2001.10.16 (火) 初エギ 【 バス以外 】

 
 
 
本日は生まれて初めて、日本古来のイカ釣り漁法(?)の一つ、餌木(エギ)に挑戦してきました。
挑戦と言いましても、いきなり私一人で1から10までできる訳も無く、P1のM氏にオカッパリガイドをやって頂きながらの釣行でした。
実はこの釣行、先週の木曜日(10月11日)にそもそも行くはずだったものが、
その前日(10月10日)の雨の影響による「水潮(みずしお)」を避けるため、本日に日程が延期されていたものです。
しかし、本日の天気予報も今一つ。午後からは近畿地方全域で雨になる、との予報下での出撃でした。
 
● 5:30 出発
M氏に、私の自宅近くまで迎えに来て頂き、車に同乗して出発。
しかし、出発の時点で南(和歌山方面)に行くのか、北(日本海方面)に行くのか未だ決定していない状態。
潮の加減や天候、予想される波の高さや風向きなど、当日の朝に決めようという段取りだった。
高速のインターに向う車中で、結局日本海方面に向うことに決定。
日本海方面と行っても色々あるが、目指したのは福井県の三方五湖周辺。
道中、予想以上に風が強い事に気付く。M氏によると、風はオカッパリエギングにとっては敵(らしい)。
風裏のポイントを求めて、車で漁港を点々と走り回る事となった。
 
   
● 7:30 漁港1
三方五湖周辺は複雑に海岸線が入り組んでおり、大小様々な漁港が点在している。
その中でも、比較的釣り人の数が少ない、とM氏が太鼓判を押す某漁港1に到着。
早速リグを作成する。使うルアーは当然すべてエギ。
しかし、私にはどの程度の重さのエギがどの程度の深さに向いているのか
まったくわからず、取り合えず2本のロッドに大小1つずつリグった。
ちなみに、私が本日使用していたロッドは、1本は12ftのシーバスロッド。
もう1本は6.6〜7.0ft程度のルアーロッド。
シーバスロッドタックルの方は私が持参。ルアーロッドの方はご厚意でM氏より
今日一日拝借することになたもの。
2本のロッドを持ち、早速堤防の先端部に位置するテトラの上へ。
防波堤の先端は丁度漁船の出入り口に当っており、ときおり漁船が出入りする。
船が近づく度にエギを巻き上げ、気を遣いながらの釣り。
 
最初に行った漁港1の風景。
M氏がイカを釣り上げる。しかしこの後リリース。。。
※M氏のご希望により、一部マスキングしています。
 
しかし目の前の水中を小魚の群れが常に泳いでいる。
これはひょっとするといきなり釣れるのか? と期待をいだきつつ、エギをリフト&フォール。
ウィードの頭に時折引っ掛かっている感じはあるが、
生命感のある重さが一向に伝わって来ない。
テトラの場所や投げる方向を色々と変えながら黙々とキャストを続ける。
M氏によると、シャローのウィード周りで泳いでいるイカが沢山見えるとのこと。
しかしバイトの無い時間が続き、やっとM氏が1パイヒット。
胴長20〜25cm程度の立派なイカが姿を見せる。
テトラの上にイカを引き上げ、取り込もうとした瞬間、
なんとエギの傘針に掛かっていたイカの足がスルリと抜けた。
せっかくキャッチしたかに思えたイカだったが、敢え無くリリース。
その後、防波堤の上をあちこち場所を変えながら
二人してエギを投げまくったが、まったく釣れず。
確かに、風があまり当らない、水面が穏やかなところでは、
ゆっくり泳いでいるイカの姿が確認できた。
 
 
● 11:30 漁港2
風裏を、また、人のなるべく少ない漁港を求めて、三方五湖周辺を走り回った。
半島部の最先端に近い漁港2。比較的人が少ないように思えたので、早速ロッドを出して見ることに。
しかし、ここでも生命反応はあまり感じられない。
小魚が群れを成してゆっくりと泳ぎ、所々にイカの姿も見えてはいるのだが、まったく捕食の気配無し。
今日は新月の大潮で、今から雨が降ろうかという天候。気圧も下がって条件的には悪く無いはずなのだが、
エギにばかりか、泳いでいる小魚にもイカが興味を示している風はまったく無い。
しばらく防波堤から釣っていると、雨がポツポツと落ちてきた。いよいよ雨か、と思ったがさほど強くもならず、小雨がパラついている程度。
しかし一向に釣果のあがる様子が無いので、次の漁港を目指して移動。
 
● 13:00 漁港3
着いた漁港は断崖の下、わずかな平地にへばりつくように小さな集落がある。
最初、あまり人気の無い港内奥のテトラの上からキャストしていたが、かなり浅い場所のようだったので移動。
今度は、同じ港内でも外の海の方に面した防波堤の上からキャストをする。しかし、ここでも黙々と投げ続けたが生命反応は一切ない。
良く見れば小さなイカが無数に浮いているのだが、そのイカですらエギには興味を示さない。
一体何がこんなにタフな状況を作っているのか。。。M氏も少々当惑気味。
同じ防波堤の上から、同じくエギをしゃくっていた方がポツポツと2ハイほど釣られたが、本当にポツポツで散発気味と言った感じ。
結局ここでもイカをゲットすることができず、天候の悪化も予想されたので本日の釣行はここで終了となった。
 
 
初めてのエギでしたが、釣れないなりにも結構楽しかったです。
何より、水がキレイで水中に居るエギの様子が結構はっきり解るところが良いですね。
琵琶湖の(特に南湖)の濁った水ではこうは行かないでしょう。
結局今日の釣果はM氏が1パイで私がボーズ。
より大きな水溜りが相手ですので、やはりちょっとした条件の食い違いで途端に釣れなくなるようです。
帰りは海が見えなくなるまで、二人して「船に乗って沖に出たい!」とわめいておりました。
何時の日か必ずやこのリベンジを。。。