ナハ10系●オロネ10
2008年10月18日更新

 昭和31年に10系3等寝台車が就役すると、今度は2等寝台車の陳腐化が顕著になった。 オロネ10は、この2等寝台車の体質改善を目的として、 昭和33年に登場した20系の2等寝台車である、ナロネ21をベースに一般型客車として開発された。
 基本的な構成はナロネ21と同等であるものの、 自車で賄わざるを得ない冷房用電源確保のために、床下にディーゼル発電セットを装備していて、 これによる自重増加でオ級を名乗ることとなった。
 車体外観はデッキ周りが一般型客車のそれになった以外はナロネ21そのものに見えるが、 実際は上段寝台用の小窓の配置が微妙に異なっている。
 本車は新幹線の延伸に伴う夜行列車の整理と共にその数を減らし、 一般型客車による優等列車が事実上廃止された昭和57(1982)年改正を機に使途を失うこととなった。
 ここに紹介するのは急行きたぐにが10系寝台車で組成されていた頃に、 唯一撮影することができたオロネ10 2067である。

オロネ10 2067 (1982年10月17日 大阪駅)
オロネ10 2067 大ミハ
青森発 大阪行き 急行きたぐに
( 寝台車連結は新潟〜大阪間 )
1982年10月17日 大阪駅
 大阪駅に到着して宮原への回送を待つ急行"きたぐに"に組み込まれたオロネ10。
 オロネ10の車体外観は、前後に連結されたオハネフ12とは大きく異なり、 20系の流れを汲む優雅な曲線が特徴だった。

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