『アンダーグラウンド』 コートニー・パイン(ss,ts etc) 1997 |
イギリスの黒人サックス奏者C・パインをフューチャーしたコンテンポラリー・ジャズ・アルバム。ジャズとヒップ・ホップ、もしくはデジタルとアナログを融合した快作。「モダン・デイ・ジャズ」の演奏が特にクールで印象的! |
『モーター・シティ・シーン』 ペッパー・アダムス(bs) 1960 |
デトロイト出身のミュージシャンが一同に会してレコーディングした、軽快なナンバーとバラードがバランスよく散りばめられたご機嫌なアーバン・ナイトにピッタリのアルバム!K・バレルのギター中心にした「トリオ」がお薦め! |
『Soul Grooves』 ポール・ボーレンバック(g) Challenge 1998 |
ロック風味の感性と抜群のハーモニーで魅了するP・ボーレンバックのギターはJ・デフランセスコのオルガンとベスト・マッチだ!「ブルース・フォー・ジョー・D」と「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」が軽快でノリノリ!! |
『ニュークス・タイム』 ソニー・ロリンズ(ts) Blue Note 1957 |
S・ロリンズが弾けてる!D・ワトキンスも弾んでる!W・ケリーもP・J・ジョーンズもノリノリ!ブルー基調のジャケットも超イカシテル。「チューン・アップ」から快調に疾走しているドライブ感がいい。 |
『ウォーキング・イン・スペース』 クィンシー・ジョーンズ(cond) CTI 1969 |
当時のコンテンポラリー・ミュージック・シーンを代表するミュージシャンを一同に集結させて作られたQ・ジョーンズの豪華絢爛なアルバム。B・ゴルソンの代表作ともいえる女性コーラスが印象的な「キラー・ジョー」がお薦め! |
『ルーヴェンゾリの野犬』 バルネ・ウィラン(ts) Ida 1988 |
トラディショナルやラテン・ナンバーを散りばめた選曲で構成された好盤。どの曲もリズム隊がしっかりサポートしていて聴かせるが、ミディアム・テンポの「ポインシアナ」がすこぶる心地よい。 |
『ビヨンド・ザ・ブルー・バード』 トミー・フラナガン(p) Alfa 1990 |
T・フラナガンのリードアルバムで、かつ朋友K・バレルのシャープなギターが冴えわたるグッドなアルバム。特にチャーリー・パーカーのブルース曲「バルバドス」がお気に入り! |
『ア・ラブ・ストーリー』 マンハッタン・トリニティー+1 M&I 1998 |
サイラス・チェスナットを中心に結成されたスペシャル・プロジェクト・シリーズ3作目のアルバム。若手ナンバーワンのE・アレキサンダーのテナー・サックスがハード・ボイルドな「エブリスイング・マスト・チェンジ」が秀逸。 |
『想い出のサン・ロレンツォ』 パット・メセニー(g) ECM 1978 |
個性的な活動をしてきたメンバーのP・メセニー・グループとしての処女作。運命的な出会いを捉えた記念碑的作品。オープニングのタイトル曲「想い出のサン・ロレンツォ」のリズムがゴルフ・スウィングとベスト・マッチだ! |
『カーマ』 ロビン・ユーバンクス(tb) Bamboo 1991 |
ユーバンクス兄弟の兄貴が3枚目のリーダー作で、曲想がちゃんこ鍋ごった煮状態のアルバム。唯一B・マルサリスのテナーやリニー・ロスネスのピアノがJazzyでいかしてる「リメンバー・ホェン」の締めで良し。 |
『ワールド・オブ・ピアノ』 フィニアス・ニューボーンJr.(p) Victer 1961 |
天才肌でありあまる華麗なテクニックをふんだんに披露したF・ニューボーンの最高傑作アルバム。「ダホード」と「マンテカ」は湧き上るハード・ボイルド・フレーズでなかなか御洒落だ。 |
『アス・スリー』 ホレス・パーラン(p) Blue Note 1960 |
疾走感と躍動感溢れるイントロからいきなりそそられ、そのままアーシーで真っ黒なピアノに酔いしれる。オープニングのタイトル曲「アス・スリー」からエンディングまでずっと興奮状態の最強トリオ! |
『スティル・ウォーム』 ジョン・スコフィールド(g) Gramavision 1985 |
アルバムごとに多彩なコンセプトを主張して、独特な演奏スタイルでファンを魅了するハード・ファンクの傑作!S・スワロウがプロデュース。「スティル・ウォーム」は真冬の夜長にピッタリの曲。 |
『REVELATION』 サイラス・チェスナット(p) Atlantic 1993 |
カウント・ベイシーを思わせる巨漢のジャズ・ピアニスト、S・チェスナットのピアノ・トリオ盤。軽快さと繊細さをゴージャスに散りばめたナンバーはどれも聴き応え十分だが、特に「Macdaddy」の疾走感が心地よい! |
『スワロウ』 スティーブ・スワロウ(b) XtraWATT 1992 |
哲学者的風貌のエレクトリック・ベーシストであるS・スワロウが全てオリジナルで構成したリーダー作。サンバ、ボサ・ノヴァからファンクまでちりばめられた軽快なナンバーの中でも、「ドゥーイン・イット・スロウ」が一押し! |
『It’s All Right!』 ウィントン・ケリー(p) Verve 1964 |
トリオといいながら、キャンディッドのパーカッションが粋なリズムを奏でる。後半に進むごとにリズミカル&スピーディ、軽快なナンバーに進化していく。K・バレルのギターと「ノット・ア・ティア」と「オン・ザ・トレイル」がお薦め! |
『34th N LEX』 ランディ・ブレッカー(tp) ESC Records 2003 |
どうもアルバム・タイトルは、マンハッタンにある自宅住所と番地らしい。まさしく都会の狭間を疾走しているような、アダム・ロジャースのギターが冴える!特に「Shanghigh」がイカシてる!! |
『Cアダレィ・Q・イン・シカゴ』 キャノンボール・アダレイ(as) Mercury 1959 |
ほぼマイルス・コンボと同一メンバーで演奏された緊迫のひと時。どうしてここまで大都会の喧騒を完全かつ最高に奏でられるのか、ただただ感動!オープニングの「ライムハウス・ブルース」からノリノリだ! |
『カインド・オブ・ブルー』 マイルス・デイビス(tp) SEM Records 1959 |
ハードボイルドな都会の静寂さを見事に演出したマイルスの最高傑作!!!今宵は「ソー・ホワット」か「ブルー・イン・グリーン」のどちらを選曲するか、大いに悩むところ。 |
『Freedom In
The Groove』 ジョシュア・レッドマン(ts
as ss) Warner Bros Records 1996 |
若手最有望サックス奏者ジョシュア・レッドマンのリード・アルバム。若さの息吹を感じる演奏がクールで御洒落。同じピーターという名のギターとピアノのコラボが都会的な「ストリームス・オブ・コンシャスネス」が気持ちいい! |
『セントラル・パーク・ノース』 サド・ジョーンズ(frh)& メル・ルイス(ds) Capital 1969 |
近代ビッグバンドの最高峰といわれた傑作アルバム。中でも「クワイエチュード」では、ローランド・ハナのピアノが優雅に奏でられて、古き良き時代のマンハッタンを再現したような名演奏に、思わずウットリ。 |
『Return Of
The Brecker Brothers』 ランディ・ブレッカー(tp)& マイケル・ブレッカー(ts) GRP 1992 |
90年代に入って再結成されたブレッカーズが、未来に向けて疾走した嬉しいアルバム!ニューヨークの喧騒と無言をイメージしたような「ビッグ・アイディア」と「オン・ザ・バックサイド」がマイ・お気に入り!! |
『ヨーロピアン・クィンテット』 ジェシ・ヴァン・ルーラー(g) Blue Music 1996 |
ギターの持つ躍動感と疾走感を最大限に引き出した演奏で聴衆を魅了する若きオランダの貴公子。自作のオープニング「デビッツン・クレディット」からピアノとともに快調に疾走している!ライト・ブルーのジャケットもGood!! |
『アット・ザ・ジャズ・ワークショップ』 バリー・ハリス(p) 1960 |
バド・パウエルの直系といわれるほど傾倒し、チャーリー・パーカーのコンセプションを徹底的に学んだB・ハリスの名盤!ビ・バップの名手が織り成すスタンダード・ナンバー「Star Eyes」を快演。 |
『Sax-A-Go-Go』 キャンディ・ダルファー(as) BMG 1993 |
アルバムの全てを言い表わしたようなタイトル!とても女性とは思えないようなファンキー&タイトなサックスを奏でるクール・ビューティなセクシィ・ガール!!超有名な「ピック・アップ・ザ・ピーシズ」でカッコよく締め!!! |
『ライブ・アット・タウンホール』 ジーン・ハリス(p) King Records 1989 |
都会的でブルージーなピアノを奏でるジーン・ハリスがリーダーのビッグバンドの粋なアルバム。華麗なホーン・セクションもいいが、J・ハリスのピアノとH・エリスのギターのアンサンブルが光る「シリアス・グリース」がいい。 |
『オール・ナイト・ロング』 The Prestige All
Stars Prestige 1956 |
「オール・デイ・ロング」「オール・モーニング・ロング」と並び称せられたハード・バッパーの3部作ジャム・セッション・シリーズ!50年代を代表するモダン・ジャズの醍醐味溢れるアルバムとしても有名。全てが推薦曲!! |
『Everything
Is Changed』 Kirk Lightsey(p) SunnySide 1986 |
個性的なピアノ・タッチとスキン・ヘッドが目立つわりには地味なピアニスト。D・ゴードン・カルテットでも重要な働きをした、知的で器用な男の佳作。ジェリー・ゴンザレスをフューチャーしたタイトル曲がリリシズム満載で粋! |
『テイク・ダブル』 C・テリー&J・ファディス(tp,flh) Philips 1986 |
TVコマーシャルでも頻繁に流れたテーマ曲も入っている、プロペラ機のジャケットでも御馴染みのアルバム。C・テリーとJ・ファディスという新旧世代のダブル・ホーンが軽快に奏でる「ストレート・アップ」でテイク・オフ! |
『Live! At The
Montreux Festival』 モンティ・アレキサンダー(p) 1977 |
ジャマイカンの陽気な血が騒ぐ、畳み掛けるような演奏で、聴衆を魅了するM・アレキサンダーの快作。オリジナル曲の美しさを残しながらジャマイカ風香料を利かせた「サテン・ドール」が美味しい! |
『ブルースの真実』 オリヴァー・ネルソン(as,ts) Impulse! 1961 |
ネルソンのアレンジャーとしての実力を遺憾なく発揮した名盤中の名盤!冒頭の曲では全てのソロが絶品!!しかし、ビル・エヴァンスが奏でる「ヤーニン」(憧れ)のピアノ・ソロが超素晴らしい!!! |
『ソウルヴィル』 ベン・ウェブスター(ts) Verve 1957 |
脂の乗り切った骨太の堂々たる演奏が印象的なウェブスターの代表作。荒々しいアップテンポの曲も聴き応えがあるが、サブトーンを存分に活かしたバラード曲もお薦め。特に「恋人よ我に帰れ」がヨイ。 |
『ザ・ワイルドマン』 ボビー・エンリケス(p) Crescendo 1981 |
発作的ともいえる超技巧派野人鍵盤奏者のワイルドな世界を堪能できるアルバム。軽快かつロマンティックな曲想の「イェロー・デイズ」「ボサ・フィラデルフィア」が野人らしからぬオシャレなナンバー。 |
『ニューヨーク・シーン』 ベニー・ゴルソン(ts) Contemporary 1957 |
オープニングの「サムシング・イン・Bフラット」からいきなり大都会の壮大な景観に飲み込まれてしまいそう。そんな圧倒的なイメージと洗練された曲に酔いしれて都会の夜長を満喫できる一枚。 |
『ラウンド・アバウト・ミッドナイト・アット・ザ・カフェ・ボヘミア』 ケニー・ドーハム(tp) Blue Note 1956 |
世界の地名を冠した曲の数々が集められたエキゾチックなアルバム。なかでも、ドーハムのペットとバレルのギターが軽快に絡む「メキシコ・シティ」がピカイチ! |
『Manhattan
Melodies』 Eric Reed(p) GRP 1998 |
これまたニューヨークを代表するジャズ・ピアニストの新星エリック・リードのアルバム。ニューヨークやマンハッタンをテーマとした名曲を散りばめた快作。メドレーの「NYC MEDLEY:AUTUMN IN NEW YORK」がご機嫌な曲だ! |
『7th Ave
Stroll』 Mark Whitfield(g) Verve 1995 |
ジャズ・ギターの王道を行く若きスター・プレーヤー。ストレートにスイングしながら、テクニックや精度もさることながらすこぶる爽快なアルバムだ。なかでも冒頭の「ワシントン・スクェア・サラフェア」が緊迫感溢れる演奏だぁ!! |
『ハイ・ファイ・アップタウン』 デューク・エリントン(leader) Sony Records 1952 |
「A列車で行こう」は勿論エリントン楽団のあまりに有名なテーマだが、「パーディド」は今日でも必ずセッションで取り上げられるスタンダード・ナンバー!見事なアンサンブルに乾杯!! |
『ダウン・ホーム』 ズート・シムズ(ts) 1960 |
クールな感覚だけでなく、じつにホットな演奏も展開する名手ズート・シムズの代表作。デイブ・マッケナのピアノもすこぶる軽快な「ゼアル・ビ・サム・チェンジズ・メイド」がお薦め! |
『イン・パーソン』 ボビー・ティモンズ(p) 1961 |
ジャズ・メッセンジャーズから独立して、ボビー自らがピアノ・トリオを結成した第一作!名曲もいいが、何度聴いても、さまざまなテイクもまたいいのが「ダット・デア」!!アーシーさが最高!!! |
『ページ・ワン』 ジョー・ヘンダーソン(ts) Blue Note 1963 |
有名なスタンダードより自作したオリジナルが素晴らしい!ブルーノートのっジャケットはいつもかっこいい!!特に4曲目の「リコーダ・ミー」が軽快で日曜の午前中に聴きたい!!! |
『ザ・リトル・ジャイアント』 ジョニー・グリフィン(ts) 1959 |
スキャットマン・ジョンを連想させるようなサングラスと鼻毛が覗けそうな大きな鼻穴が印象的なジャケット。ワンホーンの多いジョニー・グリフィンには珍しく3管編成で最初から「オリーブ・リフレクションズ」で乗り乗り! |
『ゴー』 ポール・チェンバース(b) Vee Jay 1959 |
マイルス・コンボの中心的メンバーで演奏された癒し系アルバム。勿論チェンバースのリズミカルで重厚なベースが聴き応えタップリ!中でも元祖ウォーキング・ベースを満喫できる「ゼア・イズ・ノー・グレイター・ラブ」が軽快!!! |
『ゴット・ア・グッド・シング・ゴーイン』 ビッグ・ジョン・パットン(org) Blue Note 1966 |
ジョン・パットンの黒いグルーブ・オルガンとグラント・グリーンのファンキー・ギターが見事に融合して、アーシーでスリリングな仕上がりとなったアルバム。「ザ・ヨーデル」からジャケットの御姉さんもノリノリでダンス!ダンス! |
『メキシコの思い出』 チャールス・ミンガス(b) RCA 1957 |
チャールス・ミンガスがメキシコ・ティファナの印象を豊かに綴った魅力的な名曲の数々。聴く者に色彩豊かな情景を想像させる効果的かつ華麗な演奏で、オープニングの「ディジー・ムード」からテキーラを満喫した気分! |
『ザ・チャンプ』 ジミー・スミス(org) Blue Note 1956 |
バド・パウエルのピアノに匹敵するとも、オルガンのチャーリー・パーカーともいわれ、のちにブルー・ノートのドル箱といわれたジミー・スミスの名演盤。ディジー・ガレスピー作の「ザ・チャンプ」がやはり最高の演奏! |
『V.S.O.P』 ハービー・ハンコック(p) Sony 1977 |
ニューポート・ジャズ・フェスティバルで組まれたH・ハンコックの代表的なグループによるライブ盤。「ハング・アップ・ユア・ハング・アップス」と「スパイダー」が超ファンキーでカッコいい! |
『ザ・ポピュラー』 デューク・エリントン(p) RCA 1966 |
常に高水準の演奏で聴衆を圧倒したバンマスであり、御大でもあるD・エリントンが珍しくピアノを奏でた名盤。やはりエリントン楽団のオープニング・テーマは「Take The ”A“ Train」に限る! |
『ワトキンス・アット・ラージ』 ダグ・ワトキンス(b) Transition 1956 |
S・ロリンズの「サキコロ」での名演奏で有名なダグ・ワトキンスのリーダー作。K・バレルが『ナイト・ライツ』でも演奏していた「フナッピ」でのベース・ソロはまるで唸るようで豪快そのもの! |
『ナイト・ライツ』 ジェリー・マリガン(bs) マーキュリー 1963 |
都会の夜闇を思わせるクール・トーンは演奏者ジェリー・マリガンが奏でるBSの音色。この音色が彼にとってJAZZの最適なもの。某FM放送のテーマ曲として使われた「プレリュード・ホ短調」をいつも愛聴している。 |
『ゼム・ダーティ・ブルース』 キャノンボール・アダレイ(as) リヴァーサイド 1960 |
キャノンボールのレギュラー・クィンテットによるスタジオ録音の第一作。選曲が素晴らしく、これからファンキー路線をまっしぐら!デューク・ピアソンの名作「ジーニー」が軽快なナンバー。 |
『忍びよる恋』 スティーブ・キューン(p) Venus 1998 |
嘗てよりずっと穏やかな演奏を聴かせるようになってきたS.キューンのトリオ盤。ちょっと艶かしいジャケットが御洒落。お薦めはD.エリントン作の「キスへのプレリュード」が軽快でいかしている。 |
『イースト!』 パット・マルティーノ(g) Prestige 1968 |
東洋的なメロディーを奏でるP.マルティーノの超絶技作品。誰も真似出来ない絶妙に操る技はまさしく神憑り。エディ・グリーンのピアノもノリノリで、巧みなドライブ感溢れる「クローズ・ユア・アイズ」にスッカリ酔いしれる。 |
『ニューヨーク・ロマンス』 バルネ・ウィラン(ts) Venus 1994 |
仏蘭西のテナー・サックス奏者バルネ・ウィランが男らしくも切ない音色で奏でる名曲の数々。録音も新しいが何といってもヴァン・ゲルダー・スタジオが懐かしい。ケニー・バロンのピアノも軽快な「ブルース・ウォーク」が粋。 |
『ブルースエット』 カーティス・フラー(tb) 1959 |
カーティス・フラーの朴訥としたブルース・フィーリング溢れる演奏で人気の高いハード・バップ屈指の名盤。ベニ―・ゴルソン作の「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」はあまりにも有名な人気ナンバー。 |
『マックス・ローチ+4』 マックス・ローチ(ds) EmArcy 1956 |
ジャズ史上に残るクリフォード・ブラウンとのローチ・クィンテットのコンセプトを引継いだ新生グループの第一作。「エズ・セティックス」でソニー・ロリンズも自画自賛したという名演に酔いしれよう。 |
『スイング・スワング・スインギン』 ジャッキー・マクリーン(as) Blue Note 1959 |
独特の音色とアドリブを展開して、有名なスタンダードを奏でるワン・ホーン・アルバム。パーカーの名演で有名な「アイ・リメンバー・ユー」を見事にマクリーン節で好演。 |
『ダイアルJ.J.5』 J.J.ジョンソン(tb) Sony 1957 |
JAZZ界におけるトロンボーンの第一人者として不動の地位にあるJ・J・ジョンソンにとって最も評価の高いアルバム。リズム・セクション・メンバーの充実ぶりにも特に注目。先ずは「ティー・ポット」からスタート。 |
『グルービー』 レッド・ガーランド(p) Prestige 1957 |
レッド・ガーランドの数多いアルバムの中で傑作として挙げられる名盤。タイトル通りの小気味よいグルービーな乗りとリラックスした歌心を聴かせてくれる冒頭のD・エリントン作「C・ジャム・ブルース」がお薦め。 |
『サイドワインダー』 リー・モーガン(tp) Blue Note 1963 |
ハード・バップ時代の象徴ともいえるリー・モーガンの大ヒットアルバム。ビートもさることながら、モーガンやJ・ヘンダ―ソンの豪快なブロウがカッコいい。何といっても超有名な表題曲「サイドワインダー」が聴きもの。 |
『フル・ハウス』 ウェス・モンゴメリー(g) 1962 |
東海岸のプレイヤーが西海岸の聴衆で埋まったコーヒー・ハウスで熱く繰広げたライブ録音。ギターもハード・バップすることを神技的な演奏で証明してみせた名盤。臨場感溢れる「ブルーン・ブギ」がとにかく御機嫌。 |
『ゴー』 デクスター・ゴードン(ts) Blue Note 1963 |
活躍が期待されながら麻薬で半ば引退状態からカムバック。スケールの大きい演奏で快進撃を開始した録音がこのアルバム。何といっても冒頭の「チーズ・ケーキ」が最高にカッコいい。 |
『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』 マイルス・デイビス(tp) Sony 1956 |
飽くなき探究心と創造力でジャズ界に君臨した帝王マイルスが強烈なリリシズムを端的に発揮した演奏の数々。表題曲「ラウンド・ミッドナイト」が都会の静寂した美しさの極みを見事表現! |
『クール・ストラッィティン』 ソニー・クラーク(p) Blue Note 1958 |
演奏は勿論、ジャケットの気取って闊歩する女性の足元が粋でとても印象的。これぞハード・バップ時代を代表する熱き演奏!先ずはオープニング・チューンの「クール・ストラッティン」で軽快に闊歩。
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『ブルー・トレイン』 ジョン・コルトレーン(ts) Blue Note 1957 |
プレスティッジ・レコードと専属契約を結んだばかりのコルトレーンがブルーノートに残した唯一のリーダー・アルバム。リヴァ-サイド・レコード所属のケニ-・ドリューも駆り出されて登場して、「ブルー・トレイン」は出発進行!
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『6ピーシーズ・オブ・シルバー』 ホレス・シルバー(p) Blue Note 1956 |
ブルーノートの顔とも言うべきシルバーがジャズ・メッセンジャーズを離れ、新たなグループを結成して再出発した記念盤。お薦めは何といってもあの大ヒット・チューンの「セニョール・ブルース」。
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『ジス・タイム・バイ・ベイシー』 カウント・ベイシー(p,cond) Reprise 1963 |
ビッグ・バンドの大御所であるベイシー楽団が、クィンシー・ジョーンズのモダンで粋な編曲を取り入れて、お馴染みのポップ・ナンバーばかりをダイナミックな迫力で快演!「わが心のサン・フランシスコ」に惚れ惚れ。
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『ウィズ・ストリングス』 クリフォード・ブラウン(tp) Emarcy 1955 |
どの曲もブラウニーの卓越した歌心たっぷりで、ジャズ的な創造性を存分に味わえるアルバム。どれも素晴らしくロマン溢れる演奏だが、名曲「ホワッツ・ニュー」が何といっても秀逸。
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『ザ・キャット』 トミー・フラナガン(p) Prestige 1957 |
プレスティッジ・オールスターズ・セッションともいえるアルバムだが、実質的にはフラナガンがリーダー。どの曲をとっても心弾むが、フラナガンの代表作である「エクリプソ」がご機嫌なナンバー。
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『ブルー・ライツ』 ケニー・バレル(g) Blue Note 1958 |
都会的でスマートな感性でギターを奏でるバレルは、ハイテンポでファンキーなナンバーがいい。今宵も軽快に「フィナップ」から耳を傾けてみるとしよう。アンディ・ウォーホールのカバー・デザインも粋!
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『サキソフォン・コロッサス』 ソニー・ロリンズ(ts) Prestige 1956 |
言わすと知れたジャズ史上不朽の名作、金字塔と謳われ、どの曲を聴いてもハード・バップのバイブルと呼ぶに相応しいアルバム。なかでもカリプソのリズムに乗ったテーマの「セント・トーマス」が超有名。
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