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7月21日
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芸大美術館で開催中の「金刀比羅宮 書院の美」展を観てきました。その作品と展示内容は素晴らしいものでした。

今回の金刀比羅宮の障壁画の、特に岸岱という画家(私も知りませんでした)の作品の方向性と質の高さは私を驚かせました。

酒井抱一と同時代の画家で、同じように宗達や光琳の作品をよく研究したうえで創作に取り組んでいながら

抱一とは異なる展開を試みた作品に触れられ、感慨ひとしおです。

展覧会を鑑賞しながら、私が花鳥画に可能性を見出せそうと感じたのは京都妙心寺天球院の狩野山雪の障壁画に

共感したからだったなぁということなどを思い出しました。

しかし、目標にしたいようなすぐれた作品との出会い、すなわち尊敬できる人の姿との新しい出会いは嬉しいものですね。

(お詫びと訂正:始め、金刀比羅宮の障壁画を岸岱が描いたのは40歳と書きましたが、59歳の勘違いでした。すみません。)