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弦交換・メンテナンスガイド

01. 必要な道具の準備
●ニッパー  弦を切るときに使います。強度の弱いニッパーは刃こぼれするので、金網を切れるくらいの強度がおすすめですよ。
ニッパー
●オイル  指板をキレイにしつつ、潤いを与えるために使います。いわゆるスキンケアですね。 レモンオイルやオレンジオイルなどお好みで。フレット付近の手あかがよく落ちて気持ちいいです。
オイル
●ワインダー  「高速弦巻き器」ーーペグ(糸巻き)に装着して使います。なくても弦交換はできますが、これがあるのとないのとでは作業時間が雲泥の差ですよ。一つは持っておきたい便利ツールです。
ワインダー
●ペンチ  ペグに巻きついた古い弦を外すときに使います。素手でやると弦が刺さったりするので、ペンチを使ったほうが安全です。
ペンチ
●レンチ  ペグやジャックの緩みを締め直します。特にペグの六角ボルトは弦を外した時しか締められないのでついでに。
レンチ
●クロース  楽器用のクロースがおすすめです。タオルでも拭けますが、ほつれて引っかかりやすいのがイヤですね。
クロース
02. 古い弦を外す
●弦をゆるめる  〝でろんでろん″になるまでゆるめます。ニッパーで切っても弦がハネ返らず安全です。
ゆるめる
●弦を切る  弦を切ります。ニッパーの刃先でギターのボディーを傷つけないように注意しましょう。
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●弦をハズす(ブリッジ側)  ギターのボディーの背中側(ブリッジ・パーツの裏)から弦のボールエンド(球状の引っかかり)を抜きます。抜き忘れがあるとジャマになって新しい弦が差し込めません。
ブリッジ裏
●弦をハズす(ヘッド側)  ペグに巻きついた弦はペンチを使ってはずします。無理に引っ張ってペグがゆがんだりすると怖いので、クルクルと回しながらほどきましょう。
ハズすヘッド側
03. クリーニング etc.
●オイルをたらす  指板にオイルをたらしてティッシュで全体にのばしてヌルヌルにします。ティッシュに染みこませて塗っても良いですね。
たらす
●"ヒタヒタ" "ふきふき"  いわゆる"つけおき"のようにオイルでヒタヒタ状態で少し待ちます。汚れを浮かせつつ保湿するような。待ってるついでにボディーの乾拭きなどしちゃいましょう。
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●あちこち締める  レンチでネジ類を締め直します。締めすぎるのも良くないので「ギューッと」よりも「クッと」締めるイメージで。
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●さらに締める  使っているうち「ある弦のペグだけゆるゆる」で回してもリアクションが悪い、など起こりがちです。そんな時はペグ上部のネジをドライバーで締めます。ペグを回した時の硬さがどの弦も同じになるように調整します。 ※この作業はいつでもできます
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●拭きとる  ヒタヒタ状態にしていたオイルを拭きとります。ティッシュで円を描くように指板をお掃除します。ローズ指板(茶色〜黒色系)だと「オイルがほとんど吸い込まれて乾いていた」なんてことも。これは指板がかなり乾燥していた証拠、冬場のあるあるですね。
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●さらに拭きとる  手あかがたまりやすいフレットの「きわ」をしっかり拭きます。ティッシュでフレットをつまむように動かすとキレイになりますよ。
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04. 新しい弦を張る
●弦を挿しこむ  ストラト・タイプやテレキャス・タイプはボディーの背中側から通します。6本すべて通しておきましょう。
通す roppon.jpg
●弦を"余らせる"  安定したチューニングとテンション感(張りの強さ)を得るため、弦はペグに何周か巻きつけます。 そのため、ペグに弦を通す段階で、その「何周か」の分を逆算して余らせておきます。 まず"ピッ"と引っ張ってから4〜5センチくらい戻して「たわみ」を作りましょう。6弦や5弦は太くて、たくさんは巻きつけられないので、少し少なめに余らせるなど微調整すると良いです。
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●"2時まで"巻く  通した弦の先が"2時"の方向くらいまで巻きます。巻き方向に注意しましょう。ストラトやテレキャス・タイプは「反時計回り」が巻く方向です。
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●"Z型"を作る  巻いてる途中で弦が外れないように"Z型"に軽く折り目をつけます。
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(ステップ1) 親指と人さし指で弦をペグに押しつけるようにサンドウィッチします。
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(ステップ2) そのまま少しだけクリッと回転させると"Z型"で弦がペグに引っかかった状態になります。
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●"L字型"で手を工具代わりに  弦は上から下に向かって"らせん状"にスキマがないように巻きます。 "L字型"の親指はペグのそばで弦を押さえつけます。人さし指は弦を上に引っ張ってタルまないようにします。この2点セットをキープしたままペグを巻いていきます。巻きすぎて弦が切れるのは怖いので、なんらかの「音程」が聞こえてきたら巻くのをやめましょう。
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● "からげ結び"でさらに安心  1〜3弦は細くて"Z型"だけではハズレやすいので、"からげ結び"でさらに補強します。 (ステップ1) 弦の先を下にくぐらせて
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(ステップ2) くぐらせた弦を反対側に折り返すようにして結び目を作ります。キツくしすぎると弦がポッキリと折れてしまうので、軽めに結び目を作ります。これでちょっとやそっとでは外れません。
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●テンション・サドルがあるなら  弦に角度をつけるための「テンションサドル」があるなら下をくぐらせましょう。「すぐにチューニングがズレる」のは、これを忘れてるせいかも。
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●余った弦は切っておく  弦を巻き終わったら、"ぴろっ"と余ってる弦の先は切ってしまいましょう。1本終わるごとに切っておけば、次の弦の作業がやりやすいです。
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05. レスポール・タイプの注意点
●ペグの向き  レスポール・タイプでは1〜3弦のペグが逆さに付いてます。その3本については"Z型"も"L字型"も"からげ結び"も全て反対向きにします。ストラトやテレキャスとは使う手も逆になります。ペグの巻き方向も「時計回り」にします。 ※6〜4弦はストラトやテレキャスと同じです
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●テール・ピース  レスポール・タイプはブリッジ部分にテール・ピースと呼ばれる取り外しできるパーツがあります。  テール・ピースは弦を張ることで固定される仕組みなので、古い弦を切るとハズレます。
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 新しい弦を6本ともテール・ピースに通してから元のように装着しましょう。
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●ブリッジ  ブリッジも弦がないとハズレるパーツです。ハズす必要はないですが、もし"ポロッ"と落ちて「向きがわからない(汗)」となったら、弦を乗せる溝の幅を見ましょう。6弦側は1弦側よりも幅が広いですよ。
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06. アコースティック・ギターの場合
●ブリッジ・ピン  アコースティック・ギターは、差しこんだ弦をブリッジ・ピン(以下ピン)という部品で上から押さえつけるように固定しています。古い弦をハズすときは、このピンを抜きます。専用のピン抜きもありますが、ワインダーにある「くぼみ」がピン抜きになっているので兼用できます。
ピン抜き
 写真のように、ワインダーのくぼみ部分をピンの下に差しこんで、テコの要領ですくいあげます。
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●ピンの固定  ピンには弦を通す溝があります。弦の先がヘッド側に向かう角度(=溝がヘッド側を向く)で弦と一緒にピンを差しこみます。 ピンを軽く押さえながら弦を軽く引っ張ると"コリッ"という独特の手ごたえがあるはず。あらかじめボールエンドの近くをペンチで軽く曲げておくのもコツです。ピンをしっかり押しこむときは素手よりも ギタークロースなどを使えば手も痛くならないし、ギターを傷つける心配もありません。 弦を巻いたときにピンが飛び出てきた場合は、弦のボールエンドがピンの底に引っかかっているので、ボールエンドの位置を微調整してリトライしましょう。その他の作業はエレキと同じように。
溝の向き