12月17日

姉歯氏の構造計算書偽造行為は

許されることではありませんが、

彼には人間くささを感じてしまいます

(私が被害当事者ではないからでしょう)

「罪と罰」ドストエフスキー)の主人公、

ラスコーリニコフの葛藤を思い出して

しまうのです。

しかし、彼に犯罪をするよう仕向けた

背後の人々については

そうした“人間的な葛藤”のカケラすら

感じることはできません。

人生のどこかで彼らの“良心”を捨てるか

落とすかしてしまったからでしょう。

ドストエフスキーも、まさか“良心”をなくした

人間がぞろぞろいる時代がくるとは

想像できなかったのかもしれません。