魚屋さんをのぞいたらシマイセエビがありました。その見慣れない姿に興味をひかれ、手にとってみたら、なんと生きていました! 予想もしていなかった面白いモチーフとの出会いにやや興奮気味になった私は、 いざ買うときになってつまらない欲をだし、“触覚の折れてない個体がいい”とリクエストして包んでもらいました。 ところが!これが間違いのもとでした。家で包みを解いてみると、“触覚が立派な個体”は死んでいたのです。 描くにしても食べるにしても、触覚が立派かどうかより「生きているか死んでいるか」のほうがよほど重要です。 このささいな表面に惑わされた私は、自分の視点の甘さに(絵描きとしてのプライドが傷ついて?)腹がたってしかたがありませんでした。 |