非定型抗酸菌症

ここは自分なりに調べた非定型抗酸菌症のについての事など記載します
専門家ではなく本やネットで得た情報を自分なりにまとめたものです。



非定型抗酸菌て?
抗酸菌には「結核菌」「ライ菌」が有名な菌ですそれ以外の抗酸菌(60種類以上)
を、総称して「非定型抗酸菌」症と呼ばれるそうです。

非定型抗酸菌は、土壌・水等の自然環境で生息しており、人は日常生活で吸い込んだ
り飲み込んだりしていると思われているそうです。
日本での非定型抗酸菌症の原因菌には

M.avium菌・M.intracellulare菌
 *M.aviumやM.intracellulareは症状が似ているのでM.avium菌・M.intracellulare菌
  複合体M.avium - M.intracellulare complex略してMAC症と呼ばれてます。
M.kansasii菌
日本ではMAC症70%・M.kansasii症20%で3種類で、ほぼ90%を占めてます。

それ以外の稀少菌として
M.fortuitum菌・M.abscessus菌・M.chelonae菌・M.szulgai菌・M.xenopi菌
M.scrofulaceum菌・M.marinum菌・M.nonchromogenicum菌等です。

実際にはこれらの菌は下記のような分類に別れます。

菌─┬─定型抗酸菌─結核菌
  |
  └─非定型抗酸菌─┬─遅速発育菌─┬──T─
M.kansasii菌
           |       |
           |       ├──U─M.marinum菌
           |       |    M.scrofulaceum菌
           |       |    M.gordonae菌
           |       |
           |       └──V─M.avium菌
           |            M.intracellulare菌
           |            M.szulgai菌
           |            M.xenopi菌
           |            M.nonchromogenicum菌
           |
           └─迅速発育菌────W─M.fortuitum菌
                        M.abscessus菌
                        M.chelonae菌

非定型抗酸菌症の発症
1次感染のタイプ
 理由等不明ですが、何だかの原因で感染発病するケースです。

2次感染のタイプ
 肺結核の病巣の残りや、気管支拡張症等の肺疾患、IHV等の免疫抵抗性
 が低下しケース等です。

 僕は、1次感染のタイプと言われました。

非定型抗酸菌症は、日和見感染と言われてます。
人から人への感染はまず無いそうです。

最近は非定型抗酸菌症と呼ばず非結核性抗酸菌症(NTM症)と呼ぶのが世界的に一般
名称となってます。

発症部位は肺・呼吸器が一番多いですが
慢性肺感染症(9割)、骨、関節等、局所リンパ節炎、全身播腫型感染症
近年HIV感染者の感染が問題にされており、治療方法の研究がされている見たいです
日本では2000年に承認販売開始したAZM(アジスロマイシン)はHIV感染者のMAC症
治療薬として明記された見たいです。



非定型抗酸菌症の治療方法。
この病気になった人がよく言われる言葉は「治療が難しい」「治療困難」等です。
ただ治癒出来ますと言われるM.kansasii症も実際は、治癒が期待出来る見解が正し
いみたいでです。
また、最近増加傾向にあるその他、稀少菌も実際の所数多くのデータが無いため、
過去のデータ等で有効とされる薬剤を使い治療を行います。

個人的には、今後、治療方法の研究が進めば良いと思いますが。
儲からないから、非定型抗酸菌症の治療薬等が誕生しない、研究も進まない等の多
くの問題があると聞きます。
本当に良い治療方法が見つかると良いのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・

内科的治療
抗結核薬のみか、抗結核薬+一般抗菌剤の組み合わせで行う治療が殆どです。
加療期間は12ヶ月〜18ヶ月程で、加療終了後1年〜5年は経過観察が続きます。
但し、治療中に排菌が止まったり、培養が陰性になっても自分で勝手に治療中断し
たり薬を貰っても飲まずに棄てる等しない事が大事です。
結核もそうですが非定型抗酸菌でも再発→治療の繰り返しは薬剤耐性等危険がある
ので主治医とよく相談して指示に従った服薬をしましょう。

当然患者側も医師に副作用等があれば、受診時に報告する、異常があれば病院に行く
等して主治医と上手く付き合いながら治療する気持ちも大事です。

外科的治療
内科的治療で思わしくない時等、病巣が片肺に局限し肺機能等手術条件を満たす事
等の幾つもの条件を満たす場合に手術も治療法に入ります。
適応となる症例は少ないようです。


まあ、要するにまだ、世界中で研究中ですが
結核の親戚なので、基本は抗結核薬を中心に3〜4種類の薬を使う多剤療法が
現在一般的な治療法みたいです。
僕が調べた限り現在非定型抗酸菌症に確実に効く薬はない見たいです。

僕の個人的に思う事ですが。
非定型抗酸菌症と言っても菌によりその治療期間は異なります。
まず焦らず、免疫力を落とさずに、主治医と根気強く治療する事が良いのかもし
れません。
また、抗結核薬等治療に使う薬は長期間使用します。
その間に、他の病院等に急に事態が発生した場合はその病院のDrに必ず飲んで
いる事を告げる方が良いです。
内科だけでなく他科で処方される薬と混ぜると重篤な副作用等を引き起こす事も
あるそうなので自分の飲んでいる薬剤名等は覚えておく方が良いです。
また、治療終了後も定期的な検査等しながら、薬や医者だけでなく自分から日々
の生活で免疫力を落とさない生活に注意する等して再発しないようにする事が大
事と思います。
病気て医者まかせじゃなく患者も生活に注意しまた主治医とよく相談する事等が
大事と治療を通して知る事が出来ました。

これから治療開始の方、治療中の方、また治療終了して日々生活を過ごしてる方

頑張りましょう!!