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チューニング How to

●チューニングってなに?


 電子ピアノなどと違い、ギターは演奏前に
各弦の音程を調整する必要があります。
6本の弦を決まった音程に調整することを
チューニングと呼びます。

「ちゃんと弾いてるのに音痴」という、やるせ
ない状況は避けたいものです。


●チューニングの習慣を



 ギターは弾いてなくても音程がズレます。
まずは演奏直前のチューニングを決めごとにし
て、ちょっと弾いたらチューニングするくらい
の習慣をつけましょう。とくにチョーキング奏
法は音程がズレやすいので要注意です。


●レギュラーチューニング



 まずはスタンダードチューニングとも呼ばれ
るチューニングから。音程の呼称=英音名で解
説します。
AからGまでのアルファベットと♯や♭を組み合
わせて呼びます。
BとC、EとFは半音間隔(=フレッ ト1つ分)
で、その他は全音間隔(=同2つ分)です。

例)A音とB音のあいだの音は「A#」または
  「B♭」と呼ぶ。

 レギュラーチューニングの音程は以下です。
→6弦から順に「E、A、D、G、B、E」

オクターブ間違いに注意しましょう。オクター
ブの高さを「E2、A2、D3、G3、B3、E4」と
表示してくれるチューナーもあります。
弦交換の時など間違えがちなので初心者の方は
要注意ですね。
 




korg-tuner.jpg clip-tuner.jpg

●電気チューナーでチューニング



 ケーブルでつなぐタイプ、直接ジャックに差
し込むタイプ、ギターヘッドに装着するクリッ
プタイプ、など様々なチューナーがあります。

クリップタイプはケーブル接続が不要なので、
演奏を中断せずにチューニングができます。

「オート」と「クロマチック」のどちらか、
または両方のモードを搭載しているチューナー
が多いです。違いは以下の通り。

「オート・モード」
 基準音程とのズレをメーター針や数字で教え
てくれます。いちばんお手軽なモードですが、
ズレすぎてるとオクターブを間違えたり、違う
弦の音程に合わせてしまいがちなので要注意。

6弦から1弦へ、だんだん高い音程になることを
覚えておきましょう。

 例)4弦をチューニングしたいのに「5弦」と
   表示される
    →音程が低すぎるので「4弦」表示に
     なるまで上げていく。

「クロマチック・モード」
 鳴らした音程を「C」「C#」のように全て表
示してくれます。♯(半音高い)表示に気をつ
けましょう。
レギュラーチューニング 「E、A、D、G、B、
E」に向かって各弦を調整します。このモード
のほうがなにかと応用がききます。
オクターブ違いには同じく要注意。

 例)6弦を鳴らしたら「D#」と表示される
   →半音上げれば「E」にチューニング
    できる。
 
calib.jpg 440.jpg
 音の高さは周波数=ヘルツ(Hz)という単
位で呼ばれ、数字が大きくなるほど高い音程に
なります。

 「A=440Hz(ヘルツ)」

これは「A音は440Hzという高さに設定する」
という意味。通常はこの設定でチューニングし
ます。

 多くのチューナーについている「Calib
(キャリブレーションの略)」のようなボタン
を知らずに押していて「441」「442」のように
なっていると、全弦を高めにチューニングして
しまいます。設定Hzの表示に注意しましょう。
 





tuning-fork.jpg

●音叉(おんさ)でチューニング



 音叉の種類もいろいろですが、ポピュラーな
のは5弦を合わせるための「A=440Hz(5弦開放
の2オクターブ上のA音)」の音叉です。

 テーブルを軽くたたくなどして音叉を鳴ら
し、耳に近づけるなどして音程を聴きます。
これに5弦開放を合わせたら(オクターブ違い
に注意)それをもとに他の弦を調整します。

以下、同音程(=異弦同音)になるように
チューニングします。

  ・5弦開放と6弦5フレット
  ・5弦5フレットと4弦開放
  ・4弦5フレットと3弦開放
  ・3弦4フレットと2弦開放
  ・2弦5フレットと1弦開放



●ナチュラルハーモニクスで
       チューニング


 ナチュラルハーモニクス奏法(以下ハーモニ
クス)でも異弦同音を利用したチューニングが
できます。

 ハーモニクスは弦上、フレットの真上あたり
を指で軽く触れておいてピッキングする奏法。
「ポーン」と高い音(倍音)が鳴ったら左手を
離してもOK。そのまま音がのびます。
以下、ハーモニクスで同音程に調整します。

 ・6弦5フレットと5弦7フレット
 ・5弦5フレットと4弦7フレット
 ・3弦4フレットと2弦5フレット
 ・2弦5フレットと1弦7フレット

 フレットを押さえる(=少し弦を引っ張るの
と同じ)のに比べ、ハーモニクスはギターの弦
高のセッティングに左右されずチューニングで
きる、という特徴があります。
 





●ダウンチューニング


 全弦を半音下げ、全音下げ、のような変則
チューニングです。

 電気チューナーの「クロマチックモード」を
使うのが楽です。

 1フレットにカポダスト装着して(=1カポ)
通常チューニングすれば半音下げ(※全音なら
2カポ)の完成、という方法もあります。

どれか1本だけ合わせて、あとはハーモニクス
でチューニングでもよいですね。
 
1capo.jpg

 弦の張りの強さをテンションと呼びます。
ダウンチューニングではテンションが弱くなる
ので、弦がユルユルになって正常な音程が鳴ら
ない、弾きづらいなどが起こりがちです。

ダウンチューニングでの演奏機会が多いなら、
それ用にテンション調整するのもおすすめ。

 半音下げチューニング:
  (6弦から)D#、G#、C#、F#、A#、D#

 全音下げチューニング:
  (6弦から)D、G、C、F、A、D


●ドロップDチューニング


 6弦のみ全音下げたチューニングです。
 (6弦から)D、A、D、G、B、E


●オープン・チューニング


 全て開放弦でジャラッと弾くと何かのコード
になるチューニング。多くの種類があります。

オープンG、オープンDなら開放弦はそれぞれ
コードG、コードDの響きになります。

スライドギター(ボトルネック)奏法などで多
用される「キーに特化した」チューニング。

オープンG(6弦と1弦を全音下げ)
 :(6弦から)D、A、D、G、B、D

オープンD(オープンGの3弦を半音下げ)
 :(6弦から)D、A、D、F#、A、D


●ナッシュビル・チューニング


 最後にちょっとユニークなものを。カントリ
ー・ミュージックで広まったチューニング。
3弦から6弦、または4弦から6弦を1オクターブ
高くチューニングします。

 オクターブが変わっても音の並びは同じなの
で、コード・フォームも通常と変わりません。

ただし、オクターブ高くする弦はプレーン弦
(1弦から3弦のような)に交換するのが通常。
 


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