8月20日

「今までのわれわれは“国民”はわかったが、“人間”なんて殆どわからなかった。ヒューマニズムといってもピンとこやしない。(略)

“非国民”といわれると怒るが、“非人道的”といわれたって身に感じやしない、と僕の友人がよくいった。」 (1946年6月 埴谷雄高)

この戦後間もない時期の言葉を読みながら、現在の日本人の感覚は果たしてどうだろうか?と私は考えてしまいました。