オハ35系●スハ42
2010年 1月23日更新

国鉄客車・スハ42 (公式側) 国鉄客車 スハ42(公式側)

 スハ42は1948〜1950年の短期間に少数製作された、 オハ35系からスハ43系への過渡的存在と言える形式だ。
 車体はオハフ33戦後型と同じ、通称「キノコ折妻」だが、 台車はウィングバネ式鋳鋼製台車枠のTR40に変わっている。 TR40の外観は、スハ43系でお馴染みTR47に酷似するも、 枕バネがTR23やTR34を踏襲した4連であるところが相違点である。
 このグループには当初、緩急車のスハフ41も存在したが、こちらは早々に1等寝台車との台車振り替えで、 全車がオハフ33に編入されて形式消滅している。
 本形式は前述のように35系から43系への過渡期にあるが、 車体外観や、スハフ41がオハフ33へ編入された経緯を勘案して、 当WEBサイトでは35系として括らせて頂いた。

スハ42 2018 (1984年 3月 2日 富山駅)
スハ42 2018 新ナオ
富山発 直江津行き 237レ
1984年 3月 2日 富山駅
 屋根がキャンバス張りの2018号。
 富山から新潟方面へ向かう客車列車には直江津区の客車も充当されていた。
 比較的古い形式にあたるスハ42ながら、近代化改装されて床下の水槽もFRP製に換装されていた。
スハ42 62 (1984年 3月15日 米子駅)
スハ42 62 福フチ
浜田発 福知山行き 544レ
1984年 3月15日 米子駅
 屋根は鋼板張りですっきりしているものの、ぶどう色の未更新車である。
 オリジナルのトイレ窓や、キノコ折妻の車体も鈍重さをよく醸している。
 窓越しにぼんやりと見えるニス塗り座席に、かつての「鈍行」の郷愁が漂う。
スハ42 76 (1986年 3月12日 福知山駅)
スハ42 76 福フチ
(留置車両)
1986年 3月12日 福知山駅
 近代化改装を受けて青色車体となった76号。
 キノコ折妻の車体では古臭さは拭えないものの、キャンバス押さえの無い明るい色調の鋼板屋根、 アルミサッシの客用窓にHゴム支持の便・洗面所窓、FRP製水槽への換装と、 ここまで手を入れればイメージは相応に軽快になる。
 ただ、既に旧型客車全廃直前ということもあり、客用ドアの窓ガラスは失われたままになっていた。
スハ42 94 (1985年 2月 9日 米子駅)
スハ42 94 福フチ
浜田発 福知山行き 544レ
1985年 2月 9日 米子駅
 ぶどう色の未更新車体に加えて、キャンバス張りの屋根、 二段雨樋が廻り込んだ妻板など、前出の76号とは対照的に無骨さを追求したような形態の94号。
 客用ドアも木製タイプだが窓位置は高く、デッキの立ち客に配慮した実用本位の仕様なのにも趣が感じられる。

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