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6月16日

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志賀高原の大沼池は美しい青色をしています

また、山に囲まれた窪地にあるためか、

風もあまり吹かず、水面はとても穏やかです。

しばらく池を観察していると、

水面からまったく波紋がなくなって、

鏡面のようになる瞬間がしばしばあり、

このとき、水面の青さが最も際立ち、美しく、

時間が止まったようで、神秘的ですらあります。

 

この非現実的な“青さ”の理由は、

水に硫化銅が多く含まれているためで

強酸性ゆえに、生物は生存できないそうです。

 

目には美しくても、実質は“死の池”という姿が

現代の視覚優先の社会への警鐘のように

感じられてしまうのは、私だけでしょうか。

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