したのみ。
ちなみに風は相変わらず南西から強く吹いている。
 
● 13:30 木の浜4号水路横
前日に釣行したかじっちさんからの情報で、ポイントをチェックしに行く。
しかし、木の浜では完全に西風で、周囲には白波も立つほど強く吹き付けている。
何とかぼーとポジションを取ろうとするが、ブレイク沿いに流そうとすると横波を受けてしまい、相当辛い。
一応流すだけ流したが、ロクにキャストもできず、同船の二人も困惑気味なので再び湖西に戻ることに。
 
● 14:00 名鉄沖
名鉄ホテル(の建物)が消滅しても、やはりここのポイントは 「名鉄沖」 なのだろうか??
とりあえず、そう呼ばれている場所に入る。やはり湖西側では風は南西から吹いている。
流石に導水管の周辺はボートが密集し入りずらい状況なので、そのちょっと北のウィードパッチへ。
先週もこの辺りで子バスながら何本か釣っている。水温も他よりはやや高い。今日の水温は14℃強。自衛隊前のワンドと同程度はある。
ここまで3人で釣ってきて、実はMY君には未だヒットが無い。何とか1本は釣ってもらいたいので、このエリアを時間の限りじっくり攻めることにした。
しかし、船が多くプレッシャーもかかっているせいか、なかなかバイトが無い。
私も遂にたまりかねて本日唯一のライトリグ、ジグヘッドを投入。何回かバイトがあるがなかなか乗らない。ギルか。
そうこうしている間に、またまたOD君がヒット。グラブのスプリットショットでのキャッチ。
サイズはやはり25cm程度ながら、ここで粘れば数は出そうであることを確信する。
私はなかなかジグヘッドに乗せることができず、またSPミノーとスピナベを投げ始める。
MY君は先ほどから常を投げているが、なかなかバイトが無い様子。そこで、私の本年のマイブームワーム@常、リトルレディーフィッシュを1本進呈。
もう釣行時間も終了か、という雰囲気になって来た頃、ついにMY君に待望のヒット。30cm強ながら3人の今日イチであろうというサイズをキャッチ。
マリーナが近いのでギリギリの時間まで粘ったが、結局最後までサイズアップできないまま、本日の釣行を終了することとした。
 
 
40UPはおろか、35cmを越えるサイズも上げられませんでした。今日、私達が行ったDHでは、50cmオーバーも出ていたようです。
ポイント選びのマズさかそれとも腕の差か。。。いずれにしてもまだまだ課題の残る結果となりました。
しかし、同船の2名とも、何とかバスには触ってもらえましたし、今回もまずはホスト役成功ということで。(苦笑)
ちなみに、竿頭となったOD君、3名での釣行で一番つりにくいとされている真中の場所で1日頑張ってもらっての竿頭です。
釣りが上手い方は、海でも淡水でも、やっぱり上手いんですね。